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そうね、ヘンリエッタちゃんの可愛さは変わらないわね。
[>>65ネリーの言葉にクスクスと笑みを溢す。
トランクを持つと言う言葉には、ありがたく甘えさせてもらった。
案内された部屋に入り、持ってきた二つのトランクを床に置き。
広げる程の荷物は無いし、依頼の品物は依頼主の前に行く時に出せば良いしと、ひとまず腰を落ち着けようとしたが。
ネリーから夕食の支度が出来ていると聞くと、あら、と瞬き]
ありがとう、食堂まで伺うわ。
化粧を直してから行くから、ネリーはお仕事に戻ってちょうだいな。
[返した声を聞いて使用人が部屋から離れた後、軽く化粧を直してから部屋を出て食堂へと向かった]
― →書斎 ―
[>>68ねー、と、同意には同意を楽しそうに返す。
食堂でとの返事を賜ると、それではまた、とその足で早速館の主の元へ行く。
伝言を伝えると、何時でも良いとの返事を受け取り、これも何時も通りだなと思いながら、くるりと回れば娘を探そうとして、一度主人に呼び止められた。]
はい?何でしょう。
[もう一度、くるっと回るとみつあみが縄のように横に跳ねる。
嵐が来るので、館の中の明かりを増やしておくようにとの用件と、珍しく日頃の労いを受け取った。こりゃ珍しい、と緑の瞳をまあるくした後、にこりといつもの笑みを浮かべて。]
いえいえ、こちらこそ、
奥様のつてでこちらに働かせて頂いて、ずいぶん助かりましたから。
[お陰で追われずにすみましたしねー、とは胸中のみ。
持つべきものは友達だ、とも、これまた胸にしまったまま。
ふふふと明るい笑みのまま、深く腰折り退出した。]
─ 食堂 ─
[しばらくして先程の使用人が戻って来て、ヘンリエッタに済まなそうな表情をした]
む〜〜〜〜
[駄目だったらしいと知り、ヘンリエッタは分かりやすくむくれる]
メイド長のいしあたまーーー!
[癇癪に任せてそう言い放ち、ヘンリエッタは食堂を飛び出した。
二つに結った赤と、胸元の銀と赤が走る勢いによって大きく揺れる。
取り残された使用人は客人へヘンリエッタの非礼を侘び、気にせず食事を進めて欲しい旨を伝えて食堂を去った]
― 廊下 ―
ねーお嬢様知らない?食堂?
ああ…そりゃメイド長がまた溜息ついてるわ。
別にいいんじゃない?とは思うんだけどねー。
お客と一緒に食事ってのも、たしなみになるでしょ。
[食堂と調理場を往復していた使用人を捕まえると、そんな事を聞きだして笑う。実際はお堅いメイド長に断わられていたのだが、それもまた予想の範囲内。]
オードリーさんと顔あわせてたら言伝聞いたかしら?
まいっか。じゃこっちを手伝いますか。
そうそう、お客様が一人増えたのよ、オードリーさん。
なんで食器もう1つ増やしといてって伝えてー。
[配膳の方に手を貸す事に決めると、食堂と調理場を往復し始めた。
その間に料理長にまで、来客が一人増えた事は伝わり、赤毛の淑女が訪れるまでテーブルにはひとつ空席が出来るだろう。]
― →食堂 ―
早く回復してくれるといいですが。
[滞在を決めているとはいえ、天気が悪いのはあまりいい気はしない。
それに、早く戻りたい物もいるだろう、そんな願いを口にして。
案内された席について、食卓を眺め、一つ瞬いてから真顔になって]
……今の時期は、季節ではないはずですけど……
温室物、でしょうか……
[じー、っと見つめるのはサラダ……の中のある一つの野菜。
視線をちらちら動かして、先の緑の髪の使用人が目に入ったなら
にーっこりと、とてもいい笑顔を向けるだろう……目が笑っているかは置いといて]
[時折意識を澄ませてみる。
果たして幼き同胞はいつまで眠りの内にあるか──もし願えるなら]
……この風が過ぎるまでは寝ててくれよー。
[天候が荒れれば、ここは陸の孤島と化す。
そんな状況でもし覚醒して糧を求めるような事になると……色々と、厄介だ]
ま、俺もちゃんと自制しねぇと、だけど。
[閉ざされた環境では、死者を秘匿するのは難しい。
外に出るのも難しい、という状況では特に、だ。
何より、ここではあまり騒ぎを起こしたくない、というのもあった]
[部屋を出たのは化粧直しが済んでからだった為、食堂に入るのは来客中でも後の方だったろう。
先に席に着いている方々に会釈をしてから自分も勧められた席に着き。
見知った相手が居ても声をかけるのは食事が済んだ後にしようと、微笑みを向けるだけに留めた。
屋敷の主への挨拶も後にするつもり**]
─ 広間 ─
[食堂を飛び出して向かった先は、広間の片隅にひっそりと置かれたピアノの傍。
今はもう弾く者も居らず、置かれるだけとなっているそれ。
それは幼いヘンリエッタにとって想い出を紡ぎ出す一つ]
…せっかくみんながいるのにぃ…。
[こうも賑やかな食卓を囲める機会はそうそうない。
だからこそ、一緒に食事をしたかったのだが、メイド長はそれを良く思っていないらしい。
カバーがかかったままのピアノの傍、椅子に腰掛けて浮いた足をゆらゆら揺らす。
以前は母が弾く音を同じように椅子に腰掛けて聞いたものだが、今はその音が紡がれることは無い]
[しばらくして広間にメイド長が現れた。
それを見るや否や、ヘンリエッタは頬を膨らませてむくれる。
その様子にメイド長は大きく溜息をつき、駄目な理由を訥々と話した]
だってぇ……みんなといっしょの方が、楽しいじゃない。
[理由を聞かされても納得し得ない子供の感情。
お作法をきちんと身に付けてからです、と言い聞かせた後、メイド長は自室での食事を促した。
下へと落としたヘンリエッタの視線の先で、銀と赤が淡く煌いた]
……… ぁ かぃ の ………
……… ぉさ ほ ぅ ………
[ぽつりと零れた寝言めいたコエ。
極々小さなものだったが、聞くことが可能な者には届いたのかどうか。
それ以上は眠る気配だけが伝えられ、しばし平穏な時が過ぎていく]
[しばらく黙っていると、メイド長が夕食を食べるかどうかを問うて来た]
……おなかすいたから、たべる。
[流石に空腹には勝てず、自室での食事を受け入れる。
椅子から飛び降りると、自室へ戻るために階段へと向かった]
― →食堂 ―
[ハーヴェイがこちらを見る>>76のに気が付いて、僅かに表情を緩めて]
このような場所なのに新鮮だな、と思いまして……
いただきましょうか。
[にっこりと、ある意味意を決したようにテーブルに向き直る。
緑の髪の使用人がこちらに向けて言葉を掛ける>>78のには、やはりにっこりと]
なるほど、そうでしたか。
ありがたくいただきますね……「神からの賜り物」ですし。
[彼女が内心何を思うかまでは知らぬまま、それを教えたのは自分だからと思えばそれ以上は言えず]
……主よ、我に本日の糧を与え賜うこと、感謝いたします。
[そう言って、力いっぱい胸元で十字を切ってフォークを手に取った]
─ →自室 ─
[メイド長は自室までついてきた。
逃げやしない、と言うか逃げようがないのだが、その辺りはきちんとしている。
自室へと戻るとメイド長は辞し、階下へと降りていった。
一人になると、外の風と雨が窓を叩く音が耳に届いて、ヘンリエッタの視線も自然、そちらへと向かう]
…すごい音。
しばらくは、あれたままなのかな。
[これでは外に出るのは難しいだろう。
ラッセルとハーヴェイも泊まっていくことになりそうだった]
[しばらく後、扉がノックされ食事が部屋へと運ばれた]
ありがとう。
おわったら呼ぶね。
[運んでくれた使用人に礼を言い、部屋を辞すのを見届けてから椅子へと座る]
……………
[じっと見詰める視線の先。
苦手な色とりどりの野菜たち。
ここに居るのはヘンリエッタだけなので残すことも可能なのだが]
……ぅー
[残せば後が怖いため、涙目になりながらそれらを咀嚼して*いった*]
― 食堂 ―
[食事を始めようとしたその視界に、先の少女とは違う赤い髪>>75。
客人、との声>>83に、少女との縁者ではないと気付き会釈だけを返して]
………うむ
[小さく、自分に気合を入れるかに声を零してサラダを、それも件のそれを一口。
ヒューバートの視線>>82を感じて、それを飲み込んで]
新鮮な物は、くせが少ない、ですね。
[と、言って、何とか笑顔をつくって見せて。
サラダを攻略しつつ、スープで追い討ちを受けるけれど、
幸い全てに「それ」が入っているわけではなかったから
何か声を掛けられたとき以外は、無表情で黙々と、
それでも何とか、セロリは攻略できるだろう**]
─ 自室 ─
[あれからどれだけ経ったか。
苦手な野菜は涙目になりながらもどうにか食べ切った。
これ以上何か言われないための意地だったかもしれない。
ともあれ夕食を終え、食器を下げてもらってヘンリエッタは一息つく]
……お天気、よくならないね。
[語りかけるのは窓際の鳥篭に居る白いカナリア。
相変わらず、鳴く気配は見せず、沈黙し続けている]
おと、こわい?
[窓の外では風が荒れ狂い、雨粒が窓を強く叩く。
それに怯えているのだろうかと問うも、カナリアからの反応は無かった]
― 食堂 ―
[密かに注目されているなどとは当人は気付かない。
普段苦手なそれが、それでも確実に減っていくのは、やはり料理が美味しいせい]
……なるほど、こうして食べると意外にもこれが他の味を引き立てるわけですね。
[感心したように頷きながら、気付けば完食していた。
もっとも、好きになるまでにはまだ長い道のりがありそうだけど]
ごちそうさまでした。
とても美味しかった、と、そうお伝え願えますか?
[食堂で給仕やらを手伝う、例の使用人に、今度は素直な笑顔でそう頼んで]
[そうして、時を過ごしながら、時折窓の外に目を向ける。
風は止むどころか酷くなる一方で、葉擦れの音に紛れて聞こえるのは吊り橋が軋む音だろうか。
それについては敢えて口に出さず、皆が食事を終えた頃を見計らってハーヴェイに声を掛ける。
食事の前に話していた一件について触れれば、快く了承を得られて
食後のお茶まで済ませてから、書庫へと向かう。
同行を願う者があれば、共に]
― 食堂→書庫 ―
― →書庫 ―
[書庫に着けば、互いの好みなどを話し合いつつ、薦められた幾つかの本を手に取り、確かめて]
確かに、読書家を自任されるだけありますね。
[そんな感想をハーヴェイに。
選ばれた本はどれも興味を引いたけれど、全てを運ぶわけに行かないから]
今日は、この本にしましょう。アドバイスありがとうございます。
[一冊を選んで礼を言うと、いつもの調子で答えが返るだろう。
もう少し、本を選ぶと言う彼にもう一度礼を言って]
では、先に戻りますね。
ここは冷えますから、風邪など引きませんよう。
[そう言って、1人で書庫を後にする。
客室に戻るにはまだ時間があったから、広間へと足を運んで。
そうして、使用人にお茶を頼んで、誰かが来るまでは本の世界へと**]
[びゅう、と一際大きい凶風が駆け抜けた時。
幼仔の眠る気配が不意に、途切れた]
…………………
[目覚めた意識はしばし無言のまま、何かを確認するような気配を見せる]
おにぃちゃ
おなかすいた
[長い沈黙の後に紡がれたコエ。
それは明らかな衝動《目覚め》の言葉。
物欲しげに強請るコエが同胞へと向けられた]
─ 自室 ─
………つまんない。
[外は荒れる一方、カナリアは鳴いてくれない。
折角来客が居るのに食事を共に取れなかったことも手伝って、ヘンリエッタの不機嫌さは増していた。
ぷぅ、と分かりやすく頬を膨らませている]
みんな、食べおわったかなぁ。
[ヘンリエッタ自身時間をかけて食べていたため、遅くに食堂へ入ったオードリーと同じくらいか、それよりも遅く食べ終わっているはずだ。
階下へ降りれば誰かしら広間に居るかも知れない]
…お話、聞きに行こっと。
[まだ寝るには早い時間。
流石にメイド長もとやかく言うまい。
ヘンリエッタは鳴かぬカナリアを一度見上げてから自室を出て行った]
― 食堂 ―
[重なった視線の片方が、何処か悪戯気にも見える様子で閉じられる>>85。
軽く肩を竦めた苦笑。近付く事があれば小さく]
……適度にしておいておあげよ?
[と向けたりもしただろう]
[ユージーンには時折視線を送り様子を伺ったが、少し時間を要しているようではあるけれど中身を減らしていくのに密かな安堵の笑み。
それはムニエルを口に運んだ途端に何処か幸福そうなものへと移り変わり]
……本当に、此処に来る度に舌が肥えていく気がするね。
[複数の前菜にサラダ、スープ。無論パンも柔かに胡桃を包んで。
ナイフとフォークが忽ちにそれらを片付けてしまった]
[暫しの歓談もあっただろう。
やがて三々五々に離れ始めるのに自身も席を立ち上がる]
今日も美味しかったよ、ご馳走様。
[最後に一言残して、ひらりと手を振った]
― 食堂 → ―
[食堂を離れ向かうのは広間。
広げたままのスケッチブックの回収に、と歩む廊下の途中]
――……、
[窓の向こう。揺れる吊り橋と弄られる林檎の枝葉]
……落ちないと、いいのだけれどね。
[呟きはひとつ。落とすだけ落として足を再びに運んで]
― → 広間 ―
[開いた扉の先にはユージーンが一人、本を繰っていた。
邪魔をするものでもないだろうか。
僅かばかり首を傾げるに留め、けれど特に足音も潜めずに食堂に向かう前まで座っていた場まで歩みを寄せる。
スケッチブックを手に取り直し、転がり掛けた鉛筆を手に掬い取って]
[さらり。黒が輪郭を、影を、更に色深く染めていく]
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