情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―― 宿泊施設・アーベルの部屋の前 ――
[辿り着いた部屋の戸を思い切り叩く。]
アーベルさん、起きて!
団長さんが、ギュンターさんが……!!
[女性たちを怖がらせないようにと、そう思っていたけれど。
その声と、戸を叩く音は、客室全てに届くだろう。**]
いってらっしゃい。
…あまり無理はしないでね。
[そうして食事が終わって図書室に向かう彼を見送る。
幼馴染はあの本を読んで何を思うのだろう。
どうかギュンターのようにならないで。
──そう願ってしまうのは、手立てが見付かっていない今も、皆で疑い合いたくないからだ。]
[その日は食事には顔を出したものの、部屋に閉じ籠もりがちだった。
けれど誰かに声を掛けられれば、応じるだろう。
気を逸らすように初日に借りた本の頁を手繰ってみたが、ちっとも内容が頭に入って来ない。
窓から見える雪は塞ぐ心を一層重くする。
そうして夜になれば、祈るように絵本を抱き締めて深呼吸を繰り返した。]
…大丈夫…。
[そう自分に言い聞かせて、目を閉じる。*]
…ユリアン、
ギュンターさんに何があったの。
[震える心を奮い立たせて問えば、彼が死んだという事が聞けただろうか。
口ごもるようならば、強い視線を向けて教えてくれるように強請る。]
[覚悟はしていたものの、言葉で知らされれば頭の中が真っ白になった。]
うそ、 うそだ…。
[彼の方針には反対だったが、死んで欲しいわけではなかった。
女は青褪めた顔のまま、彼が倒れているだろう場所にふらふらと向かおうとした。*]
─ 宿泊施設・厨房 ─
[いつもと変わらぬ手際を崩さず作り上げていくのは野菜と豆のスープに、玉ねぎとベーコンのキッシュ。
あとはソーセージを茹でたものと、アプフェルクーヘン]
食べたい時に食べられるようにしときゃ、当面問題ないでしょ。
[そんな思考もあったから、パンやチーズもわかりやすい場所に用意しておいて。
食事の準備が済むと、外回りで目を付けておいた部分の修繕や補強に時間を費やした]
……普段からの補強は大事、って、ホントだね、おっちゃん。
[途中、ぽつりと零れた呟きと、ほんの一瞬翳りを宿した蒼の瞳は、修繕の手伝いを頼んだりしたユリアンには気づかれたかも知れないが。
基本的には、いつもと同じ、あかるい平静を崩さぬままに動いていた]
─ 宿泊施設・個室 ─
……っかし、まー。
[その日も暮れて、部屋に戻った後。
窓辺で空を見上げながら落とすのは、小さな呟き]
『双花』を認識したとなると……抑えるのは難しそうねー。
団長さんてば、そこらわかってんのかなぁ。
わかってやってるんだとしたら、ある意味真正だわ。
[実際の所はどうなのか、それを確かめる事はないけれど]
……月のいとし子さん、どーおなさいますかなっと?
[そこも自分には計り知れない所だから、今は思考の里に置いて。
動き回った疲れを癒すべく、眠りに就き]
─ 宿泊施設・厨房 ─
[優しい、と言われてアーベル>>14を見て首を傾ぐ。
問い返しても、言葉通りだと返るだけで、その真意は測れなかった]
分かりました、後はお願いします。
[下処理を終え、後をアーベルに託してナターリエは自分の勤めへと戻る]
─ 教会 ─
[皆を取り巻く空気はどことなく暗い。
あんな話を聞いたのだから無理も無かった。
その中でやるべき勤めがあるのは、気を紛らわすには最適で。
食事時まで白猫を引き連れ作業を続けていた]
確か、綴り直さなければいけない本もありましたね…。
[長年置かれた、良く読まれる本は傷みも早い。
本来であれば専門の職人に頼むところなのだが、それが出来ない時は応急処置として自分で綴り直すことがあった。
それに手をつけたり、定時の祈りを捧げたりで時間は過ぎていく]
[食事時は白猫と共に広間に顔を出す。
食欲はまだ何とかなるようで、アーベルが用意してくれた料理をありがたく頂いた。
その後はやはり教会へと戻り作業を続ける。
皆もそれぞれで時を過ごしたようだった]
主よ、私達をお導きください ───
[悪夢を祓い、正しき道を進めるように。
眠る前の祈りはやはり長く捧げられた*]
―― 宿泊施設・アーベルの部屋の前 ――
[他を起こさないようになんて考えていながら、行動は逆にそれをみんなに知らせるように。
思い切り戸を叩く音と声に、起きたばかりらしいアーベルが顔を見せれば>>44
走って乱れた息を落ち着かせようと一度息を吐いて]
あ、アーベルさん、団長さんが……
死んで……殺されてた……首を、折られて……
『聖花』がなくなってた。
[見つけたときの様子と場所を手短に伝える。
それは同じように顔を見せたノーラにも聞こえたようで>>40
ふらふらと現場に向かおうとするのに駆け寄って>>41]
見ないほうがいいと思う……管理人さんほどじゃないけど
あれは、人に出来ることじゃないから。
でも、一つはっきりしたよ……人狼は本当にこの中にいるって。
だから、見つけて殺さなきゃ……ギュンターさんの代わりに。
[さらりと、思った以上に自然にその言葉を口にしていた。*]
ー 手記 ー
『まだ少し混乱しているから
頭の整理も兼ねて、今日もあった事を書き留めておく』
『全部終わったら、この手帳は燃やしてしまおう』
『今日図書室で見せてもらった本によれば、あたしは月のいとしご、とやらになるみたいだ』
『それだけ聞いたら神聖な生き物みたいな呼び方で、ちょっと笑いたくなった』
『ホントはおぞましいバケモノなのにね』
『ともかく、図書室の本を色々見たけれど、人狼になった者を″治す″方法は載ってなかった』
『物語は大体が、悪い狼を倒して終わり』
『それが皆にとってのハッピーエンド』
『現実もそれが、一番いいのかもしれない、けど』
『じわじわ締め付けられるみたいに、嫌な感じがする』
『皆食い尽くして逃げてしまえって』
『多分これは、本能ってやつだーー人狼の』
『まったく、面倒なことになった』
『まあ、でも、他に手段がないなら
仕方がないから、受け入れることにする』
『これからあたしはみんなの、
そして皆があたしの″敵″になる』
……とりあえず、そのままにはできないし。
団長さんもどこかに安置しないと、まずいかな。
[は、と一つ息を吐いて、口にするのは現実的な問題]
……なんにしても、女の人にはきつそうだし。
広間でお茶とか用意しててくれると、ありがたいんだけどなー。
[やや、軽い調子の言葉はノーラへと向いたものだが、声は届いたか。*]
─ 教会・私室 ─
[早朝、いつも目覚める時間帯。
目覚める間際、ナターリエは瞼の奥で不思議な光景を見た]
[何もない、真白で広い空間の中。
一人佇むナターリエの頭上から、ひかりの欠片が零れてくる。
天より落つるそれは神の威光の欠片にも似て、差し出したナターリエの両手にふわりと降り立った]
[ひかりの欠片はしばし手の中で明滅し、不意に宙へと飛び上がる。
欠片が舞う先、ナターリエしかいなかった真白の空間に、人影が一つ浮かび上がっていた。
見覚えのある後姿。
この教会に来た時から頼っていたひと。
ひかりの欠片は彼の傍で強く光り、真白の空間に文字通りの影を浮かび上がらせた]
───……今のは、
[目覚めてしばし、ベッドから起き上がらぬままに小さく呟く。
はきとした夢の内容に、驚きと若干のだるさを覚えていた]
どうして、そんなことが、
[自分には分かるのだろうか。
アーベルがひとであると、『人狼』ではないと、夢は示していた。
自分自身が分からない]
『人狼』が、誰か、分かる ────
[確か、御伽噺にもそんな存在がいたはず。
見出す者、そう呼ばれていたか]
ああ、主よ……
[身を起こし、青い顔で祈りを捧げる。
神より賜った力、そう思えもしたが、その力が恐ろしくも感じた。
『人狼』を暴く力、即ち、皆の中に『人狼』がいることを示す力であったからだ]
[直ぐにはベッドから動けず、震える手が祈りの形を取り続ける。
目覚めた白猫がベッドの上に飛び上がり、なぁー、と鳴いてナターリエと擦り寄った。
その温もりにようやく意識が白猫へと向く]
ライフ……
[手を解き、白猫をゆっくりと撫で続けた。
しばらく続けていると、徐々に落ち着いて来た]
…団長さんに、お伝えしないと。
[彼ならば何か知っているはずだから、と。
ベッドから降りて着替え、白猫を抱えて私室を出た*]
― 真夜中 ―
[自衛団長の使っていた部屋。
机の上には中央協会から受けたという書簡と、人狼伝説に関する本。]
[それを眺めながら、ふと何かに気付いて頬に手を触れ、
そこについていたものを、ぺろりと赤い舌が舐めた。]
―宿泊施設・アーベルの部屋前―
[>>50幼馴染みが部屋から顔を出したアーベルに言い募るのが聞こえた。
ギュンターは首を折られて死んだという。
そして聖花がなくなっていたと。
それが‘欠落’しているという事ならば、人の仕業だとは思えない。
ふらふらと、ギュンターの姿を探しに向かおうとすれば、>>51こちらに寄ってくる気配がした。
反射的に振り返ったが、彼の紡いだ言葉に女は榛色を瞠目させる。]
…ユリアン、貴方
自分が何を言ってるか分かってる…?
[その声は震えていた。
心臓が冷える心地がする。
屋内にいるというのに凍えてしまう。
殺さなくては、と彼は確かに言った。]
疑わしい人を、村の仲間を貴方は殺せるの。
…疑わしかったら、私だって殺せる?
[目の前にいるのは誰だ。
少なくとも、己の知っている幼馴染みはそんな事を言う人ではなかった。]
…貴方にだけは、そんな残酷な事言って欲しくなかった。
[これは、感情だ。
理屈も何もない。
アーベルの言葉が、ゲルダの声が聞こえた。
そのまま高ぶりそうだった女は我に返る。]
──分かった。
でも後で顔くらいは見せて欲しい。
それくらいはいいでしょう?
[これ以上一緒にいれば抑えが効かなくなってしまいそうで、女はその場から、ユリアンから離れようと足早に歩いていく。
向かう先は、広間。
それはアーベルの言葉に叶う事になったか。*]
─ 教会-宿泊施設間廊下 ─
[朝の勤めである祈りだけ、教会の祭壇前で捧げ、掃除等の日課を後回しにして宿泊施設へと向かう。
いつも通る渡り廊下へと差し掛かった時、ナターリエは明らかな違和感に気付いた]
………そん、な、
[それは昨日、地下室で見たものと似た光景。
既に誰かが見つけたのか、毛布が一部捲れていた>>33]
団長、さん、 っ、
[それ以上言葉が続かない。
抱えた白猫に縋るように、手に力が籠もった]
[しばらく立ち尽くしていたが、そろ、と毛布がかけられたものへと歩み寄る。
あらぬ方向へと曲がった首、削り取られた肉片。
吐き出すものがなかったのは幸いだったことだろう。
ふらりと眩暈がして、廊下の壁に身を寄せた]
管理人さんが、襲われて、団長さんが、襲われて、
次は、 ……
[そこまで考えて、頭を振った。
次を出してはいけない。
出さないようにしなければいけない]
[どうやって?]
[感情とは裏腹に、思考は答えを導き出す。
その答えを、意識から追い出すことは出来なかった]
―― 宿泊施設・アーベルの部屋の前 ――
[ノーラに告げた言葉は、彼女からすれば意外だっただろう。
昨日話を聞いたときは「嫌だ」と口にしていたのだから。
だけど、今の自分はそうする事が当然だと思っている。]
わかってる、ちゃんと。
うん、できれば誰も殺したくないよ。
でも、それが俺の役目なんだ……花が、あるから。
[ノーラが人狼かもしれないとか、それは考えていなかった。
それは、アーベルにも、遅れて顔を見せたゲルダ>>60にも聞こえたか。
小さく、アーベルが呟く声が聞こえた>>52]
[とにかく皆と合流しようと、毛布を避けるように移動しかけて、ふと足を止める。
団長の骸の傍にしゃがみ込み、白猫を床に下ろして両手を祈りの形に組んだ]
主よ、────
[捧げるのは、魂の安寧を願う祈り*]
そう、あの人の代わりに。
[短い声は、あの時のギュンターと同じ意思を持って。
自分でもおかしいとは思うけれど。
その強い思いは、アーベルの声で薄れて普段の自分が引き戻される。>>53]
あ、そうだね。
俺も手伝うよ。昨日は全部任せちゃったし。
[そのままにしておけないという声に同意してノーラを見た。
アーベルの意図に気付いたか、離れて行く姿を目だけで追って。>>63]
そういう事だからさ、その……ノーラのこと、頼むね。
[ゲルダにも同じ事を頼むのに>>64自分も同意して
厨房に向かう姿にそう頼んだ。*]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新