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…………。
[呟かれた言葉。
鍛えられ、また、状況が増幅した感覚は、それを、捉えて]
……聞かれても。
話すことなんて、ねぇよ。
[零れ落ちるのは、小さな呟き]
[返された言葉に、唇を噛む。
感じる微かな苛立ちは、何に基くものなのか、それがはっきりしない]
……話、それだけ、か?
[その苛立ちを抱えたまま、低く、問いかけて]
―kitchen―
[gnocchi、と頼まれて、どんなsauceにしようと考えつつ、kitchenで茹で上げる。]
seaweed's salad
海草サラダ
stuffed cabbage
ロールキャベツ
gnocchi with sauce melted camembert cheese
カマンベールチーズソースのニョッキ
baked cheesecake
ベイクドチーズケーキ
[イレーネの呟きを思い出して、こっそり耳打ちする]
ああ、アーベルさんは裏通りの住人なのさ。
俺もほんの一時期そうだったけど、アーベルさんは始めて会った時
には既にそうで、今も…そうなんだろうな。
一つのパンを得るのに必死って感じじゃなくて、俺にとっちゃ当時からして余裕があって見えたよ。
肉体的にも、精神的にも強いんだなぁって憧れたものさ…なのに。
[悲しそうに背を向けるクレメンスと、優しい神父の言葉にも左の足を後ろに引く姿がそう見えてしまったアーベルを見ながら呟く]
あんなに警戒しなくたってさ…
昨日の事でもよくわかる。アーベルさんを傷つけられる奴なんて早々いないだろうし、ましてや相手が神父さまならアーベルさんを傷つけたりしないだろうに。
…まるで何か怖がってるみたいだよな。
[勘違いかもしれない。だけどもそんなアーベルは、人との繋がりを恐れているかのようにも見える。
彼が時に見せてくれるらしからぬ笑みを思い出しながら、どうしてだろうと答の出ない思いにとらわれる]
…兄ちゃんみたいだって思っちまうような笑い方だって、できるんだし。別に人間嫌いってわけでもないんだろうになぁ。
>>484
石。
子供じゃあるまいし、何でまた石なんかいじって…
創作活動の一環として?
[手当てのなされないまま、逆の手で傷の手を押さえるのを見て]
一応消毒とかさ、しといた方がいいんじゃないか。
屋敷はそりゃあ清潔だけど、石まではそうかわからないだろ。
小さな傷でも膿んだりしたら面倒だ。
[不衛生な生活の中、そうは大きくない傷が命取りとなって足を切り落とす羽目になった者の悲痛な嘆きを思い出しながら、顔を顰める]
―kitchen―
[しかし...は動かずに、ただその料理を見つめる。]
大丈夫、かしら。
[かすかに零れた声は何のためか。
ふと、視線が kitchen knife を捕らえた。]
…to eat for live.
[小さく言葉を口にして。]
……今は。ね。
[小さく呟いて、息を吐く]
でも、いつだろうと。
俺が、話す事なんて……ねぇよ。
[告げる声は、淡々と響き。
それから、音もなく広間の窓辺へと移動する]
………
…うん?
[何だかさっきから後ろでごそごそしているような気がしたので、振り返ってみた。漂っていた空気は、アーベルが移動した事で、一気に霧散した]
えー…と、二人とも、何時からそこに?
[クレメンスは頬が赤かったりした]
[彼は長いすに横たわる少女の、すぐ横に立っていた。
後ろ手に縛られていては、寝にくかろうと。
思いはすれどもそれを考えたくなくて、視線は地を這うばかり。
ふとアーベルの声が聞こえ、そちらを見る。
同時に、その前まで会話していた時と空気の違うクレメンスが目に入り、ぼんやりと記憶を辿った。
そして、漸く気付く。
彼が、犯してしまった「過ち」を。
しまった、と思い一歩踏み出すと、意外にもクレメンスは細かい言及はしておらず。
二人の距離が離れるのを見、とりあえず一息ついた。]
>>489[ユリアンの説明に]
裏通りの住人、って・・・そう、なんだ・・・。
・・・裏通り、ってそんなに危険?なの?ふーん・・・。
[あまりぴんと来ない様子]
昨日のこと・・・。
[昨日のことは、あまり詳しく知らなかった。
ベアトリーチェが騒ぎを起こしたけど、全員無事だったとしか。
ハンスはあまり、説明できる状態ではなかったから]
そんなに、強いのね。アーベル。
[小さく息をついて。視線はアーベルの方へ。
ユリアンの最後の言葉に少し眉を寄せ]
笑ったり、も、するんだ・・・。
人間嫌いじゃ、ない・・・なんでだろうね。じゃあなんで、あんなに無愛想、なのかな?
…あっ。
[見つかってしまった。
それなりの距離はあるのに神父の目でよく見えたなとか思いつつ]
その……何時からっていうか。
い、今です。
今。
今下りてきました。
はは、飯食いにー。
[頬を赤くしながら訪ねるクレメンスに、大げさに手を振りながら笑いかけるユリアンの頬には、汗が流れていたりした]
な、イレーネ!
[神父がユリアンたちに呼びかけるのを横目に見た後、オトフリートに視線を向ける]
……で。
なんか、変化は?
[静かに問う声は、小さなもの]
―out kitchen to salle―
[kitchenから顔を覗かせて…]
神父様、お顔が赤いですよ?
[まずはそこかと誰につっこまれても言うだろう。]
こんばんは、食事、できましたけど…
ちょっと味、失敗してしまったかもしれません…
[いくつも作ってたので味が移っちゃって、と言い訳のように。]
どなたか、味見、していただけません?
[ふと目を開ける]
[妙な格好で寝ていることに気がついて、寝返りをうとうとする]
[…違う色のシーツ…?]
[ゆっくり起き上がれば、ミハエルがかけてくれた布団が肩からずり落ちるか。
自分がどこにいるのか、思い出すまでに少し時間がかかる]
そ、そうか。
[何となくクレメンスはドキマギした]
確かナターリエが食事を作ってくれている筈だ、うん。
[ユリアンのテンションにつられてしまった]
おっと、それから…
[昨夜、書斎で見つけた屋敷の見取り図は、机の上に置かれたまま誰も触っていなかったようだ。…過去の日記も。
クレメンスは、日記には触れずに、見取り図だけを取り上げた。此処まで持ってきたものの、皆に見せるべきかどうかの判断がつかなかった為だった。]
昨夜、書斎で屋敷の見取り図らしきものを見つけたよ、二人とも。
[差し出してみる]
>>495
道に住んでも家賃は要らないし、勝手に廃屋に居候したって代わりに労働力を提供する必要だってないけどね。
もちろん、パンは別としてさ。
ま、その分…治安は良くないかな。
[森の中での祖母とのイレーネの生活は、案外ゆったりしたものなのだったのだろうかという感想を抱きながら頷く]
強いとも。あの腕輪をああいう使い方するとは思わなかった。
糸になっててさ…暴れるベアトリーチェを縛っちまった。
[自分の憧れるアーベルはあれほどの人物かと少しだけ誇らしげに、そして秘密めかして昨日の少女との対峙の時の様子を説明する。しかしイレーネの最後の言葉に対しては]
うん…。愛想が良い方が色々得だよな。
ま、中々笑わないのはあんたと一緒だけど。
性格……かねぇ?
[神父の顔が赤いという言葉に、クレメンスの顔をもう一度見て]
・・・・・・クレメンス。熱?まだ・・・。
[眉を寄せた。
ふとそこで挨拶を忘れていたことに気付き]
ナターリエ、こんばんは。
あ。
[視線はニョッキに注がれて。前のとソースの色が違う]
[何故。
こうも。
昨日からの己の行動に、溜息しか出ない。
少女を見やる。
何故。
肌の色も、髪の色も、瞳の色も違う。
なのに、何故。
軽く俯き、苦虫を噛み潰したような顔。]
fatherったら、どうかなさったんですか?
[ショックを受けている様子に、きょとんとしてそういいつつ、
イレーネに挨拶を返して。]
はい。今日はカマンベールチーズのソースにしてみました。
no,
なんだか、何をしても、無駄なような気がしてしまいました。
何をしても、美味しいって思わないんです。
…どうやったら美味しくなるのか、わからなくて。
>>497
ふぅん、硝子の塗料に…
[仕事道具に似てたのか、と呟いて]
あんた…仕事好きなんだね?
似てたからって、わざわざ拾うなんてさ。
もっと楽で儲かる仕事があんならすぐにでも乗り換えたい俺としちゃ、例えばここにハンマーがあっても森に投げ捨てちまいたいね。
[傷の程度について述べるイレーネの言葉には]
ん…そう?
…俺医者じゃないし。知識もないし。ちょっと大げさだったかもな。
放っておけるか、それくらいなら。痛くなったら、その時は頼めよな。
[小さな声にふっと顔を上げる。]
…アーベル。
[彼に向ける顔は一瞬曇るが、すぐに目を瞑ると一息入れなおして。]
彼女…ベアトリーチェは、大分落ち着いているみたいだ。
私を見ても殺気立つ事はなかった。
[流石に手を開放してやる度胸は無いが、と苦笑と共に呟き]
あ…。
[戸惑いの眼差し。一瞬、亡き姉が笑ったのを見たような気がして]
ええ、おはよう。
…いつの間にか寝てたのね、あたし。
[ベッドから起き上がり、ミハエルに手を伸ばす]
熱はどう?
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