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はい、こんばんは。
君も丁度食事の時間ですか。今日は怪我はしませんでしたか?
[柔らかな笑みを浮かべティルに手を上げ返す]
ユディもこんばんは。
いえ、それがつい本を読んでいたら、ですね。
[軽く頭を掻く。本に没頭して時間を忘れるのがよくやる失敗であることは、村人の多くが知っていることだろう]
[入ってきた医師には、会釈と共に挨拶をして]
[ユーディットの言葉に、一つ、瞬く]
あはは……そうかも、知れないね。
まあ、納期がある訳でなし、もう少しゆっくりと進めていくか……。
[軽く言って、途中で止めていた食事を再開する]
まぁ、またですか。先生。
[頭を掻くその様子に苦笑のようなものを漏らす。]
先生もエーリッヒ様と同じ病気なんですね。
始めたら止められなくて、何もかも忘れてしまう。
……ちゃんとご自分の食事や健康にも気を遣ってあげて下さいね。
[エーリッヒはピアノ、オトフリートは本。
何かに集中し、時を忘れる]
……皆似たようなもんか。
[かく言う自分も、研磨や加工に没頭する癖があったりするわけで。
人のことは言えないために咎めの言葉は出なかった]
[その戸を手の甲でこつりと叩く。また二度続けて叩いてから、一度頷いて戸を開いた]
……今晩は。
お邪魔しますね。
ええ、今晩は。
[挨拶をしながらも店内の面々は見ないまま、ふらりとカウンターの方へ歩み寄り。女将に向けて「ミルクを」と注文し、硬貨と引き換えに品を受け取る]
……。
[適当な席に就くと、親指の爪をがりがりと噛みながら、ようやく店内を一望し]
[会釈を送られれば笑みと共に会釈を返し、声を掛けられれば軽く挨拶を返してゆく]
はい、いつもの水と。
ティルと同じものをいただけますか?
[彼は滅多に酒を飲まない。
祭りで飲まされた時にも酔った素振りは全く見せなかったのだが]
はは、面目ありません。
できるだけ気をつけるようにしますよ。
医者が倒れてしまうわけには行きませんからね。
[エーリッヒの方をチラリと見て苦笑を浮かべる。
ユーディットに顔を向け直すと軽く頷いた]
[宿の前でアベールと丁度鉢合わせ、立ち止まり軽く頭を下げた。この人は少し苦手だった。何となくだが、怖いと思ってしまう。
アベールが入った後に続いて店に入ると、中には人が何人か居た。視線を感じ、アベールにしたのと同じように軽く頭を下げる。声は出さなかった。
そしてどこか空いている席をと見回すと、知った顔を見つけ、どこかほっとした様子で近くに寄った。]
こんばんは。ユリアンも夕飯?
[そうして微笑んでみせた顔は、歳相応に近いごく自然なものだった。]
でも考えてみれば、この村ってそういう人多いのかもしれませんね。
工房で宝石を加工なさってる方たちも、時間を忘れてお仕事に集中してらっしゃいますし。
[と、ユリアンがティルに言った返事が耳を掠めて]
そんなに長い間修行なさるんですね。
……凄いです。
[素直に感心した。
言葉の裏にある苛立ちに似たものには気付いたのかどうか、実に怪しい。]
[と、また扉の開く音。
後ろを向いて、アーベルがいることに気付き――
――なんとなく、複雑そうな顔をした。]
[叩かれた戸に視線をやる。
現れた人物を確認すると、直ぐに視線を逸らした。
この村に来てからどこか理解に苦しむ行動をする人物。
関わらぬが得策、といつも見てみぬ振りをしていた]
……女将さん、水一杯。
ここで食ってくわ。
[持ち帰る予定だった晩飯を一つ広げ、カウンターで食べ始める。
工房で技師が待っているだろうことは考えないことにした]
…イレーネ。
そっちも、飯?
[かけられた声に視線を向け、晩飯を食べながら片手を上げた。
元々表情の変化が乏しいため、懇意にしている相手であっても無表情のままなのだが]
[感心するようなユーディットの言葉に]
…親方に言わせれば、まだまだひよっ子だとさ。
手先の器用さには自信があったんだけど。
未だに良い石には触らせてもらえない。
[紡がれる言葉には不満の色]
おや。
[アーベルを見て軽く目を細める。
少しだけ笑みが小さくなり、憂いに近いものが一瞬浮かぶ。
それもイレーネに会釈を返す時には元に戻っていたが]
いただきます。
[やがて届いた食事に手をつける。
一つ一つをゆっくりと租借する。食事の量はティルに比べかなり少ないのだが、時間はやたらと掛かる]
[アーベルの後ろからイレーネが入ってきたのを見てとり、こんばんは、と会釈をする。
こちらに対しても、アーベルに向けたのと同じような、複雑そうな表情が一瞬浮かぶ。
けれどそれはすぐに、普段通りの優しい顔の下に隠れる。]
[ユリアンの不満そうな顔に目を見開く。]
そうなんですか?
良い石っていうのがどういうものかはよくわかりませんけれど……。きっとユリアンさんなら、そのうち扱わせて貰えるようになりますよ。
親方さんは、ユリアンさんをもっともっと凄腕の技師にしたいんですよ。4年も育てるってことは、才能を見込んでいるということですからね。
[1年前、この村にやってきたときから変わらない、ポジティブ思考。]
[ふと気が付けば辺りには随分と客が増えており。皆の食べている食事の匂いが鼻に届く]
んー、いいねえ。随分賑やかになってきたじゃないか。
俺もなんか食うとすっかな…。
[何を食べるか思案したが決めかねて、他人が食べているものでも参考にするかと見回した。その中にオトフリートがいるのに気付き、軽く会釈した]
…サイズのでかいやつとか、価値が高そうなやつとか。
削りすぎたり、傷つけたりしたら、儲けが減るからな。
[元も子もない言い方でユーディットに返す。
才能を見込んで、と聞けば僅かに首を傾げて]
……そうは、見えねぇけどなぁ。
体の良いパシリだと思ってんじゃねぇの。
[事実、仕事の雑務や、住み込みであるために洗い物等も任されていて。
便利に使われている部分は多分にあることだろう。
ユーディットの言うように期待している部分もあるのだろうが]
[ユーディットが見せた視線には気づいたが、あえて気づかないふりをした。少なくとも表面上だけでも優しく接してくれている以上、こちらから何かを言う事も特に無く。]
うん。明日忙しいから、先に休んでいいって。
[そう告げユリアンの隣に腰掛ける。おそらくこの中では一番、ここが落ち着ける場所だった。
宿の女将に、安めの夕食を頼んで代金を払い少し待つ。
ユリアンの表情が乏しいのは、出会った頃から今も変わらないのでさして気にしてはいない。むしろ急に笑われたりした方が、きっと驚く。
そのうちパンに野菜とハムを挟んだものが届くと、それを少しづつ、食べ始めた。]
[人の気配が増えているのには気づいているのかいないのか。
食事の間にまた、イメージ模索に入り込んでしまったようで。
無意識、カウンターの上で指が動く。
とん、とん、とリズムを取るように]
ああ、ハインリヒ。
新しい薬の材料も届いたのです。明日またお邪魔しますね。
[没頭していた本はどうやら同時に届いた物である様子]
イレーネ。
女将さんにも明日お届けしますと伝言お願いできますか?
[一旦食事の手を止め、少女に静かに声を掛けた]
…明日…。
[忙しいと言うイレーネの言葉に、食事の手が止まった]
……また、『あそこ』に?
[言葉に乗るのは心配の色。
全てを知っているわけではないが、明日忙しい、とイレーネが言う時は、必ずと言って良い程とある屋敷へと向かうためだ]
…今日この後お前のところに行こうと思ったけど。
それなら、止めておいた方が良いかな。
仕事、大変そうだね。
[ユーディットとの会話を聞きながらぽつりと呟く。
店でも宿でも会えなかったのはその為かとは少し思った。
とんとんと、小さな音が聞こえたのできょろきょろと探し、その音の元を見つけると、エーリッヒ指先を目を瞬かせながら見つめていた。興味深げに。
食事の手を止めぼんやりと見ていたら、オトフリートから名を呼ばれ、顔をあげた。]
あ、はい。いつものお薬、ですよね。伝えておきます。
明後日には切れるって言ってたから、丁度よかった。
あの、いつもありがとうございます。
[そうオトフリートにぺこと頭を下げた。]
それは見えないだけですよ。
[フォークを振ってユリアンに力説する。]
あとちょっとしたら、判ります。大丈夫ですよ。
[にこりと笑う。と、エーリッヒの様子に気付いて]
……また始まった。
[しょうがない、とでも言いたげに、しかし優しい眼差しでそれを見ている。]
あ、ああ。いつもすまねーな。先生さん。
あんたが来てくれるとお袋も喜ぶよ。
[新しい薬と聞いて、代金の事が頭に浮かび一瞬表情を曇らせるが、気付かれないように慌てて愛想笑いを浮かべる]
あー、俺は鶏肉とパンのサンドをもらえるか。
野菜はいらねーよ。酒の味が薄くなっちまう。
[一瞬でも金銭のことで表情を曇らせたのがバツが悪かったのかカウンターに向き直り注文をした]
いえ、これも仕事ですから。
[僅かに眼を伏せ、イレーネに首を振る。
唇に浮かんでいるのは変わらぬ笑みに見える]
よろしくお願いします。
…ん、今日はティルが沢山持って来たからな。
今まで買い取ったのも、いくつか残ってるし。
[イレーネの言葉に頷いて、再び食事に手をつける。
力説するユーディットを見ると]
……そうなんかなぁ。
[疑わしげに呟いた]
青年 アーベルが村を出て行きました。
[周囲の視線などは気にした様子もなく。
指運びはその内、鍵盤の上を滑るにも似た動きとなり]
Jenseits der Himmel nach und nach erhoht und sich auf in….
[呟きが零れた後、ぴたりと止まった]
ん、なんとか……かな?
ええと…。
[少し口篭った後、こくりと頷いた。
1から全て話した事はないが、すぐに治らない傷痕を何度か見られた事もそれを追求された事もあり、察しはつけられているだろうと思いながら。
それでも、来ようと思ったというユリアンの声に嬉しそうに、ふるふると首を振った。]
あ、来てくれるんだったら…今日がいい。
きっと明日は忙しいだけで終わるし。
[そう微笑んだ顔は、お客に見せる透明なそれ。]
[奥のほうからハインリヒの声が聞こえ、そちらにもぺこりと頭を下げた。小さく、こんばんはと口にしたが、届いたかどうかは分からない。]
[オトフリートの内心は窺い知れないまま。
変わらなくみえる笑みと言葉に、もう一度小さく頭を下げた。]
私が行くことで元気になってくださるなら。
一番大切なのは、薬ではなく患者さんの気力ですからね。
[相手の微妙な表情にはピンとくるものがある]
それでも助けとしての薬の力は必要です。
…すぐにでなくても構いませんから。
ずっと忘れられてしまっては私も困りますけれど。
[最後の一言は悪戯めいた響きを含む]
[頷くイレーネには「……そうか」と声が漏れる]
…じゃあ、親方に晩飯届けたら行くよ。
ここで、待ってるか?
[食事は粗方終わり。
後は腹を空かして待っているだろう技師へと届けるのみとなる。
訊ねかける直前に見えた透明さが浮かぶ微笑には、ほんの少しだけ、気付くか気付かないかくらいに眉を顰めたか]
[注文を待つ間、イレーネに気付き、ニカと笑みを浮かべてジョッキを傾けてウィンクをした]
久々に…もいいかもしれねえなぁ。
[いつぞや客として会った時のことを思い出し、ぽつりと口からそんな言葉が零れたが、さすがにそれは誰にも聞かれぬ小さな声で。]
……ん、ああ。
なんとか、少し、形が出来たな、って。
[ユーディットの疑問の声にくす、と笑い。
ポケットから出した手帳に、今浮かんだ音階を書き込んでおく]
一度、弾いてみないとなんとも言えないけれどね。
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