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[神父関連で記憶を辿った結果、クレメンスの伯父が神父であったことを思い出す。
一緒に遊び回ったガキ大将ではあったが、家系として連なるならば、とようやく納得した]
……へ?
[そうして一人頭の中でスッキリしていた時、クレメンスから問われて呆けた声が出る。
まさか気付かれたか、と思ったが、エーリッヒで通すと決めた矢先でもあるため、明かせない、と言う思いが先に出て]
──あぁ、いえ。
今回が初めてですよ。
[訪れたことが無い、と言う体で返した。
迂闊にあると言えば、逆にボロが出るような気がしたため]
ああ、中々良いものが揃っているのだが、使う者がいないせいか、放置されているのだよ。
前に来た時にも一通り見ていったのだが、もう一度、と思ってな。
[向けられた視線を追うように、フルートケースを見やり]
……おっと。
いつまでも、こんなところで立ち話、というのもなんだな。
きみもまだ、仕事の途中なのだろう?
まずは、やるべきを片づけてしまおうか、お互い。
[ふと、思いだしたように提案するのはそんな事。*]
6人目、神学生 ウェンデル がやってきました。
Lux aeterna luceat eis Domine,
cum sanctis tuis in aeternum;
quia pius es.
Requiem aeternam dona eis, Domine;
et lux perpetua luceat eis.
[少年期特有の澄んだ高い歌声が、虚空へと消えていく]
.........さよなら。叔父さま。
[神学校の制服に身を包んだ少年が立つのは、真新しい墓碑の前。
そこに眠るのは、一週間程前に亡くなった少年の叔父だった。
少年にとっては、後見人でもあった人だが、6年前両親を病で喪った後、ずっと遠い街の神学校の寄宿舎に預けられていた少年には、あまり馴染み深い相手とは言えない]
あ、はい、荷物はこれだけです。
[少し離れて少年が祈りを捧げる間を待っていた自衛団の若者に促され、墓碑にもう一度黙祷を捧げてから、踵を返す]
あの...集会所に泊めて頂けるのは有り難いですけど、どうして村から出てはいけないんでしょう?
[当初は叔父の墓参をしたら、すぐに学校に帰る予定だった。しかし、しばらく集会所に滞在するようにと自衛団長に半ば強制的に申し渡されてしまったのだ。
困惑を隠せない少年に、問われた団員は、理由は判らないが、従って欲しいと繰り返すばかりだ。]
[敢えて自衛団に逆らう程の理由も持たない少年は、仕方なく小さな鞄を一つ提げて、集会所へと向かうことになった。
自衛団員の後ろから、不安気な表情でとぼとぼと歩きながら、時折、小さな頃に暮らしていた村の様子をちらちらと窺い見る。
見覚えがあるような場所も通ったけれど、ここが故郷であるという実感は、やはり薄かった**]
ああ、演奏は他の滞在者殿にも機会があれば、と言ってもらえているからな。
[言い方はこれまでと余り変わらないが、声音には一抹、楽し気な響きが宿る]
ああ、また後に、な。
[提案に返る同意に頷いて。
仕事へと戻るカヤを見送った後、自分も地下を出る]
さて……ご婦人に部屋を使わせてもらう旨、伝えんとな。
[ぽつりと独りごちた後、増えた荷物を持ち直した。**]
─ 広間 ─
[珍しい、と言われれば>>74、その通りだ、とも思う。
それだけ老婦人もこの屋敷を必要としてくれているのだろう。
それでも、エーリッヒの想いに変化は無い]
…ここを買い取りたいと、お願いしたからだろうね。
[推測と共に零れるのは苦笑。
願いを口にした時の老婦人の様子が直ぐに脳裏に蘇る]
行方不明……そうだったのか。
お力になれずすまないね。
[苦笑するクレメンスに対し、エーリッヒもまた申し訳なさそうに返した。
なるべくならば触れぬよう、掘り下げないよう、当たり障りの無い言葉を選んでいく。
ボロが出ないようにすることに気を取られたためか、直前>>62で緊張のあまり敬語が出てしまっていたことには終ぞ気付かないまま**]
こんにちは、ウェンデル・モルガンです。
お世話になります。
[集会所に到着すると、玄関口で管理人の老婦人に一礼する。
老婦人は、少年の名から両親と叔父を思い出したようだった]
はい、僕はウィリアム・モルガンの息子です。......すみません、昔の事は、あまり覚えてなくて。
[老婦人は、懐かしげに両親の事を口にしたが、少年は困ったように眉を下げるだけだ。実際、村の事だけではなく、8歳の時に世を去った両親の記憶も、朧げだ]
[それでも、少年の記録は村に残っている]
──────────────────
■名前:ウェンデル・モルガン Wendel・Morgan
■年齢:14歳
■職業:神学生
■経歴:6年前に両親を亡くし、以来遠くの街の神学校の寄宿舎で暮らしている。両親を失ったショックからか、子供の頃の記憶はあまり残っていない。
歌が好きで、神学校では聖歌隊に所属している。
──────────────────
こんにちは。
ウェンデル・モルガンです。
よろしくお願いします。
[やがて、人の姿を見れば、礼儀正しく挨拶する。
しかし、ここに呼ばれた理由を尋ねようにも、どうやら詳しい事情を知る人はいないように思われた。**]
─ 広間 ─
そのようだね。
[長らく集会場として機能してきた愛着もあるのだろう。
駆け引きの初手を損じた形になったエーリッヒにとっては苦いもののはずなのだが、愛されているこの別荘が誇らしくもあった。
話がクレメンスの幼馴染について>>76に移ると、向けられた頼まれごととくしゃくしゃな笑顔に、エーリッヒは複雑さを秘めた笑みを浮かべる]
──えぇ、もし会うことがあれば。
[諾を返すエーリッヒは胸に心苦しさを抱いた。
ここにいると言いたい、言えない。
喉元まで出て来そうになるのを押し込める。
そして、騙しているクレメンスへの申し訳無さが心を占めた]
[葛藤や謝罪が渦巻く中、クレメンスの言葉に喜んでいる自分もいることに気付く。
もう覚えていないかもと言う不安を消し去り、戻る場所を与えてくれた言葉]
(ありがとね、クレメンス)
[今はまだ心の中で礼を言う]
(時が来たら、必ず───)
[そして、新たな決意を]
[緩く、長く、密やかに息を吐く。
それから、ふ、と何かに気付き、クレメンスを見た]
そうだ、お茶飲むかい?
フラウが用意してくれたものがあるんだ。
[問いかけながら一人掛けソファから腰を浮かせ、ティーセットの傍のソファへと腰を下ろし直す。
ついでに自分の分を淹れ直し始めた*]
― →厨房 ―
えーっとぉ……
[厨房の戸を開けて、きょろきょろと辺りを見渡す。
何度も訪れた場所故に、何処に何があるかは大体把握していた。
持ってきた食糧をぽんぽんと詰め込んで、程なく作業は終わる]
ふぅ。お仕事終わり、っと。
おばさんドコだろ。広間の方かなぁ。
[ひとまず一通りの仕事が終わったことを報告すべく、管理人の姿を探して厨房を出た]
― 広間 ―
失礼しまーす。
[すぐに広間へと向かったのは、先ほど通りかかった際に話し声が聞こえていた為。
扉を潜ってすぐの場所で立ち止まり、その場にいる人間への挨拶もそこそこに、部屋を見渡した]
おばさん、は……いない、かな?
[管理人の老婦人はどこにいるかと探す歩みがふと止まる]
……外に出られていたか。
[手に籠を持ち、向かう先はハーブ園か。
しばしの思案の後、こちらも庭へと足を向けた]
─ 庭園・ハーブ園 ─
……少々、よろしいか?
[呼びかけに振り返った老婦人に、部屋を一つ借りたい旨を伝える。
滞在が長期になる可能性は自衛団長からも伝えられていたそうで、好きな部屋を使って構わない、との返答が寄越された]
ありがとうございます。
……ところで、今回の呼び出しについては……ああ、やはり、何も。
[自衛団長から何か聞いていないか、という問いは最後まで口にはできず、その前にやんわりと遮られた]
……いや、なんとしても先に知りたい、というわけではありませんので。
ゆるりと時を待ちますよ。
それまでは、久しぶりに顔を合わせた面々と語らうとでもしますか。
[それは村の人々であり、手にした楽器の事でもある]
……ええ、時間が許す限りは、手入れをして行こうかと。
次は、いつ来れるかわかりませんからねぇ。
[軽く言って肩を竦めれば、いつでも戻ってきなさいな、と穏やかに笑みかけられて。
ほんの少し、眉を下げて一つ頷いた。*]
― 広間 ―
なるほど、じゃーココでちょっと待ってようかな。
[ふむふむと頷いて]
そっかぁ、大変だったねぇ。
その様子じゃ、何で滞在しろって言われたかは分かってないみたいだね。ウチもなんだけどさ。
あっ、ウチはカヤ・ヴァイデンフェラー。カヤでいいよ。
[少年の話に相槌を打ちながら、自分の名前を名乗り。
相手の名を聞いて、少し考える素振りの後]
ウェンデル・モルガン……あっ。
あのちっちゃかったウェン君かー。随分おっきくなったねぇ。
[ぽむと手を打ち、懐かしそうに目を細めた]
─ →二階・客室 ─
[それから、二言三言言葉を交わした後、ハーブを集めるという老婦人と別れて再び屋敷の中へと戻る。
広間に人の気配が増えたような気もしたが、後でいいか、と階段を上がり、二階にある客室の一つに落ち着いた]
……さて。
いつまで、ここに留め置かれる事になるのやら。
[は、とため息一つ落として。
まずは、と持ちだして来たフルートケースを開いて手入れに取りかかった。*]
はい、何も...
[やはり、この人も事情は判らないようだと短い溜め息が漏れた]
カヤさん、ですね。
あ、僕の事も...
[ウェンと呼んでもらって構わない、と言おうとしたら、相手からその呼び名が飛び出した>>90]
う......ちっちゃかった、て......
[どうやら子供の頃の知り合いのようだと判って、少年は改めてカヤの顔を見つめる。
なんとなく見覚えがある気もするが、その頃の記憶は霧の向こう......カヤだけが小さかった頃を覚えているという状況が、なんだか気恥ずかしくて、僅かに頬を染める]
もう、14歳ですから。
[子供じゃないです...と、いう主張は、とても小声だった]
……ところでさぁウェン君。
立ってるのきつくない?
団長さんまだ来ないみたいだしさ、とりあえず座って待っとこーよ。
[そう言って、少年に手近な場所の椅子を示して見せた**]
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