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─ 集会場 広間 ─
[しばらくの間、自分の中で感情や動揺の整理をしていたが、自衛団長の登場で意識はそちらへと向く。
それまでの意識を無理矢理押しやって耳に入ってきた言葉は、眉間に皺を寄せるには十分なものだった]
……団長てめぇ、本気で言ってんのかよ?
[この場に居る者にかけられたのは、人狼が紛れ込んでいる可能性。
老神父が無くなった状況を聞くなら、人の為したものではないと言えるだろうが。
そんなはずが無い、と信じる者が多々居る。
沸き立つ怒りを押さえ込むように、右手で左二の腕の烙印を服の上から握り締めた]
第一、御伽噺の存在だろうよ、それは。
[早く寝ない子供達への脅し文句として時折使っていた存在。
ここに居ると信じたくは無かった]
[ベアトリーチェにとって、自衛団の団長――ギュンターは苦手な部類に入る。
表情も険しいもので、悪戯を咎められた時を思い出したベアトリーチェは、こそこそと人の陰に隠れた]
じんろー……って、人狼のこと?
[小さい頃に絵本で読み聞かされた、御伽噺の怖い存在]
……もうそんなにちっちゃくないもん。
[とは言え、もう脅かされてトイレに行けなくなるような歳でもない。
周りの様子はまだ気にかけておらず、またいつもの子供扱いだと思ったベアトリーチェは、ひっそりとむくれていた**]
[冷ややかな問いかけに、自衛団長は動じる様子もなく。
返されるのは幾つかの『論拠』。
一つは、亡くなっていた老神父の受けていた傷が、獣の爪牙だけでなせるとは思い難い、というもの。
そして、もう一つ、論拠として示されたのは、一見して上質の物と知れる紙を用いた書簡。
それには、見覚えがあった]
それは……先日、中央から届けられた書簡……?
[数日前、中央の教会からの特使と名乗る人物が届けて行った書簡。
そう言えば、それを見てから、老神父の様子がどこかおかしくなっていたような気がして]
……見せて、いただけますか。
[その疑問を解消するためにも、と。
団長へ向けて、手を差し出した]
[人の陰でむくれていた少女は、はたりと瞬く。
ひとつは、口の中で溶ける甘さが、急に味気なく変わったから。
ひとつは、知ってるようで知らないこえを聞いたから]
……?
[そろりと視線を動かしても、団長の話に夢中なひとはきっと気付かない]
[視線は、動く。やる気なく話を聞いていると装って――]
よぉう、あんたが、同種とはな
[あくびをかみ殺したかのような表情でも、目は笑わずに、少女を見ていた]
/*
えー、テステス。
いきなり深刻な相談なのですが。当方、村人弾かれ狼なので、老神父の殺害についてまったくノープランであります。
どうしましょうか。
[手を差し出した方と、差し出された方の間でしばし起きる睨みの攻防戦。
勝ったのは、冷ややかさを失しない天鵞絨の方。
受け取った書簡、そこに刻まれた紋章に軽く礼をしてから封を解き]
…………………………。
[流麗な書体で綴られるその内容に、天鵞絨が険しさを増した。
そこに記されていたのは、この村に『神に仇なす闇の眷属』──人狼が潜んでいる、という可能性の示唆。
それと共に、『力ある者』も、神により下されているはず、とも記されていて]
……団長殿は。
『幻燈歌』の再現を、お望みである、と……?
[読みきった書簡をまた封筒に戻しつつ。
投げかけるのは、短い問い]
[目が合った、そのひとは]
あ、エーリ、にーちゃ……ん?
[笑っていないように見える目。動いていない唇。
そして、]
同種?
[囁かれた言葉の意味を、
少女はまだ、忘れている**]
/*
な、なんだtt と言いながら実はわたしも弾かれてここにいます。
えーと。そしたらこっちがやったことにしましょうか。
理由は頑張れば捻り出せると思うので!
[『幻燈歌』は、御伽噺と共に人狼の存在を世に広めるもの。
御伽噺の内容を歌にしたものであり、それには力あるものや、『神に祝福されし御子』などの存在も歌われているのだが。
それを再現する──という事が何を意味するかは、伝承を知るものならばすぐに知れるか]
……それが、何を意味するか。
理解した上でのこの選択ですか……は。
[問いかけに、団長から返されたのは肯定。
決定を覆すつもりはない、との意思ははっきりと現れている。
その様子に、『この石頭の頑固爺』と、心の奥底で毒づいた]
[ライヒアルトとギュンターのやりとりを眺める。
その視線は、話を信じているのか信じていないのか、酷く冷たい]
教会絡み…か。
なるほど。
それにしても、この展開は予想してなかったなぁ。
[呟き、肩をすくめて。周りの様子を窺う]
/*
どれだけ皆様村人好きなの… 笑
まぁ、福を引けた皆さんを祝福しつつ、わおーんがんばる所存であります。
ありがとうございます、助かります。正直数日前に出されただろー書簡に、人狼がいるぞ!とか言われてもそれはきっとおれんことじゃねーだろ、なので……ぇぇ
[こちらこそ−、そうよねフーくんには私がついてるから大丈夫、なんてブリジットににこやかに言ったが>>13、何というか雲行き怪しいというか。
まだ眉唾だと思わざるを得ないこれにどうしようか、思案する。
クレメンスには法的にやった方がー>>7と言われたが、本気で自衛団どうにか出来ないかちらっと考えた。まぁちらっとだが。 なおすまないにはしょうが無いわねー、と軽く返した。確かに関係者が多いのだろう。主含めて。矛盾ないのでそこに疑問はない。
さて現在進行形。何だかライヒアルトが団長に詰め寄っている。
話の真偽についてはまぁこちらも気になるところなので成り行きを見守ってはいるが。時折出てくる単語はいまいちピンと来ていない。人狼はおとぎ話の存在。リアリスト気味な自分は少なくともそう思っていたし、今もそれは変わらない。教会が関わっている、というのには、あー胡散臭いからなぁあそこ、とか甚だ関係者には聞かせられない事を胸中思っていたとか何とか。
周囲観察だけは一応しつつ。エーリッヒに目が行く>>24]
えーりんそこ掻くの癖?
あんまりやると血ぃ出るわよー。
[ゼルギウスに続いて>>26自分も突っ込んでおいた。]
『幻燈歌』ね。そんな御伽噺……
[ギュンターは耄碌したか、とばかりにため息をつき]
ねえ、いつ俺達開放されるの?
そもそも、人狼の疑いってどうやったら晴れるもんなの? ライヒやローザまで神父様の身内のもんまで捕まえて…。
[ギュンターからの「取り調べの為にこの集会場にしばし滞在しろ」という具体性の欠片もない指示に、ため息ついて]
長丁場になりそーだなぁ。こっから出るのも駄目なんだろ?
[視線でギュンターにさされ、首をすくめる]
はいはいわかったよ。んじゃ、家と学校に手紙書かせてくれ。暫く戻れそうにありませんー、ってな。
……俺は、神に仕える身。
その名において発せられた、中央の文書を疑う事はしません。
神父様を害したのが、闇の眷属であるというなら、それを討ち滅ぼす事に躊躇いはない。
……けれど。
[ここで一度、言葉をきり。
ぐるり、と室内を見回した]
選ばれたのがこの面々であるという事。
その点については、如何なる理由をつけられたとて、納得する事はできませんね。
─ 集会場 広間 ─
……………ちっ。
[ライヒアルトと団長のやり取りを眺めて、団長が決定を覆す気が無いのは見て取れた。
『幻燈歌』の内容は勿論知っているし、再現する、と言う意味も分からないわけではない。
だからこその舌打ち、ではあるのだが]
マジで殴らねぇと気が済まねぇ。
[ぽつりと、低く漏らされた声は団長と共に来た自衛団員の耳に届いたらしく、警戒の色と共に身構えられた。
その様子は鼻を鳴らして一蹴。
右手を左腕から離すと、自分を呼びに来た自衛団員を見つけてそちらへと近付いた]
おい、今からメモ書くからそれを孤児院に持ってけ。
それから荷物預かって持って来い。
お前の伝達ミスでここに拘留されることを知らずに来たからな、必要なものぐれぇ持って来させろ。
[集会場からの出入りは禁じられたから、出入りが可能な自衛団に頼むより方法が無い。
上から目線の高圧的な態度に反発の意思を見せる自衛団員だったが、団長から一声かかると渋々了承の意を見せた]
[納得できない、と言った所で、団長が引く事はないのはわかっている。
それで引き下がるくらいなら、最初からやらないだろう、と、思っているから]
この書簡、預からせていただきますけど、構いませんね?
[代わりに、有無を言わせぬ口調でこう言って。
空いている椅子の一つに座り、僅かに天鵞絨を伏せる。
肩の上の茶猫が、不安げな声でなぁぅ、と鳴いた。**]
/*
ってよく見たら村人弾かれΣ わたしは違うところからでしたけれども。今回多かったんですね……
まあきっとなんとかなる……はず。
それはたしかにw了解です、お任せください。
というところで眠気限界につき失礼しますすみません。がんばりましょう**
リーチェ、聞こえるか?
今、わかるか。俺が、口を動かしていないのに声が届いていること。
[頬杖ついて、ぶーたれて、視線はギュンターの方に向く。それでも変わらず、この声は届くだろう]
これは"囁き"と呼ばれる力だ。月が満ちている期間ほど、明瞭に届く。
─ 集会場 広間 ─
[唯一持ち出して来てあった小さな荷物の中からメモ紙等を取り出し、老婆に宛てた手紙を書き記す。
着替えと、その他必要な雑貨類。
勿論煙草のストックも寄越すように記す]
おらよ、さっさと行って来い!
[苛立ちを隠すでもなく自衛団員にメモを押し付けて。
強めに、玄関の方へと押しやった。
自衛団員は舌打ちしながらも集会場を出て、孤児院へと向かって行く]
………ちっと部屋引っ込むわ。
[それだけをぽつりと漏らし、北側にある扉へと向かっていく。
誰に声をかけられようとも、反応することなくクレメンスは広間を出て行った]
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