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エーリッヒも苦労してるんだね。
ハーブティーでも飲む?
落ち着くのを淹れてあげようか。
[クレメンスが声をかけたエーリッヒへと視線を向けて、そんな言葉を投げる]
―広間―
あ、……うん。
[フォルカーが席を立つのに、身を浮かしかけて]
[けれども少し迷ったあとで、結局また座り込んだ]
[そうしているうちに、エーリッヒと団長の会話が聞こえてくる]
……高、波?
[窓の外を見る]
[外のことまで気に掛ける余裕など、今までなかった為に]
ほんとだ。
天気、悪い……
[眉が寄った]
[広間に現れたリートへ翡翠を向けたのは、一瞬]
今はダメだぞ?
人がはけるまで我慢してくれ。
[感情を抑え込んでいるようなリートへ、一応忠告を向ける。
ここで事を起こしたら即バレだからな。
オレは先に喰らってたのもあって、そこまで衝動は起きてなかったけど。
衝動が連鎖することもあると聞かされていたから、引き摺られ過ぎないよう心を強く持つことにした。
ここでオレまで引き摺られたら、リートも抑えなく爆発しかねないしな。
衝動の相互連鎖ってやつだ]
高波…ということは、やっぱり嵐が近付いているのね。
…ヴァルター達、大丈夫かしら…
[エーリッヒと団長の会話に、また窓の外に視線を向けて眉をひそめ屋敷を守ってくれているはずの執事達を案じた。
クレメンス達が集まって何かを話しているのは見えたものの、何を話しているかまでは解らず。
三人の表情から、何を話されているのかしらと不思議に思ったもののゼルから大丈夫>>17といわれると、思わずふふ、と笑みが零れた。]
もう、ゼルったら。
[つい笑ってしまって、言葉が続けられず。
エルゼにはもう一度ごめんなさい、と謝ったけれど笑み混じりのそれは先程よりも軽いものだった。]
―広間―
[殺すのなんの、との会話には眉をひそめただけ。
他にも朱の花という単語が聞こえた気がする。
そちらの話も流れが分からずに、戸惑ったようにクレムを見て。
けれど人の集まっている場所で聞くのも躊躇われて、カウンターの所にいるナータの方に近づいた]
どうしたの。
[考え事も悩み事もこんな状況では多いだろうけれど。
そっと声をかけた]
―広間―
[カウンターで突っ伏すエーリッヒ>>20にきょととする。
義兄の労い>>23とそれに対する応え>>27が聞こえた]
難儀ですね。
[何がとも誰がとも言わずポツと紡ぎ]
エーリッヒさんが理解しているから
彼の方はそれに甘えておられるのかもしれませんよ。
[彼の苦笑いを横目に呟いて]
ほら、本当に怒ってるときはああなるしな。
[とブリジット>>32に良い笑顔のエルゼ>>25を指し示してみせたりする。
まあそうでなくとも、エルゼが怒りを後々まで残すタイプだとは少なくとも...は思っていないのでどちらにしろ大丈夫だろうなんてのは本心ではある。
ちなみにアーベルとの出来事について、ブリジットが謝罪するという考えについてはまるっと抜けていた。]
[ゼルのお陰で笑顔にはなったものの、エーリッヒがカウンターに移動したのを見ると大丈夫かしら、と団長とエーリッヒの様子を交互に見た。
そこにかけられた声>>28に、きょとと瞬きをしたもののすぐに誰かわかって笑顔に戻った。
視線を動かせば少し離れたところに彼女の妹の姿もあり。]
あ、フォルカーちゃん。
エーファちゃんも、一緒ね。
─食べるもの?
あぁ、それなら厨房にまだ用意されているはずよ。
確かスープも残って…あ、スープは温め直さないと駄目かしら。
[アーベルのことだから多分人数分は用意しているだろうと思い、立ち上がって厨房へ向かおうと。]
分かってる。
手当たり次第に喰らいたいわけじゃないから。
[一瞬だけ翡翠とも絡んだ金は深い緑へと戻る。
忠告をもらえなければあるいはの危険もあったかもしれないが、衝動は一度深く沈んでいった]
あーあ。
でも早く一人になってくれないかなぁ。
[けれど火は消えたわけでなく。
燠のように深く深くで燻っている。
焦がれるようなコエはまだ甘い]
[ライヒアルトの姿が見えれば綻ぶような笑みが浮かぶ。
問われた事>>33にこと、と一度首を傾げ]
ああ。
お風呂を使わせて貰おうかと思ったのだけど……
此処には一つきりしかないのよね。
入るタイミングが難しいな、なんて……
[孤児院では子供達の世話という名目で一緒に入ったりもしていて
共同生活という点では同じであるが
宿での生活はなかなか慣れぬことらしい。
ほぅ、と吐息を零してささやかなる悩みを打ち明ける]
─広間 暖炉傍─
わざとじゃないのは分かってるよ。
子供の時の話だしな。
[ゼルギウスの目が泳ぐ様子>>29を見て、オレは軽く肩を竦めた。
オレがコイツのお袋さんにエルザちゃん呼びされる原因にはなったが、コイツの場合はホントに悪気は無かったようだからな。
悪意あって言うアレとは大違いで。
そう言うのが分かってたから、オレは声を荒げることはしない。
ゼルギウスの言葉を受けて笑うブリジット>>32を見ると、少しかくりと首を落とした]
笑わないでくれるかなぁ?
これでも切実なんよ、ホントに。
[女と間違われて変質者に追っかけられたり、迫ってきた相手をぼこぼこにしたり、色々あんのよ]
そっか、ありがとうブリジット。
[ブリジットと話す分には特にいらいらすることもなく、自分でもよくわからなかった。
厨房にと、席を立とうとする様子には]
ああ、いいよ俺一人でできるし。
話の途中だったんだろ?
[ゼルギウスと会話をしていたようなのでそう言って一人で厨房に向かおうとした]
[クレムに首を傾げられると、深緑は心配そうに見つめ返した。
エーリに頼まれたけれど自分では見つけられなかった資料を、どこにあるか教えてくれたのはクレムだ。
だからクレムもまた双花の役割やその危険性については知っているはずで。なのに家系に多く出るだなんて言うとは]
危険じゃないか。
[大きな声では言えないから、独り言のように唇を動かした]
[外の荒れが窓から宿の中へと伝わる。
ガタガタと鳴る窓を見遣れば心配になるのは子供達の事]
――…あの子たち、怖がってないかしら。
泣いてはいないかしら。
[ゲルダの申し出>>42は魅力的だったけれど
今回は遠慮しておく心算らしく欲しいとは言わなかった。
エーリッヒの呟き>>44に小さく笑い]
ただ素直になれないだけで……
甘えて欲しいのかもしれませんよ?
急くな急くな。
今日は嵐だからな。
それが収まるまではここからは出られない。
チャンスはこの後いくらでも訪れる。
[金が深緑へ戻るのを確認出来たから大丈夫かなとは思ったが。
やっぱりしばらくは気が抜けないかな、とオレは考える。
オレも『場』に巻き込まれるのは初めてだけど、リートは覚醒したてでもあるからな。
念のため注意しておいた方が良いだろう]
狙い目は皆が寝静まった頃だろうな。
爺がその時どこに居るかにもよるが…襲いやすくはあるはずだ。
ぬかるなよ?
[甘いコエにオレはくつりと笑う。
さて、渇きが癒えた後はどうなるんだろうな、コイツは。
聖職者でありながら人狼とは。
因果なものだぜ]
―広間・カウンター近く―
ああ、お風呂か。
俺と入れ代りに入っていったから、今はアーベルさんが使ってるんじゃないかな。
入口に使用中の札を下げるようにはなってたけど、誰かと鉢合わせするのが心配なら表で見張りしてるよ?
[ナータの打ち明け話には小さな笑みと一緒に提案してみた。>>40
過保護にされた分は過保護で返すのが習慣になっているかもしれない]
孫だから気安いんだろうし。
それだけ信用されてる、と思うのがいいんじゃない?
[エーリの呟きにも横から口を挟んだ。>>44]
そりゃぁ…………うん、黙ってよ
[あれは女性に間違えるという素直な意見は口にはせず]
そう思っててくれるとありがたいです。
[とエルゼ>>41に素直に感謝した。
まあ実際その件以降母と違って女性名で呼ぶことはなかったからというのもあるだろうか]
― 浴室 ―
[広間で主が自分の事であれそれしてくれているとは知らず、こっちは到ってのんびりと湯に浸かっていた。]
人と、場と、時、ね…。
[ぼんやりと呟くと、思い出すのは旅暮らしの時代。
手を引かれて、いろいろな事を覚えさせられた。その中に、伝承の事もあった。
記憶にある言葉、今の状況、そして人狼と…。
自然、口元には笑みが零れる。]
何事も起きずに過ぎるか…。
それとも……何か起きるのかな。
[まだ何もない、って言えるけれど。
と、くすりと笑みながら、浴槽の淵に身を預けると背が露わになる。
その背には、何かを剥がしたような痕や、焼き痕、蚯蚓腫れ、獣傷などが残され、無残な物になっていた。
別に見られて困るものでもないのだが、見られた後、何事かと問われたときの説明をするのが面倒で。この背中だけは、この村に着てから他人に見せたことはない。おそらくブリジットもフォルカーも知らないだろう。]
─広間 暖炉傍─
あ、飲む。オレも、飲む。
[訊ねて来るゲルダ>>42にめいっぱい主張してみた。
ソファーの陰に居る形になってたから、両腕伸ばして手を振る]
そりゃ嫌だよ。
この顔だから、どこ行っても間違われる。
酷い時は服ひん剥かれたこともあったぜ。
あと酒場での仕事になるから、酔っ払いがオレを女と思って絡んできたり。
もー散々。
[ブリジットの言葉>>46に、オレは大袈裟に肩を竦めて項垂れる。
足を組んだ膝に肘をついて手に顎を載せ。
視線を下に落としながら大きく溜息をついた]
―広間・カウンター―
そう、今はアーベルさんが使っているのね。
じゃあもう少ししてから覗いてみようかしら。
……ん、見張りなんてなくても大丈夫よ。
それにラーイを寒い廊下で待たせるなんて出来ないわ。
[誰かの入浴を邪魔する可能性を危惧していただけで
たぶん、誰かが後から入ってきても驚きはするが
騒いだりはしなさそうだった。
過保護にも思えるライヒアルトの言葉>>53に
とんでもない、とばかりにヴェールを横に揺らす]
―→厨房―
大丈夫、もう子供じゃないし。
[心配する声には少しむっとしたような声で返す。
ゲルダの呼びかけにはそちらを一度見ただけで、自分はなにも答えることはなくそのまま厨房へと向かった。
途中、人狼とか殺すとか、天気が悪いとか高波がというようなことが聞こえていた]
いつになったら帰れるのかな……
[火の扱いはひそかにアーベルから教わっていたのもありさほど苦労はしなかった。
スープを温めなおしながらサラダとパン、ハムの用意をして小皿に盛っていく]
これでいいかな。
[暖めなおしたスープはスープ皿に、こちらは二つ用意してお盆に載せた]
―→広間―
[お盆を手に、不安そうにしている妹の下に戻ると持ってきた料理をテーブルの上に。
自分はスープだけ口にしながら]
味は、口に合わなかったらアーベルに文句言っといてやる。
[妹には直接言うことはできないだろうことから。
妹の知らないところで、自分が親しくしていた相手のことを妹が動思っているのかは自分は知らない]
─広間 暖炉傍─
[途中で口を噤んだゼルギウス>>55にオレは、なにか?と言うように良い笑顔。
でもそれ以上言わなかったから、直ぐに不穏な笑みは掻き消えた]
ホントお前は他の奴らに比べたら良い子だよ…。
[しみじみ言いたくなるくらいにな。
他の年が近い連中とかはマジでからかいに来るからな。
全員殴ってやったけど]
―広間・カウンター近く―
[ゲルダのハーブティーには、お願いしますと手を挙げた。>>42
何も欲しくないと言ったらきっと心配されるから。まだ喉が渇いているのも間違いなかったし]
あー。そう、だな。
だったらそもそもこんな所に、って話になるか。悪い。
[苦さの滲んだエーリの答えには申し訳無さそうに頭を下げた。>>56]
難しい人には難しいかもしれませんね。
[エーリッヒ>>56の言い回しは大層に感じるけれど
彼にとってはそれだけ難しいのかな、とも考え]
歩み寄れると良いのですが……
[ぽつと独り言のように呟いて薄い琥珀の瓶を指でなぞる]
いやいや、わざわざ実演なんかしたわけじゃないぞ。危ないしな。
だから偶然偶然。ま、嫌なことしたら怒られるってのは当然としても、ちゃんとエルゼさんは分別もってるしな
[ある意味からかいなどされているからか、純粋に間違えたかどうかなどの見分けることができるのだろう。なんて思ってることをブリジット>>46へと伝えながら]
あ、じゃあお願いしまーす
[とゲルダ>>42がハーブティーを飲むかという声に応じた]
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