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[いつのまにか、自分の方が夢中になっていた。
この人の、子どもに対する目線が好きだった。
言葉の選び方が、暗い口調の中に潜む、どこか前向きに、希望をつかもうとするような静謐な光が好きだった]
─ 二階・廊下 ─
石像が倒れる音。
死体が壊れたと言う意味だろうか。
[少女の背中を見送り、ゆっくりと歩を進めかけていたところで、手前の部屋から出て来た赤毛の男性と視線が合った。サファイアブルーの瞳で真正面から相手を見詰め返す。
赤色に見覚えがあるような気がするのは、覚醒時に側に居た相手だからだとは瞬時に思い至らず。ダーヴィッドがベアトリーチェに話し掛ける様子を、後ろで見守る。誰に対してもそうだったが、幾分、真正面から見詰め過ぎて、不躾、あるいは値踏みするように見えたかもしれない。]
ノーラ?
衣装部屋には、女性が居るのか。
安全が確認されている部屋なら、行って大丈夫だろう。
ベアトリーチェ。
そして、そちらの申し出は有り難いが、
私が今、女性が着替える部屋に入るわけには。
──ダーヴィット。
[相手の「ああ知っている」と言う表情の変化。「知ってる」に続く言葉を待ったのは。]
[部屋5に入るダーヴィッドを見送り、しばし瞠目して佇む。]
私が此処に来る前、刺された事を知る者は居ないのか。
先にすでに、この施設に入っていたから?
私が最後の“当選者”だから?
記者が大勢いたあの場での出来事を、父上でも消しきれたとも思えない。
醜聞を、知られていない事に不都合は無いが。
落ち着かない。
[口元には自らに向けた皮肉げな薄笑みが*浮かんだ*。]
―衣裳部屋―
[ダーヴィッドが着替えるというなら視線を外した。
不思議な感覚がずっと目覚めてからしていた。
それは病のせいなのだと感じていた。]
…
[壁に背を委ねたまま思考を巡らせても答えは出なくて
迎えに来る、と言ってくれた言葉に小さく頷く。]
…は、
[2人がいなくなってから水色の寝巻きを落とし薄赤い服に袖を通す。暫くしてから、何か壊すような音が聞こえてきて不思議に*思った。*]
[最初は只、単純に]
[詩の内容が素敵で興味を持った]
[けれど嬉しそうに教えて呉れるせんせいの、横顔]
……うん。
うん、……そう、なんだ。
[先生(パーパ)がどうしても重なってしまう]
[そうだ、私はこういう顔が見たかった]
[だから――、 だから――。]
ん。
……そう。 せんせい?
やっぱり未だ、よくわからない。難しいの。
[本心を隠す様に苦笑い]
でも、せんせい。
お陰で、わかったこともあるの。
特に、この一連目は…
[す、と指差し真面目な顔は詩集へ戻る]
……と、思う。
だから、凄く、私は、好き。
思うままに、感じる部分。
[素直な言葉を、包み隠さぬ笑顔を、柔らかく向ける]
[だから私は――。]
[先生(パーパ)と共に此処へ訪れた]
[もう目覚めない赤を灯す装置]
[向けられる色と云えば]
[何も出来ない]
[何も見えない]
[何もわからなかったんじゃないか、という]
[自分へ還る、侮蔑の色]
『誰といわずとも、君。』
[たどたどしい、朗読]
『夕暮れになったらば、外までへと、
もう、すべて知りつくしたはずの
その部屋にいるのはよして、歩み出るがいい。』
[矢張り完全には理解出来て居ないだろう]
『なぜなら、君と彼方とを隔つ最後のものは、
君の家きりなのだから。』
[詩を自分の糧に出来るかは別として。
女は一時でも、無邪気に笑う事が出来た。
その笑顔がどういう意味を持つか、
本人すらも、未だ気付いては居ない。]
[本来選ばれた者では無かった]
[奪った二つの『権利』]
[先生(パーパ)の問い掛けに]
[何も答えられなかった]
[けれど先生(パーパ)はそれ以上何も謂わず何も聞かず]
[ただ私について呉れた]
[もう何も][今となってはわからない]
……………。
もし、覚醒した患者の中に赤毛の男が彼だけなら。
一度、起きた時に居た一人がダーヴィッドか。
そうだ、あの時、私は赤毛の秘書に話し掛けたつもりになっていた。
[脇腹の傷口が引き攣れるような*錯覚*。]
『誰といわずとも、君』
[カルメンの朗読に合わせるように、自分も声を合わせる]
[詩を一通り読み終わると、穏やかな、それでいてどこか高揚したような気分になる。本から目を上げて、彼女の目を見ながら笑いかけた]
……こうしていると、時間を忘れてしまいますね。
もしよろしければ、それ、差し上げますよ。
[彼女の抱えるものは、知らない。
けれど、何だか彼女が楽しそうで、少し元気が出てきたように思ったから]
私は、もう何度も読んで、ほとんど覚えてしまいましたから。
[何より、カルメンの持つ雰囲気はどこか懐かしい]
―3の部屋前―
―――…
[砂煙、土煙。微かに上がる。
吸い込んだか小さく咳き込む。
砕けた白い欠片を見下ろした後、ユリアンへ視線を向けた]
…―理由を教えてくださる?
[ざわり
ゲルダの側――いばらが微かに蠢いた。
ユリアンを警戒する
ブリジットの意思に反応するように。
気づくものもいないような
本人も知らぬような
ほんの僅かな反応。
――副作用のひとつであることも、まだ知らない]
[共に触れる二つの声]
[そっと蒼を細め暫しの時を愉しむように]
…え?
[其れでも、差し上げる、と聴けば瞬いて]
[逡巡]
……要らない。
[無表情に首を左右に振る]
せんせいが、持って居て?
そして……、読みたくなったら。
……せんせいに御願いするから。
[貰ってしまえば、終わってしまう。
貰わないのなら、次がある。
安直に、そう考えてしまう女は不器用に返した。]
…も、だいじょぶ。
[ちょっと深呼吸して落ち着いたように顔を上げる。
ブリジットの問いかけに目を向けて]
それ、わたしが頼んだの。
…ううん、頼まれたんだ。そのを鍵…使って、って。
[自分の感じるもの、言っている事。
それが不可解であろうことをまだ自覚してはいない。]
自分の家から、でなくちゃ、……でしょ?
[そっとカプセルから立ち上がり。
家と表したのは、心か、カプセルか。
足元の荷物をぎゅ、と抱きかかえると*微笑んだ*]
[本を差し出したときに、カルメンの表情が抜け落ちて。
ああ、失敗したと、ほんの少しだけ肩を落とす]
分かりました。では、いつでも言ってくださいね。
カルメンさんみたいにゆうしゅな生徒はいつでも歓迎です。
[戻ってきた本の表紙を、撫でる]
そして、もし ――
[もし私が石になったそのときは]
[そう言葉を続けようとして、彼女の前向きな言葉に口をつぐむ。
まぶしそうに目を細めて、カルメンを見た]
そうですね。
早く、この施設を出られるよう頑張りましょうか。
[カプセルから立ち上がり、2階へと向かってみようと思った。**]
―2F 3の部屋前―
……、…貴方が頼んだんですの?
いえ…頼まれた?…何方に?
[視線はゲルダのほうへ。
怪訝そうに眉を寄せる。
ブリジットの警戒に呼応し
ざわめいていたいばらはふっと静まる。]
●業務連絡●
★無茶ぶり1★
おまたせしました。
いばら恒例、無茶ぶりの時間です。
A:3Fへの扉(前に石像あり)
B:6の部屋の隠し扉(前に3体の石像あり)
いずれも先には上の階に上る階段があります。
これらを開けてください。
いろんな工具や特殊アイテムを各部屋から探してもらっても構いません。
このRPを
Aは<<娼妓 カルメン>>さんと<<植物学者 ライヒアルト>>さんに
Bは<<写眞家 アーベル>>さんと<<令嬢 ブリジット>>さんに無茶ぶりします。
(実行するのはどちらかかたっぽでも構わないですし、両人一緒にでも構いません)
★無茶ぶり2★
実は、この建物には先に6の部屋の鍵を噛み千切ったものが存在します。
それが安全なものなのか、危険なものなのか、詳細は不明です。
しかし、上にあがる階段が通行可になったとき、それとあなたがたは遭遇するでしょう。
この謎の生物を<<シスター ナターリエ>>さんに第一目撃してもらいます。
どのような生物かを作り上げてください。
何もいなかった…はなしでお願いします。
個体の大きさ、単体なのか複数なのかは自由です。
なお、実体のないものでも、キメラでも、ドラゴンでも構いませんが、サザエさんなど、雰囲気を破壊するものは避けてください。
…ぅ、よくわかんない、けど…
そんな気がしたの。
必要になるかもしれないって、思ったのかな?
[返す言葉は具体性に欠け、不明瞭。]
[胸の前で握り締めていた手をゆるやかに下ろし
自分を抱くように腕を組む。
――砕けた石像は最初に見ただけで、あとは視界から逸らして、眉を少しだけ寄せる。]
――…よくわからない、ではわかりませんわ。
でも、…鍵、があるのは…進展ですわね。
どこの、かしら。
[奥に扉。廊下にも扉が在る。]
[あれ? と少しだけ首を傾いだ]
[せんせいの言葉が妙な絡み方をしたからだ]
……
[其れでも女はあまり深く考えなかった]
[深く考えないように、した]
[もし、の先は安直に良い言葉だけが続くのを想像する]
せんせい。
……ありがとう。
[だから、はにかんで見せて]
[2Fへと向かう先生の後をついて共に二階へ向かう]
●業務連絡●
なお、どーしてもその無茶ぶりは無理!!
っていう場合は、それなりに無理っぽさげなことをRPして、もう一人の候補に押し付けましょう。
候補者全員がどーしても無理!という場合はそのイベントは発生しないことになります。
そしたら支障が!とい心配をする必要はありません。
マップがぐちゃマップなのも、あらゆる対処をするためですので!
くれぐれもご無理はなさらず!
―― 二階・廊下 ――
[二階へと向かう道すがら、
アーベルと大広間で会うのなら
笑みと共に、挨拶代わりの視線を送ったかも知れず。
恐らく二階に上がった所まではせんせいと一緒だった。]
……。
[右方、左方に、部屋があるのだろうと
思わせる扉の存在。
そして先の方には大きな石像が見える。]
―2階 3の部屋入り口付近―
[ゲルダは迷うことなく奥のドアを指差す。
それはまるで、何かに“導かれるよう”
――副作用。クスリ。思い出す。
まさか容(かたち)は違えど自分にもそれが発症しているとは思いもせず]
――…まるで知っているかの ようですわね。
[謂いながらも、ユリアンへと視線を移す。]
鍵を。
[開けて、か。渡せ、か。
いずれにせよ、3の奥の扉は開かれるのだろう]
……。
[3の部屋の前
ブリジットの姿にも軽い会釈をし。
部屋の中が視認出来たのなら、
砕けたソレを見て、少し挙動を止め
何も謂わぬまま面々をじっと見つめただろう。]
[面々を見遣り]
……
[ゲルダを見て、洗面台の時の遣り取りを思う
そっと、砕けたソレに一度視線を移し、
ゲルダへ戻す。]
誰が?
[遣ったのか、という問い。
声色は一体、聞くものにどういう印象を与えたか。
ちら、とブリジットも一瞥して。]
―――……
[何の音と問うよりも早く―――…予測はついている。
けれども石を破壊していたギュンターは階下にいるはずで。]
…誰が?
[問いかけは独り言に近い呟きだった。
ナターリエを撫ぜると肩を貸していた頭は傍の石像に
一度預けてもらうことにし、立ち上がる。3の部屋を覗いた。]
―回想・了―
―3の部屋―
[覗くと、ユリアンとゲルダの姿。
それから砕けたもの――舞い上がる、]
…ケホ。
[言葉の代わりに、咳が出る。]
……鍵か?
[今度は言葉になる。
何の、と聞くよりも早く奥の扉が窺えた。]
お嬢さんが見つけたのは、それか…。
モノ捜しの上手な子だ。
[感心しつつも少し腑に落ちない様子。
鼻が利きすぎる、そんな感想を抱いたよう。]
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