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ああ、ダーヴさん。
[やがて訪れたダーヴィッドから、改めて、起こった事を聞く。
俯き加減になり、小さく、息を吐き出した]
……、お疲れさまです。
それから、ありがとうございます。
[食事を勧めるゼルギウスとは別に、新たにグラスに注いだ水を差し出す]
あ…、ありがと。
さ、それじゃ綺麗にしよっか、ヒカリちゃん。
[ユリアンの声に、短く礼をいい。
へその緒の根元を糸で結んで切断して、ヒカリに声をかけた]
うん、ありがとクロエ。
ロミちゃんも手伝ってくれる?
この子が元気にロミちゃんと遊べるように。
[そう言って、精一杯の笑顔を*向けた*]
─台所─
や、や…。
[ぱさぱさと身体に当たる羽。
困惑の表情を浮かべたまま、その度に身体をびくつかせていた。
ロートスが膝から飛び立ち、そん感触が無くなると強張った身体から力が抜ける]
ふぇ……びっくり、した。
ぅー、ローテュ、あばれる、めー!
[ゲルダから状況を聞き、少し怒った風に言葉を紡いだ]
─台所─
[続けられたゼルギウスの言葉には理解したのかしてないのか。
軽く首が傾がった]
[それからダーヴィッドがやって来て、ブリジットがどうなったかを伝えて来る。
亡くなったと言う部分は暗喩で隠されたか]
こども、うまれたー。
そっか、だから、ブージェ、やさしい、おかお、なんだー。
[そんな言葉がカルメンの口から*零れ出た*]
[向けられる、礼の言葉にふるり、と首を横に振る]
……生まれ、たんだ。
えっと……おめでと、かな。
[新たな命に向けて短く言うも、そこで限界が訪れる。
まるで違うのに、いつかと重なる光景が、きつい]
ごめ……俺、やばいかも……。
外、出てる……。
[短く言うと、産室を出て。
部屋から離れた廊下の壁によりかかる。
以前も見せた、心神喪失に陥りかけつつ、ぎりぎりでそれを*おし止め*]
そうだね。
壊そうとすれば、壊される。
当たり前の事。
彼らも ―― 私達も。
[いつの間にか。世界は、二つに分けられていた]
絵本も、お絵描きも、教えてあげるですよ。
[ハインリヒに答えながら、途切れ途切れだった声はだんだんと平時のものを取り戻して行く]
はい、です。
[ローザにうなずいた。
ブリジットが見えるとやっぱり涙ぐみそうになるけれど、一生懸命こらえながら、言われたことを手伝う]
……普通、女性に押し付けますか?
クロイゼルングさんは……
どちらかといえば、あちらの面々にお伝えする役目でしょうし。
[とは言いながらも、先程の説明を聞き直すのが嫌だったか。
声量を落として端的に話す]
自衛団長の件は……「人ならぬもの」の仕業とみなされたそうです。
それで。
私達をこの場に閉じ込めて、後は、自分達で見つけるようにと。
[湾曲的な、そして感情を抑えた台詞。
たったそれだけを言い終えると、長く、息を吐いた。
それ以上を求めるのならば、ゼルギウスの愚痴混じりの話へと移ることになる]
[ようやく笑顔を見せ始めた女性陣に、安心したように息を吐く]
っと、ここから先は俺の出る幕じゃないか。
[ぽり、と軽く頬を掻いて]
ちっと向こう行って話しを聞いてくるな。
[そう言って部屋を出ようと。
廊下で苦しそうにしているユリアンを見つけると、半ば呆れたように]
お前な…
辛いなら部屋で休め、って言ったろうが。
[とだけ声をかけ、ゼルギウスを探しに向かった]
壊そうとすれば…
オレたちを見つけたなら、壊すだろうな。
オレたちが壊すのと同じような理由で。
[相反するものが壊れれば、終わるから]
[ハインリヒと行き違ったとして、詳細は台所に居るものに任せることとして]
……こんなところで休んでいると、ダーヴさんやロートスに言いつけますよ。
[廊下で見かけたユリアンには、そんな言を。
先の恩を思い出してか、一端引き返して厨房から冷えた布を持ってくると、押し付け、食事の用意があることを告げてから立ち去った。
それから、皆のいる一室へと赴く。
眠りについたブリジットと対面するときも、その子の顔を見るときも、極力、笑みを作り、新たな生命を歓迎してみせた。
食事のことは伝えたものの、自衛団の件は、自らは言い出せずに。
幾度か躊躇うような仕草に何か勘付いた者はいたかもしれないけれど。
その場に長居はせず、死と生の入り混じった部屋を後にする**]
―一階・空き部屋→広間―
[部屋から出て、広間に居るはずのゼルギウスを探して。
途中すれ違ったゲルダに居場所を尋ね、食事についてもそこで聞く]
[ようやく探し当てたゼルギウスに話を聞いて]
……なんだそれ?
それって、つまり…
[周りに居る者の事を考えて明言は避ける。
だけど、ゼルギウスの物言いや表情は、それが正解と教えていた]
…子供も居るんだぞ?
[もちろん自衛団もそれは知っているはずで]
[それ以上は何も言えなくなった]
[作業が一段落ついた頃]
あ。
ロミ、広間に行ってくるです。
[不意にそう言って、ぱたぱたと部屋を出て行く]
…ユーリにぃ?
[扉のすぐ横で蹲るユリアンを見れば首を傾げはすれど、深く問うことはせず。
他にも何人かと擦れ違ったかもしれないけれど、何かに急かされるように広間へ]
―広間―
[声がする台所のほうへは行かずに、いつもの椅子の下へ向かった。
もしかしたらそこにも人はいたかも知れないけれど。
スケッチブックを開くと、ぱさりと折り紙が落ちる]
あっ。
[ロミルダはそれを慌てて拾い上げた。
開いたページに描かれた人物の髪と同じ色の、赤い紙で折られていたはずの猫は、真っ白に変わっていた]
はぅ。
…よかった、です。
[ロミルダはひとしきりそれを眺めてから、安心したように息を吐く。
それからスケッチブックを閉じて、白猫の折り紙を持って、ダーヴィッドの姿を探しに立ち上がった。
一晩で見つからなかったなら、一度部屋に*戻ることになるか*]
――…そうだね。
だから、その前に。
[何処からか、或いは、最初から。
可笑しくなっていく理由。
そのことには、未だ、気づかずにいる**]
[ばさばさという羽ばたきの音。
それに紛れて届いたカルメンの声に驚いて振り返る]
お前、今度はブリジットが見えるのか?
[多分カルメンはいつものように無邪気に肯定を返すだろうか]
……「魂見えると一人、いい」
本当に…?
[あの絵本と符合する事に僅かばかりの不安を覚える。
食事について訊かれたなら]
いや、今はいいや。
疲れたから部屋で休んでくる。
[そういい残して二階の部屋へと*向かった*]
―夜中―
[広間を出て、部屋に戻る振りをして]
[誰を壊すかを考えながら集会場の中を歩く]
「ハインリヒさん?」
[不意に掛けられた声に驚いて振り返る]
[暗がりの中の金の髪]
…エーリッヒさんか。
[いつの間に戻っていたのか、そこには彼がいた]
[どくり、と、心臓が大きく脈打つのがわかった]
[浮かぶのは朱い花]
[それを思い出した途端に体の奥が疼いた]
[悟られぬよう、怪しまれぬように笑顔を作る]
ちょうど良かった。
この間の話の続き、聞きたいんだけど、いいか?
[普段の自分ではないような丁寧な物言い]
[いけない、とは解っていた]
[約束も覚えていた]
[だけど、古からのそれはいとも容易くそれを反故にする]
[エーリッヒは意外なほどあっさりと申し出を受けた]
[彼の人柄か、それとも何かに気付いたか]
[向かったのは、二階のエーリッヒの部屋]
[一階には人が多すぎたから]
―二階・エーリッヒの部屋―
[部屋に入って、エーリッヒがランプに灯を灯すのを待たずに話し始める]
あんたさ、人狼を救うんだろ?
[唐突なそれに驚いたように瞬いてエーリッヒがこちらを見た]
[まだ灯りのないその部屋で、その瞳は紅く見えただろうか?]
「…貴方は…」
[エーリッヒが発したのはそれだけで]
[オレは笑って話を続ける]
オレを救ってくれないか?
……その、肩に咲いた華で。
[ニヤリと。その口元に伸びた牙が見えただろうか]
[エーリッヒが息を呑んで、何かを言おうと口を開ける]
[次の瞬間、黒い影が彼を掠める]
[既に獣のそれと化した長い爪が、その喉を掻き切って声を奪う]
「……っ…」
[紅が迸って腕を汚す。それすら歓喜を呼んで]
[衝撃によろけた彼にそのまま圧し掛かるのは獣の脚]
『人を呼ばれると困るんでね』
[その声は彼にはただの唸り声にしか聞こえないだろう]
[抵抗しようとする彼の手を爪で振り払う]
[また、紅が散った]
[そして彼のシャツ、その肩口を切り裂いて]
[肩に咲いた、その朱い花に噛み付いて]
[引きちぎる]
[エーリッヒの口から声にならない声が零れた]
[その瞬間、今までにない歓喜に全身が震えた]
[ただ、夢中で彼の肩に咲いた華を貪って]
[彼の腕の茨を貪って]
[それが止まったのは、彼が既に動きを止めたと気付いたとき]
[その瞬間に我に返る]
[約束を破ってしまったことを思い出す]
…しまった。
[だけど、もう、遅い]
[エーリッヒから離れてベッドから毛布を引き剥がして]
[それを隠すように]
[そんな事をしても無駄だとわかっているのに]
[そうして、物音を立てぬように部屋を出る]
[漣がこれを知ったらどうするだろうと思いながら]
/*
というわけで、襲撃描写終了です。
不快に感じたらすみません。
傷(というか破損箇所)は「首に深い切り裂いた傷」と「肩から腕にかけて食いちぎられた状態」
利き腕と思われるので右肩かな、と。
漣の怒りはしっかり受けますので。**
―1階・廊下―
……へーき。
ちょっと休めば、落ち着くから。
[広間に向かう途中のハインリヒの言葉>>64に、短く返す。虚勢なのは、隠しようもないけれど]
……どこで休んでても、俺の勝手だろ……?
大体、なんでそこで、ダーヴとロートスなんだよ……?
[ゲルダ>>66には、やや憮然とした態度を取るものの。
押しつけられた冷たい布に、険は失せ]
……ああ。
ありがと、な。
[小さな声で、短く返す。
届いたかどうかは、定かではないが]
[冷たい布を額に当て、深く、息を吐く。
名を呼ぶロミルダ>>68に返すのは、なんでもね、という短い言葉。
それ以上は問わずに駆けていく少女を見送った後、壁から身体を離して台所へ戻る。
台所では、鸚鵡が所在なくしていて]
……なに、やらかしたんだお前?
[妙にしゅん、としている様子に問う。
暴れた、と言う話を聞かされたなら、ごめんな、と苦笑して]
俺、ちょっと疲れたみたいだから、休むわ。
[食欲は余りなかったから、備蓄から果物を幾つか持ち出して、鸚鵡を肩に部屋へと戻る。
戻っても、すぐには休む気にもなれなくて。
手を伸ばすのは、葦笛。
気を紛らわすように、或いは静めるように。
しばし、音色を*紡ぎ出す*]
[少し前、産室を出る時、もしかしたらゲルダと擦れ違ったかも知れないけれど、ロミルダは立ち止まらなかった]
ダーヴさん、いるですか?
[確認して、広間を出てから、まず覗いたのは台所。
そこに目当ての姿があったなら、紙の白猫を渡そうとするか、いなければ持ったまま。
食事について聞いたなら、一つうなずいた]
あっ。
そういえばゼルさん、お話ってなんですか?
[それから腫れたままの目で見上げながら、ゼルギウスに問うたのはどれくらい後のことか。
本人からか、或いは他から返事があれば]
…そ、ですか。
[ロミルダは怯えたようすもなく、ただ少し考えるような*素振りをした*]
――集会所2階・個室――
[時の流れは平等だ。
夜が更け一日が終わって、 それから、朝が来る]
……かあ、さん。
[眠りから覚める間際、小さく漏らした言葉。
身を起こして、まだ重たい瞼を擦る。
見た夢は、よく覚えてはいない。
ただ、何の夢かはわかった。
何故見たのか、なんて理由も容易く知れる]
――…おはよう、冴。
昨日は、きちんと、壊せた?
[確りと眠りについていた娘は、未だ何も知らず問う。
結局、誰を殺すかは聞いていない。
問いかけには暫く答えが返らなかったけれど、休んでいるのだろうと、そのときは、それ以上話しかけなかった]
[部屋を出、視線を落として廊下を進む。
元から遅かった足取りが、急に止まった。
一室の扉の前。
床に、汚れがある。赤い。
顔を上げて、扉を見る。
自身が案内をしたのだから覚えている。
エーリッヒの部屋だ。
昨日。外から戻ってきた彼にも、事実を語った。子を遺し逝った母に祈りを捧げる彼を見上げたものの、何も言えずに倣うだけ。
食事時もその後も、殆ど話せずじまいだった]
……エリ先生、
[呼びかけ、拳を握り、扉を叩いた。
最初は弱く、徐々に強く。
返事はない。
ドアノブに手をかけた]
[扉は難なく開く。
寝台に人影はなく、毛布もない]
……って、先生。
なんで、そこで、寝てらっしゃるんですか。
[横にずれた視線が、その両方を見つける。
近づいて傍らに膝をつく。伸ばした手は、一瞬、止まった]
朝ですよ。
[窓から射し込むのは、陽のひかり。
毛布を頭まですっぽりと被っていた彼には、見えなかっただろう。
日常的に、起こそうとするように。
白かったはずの布に手をかけ、捲った]
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