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[閉ざしていた目を静かに開ける。体を軽く動かせば、ある程度回復しているのがわかるが、一応もう一度。と
トランプのクローバー。そこより溢れる薄緑色の光を浴びる]
ま、こんなもんでしょ。さてさて。残ってるのはぁ〜
私を抜いて五名ですか。
ふむふむ。ただのしがない手品師には怖いもんですねぇ〜
[そんな言葉とは裏腹に余裕すら感じさせるであろう暢気な声音で。廃ビルより周囲を見渡す。
ペロペロキャンディー片手に]
さぁーて。
ほんじゃあ嬢ちゃんばデートん誘うかいのぅ。
[建物の上で伸びをして。不意に、たどたどしいピアノの旋律を耳にする]
……んむ。
もしかしちょーかね。
[あの時も旋律に誘われたか、と思い出す。因縁めいたものを感じ、男は小猿を四翼の狼へと転じ、その脚に掴まり宙を舞った。旋律に誘われるように、エリカの居るビルへと向かった]
ケガするにしても早い段階が良いってな。
後ろ向きだがねぇ。
[く、と小さく笑い]
まぁ。何もしないで過ごす休暇というのも些か飽きてきた所だぁな。
酒や煙草、美味い飯が有るわけじゃなし。
なら。少しは運動しておこうかねぇ…
そん後ろ向きなんがおまはんらしくもあるけぇ。
[相手の小さい笑いに合わせるように笑いを漏らした]
ぎっくり腰にゃ気ぃつけぇやー。
ワシしゃ嬢ちゃんばデートん誘って来るけぇ。
まぁねぇ。
慎重すぎるくらいが、おじさんには丁度良いってか。
[笑いながら答えれば]
ほぅ?
なかなか隅に置けないな。お前さんも。
なら。デバガメする気力のある連中にでも付き合ってもらえばいいかねぇ。俺の相手は。
─廃墟・中央近辺ビル内部─
[旋律が思わせるものなどは、知る由も無く。
幼い頃に数度聴かされた音色を紡いで行く]
Obwohl ich sage, das ich in Winter kalt bin.
In der Tat bin ich sehr warm.
Die Warme einer wichtigen Person.
Es wird so nah empfunden….
[旋律に合わせて零れるのは小声の歌。
が、それは途中で途絶え]
……なんか……くる?
[代わりに零れ落ちたのは、小さな呟き。
飴色が、僅かに険しさを帯びた]
受けて貰ぇかは分からんけどのぅ。
ちぃと確かめたかことばあるけぇ。
嬢ちゃんば持つカードも気ぃなることじゃしのぅ。
おまはんは氷の嬢ちゃんでも誘うてみりゃどぎゃんね。
ダブルデートじゃ。
[そんなことを言って可笑しそうにげらげらと笑った]
─廃墟・中央近辺ビル外部─
[近付くにつれてはっきりと聞こえて来る旋律。その音色に仮面の奥で口端が持ち上がるか]
エイキチ、窓ば近付けぇ。
[指示を出すとエリカが居るらしい場所の当たりをつけ、その窓へと近付き。ぶら下がるままに手を伸ばし、コンコンと窓を叩いた]
やー嬢ちゃん。
デートばせんかいねー。
[物凄くにこやかな雰囲気の声、それも大声で窓越しに声をかけた]
ダブルデートねぇ。
なかなか若いモンの考える事は解せないねぇ…
ましてや。
どちらかというと、グランパ(お爺さん)と娘、って感じがしないでもないがねぇ。
[カードから得る情報から苦笑しつつ]
[近づく気配に手を止めて、窓の方を振り返る。
そこにいる姿、特に銀色の影に飴色はしばし奪われるが]
……ふぇ?
でーと?
[窓越しに投げられた言葉に、思いっきりひっくり返ったような声が上がった]
―屋外―
さぁて…狐面はデートに行っちまったようだしねぇ。
[く、く、と小さく笑えば]
じゃあ、デバガメする気力のあるヤツでも追いかけようかねぇ。
犬の名に恥じぬように。
感じ取ったら逃がしはせん。
[口元を軽く吊り上げながら、集音機に指を当てた]
親子デートっちゅーんもあるんじゃき。
爺孫デートでもよかろうもん。
っと、嬢ちゃん見つけたき、遊んで来るけぇ。
[その言葉を最後に、『スター』のカードへの伝達は途切れる]
おう、楽しんできな。
[途切れた声に、そう、一声掛ければ]
さて。奇怪な輩だねぇ。
おじさんの頭が固いだけかも知れないが。
デートじゃデート。
屋上ば来んね?
待っとるけぇ。
[窓越しの相手に聞こえるように、大きな声で繰り返す。親指で上を指し、屋上を示すと男は先んじて上へと消えて行った]
[トランプをめくって目を細め]
ほほーう…不意打ちできたら幸せですかぁ〜
[つまり、戦え。ということね。と把握したところで、ゆらりと体がゆれ、指し示す方向屋根伝いに移動する。]
……どっから、そーゆー発想が……。
[思わず、突っ込みが口をつく。
もっとも、この状況での『デート』が何を意味するのか、くらいは察しがついた。
むしろ、『そういう』経験の方が多いかも知れない]
……ま、好都合って言えば、好都合、かな。
殴る、って決めたんだし。
[物騒な決意を口にしつつ、ロザリオを軽く、握って。
ちら、とピアノを見やると窓を開けて翼を開き、自身も上へと舞い上がった]
こっちか、ねぇ。
[顔を上げれば、ゆっくりと足を動かす。
ポケットに手を突っ込みながら歩く様は、隙があるようにも見え、隙がないようにも見える。
最も、耳にある集音機は未だ生きているのだが。
何がおかしいのか、く、く、と小さく笑った]
─廃墟・中央近辺ビル屋上─
おーし。
エイキチ、おまんそのまんまで居れ。
落ちた時ゃあ頼むど。
[屋上へと舞い降りると小猿へとそう指示を出し、エリカが現れるのを待つ。やや後に翼にて現れたエリカを見やると、笑む気配を漂わせた]
応じてくれおうたか、あんがとさん。
口上やらなんやらは要らんじゃろ。
しばらくお付き合い願うけぇ。
[そう言って、男は自然体で立つ]
―廃墟―
[元住宅だった屋根を音も立てずに浮遊して、お目当てであろう。指し示す方向にいた『猟犬』を見つけて]
ふふ。あれですかね
[口の端を吊り上げながら言って。そして指を鳴らすと。
特に危険度も低ければ、殺気も闘気もない。あたっても単に地味に痛いだけであろう。金ダライがブラウンの頭上に現れ、落ちていった。
不意打ちっていうかまるっきり悪戯である]
そう、そのアレですよ、っと。
[す、と手を挙げ…]
[――ごぱぁん]
[金ダライはクリーンヒット。
綺麗に凹んで地面に落ちる。
…上げた手は集音機をオフにしていた]
――。
[そして、眼鏡を中指で直す]
―廃墟―
[路地の一つに足を向けたら背筋がゾクリとした。
何の気配も無い。だが今ここに踏み込むのは良くないと、本能的な何かが感じ取る]
…やめとこ。
[もう一度意識を澄ませる。
耳に届いたのは鍵盤の奏でる旋律]
んー、余裕あるんだなー。
[誰の手によるものかまでは分からない。
そちらに足を向け始めてすぐに]
にゃっ!?
[響いた別の音にぴくりと動きを止めた]
─廃墟・中央近辺ビル屋上─
[ふわ、と舞い降りた先。
飴色はやはり、一瞬だけ銀へと惹かれるが、すぐに狐へと向き直る]
……そーだねー、やること決まっちゃってる状態だし。
それより何より……。
[やや低くなる、声。
左手が、右手の銀の蔦をつい、と撫でる]
……殴る、って。決めたから。絶対、殴る。
……Sturm,Anfang!
[言葉と共に、銀の蔦は銀の戦輪へと形を変え、右の手に。
直後、低い体勢で駆け出して距離を詰め、横に構えた刃の輪を左から右へ向け横一文字に薙ぎ払った]
[屋根の上にいるため、見下ろす形で一部始終をみていたまま営業スマイルで]
こうして、面と向かって会うのは初めてでしょうかねぇ〜。ブラウンさんですよね。
私なりのおもてなしはいかがでしょうか〜?
[一切悪気はない笑みである]
嗚呼。噂には聞いていたがねぇ。
初めまして、と言うべきかな。
『ザ・フール』のマスター、ディーノ君?
[瘤が出来てそうな頭には触れずに]
こうしてみると、おじさんの方が『愚者』に見えるねぇ。
[く、く、と小さく笑う]
[銀狼は屋上の隅へと待機させ、『デュエル』の邪魔にならないようにする]
おっふぉ!?
なんぞ怒っちょおか!?
[急に距離を詰められたことよりも、殴ると言われたことにわざとらしく驚きの色を出す。そんなことをしながらも、足元の影がせり上がり両腕へと纏わりついて。現れる幅広の刃を備えた男の得物、トンファーブレード。己が右から迫る戦輪に対し右の得物を持ち上げ打ち合わせるようにし。次いで左の得物の鋭い先端を、脇の位置からエリカの腹部目掛けて突き出した]
おやおや、噂になるようなことをした覚えはなかったのですがね〜。
[笑みを浮かべるそれはむしろ白々しさほど感じるだろうか]
ですがしってらっしゃるなら光栄といったとことでしょうかねぇ〜…ま、普段とは違って、今はなんの不思議でもないでしょうけど
いえいえ、あなたは愚者ではございませんよ〜。あなたは…人の負の部分をたくさん浴びて生きていながらも良くも悪くも人間的に見えますしねぇ〜。
私の適当さには到底及びませんよ〜
[と、くく、と小さく笑うブラウンへやんわりと否定の言葉を投げて]
では、お互い目的も同じことでしょうし、やりましょうか
[屋根の上。そこより更にゆらりと浮き上がり。片手の中にある銀縁のトランプを十五枚。
それをブラウンの体中に特にこだわるほどの狙いもなく一斉に放つ]
そうかい?
"此処"でなくても、裏でお前さんの名前を聞いたんだがねぇ。
[良い意味か、悪い意味でか。
それは言わずに奇術師を見上げる]
テキトーに見えて、ソレが適当って事もあるモンだ。
クソ真面目に生きたって、たった一つの"破滅"でどう転ぶか分からない。
なら…お前さんのような生き方が一番"賢い"のかも知れん。
[否定の言葉には疑問の言葉を投げかける。
答えを期待しているわけではないのは、右手をポケットから出して『ジ・タワー』のカードを軽く見せたので分かるだろうか]
だろうねぇ。
ま。俺程度の"障害"で、そう簡単に崩れてくれるなよ?
[かぁん。
金タライを蹴り上げると左手でキャッチ。ソレを盾にディーノとの距離を縮めようと前屈みで走る]
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