人狼物語 ─幻夢─


75 花を見上げて君はわらう

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キリル

[それから先、少しの間沈黙が落ちた。
それを明かりをつけない部屋の中で、ボクは聞く。
ドアを開けるつもりはなかった。

開けるなら容易に開くだろうけれども、
そんな兄ではないことも良く知っている]

 ────…。

[響く声をただ聞いた。
気遣いだろう、それへその場で言葉の返ることはない]

(26) 2012/05/12(Sat) 02:05:25

ミハイル

―篝火前―

[どれだけの時間が経っただろうか。
不意に立ち上がるマクシームに気付き、]

 んぁ?どした?

[「ちょっと」と言うのを聞いて、察する。
家まで戻るのかと思っていたが、繁みの方へと向かって行き。]

 おいおい…。あんま遠くまで行くなよ!

(見えるとこでされても困るが…。)

[暗闇に消えて行くマクシームの背を見送った。
ほんの少しの間だ。

そう思って、一人ロランから借りた本を読み耽った。
あまりに遅いようなら様子を見に行くつもりで。**]

(27) 2012/05/12(Sat) 02:06:08

【赤】 キリル

 …兄貴が、帰ってきた。
 広場はあと──…ミハイルとマクシームだね?

[いっそと思えば、獲物までの距離は近い。
いいや。今日は既に目標をマクシームと定めた。
情ではなく、ただ、それだけを赤く沈む思考の中思う]

(*15) 2012/05/12(Sat) 02:08:03

【赤】 ロラン

[広場を見詰めていた烏色が、人影動くのを捉えた。
鋭く、小さく、囁きを落とす]

  
 動いた。
 今なら、マクシームは一人で…茂みに。

[きゅ、と黒銀の毛を握る。
告げるが早いか、「彼」は前足を少し屈め
捻るようにして身を起こし、
ポイと投げるようにして、ロランをその背へと身を乗せて
窓縁を音も無く蹴っていた]


 キリルも、おイで。

[告げる言葉は、柔らかい]

(*16) 2012/05/12(Sat) 02:09:39

キリル

 …ん。

[窓際に立って見える庭先には、かの白い花。
未だ蕾のその花を、物思いの中じっと見つめていた*]

(28) 2012/05/12(Sat) 02:09:44

キリル、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 02:10:08

ユーリー

―― 自宅 ――

[住み慣れた家に戻ると入浴を済ませ清めた。
飴色の髪は湿り気を帯び常より色濃くある。
額に張り付く其れをかきあげて男は寝台に腰掛けた]

――…。

[チラと見遣るは机に置かれたクッキーの包みと
その向こうにある手の平サイズの水晶玉。
今は触れる事せずただ眺めるのみ]

人狼がお伽噺の存在なら
僕もお伽噺になってしまうな。

[あの水晶を扱っていた母もまた同じ。
は、と深いも短い息を吐き出した]

(29) 2012/05/12(Sat) 02:12:01

ユーリー

[自室から広場の篝火は見えない。
外には闇色が広がるばかり。
深い深い森の奥から遠く獣の声が聞こえた気がした]

――…シーマ、大丈夫かな。

[ぽつり零し案じるのは幼馴染の一人。
平気そうに振舞ってはいても
対策として篝火を焚いてみたりと
彼が一番其れを意識しているように感じた]

後で、見に行ってみるか……

[ぽふ、と寝台に身を沈める。
仰いだ天井もまたいつもと変わらない色]

(30) 2012/05/12(Sat) 02:12:09

ユーリー

[少しだけ、と思い目を閉じる。
前日の火の番が堪えたのか眠りが訪れるのは早かった。
す、と落ちてゆくような感覚を覚える]

………、

[目を閉じるだけの心算が
眠りへの誘いは拒みきれなかったらしい。
僅か開かれるくちびる。
それは音を紡がぬまま閉じられて
篝火の番をしているはずの幼馴染には会えぬまま――**]

(31) 2012/05/12(Sat) 02:13:15

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 02:14:54

【赤】 キリル

 ああ…!

[やっと。と思うと歓喜に朱の瞳が輝いた。
ことりと窓をあけ、紅い月明かりをいっぱいに受ける。
気持ち良く夜風を吸い込んでから、飛び出した。
常ならぬ脚力が、軽々と窓から庭へと越える]


 今、いく。

[返す言葉はごく短い。
軽やかに走る向こうに見えてくるのは、黒銀のしなやかな狼と]


 ───ロラン。

[狼に跨る同胞の姿]

(*17) 2012/05/12(Sat) 02:15:13

【赤】 ロラン

[キリルの姿を、広場見える茂みに見着ける。
口を耳元まで引っ張るようにして、笑みを浮かべた。
視線で、茂みに向かうマクシームを示す。
時間は無い。音立てればミハイルに見つかってしまう。
月灯りの下に遠く響く狼の遠吠えは小さく、
雑音としてはあまりに頼り無い]


 …浚って、しまオうか。

[用を足すのだろう、その完全に油断した一瞬を狙って]


 口を覆って、奥ニ…?
 …齧って生かスのは、無理かモ。

[理性吹っ飛んだ今、目の前の血詰まる肉に興奮しか無い。
冷静に見下ろす自分が苦笑を形作っていたけれど、
気にする事すら出来なかった]

(*18) 2012/05/12(Sat) 02:18:11

【赤】 キリル

[ニイ。と笑み浮かべる姿に、同じく笑み返した。
ひどく愉しい気分だ。こんなに浮き立つことはない]

 浚ってしまおう。
 ミハイルの銃は、面倒くさい。

 …ならばやっぱり、仕留めてしまう?
 騒がれたら邪魔だから。

[齧って生かせないという同胞に、事も無げに口の端を上げてみせる。
茂みに向かったマクシームが足を止めた。
それへと朱に染まる目を細める]

(*19) 2012/05/12(Sat) 02:25:23

【赤】 キリル

 …いいよ、ロラン。
 ”これ”はあげる。ロランのものだよ。

[未だ熱い血潮滴る獲物にありついてない同胞へと囁いた。
獲物の柔らかな喉に牙つき立てる時の愉悦。
その悦びを思えば、喉が鳴る]

(*20) 2012/05/12(Sat) 02:25:32

【赤】 ロラン

 そう?
 俺は遠慮しナいよ?

[言葉の侭に。
狼はロランの意の侭に、マクシームへと踊りかかった。
だがその爪も牙もかの男に掛けられる事は無く、
ただ押し倒すだけにとどまる。

人の身が草に倒れる大きな音がした。
ミハイルが気付くかもしれない、そう、思う事は既に無く。
狼の背から身を投げるように彼の口へと爪添えた手を突っ込み
もう片方の手は肩へと掛けて――大きく、口を、開いた]

(*21) 2012/05/12(Sat) 02:34:40

【赤】 ロラン

[顔を倒して、大きく開いた口は喉へと教えられた通りに>>*126
マクシームの表情は、恐怖というよりは驚きが先に立ったようで。
見開かれた瞳が、ゆっくりとロランを見下ろす。
口に突っ込んだ手を、ぐい、と奥へと押しこむと、
暖かい口蓋垂が指に触れ。
そのまま爪でぐいと押して、息を奪った]

(*22) 2012/05/12(Sat) 02:35:01

【赤】 ロラン

[めり、と歯から骨を伝わる音がする。
めり込んだ牙の隙間から、暖かい血が勢い良く咥内を潤す。
マクシームは声ひとつ、上げられなかった]

(*23) 2012/05/12(Sat) 02:35:35

【赤】 ロラン


[その場に居続ければ、ミハイルが来るかもしれない。
それを考える事も出来ず、夢中で暖かい赤を啜る。
ごくり、ごくりと喉が何度も鳴る。
口を離すと零れてしまうから、それが勿体無くて嚥下し続ける。

マクシームの口に突っ込んだ手は、喉奥の柔らかい肉を破り
奥へと更に押しこまれ、内を抉る。
糸引く手を引きぬいて、爪の間に挟まる桃色を口に運ぶ。
恍惚とした表情で、その柔らかい肉を何度も食んだ]

(*24) 2012/05/12(Sat) 02:38:35

ミハイル

―篝火―

 おせぇ…。

[本を読み耽っていて、どれだけの時間が流れたかは把握していなかった。
けれどあまりにも遅いので、マクシームが消えた方向へと足を運べば。]

 お、………い…ッ

[まだ辛うじて体温を残していた彼の姿を見つけたか。
茂みから引きずり出すと、しばしの間、…篝火の前で放心する。

我に返ったなら、一人住まいで歳の近い男、ユーリーの家へ報せに走っただろう。**]

(32) 2012/05/12(Sat) 02:39:11

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 02:46:11

【赤】 キリル

 ──いいよ。減っているんでしょう?

[飢餓は無論、裡にあれども、恐らくは彼の方が強い。
そう思うのは既に先日、旅人を喰らったからこそ。
狼たちが、乱れぬ動きでしなやかに獲物へと飛び掛る。
それを制して、ロランがその牙をマクシームにつき立てる。

鮮やかな狩りの光景に、笑みが零れた。
その匂いに惹かれるように、身軽な動作で獲物へと寄る]

 …分けて。

[紅い瞳に笑みかけて、獲物の腕を取る。
がり。と、腕のやわらかい内側へ牙を突きたてた]

(*25) 2012/05/12(Sat) 02:48:14

【赤】 キリル

[ ぐちゃり ][ ずる ][ ぴちゃり ]

[獲物を咀嚼する音が響く。
浚うと言いながら、血の匂いに抗えなかった。
ぴちゃりと飛んだ血を、舌でぺろりと舐め拭う。
甘かった。うっとりと味わって、もう一度口に含む]

 ……は、

[満足の息が零れる。
狼たちに目をやれば、頃合を見て足に喰らいつくようだった]

(*26) 2012/05/12(Sat) 02:51:28

【赤】 ロラン


[結果的に、ロランがミハイルに本を渡したのが功を奏したのは、
皮肉な事だったのかもしれない。
指で抉った目玉を口にしたまま、キリルの言葉にやっと顔をあげる。
顔や口、胸元までべっとりと赤が付着し、
草木にも落ちる赤い月の光は妖しくうつしていた]


 …ん。
 おいし、……

[赤く柔らかい固まりを引き千切り、手から啜る。
満たされる。
 ぺたりと床に座ったまま、キリルが食事をするのも眺め。
 腹が満ちれば、狼達にも食べさせてやるだけの質量を、
 マクシームの体は持っていた]

(*27) 2012/05/12(Sat) 02:56:11

【赤】 ロラン


 …御馳走様でした。

[こんなに満ち足りたときは無い。
満面の笑みを浮かべ、手を合わせて頭を下げた。
見上げると、赤い月は未だ真天。
狼達の食事の間、そっと広場の方を伺った]


 …血の痕残さないように、帰らないとね。

[傍らの黒銀の毛を撫でつけると、赤がべとりと着く。
勿体無いな、と、舌で舐め取ると毛が口に入り。
少しだけ眉を顰めて、ぺ、と舌を出したのだった]

(*28) 2012/05/12(Sat) 02:58:41

【赤】 キリル

[声立てぬ獲物を、影たちが喰らう。
夢中になって暖かな血を啜り、肉を食んだ。
もう既に手にも顔にも、とろりと赤い色に塗れている。
戯れに指で肉を引き千切って、自らの指についた血を舐めた。
行儀悪くぺろりとやって、満足の息をつく]

 …美味しかった。

[未だ狼たちは、ガツガツと獲物の身体を揺らしている。
手をあわせる仕草がおかしくて、少し笑った。
真似して同じく、ごちそうさまの手を合わせておく]

(*29) 2012/05/12(Sat) 03:05:15

【赤】 キリル


 …ああ。身体、朝までに洗わなくちゃ。

[勿体無いけど。と、もう一度ぺろりと唇を舐める。
狼の毛を舐める仕草に、もいちど小さく笑みを零した。
その様子を眺めながら、もう一方の手も舐める]

 試し損ねちゃった。

[軽く残念と言う獲物の姿は、もう酷く無残な有様になっていた]

(*30) 2012/05/12(Sat) 03:10:37

【赤】 ロラン

 …無理、だった。

[とてもそれどころじゃなかった。
くすり、笑みは愉しげに刻まれる。
狼から少し身を離し、キリルへと身を寄せ。
彼女の赤い指先を、一度、ペロと舐めてみた]


 ――急いで帰ロう。
 長居してミハイルに気づかれると厄介だ。

(*31) 2012/05/12(Sat) 03:17:28

【赤】 ロラン


[彼を今見て銃を向けられて。
飛びかからない自信がとてもないから。

黒銀の毛並みを撫で、また、その背に掴まる]


 キリルは、戻ルのだいじょうぶ?
 レイスに見つかったりしない?

[心配げに見上げて、首を傾けた]

(*32) 2012/05/12(Sat) 03:17:37

【赤】 キリル

 …仕方がないね、

[美味しかったから。そう付け加えて笑う。
うっとりと舐める血の指先を、同胞の舌が舐める。
それへ、悪戯っぽく朱い目を細めて笑み返した]


 ───ん。お前たちも、もういい?

[狼たちが身を起こすのを見て取り、ロランへ頷く]

(*33) 2012/05/12(Sat) 03:24:53

【赤】 キリル

 大丈夫。……ボクはもう、これで二度目。

[ごく愉しげに朱の瞳が笑った。
心配げな表情に頷き返す。
そう、大丈夫。兄はきっと、まだ寝ているだろう]

 だからロラン、皆も気をつけて。
 …また、ね?

[次の狩りを示して首を傾ける。
ちらと窺った篝火の方、本を読みふける男の姿があった]


 見つからないうちに、帰ろう。

(*34) 2012/05/12(Sat) 03:29:26

【赤】 ロラン

 気を着ケて。
 
[目を細めて笑みを向け。
掴まった狼の足は、広場を大きく迂回してから、
ロランの家の裏手へと戻る。
来たのと同じ窓から飛び込むと、大きな作業台の上。
ここならば狼の毛が残っていたところで怪しまれる事は無い]

 また、…かな。
  
  ――また、ダね。

[喉奥に未だ残る味と匂いに、うっとりと口綻ぶ]

(*35) 2012/05/12(Sat) 03:33:44

【赤】 ロラン

 朝になっタら、しらばっくれて…
 あの死体をみて、驚かなクちゃ…

[くすくすと笑いながら、狼が窓から帰って行くのを見送る。
服や髪についた赤は作業場から続くシャワーを浴びて落とさないと、と思う前に、甘い香りに酔ったまま。

窓を閉めてカーテンをひいてから。
作業台の上に丸くなって眠ると、
本当に獣になった心地が、した*]

(*36) 2012/05/12(Sat) 03:39:49

ロラン、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 03:40:29

【赤】 キリル

 …ん。ロランも。

[綺麗な赤に染まった同胞に、深く笑みを返す。
しなやかな動作で身を翻した。
直接は部屋に戻らずに、家の裏手の井戸へと向かう。
音を立てぬよう、ついた血を洗い流すのだ]

 服も置いておけば良かったかな…。

[ぱしゃり。短い髪から水を跳ね飛ばして呟く。
洗濯は自分がしているから、服の血を咎められることはない]

(*37) 2012/05/12(Sat) 03:44:57

【赤】 キリル

 ────…ん、…?

[髪にやった手が、ふと止まる。
僅かに眉を顰めて、くしゃりと髪を指が探った。
あるはずの白い小花のピンが、髪に見当たらない]


  落とした…?部屋かな。

[ふるりと首を振って水を払い、空けた窓から部屋に戻る。
ふと、再び未だ天にある紅い月を見上げた。
それは禍々しいものではなく、祝福を与えるかのようにも目に*映った*]

(*38) 2012/05/12(Sat) 03:45:05

ユーリー

―― 自宅 ――

[どれだけの時間眠っていたか。
騒がしさに男の意識が浮上する。
聞こえるのは扉を叩く音とミハイルの呼ぶ声か。
朧な意識を覚醒させようと頭を振れば飴色が目の前で揺れた]

ン……、ぁ。
……は、分かった、今、行く。

[応えてはみるが寝起きの男の声はさほど響かない。
のろのろと起き上がり玄関へとゆく。
鍵の開く音が小さく鳴り、扉は開かれる。
其処に居たのはミハイルで――]

――…、如何かしたのかい?
顔色が優れぬようだけど。

[案じるように声を掛けた]

(33) 2012/05/12(Sat) 03:55:54

ユーリー

[ミハイルの口から幼馴染の訃報を聞けば
男は目を瞠り言葉を失う。
喉骨が上下して、は、と息を吐き出し]

ま、さか。
そんな……、…シーマ、が ?

[柳眉を寄せ信じられぬと言った風情]

冗談、だろう ?

[そうあってほしいという願いから
ミハイルへと縋るような眼差しを向けるが
その事実が覆ることはなく]

―――…ッ

[悔恨と悲哀が心を満たしてゆくようだった。
やりきれなさに男の拳がダンッ、と扉に打ち付けられる]

(34) 2012/05/12(Sat) 03:56:12

ユーリー

………案内を、頼めるかな。

[ミハイルにそう願いマクシームのもとへと足を運んだ。
茂みから引きずり出された幼馴染は篝火近くに横たわっている。
マクシームの傍らで膝を折りその首筋へと手を宛がえば
微かなぬくもりが伝い淡い期待が過ぎった。
けれど、鼓動は感じられない]

シーマ、……。

[幼馴染を愛称で呼びかける。
待てど返事はなく沈黙が過ぎった]

如何して、こんな事に……

[遣り切れない思いが薄いくちびるから零れる。
帰るように強く言えばよかった。
俯いて影になる男の顔は何かを堪えるように歪んでいた]

(35) 2012/05/12(Sat) 03:56:27

ユーリー

[赤く染まる幼馴染の身体。
柳眉を寄せながら、じ、と観察すると
胸には抉られたような深い傷痕がある。
所々失われた肉片が何処にあるかは知れない]

――…人に襲われたんじゃ、ない、よな。
けど、獣に襲われたにしては……

[考え込むように一瞬間が空いて]

マクシームの近くに居たんだよね。
声は、聞こえなかった?
獣が襲ったなら口を塞げない。
悲鳴くらいは、聞こえると思うんだけど。

[ミハイルへと問い掛ける。
人か、獣か、もしくは人狼の仕業なのか。
幼馴染の命を奪った犯人を知るために]

(36) 2012/05/12(Sat) 03:56:50

ユーリー

――…他の、みんなにも、知らせよう。

[マクシームに近しい者――
カチューシャとイヴァンの顔が脳裏に過ぎる]

それから……、
シーマを弔って……

[哀しみの淵に沈みそうになる意識を
何とかもたせようとなすべき事を考え、口にしていた]

ミハイル……、手伝ってくれるかな。

[知らせてくれたミハイルに願う言葉を向ける]

(37) 2012/05/12(Sat) 03:57:06

ユーリー

[男は一度家へと戻り白く大きな敷布を抱えて
マクシームのもとへと戻る。
幼馴染である彼の亡骸を白で覆い包むが
彼の身体から流れた血が白を赤に染めてゆく]

――…、

[目を伏せて幼馴染を思い捧げる祈り。
先ずは家族であるカチューシャの家を訪ね
彼女に其れを知らせることにした。
扉を叩き、カチューシャの名を呼ぶ]

カチューシャ、
……悪い知らせだ。

[断りを入れてから
彼女にマクシームが襲われた事を伝えようとした]

(38) 2012/05/12(Sat) 03:57:20

ユーリー

 

[ 小さな集落にマクシームの訃報はすぐに*知れ渡るだろう* ]
 

(39) 2012/05/12(Sat) 03:57:41

カチューシャ

― 昨夜 ―

[兄が火の番をするというのにはちょっと心配そうな目を向けて。
 「差し入れとかはいいから戸締りして先に寝ておけ」と言われてちょっと不満そうな顔をした]

 ……はぁい。

[それでも心配されてるのはわかったからしぶしぶ頷き。
 一足先に帰るときに、篝火の傍に残っている人たちに手を振って家に帰る]

 おやすみなさい。

(40) 2012/05/12(Sat) 05:27:05

カチューシャ

[広場でミハイルがマクシームを説得しようとして失敗した事は知らないまま。
 昨日煮込んでおいた鹿の脛肉と野菜のシチューを、小さめの土鍋に移してロランの家にもって行く。
 大抵の食事は届けているのだからこの日もそのつもりで。

 ロランはまだ広場にいたのか、それともちょうど帰ってきたところだったのか]

 ちゃんと暖めて食べる事、と。

[そんな忠告を書いたメモを置いて――若しくは伝えて、家に帰る]

(41) 2012/05/12(Sat) 05:27:11

カチューシャ


[広場で番をする兄には差し入れをもっていくことはせず。
 ミハイルが一緒にいることも知らないから、家に帰ってきたときに食べられるように、サンドイッチを用意しておいた。

 そして入浴を済ませて自室に戻る]

 ――なんかいろいろあったなあ。

[今日一日を思い返せば、ほんと沢山の事があって。
 考える事は沢山あったし、気になることも多かったけれど。

 なれない森の中を歩き回ったせいで疲れている体は、ベッドに横になればあっという間に眠りに落ちた]

(42) 2012/05/12(Sat) 05:27:19

カチューシャ

[そして次に意識が戻るのは、扉をたたく音>>38によって。
 ゆるゆると戻る意識の中、名前を呼ぶユーリーの声が聞こえればぱちりと瞳を開き。
 白いネグリジェの上にストールを羽織って、玄関へと向かう]

 ユーリーさん?
 どうか――……

[扉の向こうにいる人は、なんだかとても顔色が悪く見えた。
 そっと見上げたところで告げられる言葉に、青い瞳を大きく瞠目き]

(43) 2012/05/12(Sat) 05:27:29

カチューシャ


 え? ――――うそ、そん、な……
 おにいちゃん、が……?

[もたらされた訃報に、驚いて問いかける。
 かくん、と膝が崩れ落ち。
 ユーリーが支えようとしてくれた腕にすがって、嘘だといってほしいというように*見つめた*]

(44) 2012/05/12(Sat) 05:27:36

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/12(Sat) 05:29:37

イヴァン

―― 翌朝 ――

[マクシームの訃報を伝えに来てくれたのは誰だろう。
 ただ、夜のうちは自分の家に誰かが訪ねてきてもそこに自分の姿はなかった。きっと伝えられるのは早朝、畑で早熟な花を摘んだり手入れをしたりしている頃だろう]

…………嘘だろう………?

[何度かその知らせを聞き返し、意味が浸透すれば荷物を放り出して遺体のところへ走るのだ]

(45) 2012/05/12(Sat) 08:53:22

イヴァン

―― 翌朝/マクシームのところ ――

[彼の無残な遺体はまだその場だっただろうか。
 それとも誰かどこかに安置したろうか。
 そこにいるのが自分だけでも、誰かが先にいたとしても、目に入らないように急いで近づいた]

シーマ

[白い布で覆われた彼に呼びかける。声が細く震えた]

……シーマ、シーマ

[そっと布を外してかがみこみ、彼を確かめる。酷いものだった。伸ばした手が少し逡巡を見せるも、そのまま彼の顔に触れた。冷たく硬く、嫌な感触だ]

       シーマ………

(46) 2012/05/12(Sat) 09:26:51

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生存者 (3)

カチューシャ
167回 残8880pt
ミハイル
70回 残11410pt
ユーリー
104回 残10148pt

犠牲者 (3)

マクシーム(2d)
0回 残13500pt
イライダ(3d)
109回 残10042pt
レイス(4d)
98回 残10714pt

処刑者 (3)

イヴァン(3d)
14回 残13105pt
キリル(4d)
157回 残8633pt
ロラン(5d)
232回 残7470pt

突然死者 (0)

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