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─ 武器支給場所 ─
わふ
[同意が得られる>>14と、犬は袋を銜えてお座り状態から立ち上がる。
周囲を怖がるような少女に、一度擦り寄ってから支給場所を後にしようと。
いつしか犬に向けられる奇異の眼は、猜疑を含むものへと変わっていた。
極限状態である今、PSMの疑惑だけでなく、理解し得ぬものに対する態度も変化しているよう]
おんっ
[袋を銜えた状態で鳴いた声は篭っていたが、じゃあ行こう、と言う意思はしっかりと少女へ伝わる。
寄り添いながら歩く犬と少女を、命の奪い合いの喧騒が飲み込むのはもう少し先の*話*]
─ 武器支給場所 ─
袋、大丈夫かな?
[代わりに持とうかなとかも考えたりしながら、
周囲がこちらに注目するような様子、しかもあまりいい感じではない様子で、
それを感じて少し足早になりながら]
いこ、パトラッシュ。
[あたかも飼い主のように見える自分にも、やがて奇異の目はこちらにも向けられ、その心のうちにあるものはとても嫌な感じのするもの]
ここ……やだ……
[呟く声は少し震えていた。
しばらくして、待ちに待った母親からの連絡を知らせる電子音が端末に*届いた*]
─ 武器支給場所 ─
えぇ、お父さん達に連絡取ってからって…
[ケイジの言葉>>15に頷きながら、祖父に通信を送るも繋がらず。
移動中だから出られないのかもしれないけれど、連絡がつかないと不安は増す。
一緒に戻ってもらえるかというお願いに、ケイジが快諾してくれた>>16ので少し表情はほっとしたものに変わった。
仮面の下の表情は解らないけれど、自分を安心させようと気遣ってくれる彼の気持ちは伝わる。
迷惑かけて申し訳ないという気持ちと、一緒にいてくれる感謝を抱いて店へと戻ろうと足を動かしかけて。]
え?
[差し出された手に、きょとんとした。
一、二度程だろうか、その手がうねうねした姿になったことは見たことがある。
恐らくあれが本当の手なんだろうな、とは思うけれどそれで特に何が、ということはない。
幼い頃から他の星の人と接する機会が多かった為、見目に怯えることはあまり無かった。]
あ…、ありがとう、ございます。
[続いた言葉>>17にようやくその意図がわかると、お礼を言ってケイジの手に自分のそれを重ねた。
少々ぎこちない動きになったのは、男の人の手に自分から触れるのが恥ずかしかったから。
顔を見ていれば少し赤くなった頬からそれが伝わってしまったろうけれど、ケイジはどう思ったろうか。
親切にしてくれているのに恥ずかしがっている自分が申し訳なくて、ケイジの方は見れなかった。
だから、何で犬がとかいう周囲のざわめきがあっても、耳には届かなくて。
ピリピリとした空気に変わったその場所を後に、雑貨屋へと向かった。]
─ →雑貨屋 ─
け、ケイジ、さん。
人から、血が。
[人が、赤い水溜まりに横たわっているのが見えた。
それは、一人だけじゃ、なくて。]
…おじいちゃんっ
[自分のことより何より、祖父の心配が先に立ち。
雑貨屋へと急いで戻った。]
─ →雑貨屋 ─
─ 雑貨屋 ─
……なに、これ…
[戻ってきたその前に、呆然と立ち竦む。
出る時に閉めたはずのシャッターは開いて─否、壊されていた。
ひしゃげたシャッターの向こう、棚の一部が壊れたり商品が床に散乱しているのが見えるけれど。]
おじいちゃん!
[祖父の姿はなかった。
店内には、争ったような跡しか残っていなかった。]
─ 雑貨屋 ─
[慌てて端末を繋げる。
何度かの通信音の後、繋がったと同時に叫ぶように問いかけた。]
おじいちゃん!?
今どこに……──
あ…
[繋がったと思ったのは、間違いだった。
耳に響くのは、受信ができないことを知らせる不通信号。]
ケイジ、さん…
おじいちゃん、通信、出てくれない。
[道中で見た、あの倒れ伏した姿が脳裏に過ぎって。
不安で涙に濡れた瞳を、ケイジに向けた。**]
─ 武器支給場所→街中 ─
[煙草一本吸い終わった所で吸殻を携帯用の灰皿に落とし込み、それをポケットに突っ込んで歩き出す。戻れるならば、一度、裏通りの住処に戻る心算だった。
エリカを見送った時よりも、周囲のざわめきは大きくなっている。
怒鳴り声らしきものも飛び交うようになっていた]
……こら、本格的に……。
[ヤバそうだわー、と。そんな事を考えていたら]
「……お掃除屋さん!」
[覚えのある声が呼びかけてきて、そちらを振り返る。
そこにいたのは、ハウスクリーニングのお得意様の老婦人だった。
突然の事に動揺しているのか、常の温和な笑みは見えず、不安の影が色濃く浮かんでいた]
ああ、ども……。
[ぺこり、と頭を下げるものの、その先が続かない。
こういう状況では、どんな言葉が刺激になるかわからない、といのもあるが、一番の理由は聞こえてきた怒号と銃声。>>#0]
げ……最悪の事態、発生かよっ!
[舌打ち一つ。なるべくして、とは思いつつ、苛立ちが過ぎるのは隠せない。
どうしたものか、と思案した矢先、混乱したらしい男がこちらに銃口を向けるのが見えた]
ちょっと待てや、てめっ!
[避けるか、とも思ったが、ここで動くと老婦人に当たる、という思考から、選んだのはそこだけ機械化している左腕を翳す事。
幸いというか、狙ってきた男の銃は実弾銃。
更に当てずっぽうで正確さを欠く射撃はタイミングを合わせるのも比較的容易く、銃弾は派手な金属音を響かせて、上へと弾かれた]
ったく、あっぶね……。
[言いかけた言葉は、周囲から向けられる視線に、途切れる。
一時銃声が止んだのが、嫌な予感を更に助長した]
「……銃弾、腕で弾いたぞ」
「あれ、みろよ、アイツの腕……機械じゃね?」
[視線が集まっているのは、今のでジャケットの割けた左腕。
どうやら、人口皮膚の方も少し持って行かれたようで──無骨な機械部品が僅かに見えていた]
……あ、なーんか、やな空気。
[思わずぼそりと呟いた直後]
「機械……アンドロイド?」
「それじゃ、あいつ……!」
っ! ちゃうわい!
[とっさに否定するが、混乱した相手に届く道理はなく。
恐怖と狂気をぶつける対象を見つけた群衆は、その排除へと動く]
あー、あー、あー、もうっ……!
[こうなっては、他者を気遣う余裕もない。
……もっとも、この場で気遣う対象もまた、周囲に飲まれて猜疑の視線を向けているのだが、それと確かめる余裕はなく]
んなめーわくな勘違いで、殺られてやれっかよ!
[怒鳴りながら、目の前に立つ男にタックルを仕掛けて強引に道を開けて走り出す。
とにかく、ここを離れないとヤバイ、というのは嫌というほどによくわかった]
─ →自宅へ移動中 ─
[袋は大丈夫、と言うように視線を向けて、武器の支給場所から離れ、少女と共に自宅へと足を向けた]
きゅうん …
[震える声を零す少女>>23を見上げ、犬は小さく鳴く。
自分の意思が何故か伝わるのだから、他に対しても感受性が高いのかも、と思考が働く。
今の状況は負の感情も多く、少女には居心地の悪い状態なのかもしれない]
…… くぅ?
[少しでも不安を和らげようと、犬は少女に寄り添いながら帰路につく。
そんな中、少女から電子音が聞こえ、一度足を止めて少女を見上げた。
連絡来た?と問いかけるような視線を向けている]
─ 武器支給場所 ─
おじさんたちはそういや、今日も仕入れだっけ?
[一応そういう理由で彼女の両親は不在がちだという話は聞いている。常連の自分も1回も会った事はない。
ともあれ一人で置いていくはずもなく、>>24ほっとした様子が見えると少し安心した。
>>25手を取ってくれれば、こっちの方がずっと安心したかもしれない。
頬赤らめて初々しい様子を見せる様を見れば、ああこっちから握れば良かったかと若干の後悔と、可愛いなぁという場違いにも程のある想いが浮んでくる。
肩を抱いて大丈夫だよ君は僕が守るから、なんて台詞が言えれば完璧なのになーと思うも、そんな勇気は無かった。]
んじゃ行こう。
[それから雑貨屋まで、小さくて柔らかい手を引いて歩く。
残念ながら堪能しながら、という余裕はなく、歩調もやや早かった。
急いでここから立ち去りたいという思いが強かったせいだ。]
─ →雑貨屋までの道 ─
[銃を持った人達がピリピリしている様は、想像以上に不気味な物だった。
荒事なんかに慣れてるはずもない宇宙人にも、張り詰めたような空気と、緊張感は伝わってくる。
シャボン玉のように膨れ上がったそれは、いつ弾けてもおかしくない。
弾ける前に雑貨屋へ――という思惑は、一発の銃声音により>>#0脆く儚く崩れさる。
握っていた手を握り締めて、息を呑みながら音のした方へと首を巡らせる。
途端に>26あちこちから怒声が聞こえ始め、同時に聞こえ始める銃声、焦げた匂いが鼻につく。
地面にどんどん広がってゆく赤い色に眉根を寄せた。
オモチャみたいな色をしているが、あれの赤色は確かに血だ。
鉄みたいな匂いだけは変わらず、脳の奥をガンと殴られたような衝撃が走り、動けなかった。]
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