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―住宅街―
[住宅街を歩く足取りは何処か危なっかしいが、乗り物を運動して行くよりは幾らかマシだった。
本人にその自覚があるかは定かではないが。
途中にある一件の家の前で不意に立ち止まり、首を傾け]
……音、きこえないな。
そうじの人もいないし。
[やや残念そうに眉を下げてから、今一度足を商店街のほうへと向けた]
―区画内・商店街―
へーへー。
威張らんでも気をつけてますって。
[腰に手を当てた姿勢を見て、片手を口に当てた。
威厳よりも可愛らしさを感じてしまうのは仕方がないだろう。
けれどここは公道。一応「兄」を立てなければ]
こっちで知りたいことはまだまだあるからな。
成績悪くて呼び戻されるのなんか俺だって勘弁なんだ。
甘物は俺の起爆剤だもんよ。
なのに誰かが先に買い占めやがって…。
[人はそれを逆恨みという。
しかも買い占められたというのは事実でない]
ラジャ。
土産が悪くなっても困るし、もう少し見たら帰る。
ラッシュも今夜は遅くならないんだろ?
─アコルデ家・マイルズの部屋─
[扉の前で待つ間、同僚の指摘>>46をふと思い出し、ちょっと目が泳いだりした。
あの時の顔は見られてなくて本当に良かったと思う。その辺り、全部お見通しな気もするが。
いつもの調子の主の返事に我に返ると、気を取り直すように盆を少し強く握り、落とさないようにと注意しながら中へと入った。]
失礼します。
あら、お仕事中でしたか?
[今は珍しい紙の譜面を見る主にの様子に目を瞬かせた。]
お仕事といえば、さっき玄関の掃除中にパトラッシュさんとお会いして。ぼっちゃまに宜しく言っておいて下さいって仰ってましたよ。
今日は丁度演奏が聴けずに残念だとも。
[微かに軋み音を立てながら、テーブルの上に珈琲とケーキ皿を置きフォークを添えた。]
─アコルデ家・自室─
……仕事と言うか、仕事の準備、ですね。
[エリカの言葉に、譜面から上げた顔をそちらに向ける。
その短い間に、伶人からふにゃりとした青年に転じるのはある種の技能か]
おや、パトラッシュさんが。
いつもの見回りの時間は、ちょうど一区切りしてましたからね。
[眠さに敗北した、というのが実情だが、それはさておき。
テーブルに並べられたコーヒーとケーキに、ありがとう、と笑って目を細めた]
―区画内・商店街―
[向こうが感じてることなどは知らずに]
まぁ、やりたいことをやっているうちは大丈夫だと思うが。
[買占めという言葉にはそれは逆恨みだろうと内心にとどめた。
帰りの話にはうなづいて]
そうだな、このままにもなければ今夜は早めに帰れるはずだ。
じゃあ、また後でな。
[あまり長話をするのは、仕事中の自分にとっても得ではないので、
適当に切り上げレッグに前足を振り商店街の人ごみの中へと]
―区画内・商店街―
なんだかなー。
兄貴ってのはそう心配性になるもんなのか?
[肩を竦めてみせる]
なら夜は皆でお茶の時間だな。
おう、また後で。
[ひらひらと手を振り返し、パトラッシュとは*別方向へ*]
―商店街―
[相変わらず傍目ふらふらと歩く。
時折店を覗き込んだりなどし]
んお、犬だ。
[人混みに紛れる小柄な影に視線が釘付けになる。
区画内の住人であるから彼のことは何度か見ている筈なのだが、なんせ記憶力が悪い]
─アコルデ家・マイルズの部屋─
次の演奏会は、もう少し先でしたっけ?
[そう尋ねるのは、スケジュールの管理はいまちい苦手で、その辺りは全部同僚に任せっきりだからだったりする。
向けられた馴染みのある笑みには、こちらもほんわりと笑んで返した。
少し離れた場所に盆を持ったまま立ち、一区切り、にはまぁと呟いて。]
もう少し区切らずにおいてくださったら、カップが一つ駄目にならずに済みましたのに。
台所には鍵が必要、なんてジョエルさんに言われないように気をつけて下さいね?
[少し心配するようにごく軽く睨みながら、何度目かになる注意を促した。
今度こそ、聞き入れられるかは―不明。]
―区画内・商店街―
[別れ際のレッグの言葉には]
ああ、最近はレッグも忙しかった様だしな、久しぶりの一家団欒になるな。
[そう答えて、レッグと別れてしばらく歩いてから]
まぁ、父さんと母さんには種族超えて世話になってるしな。
[レッグに何かと世話焼きしようとするのはそんなこともあってのこと、口には出して本人に言わないが。
しばらくして、視線を感じて振り返る、犬だとか聞こえた気がして耳がぴくぴくと動いたり]
―商店街―
わ、こっち見た。
[残念ながら、こちらを向いた相手が耳を動かしている意味を察する程聡くはなかった。
なんだか嬉しそうに言って、小さく手を振ってみた]
─アコルデ家・自室─
一週間後、ですよ。
[いつでしたっけ、という問いかけに、のんびりと返す。
スケジュール関係を仕切っているのが誰かはわかっているから、特に咎めることも突っ込みを入れることもなく]
……いや……気をつけてはいるんですけど、ね?
なんというか、こう……うん。
上手く行かないんですよねぇ……?
[注意を促す言葉には、困ったように笑って首を傾ぐ。
これが楽器の手入れや調整となると、文字通り神がかるのだから不思議極まりない]
―区画内・商店街―
[うれしそうに手を振る様子にはため息をひとつ、その仕草は人間のそれと変わらず。]
そもそもあれはレッグの先輩の……、俺のこと知ってるはずなんだがな…。
[会ったのは数回程、それでも会うたびに犬と言われているような気がする。
きちんと言っておくべきか、無駄とあきらめるべきかとそちらのほうをみたまま少し考えたり]
─アコルデ家・自室─
[買って来た荷物は一旦机の上に置き。
クローゼットを開くと、仕事着である執事服に着替える]
…全く、少し目を離すとあれだ。
動けば惨事が起きると言うのをいい加減覚えて欲しい。
[酷い言いようであるが、15の時に仕える相手だと紹介されてからこの方、何度主の不器用さ加減に辟易させられたことか。
思い出すと大きな溜息が零れる]
[執事服に着替え終えると買って来た物はそのままに、スケジュール端末へと手を伸ばした。
今日一日休みの予定だったが、変更して勤務に入る旨を入力。
付随して開かれる主の今月のスケジュールや、届いているメールをチェックし、伝えるべきものと不必要なものとに分類する。
それを済ませたなら、自室を出て通常業務へと入る*ことだろう*]
─アコルデ家・マイルズの部屋─
[スケジュールにはそうですかと納得したように頷いた、が、多分当日には忘れて主を暫く探すだろう。
傾く首と、不思議そうな様子には、こちらの方が困ったように。]
ぼっちゃまに分らないなら、私どもにはもっと分りませんよ…。演奏はあんなにお上手なのに。
…だからといって、上手くいくよう試すなり慣らすなりは、割れない食器でなさってくださいませ。
[まるで豆腐に釘を挿すような説教だが、言わずにはいられない。
とはいえ話し込んで主の手を止めてしまっている事に気づくと、盆を片手に持ち直し。]
それでは、私は一旦下がりますね。
後で食器は下げに参りますから…
くれぐれも、
台所に持っていこうとしたり、
ましてや洗っておこうなんて、
思ったりしないで下さいね?
[一言一言はっきりと、それこそ釘打つように言いながら、頭を下げマイルズの部屋を後にした。]
―商店街―
[溜息もお構いなしに近付いて、目の前に屈み込んだ]
おつかれさまです。
[敬礼のポーズ。
だが覚えているわけではなく、勿論相手の諦観に気付いてもいない。
その服装から何となく言ってみただけだ]
─アコルデ家・自室─
割れない食器……ですか。
[なんだか、以前にも言われたような気がする、と思ったが、きっと『気がする』ではないのだろう]
ああ、はい、わかっていますよ。
そんなに繰り返さなくとも、私だってそこまで鶏頭ではありませんから。
……一部は鳥ですけど。
[釘打つような言葉に、また苦笑を浮かべながらこう言って。
エリカが部屋を辞すと、譜面と、カップとを手に取る。
五線譜に向き合ったなら、程なくその表情は伶人のそれへと*引き締まった*]
―区画内・商店街―
[こちらに近づいてくる様子にはじっと見つめたままに、目の前に屈まれると後ろ足で立ち右前足で返礼し]
まずは犬と呼ぶのをやめてもらおうか。
子供相手ならまだしもだけどな。
[目の前に来たこともあってとりあえずはそう忠告し]
たしかノブといったか、レッグと同じ学校に通ってる生徒だったな。
―区画内・住宅街―
……あれ。
違うの?
[そこは覚えているのか、そもそもその辺りの常識がずれていたのか、確率としては後者が高い。
犬だと思っていた彼が立って喋ることに対しての驚きはなかった。
ただ首を傾げてみせ]
あ、そうですはい。先輩です。
[とても先輩とは見えない仕種で何度も頷く。
急に敬語になったのも雰囲気からだ]
―区画内・商店街―
俺はライカ星人であって、犬ではない。
見た目には確かに似ているかもしれないがな。
[似てるどころか普通の人から見れば、ぱっと見は犬そのものなわけだが。
右前足で頭をかきながら]
まぁ、学校ではレッグのことよろしく頼むぞ。
あいつは俺の弟みたいなものだからな。
[その言葉の意味を曲解されそうな気も言ってから感じたりとか]
―区画内・商店街―
そういや誰かさん、またあの時間には来てなかったなー。
大丈夫なんか。
[道中、店頭に置かれた眼鏡を見たら先輩の顔が連想された。
その当人が先ほど分かれたばかりのラッシュと出会っているだなんてことは、知る由も無い]
うん?
[完全に足が止まったのは楽器屋の前。
見ているのはウィンドウ内に飾られた楽器ではなく、壁に映し出された演奏会のCMだった]
これ、もう来週か。
次の課題も早めにやっつけねーと。
[睫を伏せて暫し伶人の過去の演奏を聴く。
音質は多少落ちていても耳に心地好い音*だった*]
―住宅街―
へー。
[感心したように頷きながら、仕種を見る。
恐らく以前にも似たやり取りがあったのだろうが]
弟……なんだ。
[そして何か曲解している風なのは相手の予想通りか]
はい、おまかせくださいお兄さま。
[大真面目に言って、再び敬礼のポーズをとる]
―区画内・商店街―
[向こうが曲解してるような素振りだったので、その呟きにうなづきながら]
血の繋がりも法的な繋がりもあるわけじゃないがな。
[これで伝わるだろうと、レッグのことは自分にとって弟のように思ってることは事実なわけだが]
ああ、なんか不安は多いが頼んだぞ…。
[再び敬礼を取る様子には再度の返礼はせず、その言葉はやや不安の色が混じっていた]
ああ、それからあまりアヤメに迷惑をかけるなよ?
いや、どちらかというとあの人も迷惑かける側か……
[この二人が隣同士なのも何かの因果なのだろうかと思ったり]
―区画内・公園―
……あー。
[何故、女は公園のベンチに腰掛けているのか。
風情はまるで突如行き場を無くした大黒柱の様だった。
両手で缶珈琲をちんまり持ちながら]
……はぁ。
[此れで何度目になるだろう、というぐらいの溜息。]
……本当、白けるなぁ。
[缶の中を覗き込みながら呟いた。]
―住宅街―
……え、ないんだ。
[一応意味は通じたらしい。
微妙に残念そうなのは何故か]
はーい。
[その当人に逆に心配されていたことなど知らず、目の前の犬改めライカ星人の懸念すら分かっていない様子で、もう一度返事した]
アヤねーさん?
ねーさんはいい人ですよ。
[後に続いた忠告には頷きながらも、更に後の言葉には首を傾ける。
特に迷惑を掛けられた意識はないらしい]
[つま先で人工的に敷き詰められた砂利を蹴る。
かつ、かつ、と無言で幾度か蹴ると]
あああああ
[唐突に声を上げて顔を空へと向けた]
駄目だわ……
ぜんっぜん、やる気出ない。
[ベンチの横に置かれたのは女の携帯電話。
不機嫌の元となったメールが開かれたままだった。
内容はと云えば
『原稿は来月まで。
急遽組む事になった特集に因り。』との事。]
[普通であれば喜ぶ人も居るだろう。
締め切りが延びたのだから。
しかし、女は違った。]
あの状況下だから、
生きてる、
仕事してる、
私は今、創ってる!!
……って気になるんじゃない。
ほんっっっっとボンクラ共は何も解ってない。
[首を絞められ、崖っぷちまで追い詰められてこそ
快感と共に本領を発揮するタイプ、だった。]
─アコルデ家・台所─
[一部は鳥との言葉には、困ったような笑みを浮かべる事しかせずに。
静かに部屋を出ると、盆を置く為に再び台所へと戻る。珈琲もケーキもまだその場に残っていた。
お湯をもう一度温めていると、機械音をならしながら再び台所へと回ってきた掃除ロボットのアラートが点滅しているのに気づき、かがんで溜まっていたごみを取り出した。]
あ、そうだ。お休みなんだし、ジョエルさんにもケーキ持って…。
……でも着替えるって言ってたような。またお休み切り上げるつもりかしら。
真面目だよなー。今じゃうちの裏主だよねー。
[一方的に語りかける相手は無言。もとより返事は期待していないが。
すっきりした話し相手を、つんとつつくと元気よく廊下へ滑り出した。]
でも最初っからあんな感じだったよなぁ…大きくはなったけど。
[一応先輩ではあるものの、出合った当初向こうは17歳。まだ残っていた可愛げは、今じゃすっかり影を潜めた。
主は逆に昔の面影がずいぶん残っているように思うが、それは自分の性質がそう思わせているのかもしれない。]
[それでも、10年。二人の傍で、二人の成長を見てきた。
――――変わらないのは自分だけ。
そんな言葉は、ふると首をふって消して。]
形状記憶する食器なんてあったかしら…。
[全く別な言葉で*かき消した。*]
―区画内・商店街―
[残念そうな様子には再度のため息。
アヤメの話に対する反応には]
ああ、悪い人じゃないとは思ってるぞ。
少々周りが見えなくなることがよくあるようだが。
[前後の言葉が矛盾していたり、ノブの様子からは混じりけのない純粋な言葉のように見えて]
その性格が時折羨ましく思うよ、なりたいとは思わないがな…。
じゃあ、俺はそろそろ行くからな。
[そういい残してノブと分かれて、しばらく歩き商店街を抜けた]
……御腹空いた。
[そして呟く、突然の台詞。
ぐっ、と珈琲を一気に飲み干して]
御腹空いた!!
[誰も聞いてなんて居ないのに
大きな声で吐き捨てると勢い良く立ち上がり
ヒールの音を鳴らしながら商店街へと向かう]
―― 公園→商店街 ――
―商店街→公園―
[近くの公園に向かう途中、不機嫌そうな様子のアヤメとすれ違い]
ああ、アヤメ、仕事はいいのか?
確か締め切り近くと聞いていたが。
[不機嫌そうな様子には気づいたが、その理由にまでは思い至らず、ずばりその原因を刺激することになることを聞いたり]
―住宅街―
うん、だよねぇ。
[頷いての同意は「悪い人じゃない」点にか、「周りが見えなくなる」点にかは定かではない]
あ、そうですか?
[決して褒められてはいないのに、照れたように頭を掻いた。
それから話し相手が場を立ち去るのを、手を振って見送った]
―― 公園→商店街 ――
[商店街へと向かう途中、
見知った姿を見たかと思えば
相手から今正に、抉るような一言を浴びせられ]
……。
[無言で停止]
え?
……ラッシィ、今、何て?
[後に、冷笑を浮かべ首を傾いだ]
―商店街→公園―
[アヤメの反応に、まずいこと言った事に気づき]
ああ、さっきノブにあったぞ商店街の方。
随分と暇そうにしてたな。
あとアヤメのこといい人だってほめてたぞ。
[話をそらそうとそんな話を]
―商店街―
……さて、かいものかいものっと。
[くるりと踵を返して、店の物色を再開する。
その頭の中に先程の会話の内容は如何程*残っているのやら*]
へぇ。
[笑みが深くなる。
『いい人だと褒めていた』
そんな訳ある筈が無い、と結論付けたからだ。]
ラッシィ。
私ね。 今、ね。
すっっっっごく、機嫌悪いんだぁ。
[パトラッシュにゆっくりと。
かつん、かつん、と音を立て歩み寄る]
いい人、でもさぁ。
機嫌悪い日って、あるよねぇ?
[そして彼へ触れようとする指先がそっと伸びる]
いやいや、なんか信じてないようだが本当の話だぞ。
俺を疑うというのか?
[話をそらそうとするが話題は変わってくれそうにない。
機嫌が悪いとゆっくりとこちらに近づいてくるアヤメに、一歩二歩ととこちらもゆっくり後ずさり]
ああ、そうだな、今まさに頭の上に蝋燭乗せられて火薬庫に放り込まれた気分だ。
[続く言葉と、じわじわと迫る恐怖に、じっとアヤメを見つめたまま目をそらすこともできず。
指先がそっと伸びるのに抵抗する気力はなかった]
[後ずさる彼を逃す心算などこれっぽっちも無い笑み。
今、彼の例えの通り蝋燭を頭に乗せようという所なのだ。
伸びた指先が彼の喉元へと触れ]
ラッシィ。
貴方は優秀な犬のおまわりさん、だけれど。
貴方の事をノブが褒めていたって、私が言ったら
貴方信じられるの?
[こしょこしょ。
犬を撫で、可愛がるように指先を細かく動かす。]
……どう?
火薬庫に放り込まれた気分は?
[もう一方の手が彼の頭を撫ぜくり回そうと伸びるか。]
[喉元に触れる感触に観念したように心を決めて]
ノブが俺をか……
[そういわれれば言葉がつまり、犬のおまわりさんと言われたことを今は突っ込むこともできず。
かわいがるようにくすぐられる指先に]
いや、その、なんてか、うん…
[言葉はしどろもどろに、自分では否定してもどこか犬に近いところの多い自分、撫ぜられると心地よさに自然と尻尾を振ってしまったり。
頭に伸ばされる手には気づけない]
よーし、よしよし。もう。 ……可愛い。
[先程までの不機嫌が何処へいったかという程に。
彼の頭をわしゃわしゃと撫ぜる妖艶な指先の主は
嬉しそうな笑みを浮かべている。]
本当に、マスコットよね。
此れで私より年上だって謂うんだから
[すーっと彼の鼻先へ頬を寄せ]
現実はやっぱり、面白いわよね。
[振られる尻尾に、くすくすと小さな笑いを漏らした。]
でしょ? ノブよ? ノブ。
[割りに酷い事を言えてしまうのは、
ノブに対して心を許している事の表れでもあるのだが。]
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