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―三階・ギュンターの私室―
[辿り着いたのはギュンターの私室の前。
開いたままのドアから漏れる異様な気配と、そして、昨日も嗅いだ嫌な臭いが届いた]
みんな、居るのか?
一体何が……っ!?
[そこには、エーファを助けようとするユリアン>>35と、先に辿り着いたイヴァン>>43がいて。
エーファがそれに気づかずに呟くのを聞く>>44>>45
そうして、予感のままに視線を動かした先、寝台の上に見える、赤に]
……ギュンターさん、が?
[問いかけるでもなく声が零れる。
イヴァンが遺体を包み始めるのに気がついたけれど、手伝おうとする前に手際よく事を終えたから、自分はただ祈りを捧げるだけで。
そうして、イヴァンがエーファへと語りかける>>53のを見守る]
大丈夫、じゃないだろう?
エーファ、君、ずっとちゃんと休んでいないんじゃないか?
イヴァンの言うとおり、少し休んでいた方がいいとおもう。
[大丈夫だと、平気だと言うエーファ>>57にそう言いながら、現れたライヒアルト>>55を見つけて頭を下げ、視線で状況を伝える。
『幻燈歌』に歌われる双花聖痕さながらのそれを、彼はどう捉えただろう。*]
─ 回想 ─
[オトフリートに話を聞く間にも、広間に残る者は少なくなっていく。
それにつれて静けさが増して、より不安は強くなる。
周囲に気も向けず、ゆらりと、けれど澱みなく歩き出ていった旅人が残した言葉>>1:156。
何故そんなことを知っているのか、そもそも何者なのか、そんな思いもまた、不安に加わっていって]
…あの人が、本当のことを言ってるって、信じるの?
[>>48オトフリートからの言葉には、流石に笑みを返すことが出来なかったけれど。
続いて、何かあっても忘れないで、と言う言葉は真摯なものに思えたから。
ぎこちなくも、しっかりと頷きを返してから、広間を出ていく姿を見送った]
[取り留めなくめぐる思考。
頭を振ってそれを振り払う。
口許を押さえるままギュンターの部屋へと行けば
日常では見る事のないおびただしいあかと
シーツに包まれた人のかたちが映り込む。
オトフリートが視線で伝えたそれ>>61に、
いろなき顔で小さく頷き、重い息を吐き出した。]
――…恩人である彼の為に、祈りたい。
[そう呟き、ギュンターの遺体の傍へと歩み寄る。]
[オトフリートが出ていって、静けさがより増した広間の中。
もう冷めきってしまった茶器を片付けようとした所で、ユリアンがまだビルケと共に暖炉の前に居るのに気付き]
…あの、ユリアン?
火が落ちたら冷えるでしょうし、そろそろ部屋に戻った方が良いわ。
…動けそう?
[近くない間柄だし、下手に気遣っても遠慮されるかと控えてはいたけれど、体調を崩している人を一人残すのはと問いかけて。
無理そうと言われたら誰か男手をと思ったものの、>>30歩いて戻れるようで少し安堵した。
もしも遠慮されなければ、手を支えて部屋までは付き添い送っていった。
その間か、広間で彼が動けるまでを待つ間に夢の話は聞けただろうか。
その後には広間の茶器を片付けに厨房に赴き。
そのまま厨房に残ってエーファを手伝い準備した食事を少しとった後、部屋に戻ると今日も絵筆を取らぬまま、寝台に入った**]
─ ギュンターの私室→三階廊下 ─
…………ん。
[黒猫の名前>>59に、こくり、と返すのは小さな頷き。
遅れてやって来たオトフリート>>61の言葉にそちらを見やるも、何も言わない──言えなかった。
言葉が引っかかって、どうしていいかそろそろわからなくなっていたから。
だから、一先ずは促されるままに廊下に出て]
……あ。
[ライヒアルトの姿が目に入ると、ほんの少し、表情が緩んだ。
どこかほっとしたような、安堵したような変化。
それを齎したのが、『この人はひとだから』という認識──無自覚の力が齎したものとは、自分でもわかっていないけれど。*]
[昨日広間でオトフリートが言った言葉>>47を思う。
そうであると良いと思いながら、
己の中にある不安が、ひとりきりの夢を見せた。
廊下へと出るエーファ>>65と視線が交わる。
肉親がこのような事になったのだから、
彼が受けた衝撃や悲しみは計り知れない。
表情の緩みが意図するものは分からぬまま、
小さく彼にあたまを下げて。]
─ ギュンターの私室 ─
[気付けばオトフリートやライヒアルトも、主の失われた部屋に辿り着いていた。
オトフリートがエーファに休むよう勧めている>>61のを聞きつつ、祈るためにギュンターの傍へとライヒアルトがやってきた>>63のを見て]
あ、新しいシーツに包み直したいんだ。
その時にお願いしても良いか?
直ぐ取ってくる!
[そう言い残し、エーファを廊下へと出した>>65後にリネン室へと走る。
直ぐ、と言った通りに新しいシーツを一枚持ってくると、それを床に広げてベッドのシーツを再び丁寧に剥ぎ取った]
ずっとエーファの目に触れさせておくのも、って思ってさ。
仮包みしたんだ。
[一度包んだ理由を口にして、ライヒアルトに祈りを願う*]
─ 翌朝・自室 ─
[朝の目覚めは、また誰かの叫びによって。
瞳を開き、身を起こすも昨日の事を思えばまた遺体が発見されたのだろうと容易に察せて]
……───っ…
[昨日は見なかった、見ずに済んでいたものに過る思いに一度強く目を瞑り。
夜着代わりのワンピースの上にストールを羽織って、廊下へ出ていった]
─ 2階・廊下→3階・ギュンターの私室 ─
[廊下に出ると、黒猫が何か訴えようとする様にニィニィと鳴いている。
自分を見て、階上を見上げる仕草をする黒猫に近づき]
…モリオン。
エーファは、上に、居るのね?
[黒猫とあまり離れている所を見たことがないだけに、少年が上に居るのだろうと問いかける。
返る答えは当然無いが、間違いないだろうと思い3階へと急ぎ上がった]
─ ギュンターの私室 ─
[その場には、既に屋敷に居るほとんどの人が駆けつけていた。
中を見ずとも伝わる鉄錆の臭いに、眉を顰めて口を覆い]
……だれ、が。
[落とした呟きは、誰かに拾われることはあっただろうか]
[イヴァンの言葉>>67に、静かに頷く。
新しいシーツを持って戻ってきたイヴァンから
仮包みした理由を聞くと、感心したように声を漏らし]
イヴァンさんは優しいんですね。
私なら多分そこまで気が回らない。
[ギュンターの事を感じ取り、
一瞬動けなくなるくらいには動揺してしまったから、
そんな感想を漏らして、シーツが丁寧にはがされるを見、]
――…そちらに移動させた方が良いなら、
動かすのを手伝いますが、
[床に広げられたシーツへと目を遣り、イヴァンに確認しながら
ギュンターの目許に一度手を翳して、
そうして、遺体の右手を取り、それから大きく裂かれた左手を――、]
─ ギュンターの私室 ─
[ふらりと、ギュンターの元へ向かおうとする女の足を、誰か止める者は居ただろうか。
誰にも遮られなければ、ギュンターの傍らに立って。
誰かが引き留めるなら、その場で立ち止まり]
…おじさまは、朱花だって。
あの人が、言ってたの…本当、だったのね。
[だから、ギュンターは襲われたのだ、と。
呆けたような呟きを、ぽつり落とした*]
─ 三階廊下 ─
……だいじょうぶ。
[小さく頭を下げる仕種>>66に答えるように小さく呟いて。
部屋の外に出て、視線を巡らせる。
黒猫は、そう言えばどこにいるんだろう、と。
今更のように思うのと、カルメンが上がって来るのはほぼ同時か。
それに僅かに遅れて、黒猫が駆け上がって来るのが目に入る]
……あ。
そか、お前。
[みんなに報せてきてくれたんだ、と。
そこに思い当たったら、何となく力が抜けて。
その場に座り込む事こそなかったものの、飛びついてきた黒猫をぎゅ、と抱え込んだ。*]
─ 夜更け ─
[>>*10呼びかけに返る声は眠たげで、起こしてしまったかと申し訳無く思ったものの。
然程時間を置かずに駆けつけた獣を見れば、呼んで良かったか、と口端を上げた。
勿論、>>*11毛色を褒められたことが嬉しかったのもある]
ありがとう。
イヴァンも綺麗よ。
身体は星が眠っている夜みたいな色だし、金色の目は満月みたい。
[自分が月光が照らす氷雪の様な銀ならば、イヴァンはその頭上を覆う夜の空の様で。
イヴァンらしくて良い色だ、と思いながら声を返した]
[それから、あまり時間をかけてもいけないとギュンターを食べる様に促そうとして]
ついてる?
[近付いてきたイヴァンに、最初何を言われたかは分からなかったけれど。
続いた行為で意味は分かったものの、思いもよらぬことできょとんと何度か瞬きを繰り返し]
…教えてくれたら自分で取れるのに。
[恥ずかしさと苦笑の混ざったコエを向ければ楽し気に笑われたから、もう、とだけ言って寝台へと意識を促した]
…小父様の後に入ってきた人が居たでしょう?
あの人がね、小父様のこと『朱花』って言ったの。
『朱き花がいうのだから従わなければ』って。
[既に命を失くしたギュンターの身体から未だ溢れる朱を舐め取る>>*12イヴァンの呟きを拾い、答える。
朱花でなくとも命を奪うつもりではあったけれど、先の数瞬はそんなこと考える余裕もなかった。
幻燈歌に謡われていたのは成程真実だったと、身をもって知らされたのはイヴァンも同じ様で]
─ ギュンターの私室 ─
[感心するようなライヒアルトの声>>71には苦い笑みを浮かべて]
…エーファは、前にも肉親喪ってっからさ。
まだ吹っ切れてもいねーみてーだし。
[エーファが、氷の音が気になると言っていたことを思い出す。
あの時も強がりを決め込んで有耶無耶にしようとしていた。
今回ばかりは、と思い吐き出すよう言ったが、それも強がりを強めただけ。
それが余計脆く見えてしまう]
そうだな、移動させてからの方が良いかも。
[祈るのも綺麗に整えてからの方が良いだろうと、ライヒアルトの手を借り新しいシーツへ移動させることにする。
両手を組ませようとする様子を眺めていると、後からやってきたカルメンがギュンターへと近付いて来た>>72]
[食いちぎられたようなあとが見える。
左手の、手首から甲に掛けてに、血とは少し違う色を微か感じ、
白き手袋をした手でそっと血を拭う。]
――…、 痣 ?
[朱色のそれが元はどのような形であったかは分からないけれど
己とは反対の手の、同じ場所にある痣にみえるそれを、
旅人の呟いた朱き花と認識してしまうのは対なる者であるからか。]
蒼と朱、ふた色の花。『双花聖痕』。
月の牙を引き寄せ、
[同じ未来が待つのかもしれない。
歌い手のうたったそれを詩としてなぞり、
カルメンの声>>72とイヴァンの反応>>75に
視線を二人へと向けてから、これ、と示すは微かに残る朱き痣。]
…双花聖痕が居るってことは。
見出すものも、居るってことよね。
[>>*13イヴァンからの提案に答える代わり、幻燈歌が真実ならば忌避すべき存在をあげる。
とはいえ、今夜はギュンターを襲えたことで目的は果たせたし、と。
戻ろうと促されるのに頷きを返し、窓から部屋へと戻っていった**]
―三階・ギュンターの私室―
[掛けられた言葉に力なく零れるエーファの声>>65
こちらが掛けた言葉には、何かを言いかけて、だけどそれは言葉になることはなく。
肉親をなくしたのだから無理はないと無理に促す事はなく部屋を出るのを見送る。
入れ違うようにやってきたライヒアルトを見たとき、エーファの表情が変わったのは見えないが、少し力が抜けたような気がして目を細めた]
多少、疑心暗鬼になっているのかもしれないな。
無理もないけど。
[この中に犯人が居るかもしれない、とは流石に口には出来なくて、溜め息と共に目を伏せた]
─ 三階廊下→自室 ─
[部屋の中から離す声は聞こえてくるけれど、内容に理解が追い付かない。
どこかぼうっと佇んでいると、黒猫がにぃ、と鳴いた]
……ん。
[それが、休めと促しているように思えて、ふらり、と自室へ向けて歩き出す。
部屋に戻り、室内を見回すと、机の上の薔薇の花が目に入った]
……あ。
[そういや、聞けなくなった、と。
祖父の部屋を訪れた理由を思い出したけれど。
そこからどうするか、がどうしても浮かばなくて。ベッドに倒れ込み、猫を抱えたままぎゅ、と目を閉じた。**]
[男がエーファに気を向けていると、亡き人に祈りをとライヒアルトが申し出る>>63
それを受けて、新しいシーツを取りに行くと言うイヴァン>>67に]
言ってくれれば取りに行ったのに。
[などと言いながら見送り、そこに現れたカルメンの姿>>70を捉えた]
カルメン、駄目だ、君は見ちゃいけない!
[そう言って歩み寄ろうとする>>72のを引き止めようと手を伸ばす。
だけど、包まれていても彼女にもわかるのだろう。
ぽつりと落ちた呟きに、溜め息と共に頷いて]
どうやら、そうらしいね……朱き花、甘美なる……
[そこまで言って、傍、と言葉を止め考える仕草をする]
[エーファのことをイヴァンから聞く>>74。
廊下で小さく呟きを落とした彼>>73の姿が過る。
吹っ切れていないなら、大丈夫の言葉は裏返しに思えた。
イヴァンとギュンターの亡骸を移動させて、
弔うための一連の所作は、手を組ませるところで一度止まった。]
[イヴァンが問う>>75のを聞いて口を開く]
あの旅人は知っていた、ギュンターさんが「朱花」だと言う事を……
俺たちが知らなかったことを知っていた
[どこか虚ろな、だけど何かを知っているような旅人の気配は、どこか普通とは違う気がして。
だけど、確信には至らず、だから迂闊に決め付ける事も出来ず]
話を聞いてみた方がいいのかもしれないな、あの人にも。
[落とすのは疑念の種。人々の心に波紋を落とすように。
そうして]
ライヒアルトさん……?
[『幻燈歌』の一説を口にする姿に、朱花を示すような仕草に目を止めて]
貴方は……
[まさか、と言うように彼を見ていた。**]
─ ギュンターの私室 ─
[近付いていったその姿は、たとえシーツで包まれていても凄惨さと冷たさを感じさせる。
>>79見ちゃいけないと伸ばされた手に止められて、間近にまで辿り着くことはできなかったものの、生を失くしたその顔ははっきりと見えて]
…昨日、小父様の後から、入ってきた人。
あの人が、言ってたの。
朱き花、って。
[>>76ライヒアルトが示す痣に視線を落としたまま、>>75イヴァンからの問に先の呟きと同じ声で答え。
昨日広間に一緒にいたオトフリート達なら覚えているだろうと、視線を向けた*]
─ 翌朝 ─
[目覚めは叫びによって、けれど覚醒は>>*14そのコエに促された]
…見つかった、みたいね。
[あの歌い手と同じように、誰かが──誰が見つけたのだろう。
そんな思いに一度強く目を瞑った後]
……私も、行かなくちゃ。
[日の光の下でも、ちゃんと自分のしたことに向き合わなければ、と。
部屋を出て、昨夜訪れたあの部屋へと向かっていった]
[ギュンターの腕を見ていたライヒアルトの口から『幻燈歌』の一節が紡がれる>>76。
示されたギュンターの左手にはほんの僅か、紅と異なる色があった]
これが、朱花…
[欠片過ぎて見てもいまいちピンと来ないけれど、そうだと言うのなら襲われた理由も理解出来るというもの。
その答えはライヒアルトが紡いだ一節にあった]
へぇ……旅人さんが。
何で知ってたんだろ。
[それは誰しもが抱いた疑問だろう。
オトフリート>>81やカルメン>>82に教えられ首を傾ぐ]
そーだな、考えたって分かんねぇ。
聞いちまった方が早い。
[これらのことは十分疑う理由になる。
とは言え、先ずは目の前を、と作業を続けることにした**]
[白い手袋は遺体に触れたことで赤が移っていた。
オトフリートの眼差しに、一度目を伏せる。
悩むというよりも覚悟を決めるように息を吐き、
ゆっくりと深緑の双眸を自身の手許へと向けた。
右手の手袋をはぎ取り、袖を軽く捲ってみせるは、蒼き痣。]
――…蒼花。
[どちらにせよ弔いは素手でしようと思っていたから、
色付く手袋は懐にしまい込み、
ギュンターの手を胸元で組ませてから、祈りを捧げる。
歌い手の時よりも、少しだけ時間が掛かったかもしれない。
イヴァンに視線を向けて、
シーツで包みなおすのを手伝って貰い、
ギュンターの遺体を安置する。]
……寒いせいもあるんだろうけれど。
随分、冷たくなっちゃったわね。
[>>*15不味そう、とイヴァンのコエを聞いた時にはそうなのかと思ったけれど。
目の当たりにすると、成程これは食指が動かないと納得した。
もしかしたら、太陽の下では獣の性が抑えられているのかもしれないけれど]
………小父様、あんなに美味しかったのに。
[もう少し綺麗に食べておけば良かった、なんて思う自分は、きっと獣の性に染まっているのだろう]
─ ギュンターの私室 ─
何で知っていたかは、わからない、けど。
……あの人、何だか…こわい。
[話を聞いてみた方がという>>81オトフリートと>>83イヴァンの会話に零すのは、昨日広間で呟いたのと同じもの。
それは子供の頃を知る彼らが近く在るからもあり、何があってもと言ってくれたオトフリートが居るからでもあり。
女の瞳は一度、現実を受け止めるように下りた瞼に隠れた後]
…ライヒアルトさん?
[>>84蒼花という言葉に瞳を開くと、示された痣が目に入り]
はやく、かくして。
だれが人狼か、わからないのに、みせたら、ダメよ。
[泣きだしてしまいそうに顔を歪めながら、力無く頭を振った**]
[旅人がギュンターを朱花と知っていたのは何故か。
ギュンターに聞けぬ今、旅人に問うしかあるまい。
聞こえくる言葉に同意を示すように頷き]
話を聞いて、考えよう。
[旅人は部屋にいるのだろうか。
考えるうち、イヴァンの紡ぎ>>85が聞こえ]
……そうだと思っている。
[丁寧だった言葉遣いが素に近い端的なものになる。]
食材は新鮮なのが一番、ってか。
[カルメンの聲>>*22にそんな聲を返すイヴァンもだいぶ割り切っていると言える]
……これ、日中は変化出来ない可能性もあるかな。
こんな風に血肉を見ても食べたいと思わないってことはさ。
気をつけねーとなんねーかも。
[人狼と見破られて日中に仕掛けられたら。
元々体格の良いイヴァンはともかく、カルメンは不利に陥る可能性もある]
……美味しい餌が目の前にあるのに、襲い掛からずに済んでるし、さ。
[これは花の片割れを食した後であるために衝動が抑えられているだけかもしれないが]
注意しねーとな。
[大勢の前で襲い掛かってしまう可能性と、日中は力を発揮出来ない可能性。
その両方に対して呟いた**]
[カルメンがこわいと言うのを聞き>>87
感情の読めぬ旅人の眸に似たことを感じたのを思い出す。
あらわにした痣を目にした彼女>>87の表情は
今にも泣きだしてしまいそうに見えて、
思わずその肩に手を伸ばすけれど、
その手には遺体を弔うときについた赤があり、
触れる前に、静かに下ろして]
――…ああ、ありがとう。
[案じてくれているのだと受け取り、礼を返す。]
人狼にとってこれが甘美なるものなら、
見出す者の盾となり時間を稼げるかもしれない。
[小さく呟き、隠す心算はないことを示す。]
…本当に。
蒼花が自分から教えてくれるとは、思っていなかったけど。
[>>*23イヴァンに同意を返しながら、唇を噛む。
既にギュンターは襲ってしまったのだし、後戻りは出来ないとわかっているけれど。
こうして示されて、昨夜のように理性を失うのかという恐怖は、思いもよらぬものだったから]
気を付けなくちゃ、ね。
[皆の前で理性を飛ばして正体がばれたら。
自分だけならまだ良い、イヴァンまで知られてしまったらと思えばそれだけで震えが走る。
だってきっと、イヴァンは皆にとっても現状の支えだろうから。
真実を知れば、反動は如何程かわからない]
[部屋の主に一礼してから、廊下へと出て]
湯を借りてくる。
[と、行先を告げてからその場を離れる。
血のにおいに酔いそうだった。
拭いきれぬ恐怖懐くのを知られぬように
心落ち着けようと聖句を心の中で綴る。
一階に下りて浴場に辿りつけば
湯あみをしてから、広間へと行く。**]
……ね。
おじさまを見つけたのは、やっぱり。
エーファ、だったのね。
[浮かぶ予測は一旦置いて、改めて現状の確認をする。
黒猫が人を呼びに来ていたし、エーファに謝罪を向けるコエも聞いていたからそうだろうと、思っていたが]
………辛い思いを、させちゃったわね。
[謝罪は紡がず、事実だけをコエにする。
日を重ねれば更に苦しめることになるとは予測できることだから、謝ることも許されないと思うが故に**]
─ ギュンター私室 ─
(>>35続き)
[判断も行動もできず、目の前のエーファを助けなければという思いだけでおろおろしていた。
部屋を覗き込>>43んだイヴァンに声をかけられても、狼狽えた顔でただ見つめ返すのみ。
ギュンターの遺体に気づいたイヴァンは、ベッドのシーツを引き上げ>>43る。
彼の行動を見て、]
(そうか……、
まずはエーファの視線から隠したほうがよかったの、か…。)
[遠くのほうで考える自分がいたけれども、現実にはぼんやりしているだけで。
「怪我なんてしてない」「いつも、俺は、大丈夫」>>44
こぼれ落ちたようなエーファの声に振り向けば、呆然とした蒼い瞳>>45がすぐ近くにあり、]
……ここは、危ないよ……。
[繰り返したが、病み上がりの小さな声は誰にも聞こえなかっただろうか。]
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