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─音楽室─
[そっと、音を立てないように気遣いながら、扉を開けて中を覗き込む]
…………。
[そこにある、漆黒のピアノと、その前に佇む蒼い髪と。
その組み合わせはやや意外だったためか、つい、声が出そうになったが、一先ず抑え。
カーバンクルにも、声を上げるな、と身振りで示しておく]
[時折途切れがちではあるが、その旋律に耳を傾けつつ]
しかし、一体誰が弾いておるのやら…
[昨夜居合わせた者達の姿を思い浮かべてまた首を傾げる]
……見に行った方が早いかの。
知った所でどうなるものでもなかろうが。
[そう呟くと本を置いて立ち上がり、音の聞こえる方へ、と]
――→音楽室――
[辿り着いた先には既に先客があり、無言で中を伺う様子に]
……どうしましたかな?
[と、極力抑えた声で訊ねる。
肩に乗ったそれが「静かに」と言いたげに此方を見るのには気付かなかったが]
―庭園―
執事さんが庭を手入れするなんて、庭師さんはやめてしまったの?
邪魔をしてごめんなさい。
終わったところ、だったなら良かったのかしら。
[広げられた片手を追い、見る風景に彼女の色づいた口唇が微笑みに]
いつ見ても、綺麗。
満開になったら、きっともっと綺麗なんでしょうけど。
そのときが、楽しみね。
[アーベルに、声をかけていいものか、ちょっと悩んでいた所に声をかけられ]
あ、いや……。
何となく、邪魔しちゃまずいかな、何て思いまして。
[一つ、瞬いてからこう答える。
その肩からカーバンクルがぴょん、と飛び降り、とてとてとピアノの方へ]
[ふわり、主音に触れて。静かに響く低音に柔い弧を浮かべる。
弾くように、上主音、中音。と室内に響き。]
[…ふと。ピアノへと近寄るカーバンクルが視界の端に入る。
そうして漸く金髪の青年と老人の訪れに気付けば、僅かに目を見開いて。
何処か狼狽たえた様に視線が一瞬彷徨えば、僅かに口を開く]
…ぁー、と。
……コンニチハ。
[もっと言う事はあるだろーに]
ええ、体調の方を崩してしまいまして。
次の者が来るまでは私の担当になっています、
前任者に比べれば未熟でお恥ずかしい限りですが。
[先の問いかけには小さく頷いて肯定の意を示すも、
邪魔を、と言われればとんでもないとばかり、首を振った]
いいえ、お客様の為とあらば。
[柔らかく微笑みを浮かべながら、
彼女が観望しやすいよう、一歩横へと退く]
そうですね。
後数日もすれば見頃になるでしょうか。
赤や黄の薔薇も美しいですが、
この黒と白のコントラストは他では見られないかと。
[アーベルから投げかけられた言葉に何か言う前に、そちらに近づいたカーバンクルがみゅう、と元気良く鳴いて尻尾を振る。
その様子に何となく、苦笑しながら音楽室の中へと足を踏み入れて]
ん、こんにちは。
……邪魔したかな?
[にこりと笑いつつ、こんな問いを投げかけて]
やー、全然。
戯れに弾いてただけだし。
[カーバンクルが尻尾を振る様子に、へらりと笑みを返しつつ。
はた、と気付いた様に首を傾げれば、]
そーいえばお揃いで…何か探しに来てた?
[俺の方が邪魔してた?、と僅か慌てたように席を立って。
まさか、音が零れてたとか音を辿られてたとか、思いも寄らない。]
[どのような想いがこめられているのか。
それには興味がある。
宝石なども綺麗は綺麗だが。あまり興味はわかない。
デザインが美麗なのもそれはそれでいいが、ただただ豪奢なだけなものは見ていて気持ちが萎える
それとは逆で、イレーネの作るランプはこっそり...のお気に入りだったりする。
最もそれを口にも態度にも出したことは無いけれど
そういう意味では全部とは言わないが、ここの邸の主の趣向は悪くないなと思う。
ホールにあったのをいくつか見ただけの評価ではあるが。
ならばオルゴールも楽しみにしていいかもしれないと考えつつ]
……ちょっと腹減った。
[露骨に現実的欲求が広まっていった]
[エーリッヒの肩から下りたそれに気付いてか、戦慄の主が此方に目を向け声を掛けてくるのに若干苦笑を浮かべ]
こんにちは。
いや、これは驚きましたな。
[それを奏でていたのが、他でもないアーベルであった事に少しばかりの驚きは隠せずに]
大変ね。
体調を崩してしまった、って、大丈夫かしら?
未熟なんてとんでもないわ、とても綺麗。
[黒と白の薔薇に見入っていた彼女は、視線を戻して微笑みかけた]
数日後、楽しみね。
ここしか見れないから、この季節に、招待状をくれて嬉しかったわ。
探してたと言えば、探してたかな?
[アーベルの問いに、ほんの僅か、表情に悪戯っぽいものが宿るか]
ローゼが、音がどこから聴こえるのか知りたいって、せがむんで、探し回った結果、ここにたどり着いたんだから。
[とりあえず着替える。
別に洒落た服装など着替えない。
そもそもそんなものはもっていないし、あっても着ないだろう。
それほど代わり映えしない格好になって。]
よーし。朝食だー
[時間的には昼食というほうが正しいのだが、...にとって起きたときが朝で寝るときが夜だ。
日の昇り降りなど関係ない
とりあえずホールへと移動することにした]
そうですな、恐らくは其方のお方と同じ理由でしょうな。
[探し物、との問いにはそう答え]
この邸で、この音色を聞くとは思わなんだがの。
[続く言葉は小さく、呟いて]
[エーリッヒの言葉の意味を辿りきれば、目を見開いて。
漏洩の事実を悟れば、何処か乾いた笑いが零れる。
思わず、今更はぐらかす様にぱたり、と鍵盤の蓋を閉じて]
……あははは。…や、聞き苦しいものを。
少し前に齧った程度で。とても聞かせられるものでは。
[老人の言葉に、へらりと笑みを浮かべつつ。]
元々、かなりの高齢でしたから。
今は、実家で娘夫婦と共に暮らしているそうですよ。
一ヶ月程前、現状を伝える手紙が来ておりました。
[世間話をしながらも、客人から賛辞を受ければ丁寧に礼を、
微笑を受ければ、似たような、けれどやはり形式的な笑みを返す]
ええ、本当に。
私としても、お客様に御覧頂けるのは嬉しく思います。
宜しければ一輪、お部屋にお飾りしましょうか?
―ホール―
[ホールにやってきた。
だがなんともなれないものだ。使用人に世話はもちろん食事の一つを頼むのもなんとも慣れない。勝手に並べられていたら楽なのだが、それは晩餐ぐらいなのだろう。
いっそ、厨房と材料だけ借りて自力で作ったほうが気が楽だとか。地味に窮屈な思いをしながら、さすがにそれは駄目だろうと諦め。
そこにいた使用人…サクヤとかいったか。ぎこちなく食事を頼む。
そんな姿をアーベルに見られずにいて心底良かったと思う。]
[鍵盤が閉じられる様子に、カーバンクルはやや、不満げな声を上げて尻尾を振る]
ローゼ、わがまま言うな?
[もっと聴きたいのにー、という訴えを苦笑まじりに諌めつつ、周囲を見回して]
それにしても、こんな部屋があったんだなあ。
俺、書庫と庭くらいしか行かないから、今まで気がつかなかったよ。
そうね。
元気になっているのなら良いけれど。
無理をさせてしまうのは、よくないものね。
[有能な執事の態度に、彼女はくすくすと笑みをこぼす]
でも、手折ってしまうのはかわいそうよ。
ここに咲いていたほうが、綺麗で、生きていられるもの。
だからもらうことはできないわ。
[アーベルが笑いながらさらりと言うのに、いやいや、と笑い返し]
そうは聴こえませんでしたがの。
それなりに弾きこなせなければああはいきませんぞ?
[エーリッヒが部屋を見回し呟く声にふと気付き]
其方の方はご存知ではありませんでしたかの…?
[そう口にした後で考え込む。
話しても良いものかと悩むような仕草で]
うん、俺も知らなかった。
ぶらりと彷徨ってたら、さっき初めて見つけてさ。
[思わず無断で、とエーリッヒの言葉にへらりと笑いつつ。
老人の言葉に、有難う御座います、と会釈を返して。]
いえ、まだまだ…堂々と誰かに聞かせられる程では。
弾いたのも随分久方ですし。
…また、誰も居ないときにな?
[大分鈍ってました、と。苦笑交じりに呟いて。
カーバンクルの不満げな声に、僅か肩を竦めればしゃがみ込んで。]
ええ。
曰く、「第二の人生」を楽しんでいるそうですから。
[かわいそうだと言う客人の言葉に、改めて花を見やる。
蕾を綻ばせた花は、朝に注いだ滴もすっかりと乾いて、
今は陽の光を受け、静かに其処に佇んでいた]
そうですね、申し訳御座いません。
貴女様には白の薔薇がお似合いになるかと思い、
つい、差し出がましい事を。
[謝罪の言葉を述べて、深々と頭を下げる。
顔を見せる時には、再び笑みが浮かんでいたが]
ナターリエ様は、お優しいのですね。
『気まずい…』
[運ばれてきて並べられた食事。
形式ばった一礼をして去っていった。サクヤという女性使用人。
だがその後も他の数人の使用人が幾度もホールを行き交っている。
どうやら明日の食事会の準備で忙しいのだろう。
そんな中一人ぼけっとしているのが……
それでも食事はしっかり取っている辺りやはり図太そうだ]
ええ、全く。
俺は専ら、書庫に世話になってましたからね。
それに、楽器は……不得手ですから。
……何か、訳ありなんですか、この部屋?
[ザムエルの問いに頷いて答えつつ、不自然に途切れたようなその言葉に不思議そうに瞬く]
……無断って……まあ、御大なら気にしない……かな?
[アーベルの言葉には、どこか呆れたように。
カーバンクルは、投げかけられた言葉に嬉しそうにみゅう! と鳴いて、尻尾をぱたぱたと]
―――思わず、懐かしくなって。
気付けば弾いてたんだ。
[オストワルト氏なら、許してくれるかと思って。
青年の言葉に肩を竦めながらも、カーバンクルの反応を見ればへらり笑んで。
と、老人の言葉に、瞬きを僅か繰り返しそちらへと視線を向ける。]
働き詰めだったものね。
娘さんたちに優しくしてもらっているのかしら。
[その視線を追い、光に白を際立たせる花を見る]
まあ、ありがとう。
でも別に優しくはないわ?
あなたはやっぱり、口がお上手
[くすくすと笑って]
白い薔薇も、
黒い薔薇も、
どちらもここにあるから、綺麗なのでしょうね。
[この部屋について問われ、ほんの少し迷った後に口を開く]
この部屋は、ギュンターが奥方の為に作った部屋なのですよ。
……と言っても、かなり前に亡くなっていましてな。
まぁ、ワシも少し聞いただけで詳しい話までは知らんのですが。
その…思い出の部屋、と言うわけでしょうな。
[それだけを語ると後は口を閉ざして]
[そのようです、と以前に送られてきた手紙を思い返しながら答え、
白に包まれた手は白の花に触れようとして、途中で止められる]
いいえ、フラウ、そのような事は。
私は自分の思うままに述べたまでですから。
[柔らかいながらも仮面のような微笑を宿した表情からは、
その言葉が真意か否かは、掴み取れまいか]
そうかもしれません。
あるべき物は、あるべき場所に――
[一瞬、モノクルの奥の孔雀石が眇められるが、すぐに戻り]
もし、他に何処か御覧になりたいところがあれば、
御案内させて頂きますが。
……懐かしく……?
[アーベルの言葉に疑問を感じるものの、それ以上踏み込んでよいのかどうかは躊躇われて。
そこに更に、ザムエルから思いも寄らない説明を受ければ、何となく言葉に困るものの]
……そうなんですか。
[そう、小さく呟くに止めておく。
それ以上は踏み込むべき領域ではないと、そう、判断したから]
[食事会の準備、そしてお披露目会の準備で屋敷の召使いたちはてんやわんやである
そんな中、ユーディットも例外でなく屋敷の中を東奔西走していたが]
……ピアノの音? いったい誰が
[そう呟くものの、まだやるべきことは山積み。軽く頭を振ると再び準備の続きに取り掛かった]
……大したことじゃないよ、
こっちに戻ってきてから、全然触れてなかっただけで。
[エーリッヒの呟きに、小さく笑みながら言葉を返して。
老人の話に、驚いたように目を見開き。僅か眉を寄せる。]
…ぁー…。そりゃ…
勝手に触ったら…マズかったかな。
良かったこと。
[途中で止まったその手に、答えに、彼女は執事に苦笑する。]
困らせてしまった?
ふふ、それじゃあ、受け取っておくわ。
――あるべきものは、あるべきばしょに?
[尋ねるように言葉を返して]
そうね、大丈夫よ。
でもあなたは、疲れているのではない?
…もしよろしければ、何か、お飲みになる?
作ってもいいなら、ご馳走するわ?
[少しいたずらっぽく、そう言う。
有能な執事は、その申し出にのれるのだろうか?]
[黙りこむエーリッヒに顔を向けて]
音楽が好きな人だったとギュンターは言ってましたがの。
まぁ、そう余り気になさいますな。
あぁ、ワシが話したということはどうか内緒にお願いしますぞ?
[と、ばつが悪そうに軽く笑って]
……ん……あ……ああ。
[ほんの一瞬、何か、別の事に意識を囚われてでもいたのか、アーベルへの返答はやや遅れ]
そう、なんだ。
[ゆっくりと上げる顔を、カーバンクルがどこか心配そうに見上げる。
それに、何でもないよ、と笑って答えて]
……とはいえ、使われないものは、朽ちるのも早いから……な。
誰にも触れられないよりは、生かされた方がいいんじゃない……かな?
[どこか途切れがちにこう言ってから。
ザムエルの言葉に、はい、と頷く]
いやいや…
アーベルさんでしたか?
ギュンターはそういうことは気にしない奴ですしの。
鍵が掛かっていないのは弾いても構わないという事でしょう。
それに、たまに弾いてもらった方がピアノも喜ぶだろうとおもいますがの。
いいえ。
無理に押しつけるつもりは御座いません。
それに、確りと咲き切ってからの方が、
よりお似合いかもしれない、とも思いますから。
[指先は空気を撫ぜるのみで、ゆっくり其処から離れる。
問いかけのような声には、変わらず薄い笑みを湛えたままに]
そのように、思っただけです。
この世に存在する全てのものには、
己の在るべき場所、還るべき場所があるのではないか、と。
[捉えどころのない、余計に謎かけのような言葉を返し、
悪戯っぽい台詞にも動じる事はなく]
フラウの手料理が頂けるとは、この身に余る光栄です。
ですが、生憎と現在は食事会の準備の最中で、お客様にお見せ出来るような状態ではありませんので。申し訳御座いません。
御同伴のお誘いとあらば、私めで宜しければ、お受けさせて頂きましょう。
[澱みなく言い終えると、目を伏せて儀礼的な一礼を]
…ん、そう。
[返事遅らせ、金の髪を揺らす青年の様子に、
僅か眉を顰めるものの、問い詰める事はせずに。
続く言葉に、そだな。と短く頷いて。
老人の言葉が続けば、ふわと笑みを向ける。]
……あぁ、それなら、良いんですけど。
もし、これも思い出の品なら…触れられる事に抵抗を見せる人も居ますから。
[黒塗りのピアノを、そぅと撫ぜて。
小さく息を吐けば、思い出したように顔を上げる。]
あぁ…俺、部屋に戻ります。
これ以上人に囲まれると、恥ずかしくって弾けないんで。
/中/
そして、そろそろ離席します。
次出てくるのは…ちょっと遅いかも。22時半頃?
ちなみに、潜伏でもCOでもどちらでも対応は可能なので
そこら辺はママンにお任せ(笑)両潜伏でもいいですし。
御座なりですが、設定組んだら此方はどうやら魔に憑かれている様子。
憑かれているのを知っているか知らないか…は、
赤の兼ね合いで決めようかと思いま。(多分知ってた方が動きやすい)
んでは、また夜にノシ
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