情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─→アーヴァインの部屋─
[案内をした使用人が部屋を辞して暫く経った後、青年は主の部屋に向かう。
周囲に他の人の姿がないか確かめた後、二度のノックを経て部屋へ]
こんにちは、叔父さん。
[目と耳で来訪者の正体を知った叔父は溜息を吐く。
歓迎されているとは言い難い雰囲気だったが、甥は気にした様子もなく言葉を続ける]
ああ、ヒューバートさん言っておいてくれたんだ?
相変わらず良く働く人だね。うちに欲しいくらいだ。
まあ、それは置いといて……
うん、またなんだ。ごめんね?
[謝意の籠らない言葉と共に、細い目を円くみひらいて、両の口角を対象につり上げる。
先程まで他に向けていた愛想の良い笑顔とは異なる、悪童のような笑み]
金、足りなくなっちゃってさ。貸して欲しいんだ。
[『資料』の話は、最初から名目でしかなかった。
後で先の村人と再会した時の為に、後で適当に見繕うつもりではあるけれども]
ごめんね、他に頼れる人もいないしさ。
父さんも『困った時には叔父さんに頼れ』って言ってたものだから。
[そう言えば相手が何も言えなくなることは知っていた。館を尋ねる時の大体の目的はそれだったからだ。
話はいつも他の者に聞かれないようにしていたが、甥が来る度金庫の中身が消えていることに、館の誰かは気付いているだろうか。
渋々といった態で叔父が頷けば、笑みは他に向けるような愛想の良いものに変わる]
まあ、帰り際にでもよろしく。
折角だし、今日は泊まってくつもりだから。
[機嫌良くひらと手を振って、部屋を後にした]
のんだくれ ケネス が参加しました。
― 村の酒場 ―
ひィッくッ……
[ふもとの村にある、唯一の酒場。
そこでのんだくれているひげ面の男に酒場のマスターは何の表情も見せずにポーカーフェイスな接客を貫いている]
マァスタァー……酒ェ、もう、いっぱいくれや。
[だが酔っ払いとかした男の言葉には流石に首を振った。
それをみて、酔いに染まった男の顔が不機嫌にゆがむ]
ちェ、しけた店だ。
……ィッく…… しかたねェ……アーヴァインんとこにもどって飲みなおすとするかァ……
……ァん? 代金、だァ……?
アーヴァインに、つけといてくれや。
あいつァ、おれに、借りがあるからなァ……
[よろよろと酔っ払った足取りで店をでていく男を、酒場のマスターは、隠しきれなかった苦い視線で見送った]
―広間―
重ね重ね、ありがとうございます…
[ぺこりと一礼して、広間へと入る。
先客が居るのが見えたので、なるべく足音をさせないように隅っこのほうへ…
…最近はすっかりからかわれることもなくなったけど、
それでもやっぱり地味に人は苦手なのだった。]
― ふもとの村・教会 ―
やっぱり、神父さま、いらっしゃるなら後にして下さい。
リックが戻ってきて、誰もいなかったら、きっと泣いてしまいますもの。
ね、神父さま。
わたしもう、10歳ですのよ。
一人でお使いも出来ます。ね。
それにアーヴァインおじさまにも、作っておいたお花のしおりをさしあげたいの。
ハーヴェイおにいさまもいらしていたみたいだもの、わたしからのプレゼント、させてくださいな。
[説得は小一時間。
結局甘い神父が許可を出し、ウェンディは破顔して、手を伸ばす。
めいっぱい背伸びして、首の方へと手をやって]
ありがとうございます、神父さま。
だいすき。
―→広間―
[廊下に出て、先程宛がわれた個室へ向かおうと足を進め。
不意に立ち止まり、顎に手を当てて床を見つめた]
まあ。
一応、顔出しとくか。他の客もいるみたいだし?
[暫しの間を経て、呟く表情は如何にも面倒そうだったけれども。
個室の前を通り過ぎ、向かうのは人の声のする広間]
[酒のにおいが濃い息を吐き出せば、それは白く変わる。
冬が近づいた証拠にこげ茶の目が細まった]
――寒ィなァ……
[冷たい風に首をすくめて。
くたびれた上着の襟にあごをうずめた。
酔っているのがわかりやすいふらふらとした足取りは、それでも間違えることなくアーヴァインの屋敷へと向かっている]
[照れ笑いして神父から離れると、身を翻す。
置いた箒を拾って、道具入れに片付けると、教会の中に入って。
それから、いくつかの持ち物をバスケットに入れて、外に出る。
神父に微笑んで、スカートを摘んで]
もし遅くなってしまったら、また泊めていただくことにします。
それか、アーヴァインおじさまが、泊まっていくようにって言ってくださったら。
それでは、行ってまいります、神父さま。
リックが帰ってきたら、伝えておいてくださいね。
[知らないなんて言っても、二人きりの血族を、気にしないわけもない。神父に挨拶をしてから、教会を出る。
歩くペースは速くはないけれど、ゆっくりと向かう途中、ふらふらする人の姿に気付いて、慌てて駆けよる]
あ、あの、大丈夫ですか? お加減が悪いのでしょうか?
[心配そうにケネスの顔を見上げる。
彼が来てからは、まだ、アーヴァインの屋敷にいったことがなく。
ウェンディを相手に彼の噂をする人もまたいなかったから、思い当たる節もなく、ただ純粋に心配だけを滲ませて]
んァ……?
[酒場で酔っ払っていることがおおい男は、村人からも倦厭されている。
だから駆け寄ってくる軽い足音が聞こえても、まさか声をかけてくるとは思わなくて。
意外な声にひっくりかえった頓狂な声を出す]
……あー……、だァいじょうぶだとも。
[視線を落としてみれば、少女の姿が見えた。
心配している様子に、赤ら顔でぶっきらぼうに答える]
おじょーちゃんが心配するこたァないない。
[酒の匂いに気付いたのは近付いた後。
少しうろたえたけれど、心配そうな様子は崩れなかった]
ですが、足元が、ふらついて。
その、よろしければ、お水を飲まれますか?
[腕に下げたバスケットから、小さな水筒を取り出して。
蓋を開けて、差し出して、首を傾げる]
無理にとは、言いませんけれど。
少しは、楽になるかも、しれませんから……。
―広間―
お強請り、だなんて人聞きが悪いね。ソフィーくん。
[実際“お強請り”したものは別のものであると、問うた相手は知っているのかどうか。
いずれであっても表情には出さず、にこにことしたまま]
欲しい資料がどうしても手に入らなくてね。
ここなら蔵書も多いし、あるかと思ってさ。
[村人に向けたものと同じ言葉を並べ立てた]
こんぐらい、平気だァな……
[酒臭い息を吐き出し。
近づいても尚心配する様子を見せられて、酒に酔った目にわずかに困惑がまじる。
水筒を差し出す親切な行動には、ぼさぼさの髪をかくことで動揺を抑えた]
…… あ゛〜……
まァ……んなら、一口、もらっとくわァ……
[断った後の少女の反応が読めず、というかそこまで思考はまわらず。
断るのも面倒だったためにとりあえず水筒を受け取って、水を一口飲んだ。
ごくりと喉仏が上下して、小さな水筒の中身を一口で半分近くまで減らしてから返した]
ありがとよォ……
[そっけなく返しながら、歩く足はかわらずふらふらと千鳥足]
─ 厨房 ─
……貴方方、何をしているので?
[お湯の追加を準備しようと厨房へ向かうと、生姜の砂糖漬けを持たせた使用人と、もう1人の使用人が何やらこそこそとしていた。
それに気付き声をかけると、2人はびくりと身を強張らせる。
どうやら砂糖漬けをこっそり摘んでいたようだった]
───摘み食いですか。
頂き物とは言え、感心しませんね。
…辛い?
そんなに辛味が強いのですか。
[それでは主や他の来訪客には勧められないな、と。
瞬時に考えるのはそんなこと。
使用人達に関しては、摘み食いをした罰である]
とは言え、頂いたものを無下には出来ませんね…。
何か別の調理に使えないか、考えてみましょう。
[小さく息を吐くと、貰った生姜の砂糖漬けは保管庫に仕舞うよう指示を出し。
2人の使用人にはそれぞれの業務に戻るよう言いつける。
自分もお湯の調達をすると、再び広間へと戻って行った]
たいらな道が続くわけでもないですから。
[受け取ってくれたのに、ほっとして、頬が緩んだ。
少し赤く染めて、水を飲んでいくのを見守って]
良いんです。
神父さまは、おつらそうな方に手を差し伸べるように、って。
そうおっしゃっていましたから。
少しでも、楽に…?
[しかし歩く様子に、困ったように眉を寄せる。
しっかりと水筒をしまいなおして、とこ、と後についていって]
あの、…おじさま。
どちらまで、行かれますか?
ご案内いたします。
─ 広間 ─
[安堵しているらしき様子>>49に、なんだか昔の自分を思い出しつつ]
あ、ぼくは、ソフィー・フェアフィールド。
よろしくね。
[ハーヴェイに答えて名乗るのに、自分も名を告げて]
あれ、違ったの?
[ハーヴェイの言葉>>50には、不思議そうに瞬きしてみせる。
はっきりそれと知っているわけではない、が。
来訪の後の養い親の様子から、単なる『お強請り』でない事は、うっすらと察してはいた。
もっとも、確証もないため、特につつくつもりもないのだが]
確かに、ここの蔵書はすさまじいからね……ぼくには、なんであんなに本ばっかり集められるのか、その理解に苦しむけれど。
未亡人 オードリー が参加しました。
―玄関―
やっと着いた。
今年のは気に入っていただけるかしらね。
[重たそうな鞄を下ろして呼び鈴を鳴らす]
ごきげんよう。
今年も寄らせていただいたわ。
それからこれも。
[毎年の手土産は試飲新種のワイン。
片方の鞄をそのまま預けるように差し出した]
見習いメイド ネリー が参加しました。
─ 屋敷 1階廊下 ─
…今日も、綺麗、ね。
[小さな声でそう言いながら、花瓶の水を換える。
なんでも誉めてあげると良いのよ、と母親に教わった通りに。
屋敷の中に飾ってある花瓶の水換えは、これで最後。]
……あとは、何が、残ってたっけ。
[そう呟いた所に、来客の声。
部屋の準備を手伝いに行くべきかな、と少し思案した。]
これくらいでも。
転んでしまいます。
[困ったように、眉を下げて言う。
吹きだされてはきょとんとし、ゆるく首を傾げて]
それでは、ケネスおじさま。
…だめでしょうか。
わたしは、ウェンディと呼んで下さい。
[呼び方はうかがうように、確認して。
それから続く内容に、それなら、と、微笑みを向けた]
わたしも、アーヴァインおじさまの所に用事があるのです。
よろしければ、一緒に行かせて下さい。
それとも、お邪魔でしょうか…?
[最後の言葉は、顔色を窺うように、しっかりと見上げて声を落として]
─ 広間 ─
[広間に戻ればハーヴェイの姿も見えて。
一礼の後に、お湯を茶器セットの傍へと置いた]
君、この場を頼みますよ。
[来訪客の相手をしたいのは山々であるが、その他業務も疎かには出来ない。
そのため、使用人の1人に広間での持て成しを頼むと、自分は厨房から廊下へと出た]
ハーヴェイさんにソフィーさん、ですね。
[口の中で数回繰り返し、
覚えられたと一人頷く。
見事に性別勘違いしたけど、それには未だ気付かない…**]
─ 屋敷 1階廊下 ─
[自分がやるべき仕事を確認する。
花瓶の水換えは終わった。
屋敷内の掃除もした。
厨房の手伝いはまだ必要ない時間。
つまり、自分の手は空いている。
ルームメイクの方が今頃手が足りないはずだ。]
…ヒューバート様なら、お客様、何名か…解る、かな。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新