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……さーてと。
[一人と一羽になると、は、と一つ息を吐く]
伝承の『祈り子』かぁ……。
んー……。
[思い返すのは、さっき森で聞いた話]
できればもうちょっと、細かく知りたいよなー……。
あー、そか、ポーラ姉に聞くか、でなきゃクレイ兄んとこ行きゃわかるかな。
[家では聞けないから、他を当たらなければならない。
とはいえ、聞けそうな宛は限られているから。
さて、二択のどっちに行くか、と考えながら、歩き出した。*]
― 自宅 ―
[部屋に戻って、考えていた
誰かに話した方がいいのかどうか
聞こえてきた声の力になりたくて、だけど、それを言ってしまったら、声が誰かを聞かれてしまう]
どうしたらいいの、かな……
[大人だったら、何かもっといい考えが浮かぶのかもしれないけれど、いまだ幼い少女には難しく
抱えるのは重くて、誰かに聞いて欲しい気がして、だけど出来なくて
ぐるぐる回る思いを抱えたまま、深く考えに沈み込んで]
{何かがおかしい、と気がついたのはそれからしばらく経った頃
妙に静かな気がして部屋を出て、皆がいるはずの場所に向かって……]
……え?
ママ……?……パパ?
ねえ、どうしたの?何でこんな所で寝ているの?ねえ、ママってば!
[母親と、いつの間にか帰宅していた父親と、そうして、いつも優しくしてくれるお手伝いさんと
みんな、揃って居間にいて、だけど、それは普通の状態ではなく……床に伏して眠っている、姿
揺すって、起こそうとして、病気の時は下手に動かしちゃいけないと言われていた事を思い出す]
どうしよう……どうしたらいいの、かな……あ!
[思い出したのは、この村の診療所の]
ヒューゴお兄ちゃんなら、何かわかる、かな?
[こういう不思議な話に詳しそうなのは、ポラリスかクレイグか。あちこち旅をしているアルカも何か知っているかもしれない。
だけど、今頼れそうなのはヒューゴで。みんなが「先生」と呼ぶようになっても、「お兄ちゃん」と呼ぶ癖はいまだに抜けない
ヒューゴの事は少し苦手だった、けれど、以前風邪を引いたときに診てもらってすぐによくなって、だからいい人、と言う認識はあって。きっと何かわかるはず、と、そう思ったから]
みんな、待っててね。
[そう言って、診療所へ向かって走り出す。途中、誰かと出会うだろうか?
もし出会うことがあれば、何が起きたかは正直に話すだろう*]
クレムお兄ちゃん
リィの家族が眠ったまま起きないの……お兄ちゃんじゃないのは、わかってるんだけど……
封が解けたせい、なのかな……?
もし、他の人たちも眠っちゃうようになったら……解放される前に見つかっちゃったら……
[どうしたらいいんだろう、と悩む気配は声と共に伝わるだろうか]
眠っちゃった?
[聞こえたコエに、戸惑うように返すコエは揺れる]
...うん、僕じゃない、けど...でも、僕のせいではあるかも。
[制御しきれない力の余波が、無作為に働いている可能性は高かった]
ごめんね、僕達が解放されたら、きっとみんな目覚めるはずだから。
[解放される前に見つかったら...再び封じられて、それでもきっと村人は目覚めるだろう...けれど]
見つからない様に、気をつけるから、ね。
心配しないで。
[宛のない約束だけを、言葉に変えた。これはきっと誤摩化しだ**]
― 宿屋/自室 ―
[ぱら、と、ページをめくる。
欲した知識は村の伝承には関わらないもの。
けれどアルビーネの好奇心はほどよく満たされた。
残りのページはあと三分の一にも満たない。
集中しすぎていたせいで喉とおなかが別の欲を満たすよう訴えていた]
……はふ。
ちょっと休憩しよう。
[呟いて、本にしおりを挟み、閉じる。
ベッドの端にそれを置いて立ち上がると
部屋を出て階下へと向かった]
― 宿屋/厨房 ―
[店で出す為の料理が用意されているのか
いつもと同じように食欲を刺激する匂いが漂う。
こく、と咽喉が小さく鳴るのは空腹だから]
ね、今日は何を――…
[つくったの、と問おうとしたけれど
アルビーネの目線に映るはずの人影はない]
……あれ。
[出掛けるなら一言声をかける人だから
其処に姿が見えないことに違和感を感じる]
[鍋からは小さな音が鳴りまだ火に掛けられたままと知れた]
……急いでたのかな。
それにしても……、……。
[このままでは鍋が焦げるのは目に見えている。
少なくとも火から遠ざけるくらいはするはずで]
…………。
[変だと思いながら其方に歩みゆけば
アルビーネの足に何かが触れる]
え……?
[間の抜けた声が漏れて、視線が下がる。
足元に散らばるのは割れた皿]
[白い破片の向こうには倒れた宿屋の主人の姿。
アルビーネの顔からすっと血の気が引いた]
――…っ、おじさん、如何したの!?
[焦りの滲む声があがる。
慌てて駆け寄りアルビーネは膝を床につき彼を抱き起した。
チク、と刺すような痛みが膝にあるが
それよりも今は彼の安否に意識が向き]
しっかりしてよ、ねぇ。
[呼び掛けても意識は戻らない。
不安に眉尻がへなりと下がる。
ぬくもりがあるのと呼吸が整っていることが微かな救いか]
[よくよく見ればそろそろ火も消える頃合い。
鍋はそのままにしていても問題はないと判断し
目覚めぬ人を先に運んでしまおうと、肩に担ぐ形をとる]
…………っ。
[意識のない自分よりも体格のよい人の重みがずしりと肩にのる。
よろけそうになりながらも一階にある彼の部屋まで運び込み
なんとかベッドに寝かせた。
目覚めぬ人を覗き込む。
規則正しい呼吸音と鼓動を確かめて]
変な病気だったりするのかな。
ああ、診てもらわなきゃ、かな。
[持病があるとかそんな話は聞いたことがなく
いつも元気だった人が倒れるという事態に動転する]
[他に意識をなくした人がいるとは知らぬまま]
…………。
[思い悩むように眉根を寄せて]
すぐ戻るから、待ってて。
[ぽつ、とベッドに寝かせたその人に声を掛け
離れようと一歩踏み出せば小さな痛みが膝から響く。
目を向ければ膝から一筋血が伝うのが見える]
あ。
[軽く血を拭い手巾を巻きつけて応急処置とし
寝かせた人に怪我がないことを確かめてから
森近くの診療所へと駆け出した**]
─ 診療所 ─
[ポラリスの様子が気にかかるも、まずは茶を淹れて彼女の前に置く。
男の勧め通り、呼吸を整え茶を飲んでから改めて彼女が話し始める>>38のを待ち]
『蝕』なら俺も見た。
爺さん達も、泉のことを気にしていたが…
その口振りからすると、その睡蓮が『封』の…いわゆる鍵のようなもの、だったんだな。
手折った者が『封』を破ったものと考えるのが自然だろうが…待て。
そもそも、『封』とは何に対してだ?あの泉自体に何かあるのか。
[村に伝わる話を覚えていれば泉に眠る者、身を投げた者の存在も解っただろう。
だが男は、昔話や逸話の類はその中に含まれた教訓や戒めを学ぶ為の作り話だと思っていたから内容まで覚えてはこなかった。
先よりは詳しくなったが、まだ足りない情報を確かめようと問いかけた所で彼女の家系については聞けただろう。
それから言葉が途切れた理由>>39を聞くと、軽く目を瞠った]
─ 診療所 ─
テレーズは影響を受けていない…?
[どういう理屈かはわからないが、彼女のみが察知出来るものがあるのだろうとはその言葉で解る。
が、そもそも逸話すらうろ覚えな男にポラリスからの疑問に答える術も当然無く、ただ彼女の話を受け止めて]
俺には今何が起きているかも、今から何が起きるのかも解らん。
解るのは、何か起きるかもしれないと思って構えておくべきだと言う位だ。
ポラリス。
お前の今出来ること、しなきゃならんことは何だ。
どうしよう、ではなく。どう、出来る?
[焦りや不安で狭まった思考を少しでも広げられる様に、問いかける。
自分にも出来る事があるなら、助力は惜しまないとも付け加えて**]
[家に戻ると、まだヒューゴは来ていないと言う。どうやら村の中で、他にも倒れて眠ってしまったものがいるらしく、なかなか手が回らない様子だった]
そうか...先生も大変だね。
[伝染病ではないのか?とおろおろしているテレーズの両親を見ると、小さく溜め息をつく。一度大病を患って視力を失った娘への心配は人一倍強いものだから、無理もなかった]
伝染病じゃないと思うよ。睡蓮の泉の、封が解かれたせいだと思う。
心配しないで、だって、祈り子も魔も、人を傷付けることを望むようなものじゃないんでしょう?
[それでも落ち着かぬ二人に]
とにかく二人とも少し休んで、テレーズ姉さんには僕がついてるよ。
[心配性だと思われてしまうだろうか。
少し前に会ってきたはずの恩人二人が気になって
何もなければ良いと思いながら医師の実家を目指した。
皿の破片で傷ついた膝がじくじくと痛むけれど
そんなことよりも安否を確認することが大事]
――…、は。
[少しだけ息があがる。
それでも駆ける足はゆるむことなく。
目的の場所に辿りつけば扉を強めに叩き、反応を待つ]
―自宅―
[首をかしげたまま自室へ戻って本棚を漁った。
読み聞かせ用の伝承本を小さいころに貰ったような記憶があって
それを探していたのだ。
そして今はベッドに転がって本棚の奥の底の底から見つけたそれを読んでいた。
平和を望み、祈り続けた『祈り子』と、人を護るために自ら封された『魔』。
そのどちらもがあの睡蓮の咲き誇る泉に封印されていたのかと、ようやく思い出した]
ふーん、『蝕』の日の出来事か…。
なるほどねえ…けど、ボクにはよくわかんないや。
どうしてその封印が解かれたら怖いの?恐れてるの?
…どっちも、他の人を助けようとしてたんでしょ?
[さっぱりわからない。
と、そこで考えることをあきらめて、立ちあがった。]
いってぇ!
誰だよ、こんなとこに百科事典置いたの…は、ボクだ。
[本棚から抜き出して床に転がした本の角を踏んでばたばたしたまま』
おふくろー、ボク出かけてくる。
[キッチンへ声掛けて靴をはいた。
返事がないのは出かけているのだろうと、深くは気にせずに外へ]
― 医師の実家 ―
[もう一度扉を叩いた。
声は返らない。足音も聞こえない。
ノブに手を掛ければそれは難なく開いた]
……ねぇ、いないの?
[鍵をかけ忘れたまま出掛けてしまったなら、と
そんな風に考えてしまうのは倒れた姿をみたくないと思うから。
杞憂であればと思いながら、リビングへと向かう]
おじさん、おばさん……?
[声には不安げな色がのる]
― 診療所へ向かう途中 ―
[診療所へと走る途中、声を掛けられて>>71立ち止まる]
あ、アルビーネお姉ちゃん
[振り返ればそこには宿屋でよく見かける女性の姿
行き先を問われたなら頷いて]
うん…パパとママが倒れちゃって……ヒューゴ先生のところに行けば何かわかるかな、って。
[簡単に事情を説明したなら、宿でも同じ様なことが起きたことを告げられた]
同じ、みたい。
どうしちゃったのかな、みんな……
え?…うん、わかった、先生に宿屋の人の事も話しておくね。
[気になることが出来た、と戻って行くのを少し見送ってから、再び診療所へ向けて走り出す]
………『封』を、解き放たれたものをこのままには出来ない。
もし、何かが起きるのだとしたら、それは止めなきゃならない。
睡蓮の『封』は、まだ力を残してるから……止めることは出来る、と思う。
[『封』に関わった血筋の使命とも言えるような、そんな感覚がポラリスの中にある。
落ち着かせてもらい、順序立てて思考を引き出されたお陰で頭の中が整理され、やるべきことを見出すことが出来た]
解かれたものがどこに居るのかは、分からない。
けど…。
テレーズちゃんが影響を受けてないって判ったんだから、誰か他の人に宿ってる可能性は、あると思うの。
止めるには、今のところその人ごと封じる……眠ってもらうしかないわ。
[それは祖父が書き残してあった万一の場合の方法。
ヒューゴには睡蓮を使った『封』の方法も伝えておいた]
眠ってしまった人、他にもいるみたいだね。
[冷たい手を握りしめて、ぽつりとコエを零す。意識して力を使った時以外は、どこで何が起こっているのかは、はっきり判らなかった]
...もしかすると、眠らない人が疑われるようなこともあるかも。エリィゼちゃんは、大丈夫だと思うけど...気をつけて。
[いきなり少女を疑ってかかるような村人はいないだろうと思いつつ、忠告だけは口にする]
……何なんだよ、ほんとに……。
[こんな時は、言葉を交わせぬのが少しもどかしいな、と思いつつ]
……んー……一度ウチ、戻るかなぁ。
採取籠持ったままだと、ちょっと邪魔だし。
[そう、呟いて、足を向けるのは自宅の方]
そういえば...クレイグも来ないなあ...
いつも居眠りしてるけど、まさかあのまま眠っちゃったり?
[窓辺からは村への道が良く見える。テレーズ自身は目にする事ができないけれど、誰かが尋ねてきたりすれば、いつも自分が彼女に報せていた]
―広場―
[ふらっと広場までやってはきたが、見かける人影が少ない気がした。
もうそろそろ日が陰り始める頃合いだろうが…]
気のせい?かな?
[通りの真ん中に立って、あたりを見回す。
言葉では言い得ない不安がじわじわと広がっていく]
ちょ…言い伝えの何かが本当の話でさ…
封印が解かれてやばいのが出てきたとか、ないよね…
[ぞくり。
冷や汗が背を 伝う]
― →診療所 ―
[診療所に着いたなら、ドアを叩いて]
ヒューゴ先生、います、か?
[他に誰か来ているかも知れないから少し遠慮がちに、だけどはっきりと呼びかけて
中へと通されたなら、くるりと見回して、ポラリスがいるのを見つけたなら、ぺこりと頭を下げてから、自分の家族と宿屋で起きた出来事を話す]
苦しそうじゃ、なかった、かな…なんだか、眠っているみたいに見えるの。
[自分がみて、感じたことを伝えて、だけどそれ以上はどうしていいかわからなくて]
……あの、『蝕』の日から…夢を見てから変なことばっかり……
[小さく呟いた声は、誰かに聞こえただろうか
もし、ポラリスが話す言葉>>81が耳に入ったなら、表情は無意識に固くなったかもしれない]
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