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……そんなたくさん、
壊す、
必要なんて ないよ
きっと終わるから
[躊躇いは。
まだ「人」であるがゆえか。
終わりを願っているからか]
[クロエの言葉ににこにこと笑う。
それからダーヴィッドから取り分けてもらった皿を受け取って]
ありがと、ダーヴェ。
[膝の上に皿を乗せた]
[ゲルダの様子に、鸚鵡はこきゅり、と首傾げ。
それでも、その表情に何か思うところがあったか、くるる、と一鳴きして見送った]
それって、あの。
所謂、遭難?
[こちらはこちらで、ゼルギウスの話にぽかん、とした声を上げていたり]
はあ……大変なんだなあ。
[独りきりになった後、いっそ流民に、と自棄を起こしかけた自分を止めた師の気持ちが、妙にわかった]
……助かったこと……って?
家族が増えるのはともかく、はぐれるのはあんたのせーでしょーが。
でもま、何事も経験は大事よね。
[呆れ顔でゼルにツッコミ入れつつも、話の流れがよくわからないなりに同意できる部分には同意した]
ん?
ゲルダは…あー、いってらっしゃい?
アレなら食事取っとこうか?
…まぁ、慣れっこだから。
[ゲルダの姿を見て、着替えるのかな、と推測。続いた労いには、苦笑を返して。]
[視線が合った、ダーヴィッドの言葉。
蒼の瞳で、しばしじいい、と見つめた後]
ん、じゃあ。
デザートまで、残さず食えよ?
[にっこり、笑って。
それから、やって来たローザにや、と言いつつ手を振った]
へー、ブリジットさんはともかくユリアンも料理できるんだ。
美味しそうねー…
って、ブリジットさん大丈夫なの?
うーん、もっと早く降りてくれば良かったなぁ。
手伝いくらいしたのに。
[クロエの言葉に忙しげに瞬きして、しまったなぁ…と]
[着替えにいくらしいゲルダを見送り]
そう、僕が嫌いなんじゃなくて、人参が僕を嫌っているんだ。
努力、か…。
[言い切りながらちらりとユリアンを見た。
それでも結局頷くまでは出来なかった]
そうだな、場を作ったものを壊せば、きっと…
[それを望むのは]
[人に戻るためなのか]
[人狼として解放されるためなのか]
あいつを壊したら、人では居られなくなる。
お前はそれでもいいのか?
あ、ローザちゃんだ。おっつかれさまー。
[やはりゼルギウスの対応のことを思うと労う言葉。
ひら、と手を振り、食事に眼をやる]
野菜美味しいよねぇ。
ここのより、陸で食う方が美味しいのは幾分仕方ないけど。
向こうの採りたての奴とか、同じものかとたまーに思うくらい美味いし、安いし。
[褒められ照れるロミには、微笑を浮かべ。
そして、食べる前には、とブリジットの言いつけどおり]
いっただっきまーっす。
遭難っていえばそうかもしれんなぁ…水の流れが急ではぐれることもあるしな。いつのまにか家族の筏だけ消えてたりするときもあるんだがな
[この気楽でマイペースでいながらも大変というには重々しい雰囲気を出しながらユリアンに頷き]
ん?…いや、単に何かあっても大概は慌てないで済むようになったしな。
どっかのコミュニティの子供が毒キノコ間違って食べたときなんてそれで浅い症状ですんだしな。
その形容詞は、要りませんったら。
……ローザさん、フォーサイスさんが苛めます。
[無自覚な男に溜息をつくと、ツッコミ役たる女性に助けを求めてみた]
ああ、はい、ちょっと零してしまったもので。
それにしても、さすがローザさん。
そんな気が利くあたり、やっぱり惚れちゃいそうです。
でも、人参やセロリは欲しい人にあげてください。
[取っておくとの申し出に、にこにこと笑んだ。
欲しい人、は即ち、欲しくない人の意だが。
軽く手を振ると、小走りに広間を出て行った**]
[取りあえず、自分も食べよう、とテーブルへ。
自作よりも、ブリジット作に手が伸びるのは、やはり他者の手料理にご無沙汰しているが故か。
一通り取り分け、いただきます、と丁寧に一礼する]
ん、ああ。
いつも作ってるからね、自分のと、お師さんの食事と。
[料理できるんだ、というローザの言葉に頷いて。
それからふと、師の事を思う]
……お師さん、ちゃんと食ってるかな……。
いやいや、はぐれるのは俺だけのせいじゃないぞ
…確かに楽団とこからはぐれたのは俺が原因だからローザにそういわれても仕方ないが、両親が置手紙残して忽然と消えてるのは俺のせいじゃないしな
[両親もかなりな流民である]
……んな、真剣にならなくても。
[クロエの様子に、そこまでか、とぽつり。
自分にとっては、たまに手に入る生のニンジンは最高のおやつだったりしたのだが]
そか、筏が小さい分、流れに逆らいきれなかったりするんだな。
[ゼルギウスの説明に、妙に納得しつつ]
あー、対処法がわかってるから、手当てできるって事か。
[それでも、さすがに体得したい、とは思わないわけだが]
[ユリアンに思い切り見つめられ、気圧されたふう。
それでも視線を逸らすことはせず]
お、おう。
人参「は」、好きだから。
残さず食べるとも。
[笑顔に、強張った表情でこっくりこくこく頷いた]
っと、うん。どーいたしまして。
これくらいのこと、可愛いカーラちゃんのためなら、いつだってやるけどねー?
[こちらには、思い切り相好を崩す。
今の、怖い記憶を消去しようとする如くに]
あ。僕も結局任せきりにしちゃった。
手伝いはした方が良かったですよね。
[ローザの言葉に頬を掻く。
ゲルダの言葉は心の平穏のため、言葉通りに取ることにする]
…婆も、どうしてるかな。
もう戻ってきてるだろうけど。
[ユリアンの言葉を聞くと窓の外を見て呟いた]
にんじんが、クロさん嫌いですか?
…クロさん、悪い人じゃないですよ。
[ロミルダは自分の目の前のにんじんに話しかけてみた]
はいです。
でも、陸には野菜嫌いな友達も多かったです。
[ダーヴィッドに頷く。
なんだか重苦しい空気が伝わってきたような気がして、ゼルギウスをちょっと見たりも]
ん?あぁ。
ダーヴィッドさんこそお疲れ様。
ごめんね、結局あたし寝ちゃって。
[ダーヴィッドからの労いはブリジットの件だと推測し、手を合わせて謝罪。
と、ゼルとゲルダのやり取りが耳に入り、ゼルの方へ冗談交じりながら軽く睨み。]
こら、ゼールー。
女性をいじめるなんて男らしくないわよー?
ゲルダはいってらっしゃい。
んじゃ、適当にとりわけとくから。
嫌いなのがあったらあたしに押し付けちゃってね。
[言いつつゲルダに手を振り、栄養の偏りが無い程度に皿に取り分けて置いておいた。]
……流民ってのも大変なんだな。
[ぱく。とアサリを口にしながらしみじみと。
少し行儀が悪い]
そんなに旨いのか、陸の野菜は…セロリは…
まぁいいか。
[新鮮だろうがセロリはセロリである]
ニンジン「は」。
オレンジも、嫌いじゃないよな?
じゃ、そゆことで。
[強張った表情でこくこく頷くダーヴィッドには、再度いい笑顔を向ける。
何でかんで、台所を制する技能者はこんな時に強いのかも知れない]
[恐怖を消去しようと相好を崩すダーヴィッドには気付けないが、自分に対し好意的に思っていることは感じとれて。
嬉しげに微笑みを返す]
ありが、と。
カーラ、とれない、から、うれしい。
[眼の前に置いてもらうか手渡してもらわないと食べることが出来ないため、カルメンにとってはかなりありがたいことである。
置いてある場所さえ分かれば食べることが出来るのだが、それが分からなければ流石に辿り着くのは難しい]
[師を思いやるユリアンの様子に、自分も楽団の皆を思い出し表情を曇らせるが、すぐに微笑み]
2、3日くらいで戻れるだろうし、心配要らないわよきっと。
もし心配ならご近所さんに頼んできておいたら?
[都市の人間なら、多少集会所から出ても大目に見てもらえるだろうと思いつつクロエの方を向いてそちらにもにっこり。]
んじゃ、お手伝い出来なかった者同士、後片付けは一緒にしない?
何もせずにご飯いただくのはなんか申し訳ないしね。
まあ最初から大きい筏一つにしてしまえばよかったんだろうが、小回りきかなかったりコミュニティの端っこに着岸させる時のこと考えると…で、個別で持つことになったんだよな
色々なとこいくといろんなことが起きる可能性がそれだけ高いから、経験は本気で重要なんだよなぁ…いきなり本番と事前知識があるのでは雲泥の差だ…まあそれはどんなことでもそうだろうけどな
[と頷くユリアンに答えつつ、ロミの視線に気づいて軽く首をかしげ]
嫌いなことがあるのも完全に悪いことじゃないんだぞ。そのかわりに好きなものが生まれるってのもあるだろうからな
[実は話題をあまり把握していないため好き嫌いの話題を口にした]
本当、ちゃんとした料理って美味いよね。
[料理を摘み始め、先程のハインリヒ>>625の言葉に同意する]
それにしたって、ただのお伽話以上の何になるってのさ。
ハインリヒのにーさん?
[口の端には、確かに愉しげな笑み]
あ、ここのセロリはともかく、俺向こうのセロリなら生のまんまで齧れる。
[クロエが食べる分を取り分けたなら戻って来るのを待って。
それから食前の挨拶をしてからサンドイッチを手に取る。
今回は皿を膝の上に置いているため、そのまま持ち上げてもぐもぐと食べ始めた。
ひじきは掬い上げて食べるのが難しいため、皿を口まで持って来て、掻き込むようにして少しずつ食べるのだった]
野菜は栄養価満点ですから、なるべく食べたほうがいいですよ?
[色々と聞こえてきた言葉に、こてん、と首をかしげた]
どうしても、魚やお肉だけでは足りない分もありますし。
ちなみに、セロリやひじきは食物繊維が多めなので便秘には持ってこいだよ。
食物繊維で、子供も楽に産めたらいいのになあ。
[便と同じような扱いはどうかと]
あー、うん。
お師さんには、先にここにしばらく居る事になった、って伝えてあるから。
しばらくは、食堂とかで何とかしてくれると思うんだけど。
[ローザの言葉に、一つ、息を吐く]
……むしろ、作らされる周りが心配、かな。
お師さん、色々好みうるさいからさぁ。
[それから、暗い空気を振り払おうとするかのように、明るい声を上げた]
まぁ、それはあんたのせいじゃないわね。
人間どういう風に転ぶかわかんないし。
[ゼルの言葉には頷きを返しつつ、自分も楽団に拾われなかったらどうなってただろう、などと考えて遠い目に。]
[ロミが人参に話しかけるのに、思わず吹き出した]
ああ、まぁ最初から陸にいたら、そんなもんかもねぇ。
感動がないっつーか。
有難味が分かってないんだろーな、ああいうのは。
ま、俺もここ離れるまで、美味い魚の有難味知らんかったし。
つか、同じ魚があんなに不味くなるなんて…な。
[ふ、とちょっと遠い眼をした]
…む…俺…苛めたのか。俺は説明された通り口にしてただけなんだがなぁ
[ローザの軽い睨みも含めた冗談交じりにいわれるが、当人は無自覚な態です。半分本当で半分嘘をいう]
ま、大丈夫だろ。嫌がってるわけじゃないだろうしな
ということで食うかな。
[いただきます。と静かにいって食事を開始]
[ゼルギウスの流民講義?に妙に真面目に聞き入りながら、料理をつつく]
まあ、こうやってコミュニティ形成してても、流れとかで予想外は起こるし。
経験はほんと、大事だよね……。
[妙にしみじみ、呟いていたり]
あ、ブリジットさんご飯作ってくれてありがとね。
身体の方はもういいの?
って…んー、その気持ちはわかるよーな気もするけど…。
[ブリジットの姿を見ると、側に行き。食物繊維で、と言うブリジットに苦笑しながらも頷いて。]
どういたしましてですよ。
にんじんがクロさんを好きになってくれるといいです。
[笑いが乾いてるなんて気がつかずにクロエに言いながら、もきゅもきゅと炒め物などを食べている]
ふぇ。
なんだか大変そうです。
[実はロミルダもそっちの話はあまり把握していないが、ゼルギウスの話に頷いてみた]
そうなのですか?
パパもママも、嫌いはだめってしか言わなかったです。
[続いた言葉にはぱちぱちとまたたいている]
ふむ。
[みんなが、美味しそうに料理を食べてくれているのに楽しそうに見ていたが、自らは食事に手は出さない]
んー。
なんか食べないといけないんだけどなー。
[相変わらず、食欲は全く沸かない。
今は味のあるものすら口にすることが出来ないのかもしれない]
……。
[とりあえず、水を飲んでみた]
[今度は鶏肉を口にして、ダーヴィッドに頷く。
食べるペースが速いのは、空腹以上にまともな食事が久しぶりなせい]
だよなぁ、わかっちゃいるんだけど。
……生で?新鮮ならあの匂いはないのか?
[匂いがダメらしい]
食物繊維なら海草でたっぷり取ってるから大丈夫だ。
[証拠を見せるようにひじきをぱくりと]
[ローザの謝罪には、手をぱたぱたと振って]
あ、いやそっちじゃなくて…。
まあでもそれでもいいか。
俺はそんなに疲れてないし、へーきへーき。
[寝たと聞いたなら、僅かに苦笑を見せるも、気にしないように短く告げる。
何処か迫力のあるユリアンのさまに背筋を凍らせ]
うん、そう人参は。…は?
ああっと、うん。うんっ、オレンジも好きデスヨ?
[苦手なものはまた別にあるらしい。
それをユリアンの前では、口にしないよう内心誓ったとか]
ああ。わかってくれたか。
5歳になるまで親父にあえなかったり、しばらく会えなかった母がこの子はあんたの妹だとか言われたり、いきなりあった姉に世の男には絶望した。とかいわれたりする本当どう転ぶかわからん
[遠い目をしていうローザに、全部本当のことだが冗談めかしていって]
それでもしぶとく元気にいれるからいいっちゃいいんだがな
あー、だからユリアンお料理上手になったのね。
ゼルはもうちょっと女心ってもんを考えなさい。
あたしもさめちゃう前にいただこうかな。
[師が味に煩いとの言葉にくすくすと笑い、ゼルには呆れ混じりの視線を向け。
ゲルダの分の皿をテーブルに置くと、自分の分を取り分けて。魚と野菜が中心なのは一応カロリーを気にしてだろうか。]
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