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[猫の食事と、自分の食事と。
双方済ませてから、一度二階の個室へ向かう]
……おっと。
仕事道具、忘れた。
[開いた鞄の中、羽ペンとインク壺はあるものの。
構想を書き付けるノートはどこにも見えなくて]
……取ってくる、か。
[小さく呟き、壁に掛けたコートを手に取る。
黒を纏う姿は、神職の者のそれとも似て。
とはいえ、そうかと問われたなら、返すのは否定なのだけれど。
階下に降り、家主がまだいるならば、一度戻る旨を伝えて。
猫を肩に乗せ、真白散る中へと歩き出した]
……それにしても、まあ。
[道を歩きつつ、零すのは苦笑]
わかりやすい事だ。
[すれ違う人々の態度は、微妙に変化している。
元より、深い付き合いをしている者はそう多くはないため、余り気にする事でもないのだが]
……いきなり叩き出されていないだけ、マシと見るべきか。
[自嘲的な呟きと共に、居候する家へと戻る。
正直、家主まで連行されるとは思っていなかったので、戸締りの再確認をしておかなくては、という思いもあった]
[天より舞い落つる白]
[何かを思い出しそうで][何も思い出せなくて]
[長らく空を見つめ続け]
………ふぇっぷち!
[大きなくしゃみが出た]
うぅ、俺が風邪を引きそうだ。
[冷えて来た身体を両手で包むようにし、掌で擦る]
[寒さに身体を震わせながら、もう一つの目的のために自衛団員を探すべく歩き始めた]
[忘れ物と、それ以外の小物を幾つか纏める。
愛用品のカップはどうするか、悩んで結局荷物に加えた。
元々、物持ちは多くないので、それでも大した量にはならない]
全く……面倒なことだな。
[文句を言いながら、戸締りを確認し、再び外へ。
白に染まりゆく世界の中、黒を翻しつつ、再び集会場へと向かい歩き出す]
お、ありがと。
これだけあればそうは無くならないだろう。
[それでも律儀に「一人分予約」などと書いてみたり。
後は静かに食事をする。わけもわからずに近く連れてこられたこの状況で、弾む会話もそうあるわけはなく。
好物なのにいつもより食べるのが遅いのは、やはり気分の問題か]
ん、ああ。
[戻るという同居人にも生返事。ひらり手を振り見送って。
暖炉の前で沈黙したまま、時だけが流れてゆく]
─村の通り─
[歩く道、ふと足を止める。
視線の先に見えるのは]
団長殿、か。
[自衛団を束ねる人物。
五年前、行き倒れかけていた自分を拾ってくれた恩人の一人ではあるが。
その信心深さ故に、苦手とする筆頭でもある]
…………。
[数人の自衛団員と話す姿をしばし、遠巻きに見つめ。
団員たちが散った所で、そちらへと近づいた]
御機嫌よう、とでもいうべきか。
お伺いしたい事があるんだが、団長殿。
[無愛想な挨拶と共に切り出すものの。
返されるのは、『事件』に関しての事なら、後から話す、という言葉]
その、『後』というのはいつになるのか。
……俺は、浮き草稼業だから、さほど気にはせんが。
職によっては、色々と差し障りもあるだろうに。
[それでも、と団長は譲る様子なく。
嘆息]
まったく……。
―集会場広間―
これ、親父の手だよな。
[ポツリ。暖炉の隣にあるカップボードに触れながらの一人ごと]
古いのを手直したって感じかね。
ここ…元領主の別荘だったりすればいいんだけれどな。
[耳に残る自衛団員の声。
子供の頃は共に遊んだはずの青年が向けてきた目は]
もう6年か。
[父もいない。母もいない。
新たに所帯も持たなかったのには理由があるけれど]
……まだ6年、か。
[ふるり、首を振って。
暖炉の薪を増やし調節して暫くは消えないようにすると、食べ終わった食器を持って厨房へ]
[結局、思うような言葉は引き出せず、集会場で待て、という言葉に頷くだけとなったのだが]
……あんたは。
何を、したいんだ?
[立ち去り際、投げかけたのはどこか唐突な問い。
沈黙を経て、返るのは、「村を守る」との言葉]
……そう、か。
[小さく呟き、一礼して歩き出す。
肩の猫もワンテンポ遅れて、小さく頭を下げる仕種をした]
―厨房―
あ、しまった。
[小皿が一枚、綺麗な半月二枚と化した。
自分の家じゃないのにどうしよう、と首を傾けながら悩み]
後で家から補充させてもらうか。
今は使っていない食器もあるしな。
[残りの食器は持ち上げずに洗うという、以前やっていた方法を使って汚れを落としていった]
守る、か……。
[呟きながら、歩みを進めていく]
……裏目にでなきゃ、いいんだが。
[黎明に掠めた嫌な予感は、振り払えてはいない。
嘆息を一つ、零して集会場へと戻る]
……人は、増えた様子もない、か。
[広間に入り、やれやれ、と。呟く肩から猫が飛び降り、暖炉の前へと駆けてゆく]
……まあ。
大事無いとは思うが。
[子供じゃないんだし、という部分は押し込んでおいて。
暖炉の前に転がる猫を横目に、厨房へと向かい]
……惨事には、至っていないようで。
[第一声が、何気に酷い]
惨事って。
お前、俺を一体何だと…。
[洗い終わった食器を、こればかりは持ち上げないと運べない。
そんな時に声を掛けられれば]
――あ。
[また一枚、重力に引き寄せられる皿]
家主殿だと思っているが。
[何だと、と問われて素で返す。
直後、翠の瞳に映るのは、重力に引かれる皿、一枚。
押さえに行くには、遠かった]
……後は、俺がやるから。
ヴィンデと遊んでやってくれると、助かる。
[これ以上の惨事拡大は避けたい。
色んなイミで。
そんな思いから、口をついたのはこの一言]
[小皿と同じ運命を辿った大皿。
流石に目の前でやってしまえば取り繕いようもない]
確かにそれは間違いない。
あー、おかえり、じゃなくて。
すまない、頼んだ。
[誤魔化すように気まずげに。
小さく頷くと手に残っていた食器を台の上へ置き、肩を落として広間に戻ろうとすれ違う]
6人目、調理師 ゲルダ がやってきました。
……あまり、大きな声を上げないで下さいますか。
そう言う物言いは幾分失礼だとも感じますけれど、来いと言われて抵抗するつもりもありませんから。
[表情に乏しい翠玉が、厨房内の自衛団員を見上げた。
聖域とも言える自身の職場に無遠慮に踏み込んできた相手。
抑揚に欠けた声は、言葉にばかり苛立ちが表れる]
勝手に容疑者にされるのはともかくとして。
大袈裟に騒がれて、叔父様の店の評判を下げられては困ります。
[小さな村のこと。
噂が広まるのはすぐだと分かっていてもそう制して]
そも、無理に片付けんでも良かったのに。
[戻ればやるつもりでいのだから、と。
広間に戻る背に、当たり前のように言いつつ、まだ着たままだったコートを脱いで作業を始める。
使われた皿の片付けと、割れた皿の始末と。
どちらもやけに手際がいいのは、来た頃から変わらない。
……むしろ、技術向上しているかも知れないが]
[伝えられる内容を手近なレシピの裏に書き記す]
集会場に、ですか。
[嘆息を吐くも、表情はさして変じない。
翠玉の上。長い睫毛が微かに伏せられた程度]
分かりました。
それなりに長丁場になる可能性があるのなら、一度家に戻って荷物を纏めてから、向かわせていただきます。
[そうして、一刻の後、集会場に辿り着き]
これを記入すれば良いんですね?
―――
■名前:ゲルダ=キルヒナー Gerda=Kirchner
■年齢:22
■職業:調理師
■経歴:村生まれ、村育ち。数年前、両親が他界してからは叔父の経営する食堂で働きながら、一人暮らしをしている。
―――
[僅かに癖の有る文字を、無表情のまま素早く記し、渡す。
それが認められれば、広間へと]
……あ、と。どうも。
[進んだ広間で人の気配に気付けば、口数少なく挨拶を]
うん、まあ。
集団生活中にあまりまかせきりなのも、ってな。
[それで仕事を増やしていては話にならないわけだが。
戻った広間、暖炉の前で転がっている猫の横に座り込み]
ヴィンデ。
お前の飼主ってホントに器用だよなぁ。
茶を淹れるのも上手だし。
[てちてちしてくる猫の手を、左手で受けたり押し返したり。
実に平和風景だった。ここに集められた理由を忘れていれば]
7人目、療養中の少女 ベアトリーチェ がやってきました。
おや、ゲルダ。
君も呼ばれてしまった?
[人の気配と声に顔を上げる。
村に戻って1年の間は、特に世話になっていた店の娘だった。
右手をひらりと振って挨拶を返し、小さく苦笑う]
村人であれ必要あれば、か。
…必死なんだな、爺さん。
[片づけがてら、新しく湯を沸かし、紅茶を淹れなおす準備も進める。
皿が片付くと、広間に置いた荷物の包みの所へ愛用のカップを取りに戻り]
そうとも言うが、それで怪我でもしたら笑えまい。
薬師殿がいるとは言え、限度はある。
[猫とじゃれる家主に呆れたように言った所に、新たな人の気配。
入ってきた人物の姿に、翠が僅か、細められた]
やれ、やれ。
基準がわからん、ね。
[呟く口調は、呆れたような、ぼやくようなもの]
君も、ってことは。…貴方も?
災難ね。
[少しばかりの距離を置き、近くにあるソファへと腰を下ろす。
さほど大きくは無いけれど、重みのある鞄は床へと置いて。
向けた翠玉にさしたる感情は無い]
貴方だって、村人でしょう?
あの人たちが必死なのは分かるけれど、だったらその分、早く終わると良いわね。
[広間に漂う香辛料の香りにか、翠玉は自然厨房へと向いた]
そう言うな。
確かにゼルの薬が効果抜群でも、手を怪我するのは避けたいが。
[左手は黒猫とやりあったまま。
呆れ声には顔を向けずにそう返して]
そう、俺も。まったく災難だね。
ああ。でも他に呼ばれていたのがそこのライに、薬師のゼルギウス、学校のアーベルって面子だったから。
そういう基準なのかって思っていたからさ。
[最前、感じていたことは胸の奥へと沈めて。
ゲルダに肩を竦めてみせた]
ああ、ライの作ったチキンカツとカレーがあるよ。
多めに作っていたみたいだから、食事してこれなかったんなら、食べるといい。なあ。
[最後に作成者に同意を求めるよう声をかけた]
たまには他の奴が作った飯ってのも、いいんじゃない?
[丁度向けていた翠玉の先から現れた人影を眼差しが追って]
…どうも。
[挨拶に向けた声は、僅かに固い]
二人とも、なんですね。
[基準については、エーリッヒからの説明で、微かに頷く]
成程。ずっと村に居たあたしの方が、此処では異質なのね。
……ああ、やっぱりカレーの匂いなんだ。
頂いても良いんですか?
[エーリッヒの促す響きに、ライヒアルトへ問いかけた]
家主殿の場合は、特に気をつけろと。
商売道具だろうに。
[呆れた口調のままの言葉に、じゃれついていた猫がなぁう、と同意するような声を上げた]
ほらみろ、ヴィンデも同意してる。
[実際どうなのかはさておき。
同意を求める言葉と問いかけに、ああ、と頷いて、ゲルダを見た]
口に合うかどうかはわからんけどな、本職には到底及ばんから。
[道を歩けば自衛団に当たる]
[出歩く容疑者候補を監視しているのか]
[はたまた他の容疑者を送致するために動いているのか]
[どちらなのかは分からないが、小さな村に自衛団の姿が目立つ]
ちょいとお訊ねしますが。
俺らが集会場に集められた理由は聞いたけど、それって何か根拠あんの?
死人が出たのはそりゃ大事だけどさ。
獣の可能性もあるんじゃねぇの?
[問いかけに返って来るのは沈黙]
[そして何かに脅えるような視線]
『あの人らと同じ目だ』
[真紅が細められる]
[自衛団員の視線は、先程薬を分けに行った家族と同じ視線だった]
[それが自分が発した言葉からのものであることは、まだ彼は知らない]
……あっそ。
後で団長さんから説明があると。
それまで待てって言うんだ。
へーへー、大人しく戻りますよ、と。
[その後に告げられたのはライヒアルトが団長から直接聞いた言葉と同じようなものだった]
[それ以上聞き出すことは出来ないと判じ]
[自衛団員の傍を離れ、集会場へと足を向けた]
異質っていうのは何か違うような。
まあ、呼ばれる人数少ない方がいいだろうしね、色々と。
でもってその中にゲルダとかが含まれるのは、俺としては嬉しくない。
[村との微妙な距離感への感情とはまた別に、幼い頃の思い出は大切なものとしてあったりもするようで。
ちょっと困り顔でそうゲルダに答え]
だからそれは分かってるって。
ただほら、意地というかたまにはというか。
……お前まで……。
[呆れ声にはむぅとしながら返すも、左手の傍から上がった鳴き声にがっくりと肩を落とした]
商売道具で、手を怪我…?
[思い当たる節でもあったか。
一人でああ、と頷いて、エーリッヒを見遣る]
適材適所との言葉もあるし。
二人で来れたのは…幸いかな、不幸かな。
[ふるり、首を振れば肩につく長さの髪が揺れた]
良い香りですから、きっと美味しいと思います。
荷物を置いてきた後で、頂きます。
[ありがとうございますと礼を述べ、重たげに荷物を持ち上げる]
ただいまー。
[それはまるで自宅に帰って来たかのよう]
[集会場の扉を開けて中に入ると、早々に広間にある暖炉の前へ]
うー、冷えた冷えた。
…あれ、ゲルダちゃんも呼ばれた?
[手を擦り暖炉の火に当てながら、増えた人物を振り返る]
[そして鼻に届くスパイスの香り]
あ! カレー出来てる!?
俺の分もあるよな?
[そう言って、ライヒアルトとエーリッヒを交互に見やった]
………ゲルダまで。
[更にがくりと首を項垂れた。
まあ、食堂に入り浸っていた理由も知っている相手なら当然なのだが。しくしくと嘘泣きをしてみせたり]
ま、実際のところ。
こういう器用な奴がいると助かるのは間違いないけど。
何か頼むにしても、お互いにそれとなく分かるしね。
[5年の歳月は、短いようで長い]
二階の部屋は自由に使っていいみたいだった。
俺らも適当に選んだりしたけど。好きな部屋を使うといいと思うよ。
…重そうだな。運ぼうか?
おっと、おかえりなさい。
ちゃんと予約済みって書いておいたし。
ライが多めに作ってもくれたから大丈夫。安心してくださいよと。
[近くへと来たゼルギウスの声にクスリと笑う。
こちらを見る視線にコクリと頷いて。
黒猫の首をもう一度撫でると、床から立ち上がった]
意地は、ほどほどに、というぞ。
[口調は一転、からかうようなものに。
こんな軽口が出るようになったのは、ニ、三年前からようやく、なのだけれど。
がっくりする家主の様子に、猫はゆらり、と長い尾を揺らし。
慰めるように、そこだけ白い足でてちてちと叩いた]
わかった、それじゃ準備しておく。
[ゲルダの言葉に頷くのと、ゼルギウスが戻るのはどちらが先か。
投げかけられた問いには、一つ、頷いて]
心配しなくとも、ちゃんと残ってるから安心しろ。
…私も、貴方が容疑者に含まれてるのは、余り良い気がしない。
[言葉少なに、小さな声で返して。
新たに現れた人影に頭を下げた]
はい。薬師様もそうだとはエーリッヒから…。
戻って早々災難でしたね。
[泣き真似を見ても、無情の一言]
…仕方の無いことだと思う。
[エーリッヒとライヒアルトの過ごした時間。
翠玉の瞬きが、頷き代わり]
二階の部屋。うん、ありがとう。
[荷物を抱え直したところで、届いた申し出。
頼る事に慣れていないのか、微かな戸惑いが表情に浮かぶ]
…うれしいけど、悪いよ。
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