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[やがて]
[幾年が過ぎたろう]
次のほしまつり、おらぁ行きたかよ?
[神巫に願う]
[その姿]
[変わらず今も幼きままに]
たくさんここで過ごしとってん
おらも色々しっとるよ
自分で言うたりせえへんから、おらにいかせてくれんかの?
[問う言葉に、神巫が答え――]
[星の隠れる白い夜]
[鈴の音が静かに響く]
[りぃん]
[りぃぃん]
[澄んだ音は鳴り響き]
[水車はまわり]
[白い花は踊る]
[やがて訪れた客人たちに]
[赤い髪の子供がひとり]
[*数えの歌をうたってた*]
まあ随分先とかになっちゃいましたが(何)
てことでお疲れ様でした。
楽しかったですありがとうー
2時までに戻る事はないっつーか寝るので
また今度おあいしましたらよろしくー
ではでは。ひしょーでした。おやすみなさいノシ
ちなみに姿がかわらんのかかわるのかはてきとーでいいかとか思ってるとかいいません(何)
心がきめるんじゃねの?とか思ってるとか言わない
ではでは今度こそ*失礼します*
3秒差に冷や汗垂らしつつ、お疲れさまなのじゃ。
ほのぼのと心温まる個別えんどであった。
ご一緒できて愉しゅうござった。ゆるりやすまれよ。ノシ
[ぎゅうとそれこそ音が聞こえそうなほどに強く衣を手繰りこむ指先は真白く。
巫女によりがしゃんと響く不協和音は驚きと悲鳴。
禰宜が警邏を怒鳴り、白き天狗の存在を疑うとばかりに近づこうとするもそれは簪により進むことあたわず]
[えいか、とごくごく微かに天狗の名を紡いだは安堵ゆえであろうか。
既に巫女は散り散りとなり、背の御簾をくぐった老禰宜はその場の次第に既についていける様子もなくただただわめき散らしながら警邏を呼び立てる]
…連れてって。
[生まれて初めて口にした、微かな微かな自由を求める願いは、ほんの少しだけ夜気を揺らすだろうか]
[不協和音響く中、耳に届くは懐かしき名を呼ぶ声。
姿に合わせるよに字は違えしが、音の変わることはなく。]
…ああ。
[希な願いの言の葉に、安堵させるよに口の端をあげて。
白の被衣でふわりと包み、その上から抱き寄せる。
後ろに大きく飛び退れば、閨から禰宜は喚き立てようか。]
さても見苦しや。
……あまつきつねが業、知るがいい。
[手の内に隠したる金の鈴、一指し舞うよに高々と上げて。]
[りぃん、りぃん…鳴らすはふたつ]
[澄んだ音響けば、薄く広がる霧が朱の界と白の界を繋ぎ――]
とりあえずさっくり攫ってみたのじゃ。
この後どうなったかは揺藍殿のお時間があれば、というところじゃな。
変わりし名前とか狐面とかねたはあるのじゃが。
それに絡んで真の名を聞きたいとか目論んでたり。
みえぬこころに
よるもおわらず
いえぬかなしみ
むりにはすてじ
[低く通る声は、風に乗り、遊ぶわらべ等を呼び寄せる]
なくこえとおき
やみねのつきの…
[そこで、ぱたりと謡い止めて、寄り集まって来たわらべ達に、薬売りは、にこりと笑いかける]
[白き衣の中に包まれてしまえば、不思議と禰宜の不快な怒声も、警邏の者の鎧の音も足音もすべてが遠いもののように小さく消えてしまう]
[不意に足元が心もとなくなったのはそらにわが身が彼の身と共に躍った故と知る。
鈴の音二つ、響けば頬を一筋伝う涙と共に呟く言葉は『さよなら』と誰に告げたものであったのかも知らぬが──]
さてさて、天狗のお里は月白の花咲く野辺にあるという。
[わらべは、おとぎの話を聞いて、水飴貰って帰ろうか]
さみし、こいしと泣く子があらば、銀の鈴の音聞こえよう。
[それが、おとぎとならぬ子が、どこかにあるやもしれないが]
「……遅い」
[その呟きが零れたのは、果たして幾度目かであろうか。
遠くに見ゆる、祭りの灯。その中に飛び込んで行った濃色の影。
それは一向に、戻る様子もなく。
露草色の髪の若人は、苛立ちを覚えつ、闇夜に浮かぶ灯を見つめた]
「……まったく……」
[疲れたよなため息は、果たして何へと向けられたのか。
待ちぼうけを食らっている事にか、それとも待ちぼうけをさせている相手へか。
それとも、待ちぼうけに甘んじている自分自身か。
答えは出ず。
若人は再び、祭りの灯を見やる]
「…………」
[待ち人は、未だに戻らない。
いくらなんでも、遅すぎはしまいか。
そんな思いが、ふと過ぎろうか]
「……よもやとは思うが……」
[危険な所に入り込んだのか。
はたまた、何事かに巻き込まれたのか。
……或いは出自を知る者に出くわしてしまったのか]
「……」
[浮かぶ可能性は、どれも芳しくなきもの。
護り手としての、彼の立場からすれば。
そして、待ち人と交わした『約束』を思えば]
「……探しに、行くか」
[腰に佩いた太刀の柄を握りつ、独りごち。
祭りの灯へ向け歩き出そうとした、その刹那。
灯の中から、飛び出すように。
駆け出してくる、小さき影]
「……風漣様っ!」
[見間違うはずなどない、濃色の髪に。
名を呼んで、駆け寄ろうか]
……舞弥のにいさまっ!
[いつの間にか戻っていた祭りの只中。
腕の中の鞠と紙風船の存在を確かめ、ほんの数瞬前の出来事が、夢ではない、とはっきり悟る。
そうして、帰ろうと。
待っていてくれるはずだから、と。
そう思い、駆け出した。
祭りの灯の外へ。
灯火の領域を出るなり、呼びかけてきた声に。
その主の名を、呼んで、走る]
「……御無事で」
[膝を突き、迎えてくれた若人の言葉に、紅緋はゆる、とまばたくか。
待たせている間のその心中は、知らぬが故に。
まばたく様に、若人はほろ苦いものを含んだ笑み浮かべ。
それから童の腕の中、見慣れぬ色彩へと視線を移す]
「風漣様、それは……?」
え? あ……もらったの!
[あのね、あのね、と。
白の中で出会いし者、見聞きした事を話そうとするが、言葉は上手く綴れず。
……だが、何かしら、変化はあった事は、若人にも伝わるか。
穏やかな笑みと共に、そう、と髪が撫でられる]
「お話は、後ほど伺いましょう。
……もう、戻らねば」
[静かな言葉、それに、うん、と頷けば。
軽々と抱えあげられ、見える世界がぐん、と高くなる。
慣れたぬくもりと気配に安堵したよに紅緋を細め。
それからふと、ある事を思い出し、あのね、と小さく声を上げる]
「……どうなさいました?」
うん……あのね。
ただいま、だよ……舞弥のにいさま。
[投げかけた言葉は、若人にはやや唐突なものであったか。
その表情に僅か、困惑かすめ。
しかし、それはすぐに穏やかさの内に掻き消える]
「……お帰りなさいませ、風漣様」
[静かな静かなその一言に。
紅緋はまた、安堵したよに微笑むか。
住まいし森へと帰るその背を。
*満天の星、見送りて*]
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