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―広間→浴室―
[アーベルの変態の言葉とそれに反応するヴィリー、昨日の一件を思い出すとともに見てしまったものなども思い出し…、
そんな中で団長が殺されたということはなんとなく薄れていく、ただそれでも周りの雰囲気からそれは無視のできないことでもあり、本当に不安だったのは自分だったのかもしれない]
大丈夫、そしたら、蹴り上げる。
[何をとまでは言わない。若干、頭にちらついたせいかもしれない。
そのまま妹の手を引き廊下に出るとそっと耳元で囁かれる言葉]
うん、俺は、なにがあってもエーファのこと信じたいし、守りたいから。
[そう言葉を返し、そのまま二人で浴室へと入っていった]
うん。分かった。
[部屋に移動するとなれば、それについていくことになるだろうか]
ゲルダさんならさ。
「素材がいいから」って言うんじゃないかな。
[流石にこれを真っ向から言えるほどではなかったらしい。
ちょっとゲルダを頼って伝えたりする辺りが小心者だ]
ナータはいつも自分のことは二の次なんだもの。
たまにはこういうのもいいと思う。
[弟としても、姉が綺麗になるのは嬉しいの*だった*]
─広間─
[変態か、そうか、変態だったか。
ヴィリーとアーベルのやり取り聞いて、昨日の事を思い出したのはまぁ間違ってないだろう。
真面目な話してたかと思えば一転してこれってどゆこと。
何かもう良くわかんねぇ。
オレはそいつらから視線を逸らしつつも、呆れて糸目になっていた]
あはは、ナターリエ可愛いなー。
[ナターリエのはにかむ様子>>409を見れば、オレのその表情も一転、にこやかなものになる。
とりあえずあれで大丈夫だったみたいだな、一安心]
[クレメンスの物騒な発言>>410が聞こえる]
おにいさま……?
そんな事をしては手を傷めてしまいます。
[結局心配するのは殴られる側より殴る側のあにの身らしい。
何処かずれたことを言って心配そうな貌。
ライヒアルトの方>>412からも警戒するような空気が感じられて
途惑うように視線が彷徨う。
発端となったヴィリーの言葉を聞いていなかったから
こうなってしまったわけだが聞いていなかったものは仕方ない]
うん。
[見た目云々は中性的な聲もあって、何となく想像をして。
何より話題を避けたそうな気配にそれ以上は聞くのを止めた]
「場」が出来ている以上、「人」も確実に揃っている。
でもこの人数を全部一人で警戒するのは無理だよね。
二人で情報を合わせれば分かるものもあるかもしれない。
[言いたいことは汲み取れたのだと思いたい。
補足するように頷く気配と共に答えた]
―浴室―
[途中タオルはリネン室で取ってきていて、着替えもそろそろなんとかしないといけないなと、妹にもあるかどうかは聞くだろうか。
そのまま二人服を脱ぎ身に着けるものもなくなれば、本人たち以外に二人を見分けられるものはいるのかどうか。
湯を沸かす準備は自分の方でしてから二人湯をかぶる]
エーファ、俺たち、今でも一緒かな?
[何がとまでは言わない疑問の声、答えがなかったとしても気にはしない。
向かい合わせに立つと、まるで鏡のようでそっと右手をエーファの方にさしだし、その手がエーファの身に触れるなら、その存在を確かに感じることができた]
俺は、エーファがいなくなるのだけは、嫌だな。
[触れる手は、エーファの体のラインをなぞる様に、ベッドのときよりもあらわになったそこに触れる手、自身に触れてるようにあまり遠慮はなかったかもしれない。
エーファからこちらに触れることがあるならば、どこであれ、それを拒むこともせず。
なんとなく状況は理解していて、人狼とかそれを退治するとか、御伽噺が本当で、皆はいずれ殺すか殺されるかそんなことがあるようで、
生きて帰れるかどうかは怪しいらしい様子なのは*感じていた*]
何かの確証があるのか。
それは見出す力があるからなのか。それとも。
[悩みかけた意識は、前向きな聲に掬い上げられた]
それは間違いない。
どうせ知らない人が多くても、クレム兄やエーリから伝わっただろうし。情報が後か先かってだけで変わらないかもね。
[振り切るように意識を切り替えた]
ナータがクレム兄と一緒に話したいって言ってるから。
何か分からないか、試してみるよ。
[話というのが何なのか、今ここでは分かる筈もなく。
自分も前向きになろうと考えながら*囁いた*]
[ライヒアルトとクレメンスの二人に話したいと思ったのは
彼ら二人に秘密にしているのが苦しいからか。
女の本心は未だ誰にも明かされることなく]
――…ありがとう。
[ライヒアルト>>414に感謝の言葉を向ける]
ごめんね、ラーイ。
もう降参するからゆるして……。
[褒められすぎて頬が熱い。
俯き声の主を見ることが出来ぬまま降参の態を示した]
二の次なのはラーイもでしょう?
なれないから、恥ずかしい、し。
[悪気がないのは分かっている。
嬉しいとも思うけれど如何にも照れてしまって
上手い言葉が見つからないまま矛先をおとうとへ向けようと試みた]
……うぅ。
エルゼリートさんまで……
からかわないで下さい……。
[既に何処に助けを求めていいかわからない。
ゲルダやブリジットがいれば何か違っただろうか。
へなりと眉尻をさげたままぽつぽつとエルゼリート>>415に。
にこやかな表情が目にとまれば反論する気も失せて]
まぁ…色々あるってことだ。
[追及は無かったので、そう聲を紡いでその話題は終いにした]
全員は流石に無理だな。
二人でやっても全員をカバーし切れるかも微妙だ。
だからまぁ、自分の見える範囲で、だな。
見えない部分は足掻いてもきっとどうにもならん。
[最後の聲には少し苦いものが混ざった。
でもまぁ、どうにもならないんだよな、実際。
どうあっても目に見える範囲でしか警戒も出来ないんだから。
それでも意図は伝わったようだから、それはそれで良しとしよう]
んー、分からねぇものは考えすぎても答えは出ねぇよ。
あいつらには何かある、それだけでも十分だ。
[警戒する対象になりえると、至極単純な思考でオレは言う。
オレの言葉に同意するリートのコエを聞くと、オレも頷く気配を返した]
おぅ、探るのは良いが、無理はするなよ。
クレメンスも居るとなると…逆に踏み込まれる可能性もあるからな。
[ナターリエの話と言うのは気になったけど、リートが聞きに行くんだからオレは動かない方が良いな。
立ち聞きしてバレたら目も当てられねぇ]
─広間─
いやだってその通りだし?
[>>419 だってからかってるわけじゃねぇもんよ。
オレは笑みを浮かべていたけど、きょとんと本心で言ってる表情になった]
まぁまぁ、褒められ慣れないってのは分かるけど、別に皆からかって言ってるわけじゃねぇぜ?
ライヒアルトとかクレメンスとかはまぁ、贔屓目あるかもしんねぇけど。
似合うのは間違ってねぇからさ。
[その辺りだろうか、ゲルダ達がスープを持って厨房から出てくるのは。
それ以上言うのも多分ナターリエは居心地悪いっつーか困るだろうから、オレは意識をスープへと向けた]
オレの分もある?
[問うのはやはり、ゲルダに*対して*]
さて、オレはどうするかな。
[探りを入れるべきかと考えたけど、元々そんなのは得意じゃない。
この性格で探り入れるとか器用なことは出来やしねぇ…。
出来たらオレは酒場でも上手く立ち回ってるはずだ]
ま、なるようになるか。
[結局、思考が行きつくのはそんな考え*なのだった*]
[話を変えるためにこの場で名乗り出てしまおうか、なんて
そんな考えが過ったけれど――。
クレメンスとライヒアルトのことがふと浮かび
何だか後が大変そうな気がして其れを堪える。
エルゼリート>>420の表情と言葉から
からかっているわけではないと知れて]
……ありがとうございます。
[素直に言葉を受け取る態]
エルゼリートさんやラーイの言葉は嬉しいのですよ。
でもそれ以上に恥ずかしくて……落ち着かないんです。
[あにとおとうとの贔屓目も勘定にいれているが
それでも褒めすぎだと思うからチラと傍にいるおとうとを見て。
これまでの言葉にか話をかえてくれたことに対してか
エルゼリートへと小さく頭を下げて、息を吐く]
─広間─
……そりゃ、そう、だけ、ど。
[>>340 経験ある者が、という言葉に、掠れた声で返す。
大人しく、と言われたなら逆らう事はせず。
ヴィリーやエルゼの声が聞こえると、短く、大丈夫、とだけ返した。
それとは裏腹、胸元を押さえる手は掴む様相となっており。
それに気づいた猫が、また不安げに鳴いた]
……だい、じょうぶ。
少し、大人しくしてれば……。
[>>360 部屋に、と促されると、最初は首を横に振る。
立って歩く事に多少なりとも不安があったのだが。
続いた脅すような言葉と、ライヒアルトからかけられた声>>370に。
ここで我を通して、強制連行のために姫抱きなんぞされたらかなわない、という結論に到達して、ゆっくりと立ち上がった。
いや、今の自分の場合、下手に背負われたりすると余計に辛くなるから、それが一番いい、という理屈はわかっているのだが]
─二階・個室─
[片手は胸元を掴むように抑えたまま、片手で真白の猫を抱えて部屋へと戻る。
林檎と、水差しの乗った盆がテーブルの上に置かれる様子をしばし、ぼんやりと見つめた後]
……兄さん。
ここで、伝承がなぞられるなら。
やらなきゃならない事って、ひとつだよ、な。
[掠れた声で、ぽつり、呟く。
くらい翠は伏せられていたから。
どんな表情が向けられていたかは、気づけない]
俺……さ。
過去の記録、幾つも調べて。
……いろんな出来事があったのを、見て、識って。
だから、かな。
あんまり、見出すものたちを、頼ろうって気になれない。
……狼庇って、結局他全員死なせた……なんて事も。
全然なかったわけじゃないみたいだからね。
[零れるのは、知のみが先行するが故の危惧。
くらい翠を見上げる真白の猫の目は、不安げに]
……俺自身は、わかんないから。
見極める術も、見定める術もないから。
だから……。
[場合によっては、誰であろうと手にかけるを厭わない、と。
言葉に出しはせずとも、雰囲気は伝わるか。
諌めの言葉は飛ぶだろうけれど、持論を覆す様子は見せず。
クレメンスが広間に戻ると、大きく息を吐いて、ベッドに倒れこみ]
あー……。
食べて、薬、飲まないと。
……ゼルギウスに、小言される、なぁ……。
[ぽつり、と呟いたのは。
そこだけ妙に、日常的な危惧。
それでも、そのために動き出すには、少しの時間を要するのだけど**]
― 厨房→広間 ―
[スープを器に盛って、ブリジットが持つのはゼルギウスにも相談しつつ少なめに、ゼルギウスには多めにお願いすることになるだろう。
一度目のことを聞かれたら、ゼルギウスが居ても気にしないで答えるだろうけれど、一つだけお願いをしておく]
エル…エルザには言わないでおいてね。
手紙でも言ってないから、こう、心配するやら怒るやら面倒そうで。
[からりと笑って、とりあえずはスープを運ぶ。
エーリッヒが居ないのを見れば、心配げに眉を寄せた]
ちゃんとスープは残しておくけど。
エーリッヒは体力ないのに大丈夫なの?
[ナターリエの反応はどうだっただろう。
何にせよ、その様子も可愛いと言ったのだろうけれど。
それから食事を始めるにあたって先に一言]
あぁ、もしパンとか、ちゃんとがっつり食べたい人がいたら自分でやってね。
スープはまだ残ってるけど、エーファとフォルカーと、あとエーリッヒの分を残しておくように。
[それだけ言って、きれいに細かく切られた野菜の、大雑把な味付けのスープを食べることとなる**]
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