85 Glimmer stone
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[物音に気付いて駆けつけるものも居ただろう。
声をかけられないうちは、雫を零しその場に座り込んだまま。
黒い修道服は返り血を浴びても色を変えず、顔や手に付いた紅が酷く際立って見えた*]
(69) 2013/08/20(Tue) 02:18:54
シスター ナターリエは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 02:20:33
─ 黒珊瑚亭 ─
夕方までには誰かを。
[自衛団の通告の後、重い息と共に呟いた。
任せてしまえれば楽だが、それを認めるよりはと思う心はあった。あったが、まだ覚悟が決められなかった。
そのまま夕刻を迎えて。物音に異変を感じて>>69部屋を出た]
(70) 2013/08/20(Tue) 02:29:45
[伝えられる時間>>40は、どこか冷たい印象を自衛団員達に感じて]
夕方……
[起きてきたのがおそいから、あといくらの時間もなく感じる。
ギュンターが死んだことを聞かされてからそんなにたっておらず、どんどん人が死んでいく消えていく、
そんな感覚に一瞬とらわれてぎゅっと自分の身を抱く]
(71) 2013/08/20(Tue) 02:30:54
[二階の個室へと向かう前のアーベルの言葉>>53に、そんな場面を少し想像してしまい、
それを振り払うように頭を横に振り]
またね、アーベルお兄ちゃん。
[その姿を見送った]
(72) 2013/08/20(Tue) 02:31:00
ん。
きっと、沢山悩むだろうな。
悩んで悩んで答えを探すしかない。
[エーリッヒの同意のような嘆息>>55に目を伏せる]
けど、それはその時に考えればいい。
今、考えを巡らせても答えなんて出ないだろ。
[小さく息を吐いて、エーリッヒの双眸見詰め]
悩んで思い詰める前に、信じられる相手に相談してみろよ。
俺がそういう相手になれるとは思わないけど
そうだな、話しくらいならいくらでも聞くから。
(73) 2013/08/20(Tue) 02:35:59
では今日はロミちゃんが行くのですね。
1人で出来ますか?
[その時はそう訊ねたりもしたが、夕方の出来事もあり、実際は同行せずに聖堂に籠もることになる]
(*5) 2013/08/20(Tue) 02:38:27
では、任せるよ。
俺はギュンターを喰ったからさほど腹は減ってない。
――…渇き、満たせるよう祈っているよ。
[必要とされるなら手伝うくらいはするだろう。
けれど呼ばれぬ限りは動こうとはしない]
(*6) 2013/08/20(Tue) 02:39:49
シスター ナターリエは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 02:45:47
[全ては理不尽に晒される者達を護るため。
ただ、自ら手を下すことに関しては未だ慣れぬ部分があるため、震え涙を零すことは止めることが出来なかった**]
(*7) 2013/08/20(Tue) 02:49:39
[ヘルムートの言葉>>62に頷く]
ああ。
それに、今はまだ可能性の域をでないから
道しるべがない状態では迷子になる。
海に出るのに、羅針盤を持たない状態、かな。
[不安をあらわすような言葉をぽつと呟いた。
エーリッヒの考え>>57聞けば考えるように視線を下げる]
危険、でも――…
[覚悟決めなきゃいけない時が訪れる。
浮かぶ言葉を声にできぬままエーリッヒのほうを見るけれど
視線はそれていたからその目に宿る感情の色までは知れなかった]
(74) 2013/08/20(Tue) 02:49:56
─ 黒珊瑚亭 ─
シスター・ナターリエ。
[揉み合いとなったらしい室内からは、どちらが仕掛けたとも分からず。両手を見つめたまま涙を流し続ける修道女を、どうとも判断し辛かった]
まずは外に出て。
…誰かタオルを、シスターを頼む。
[手を拭わせようとポケットから取り出しかけたチーフには赤黒い跡が残っていて、慌てて仕舞った。これは使えない。
頼むまでなく動いてる者もいたかもしれないが、シスターのことは任せることにして中に踏み込んだ]
子供達が見る前に。
[遅かったかもしれないが。
刺さったナイフは心臓を確実に貫いていると見て、ゲルダの身体の上にベッドからシーツを剥がして掛けた**]
(75) 2013/08/20(Tue) 02:52:36
[カルメンの反応>>61から考えすぎだったかもしれないと思う。
なんでもないという風に首を振った。
じわりじわりと自衛団の示した刻限が迫る]
――…。
[決められぬままあれば、階上から物音が聞こえて
ゲルダの部屋へと駆け付けたころには
血色に染まるゲルダとナターリエの姿があった**]
(76) 2013/08/20(Tue) 02:57:27
― 墓地 ―
[村から外れた墓地に行くと、祖父と祖母の墓の前に立つ。
祖父母の墓の間に両親の墓がひとつあるが、
中身がからっぽなのは、おそらく大概の村人が知っている事だった。
子供の両親は子供がさらに子供の時に島の外に出て、
それっきり帰ってこず、何年も便りすらよこさなかったので、
祖父が死んだと諦めて、先に死んだ祖母の隣にひとつ墓を作った。
その両親の墓を、ごりごり素手で掘り始める。
中身がカラなので、かけられていた土は薄い。
蓋はすぐに、土の合間から目に入った。]
…スコップもってくればよかった。
[それでも子供の手にあまる作業に、時間はずいぶん経っていく。]
(77) 2013/08/20(Tue) 02:58:33
じんろ〜な〜んているわけないさ
おおげさだ〜おおげさだ〜
[穴掘りの歌を歌いながら、
ようやく棺というよりは随分小さな箱が出てくると、
蓋を開けて中にあるものを取り出た。
からっぽのはずの棺の中には、銀の鋏がひとつ。
子供や女が使うような、小さなものだった。]
じーちゃんホントに入れてたんだな…。
ばーちゃん、ちょっと借りるな!
[子供が言う通り祖母のものらしい、
所々錆付いて鈍い光を放つはさみは、
こっそりポケットの中に入れられた。]
(78) 2013/08/20(Tue) 02:58:40
― 黒珊瑚亭 ―
[墓荒らした痕跡を、適当に直してから黒珊瑚亭へと向かう。
辺りはすっかり夕方になっていた。]
ユーねー、おじさん、おっす!
[ばーんと遠慮なく扉を開けると、
聞きなれない物音がして首をかしげた。]
……ねー、何いまの?
[ぱたぱた瞬いていたが、
>>68悲鳴や嗚咽が知る人の物だと知れば、びくりと身を竦めて
その場に誰か居た様なら、そっちの顔を見たりした**]
(79) 2013/08/20(Tue) 02:58:51
細工師 ユリアンは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 02:59:34
お子様 カヤは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 03:00:15
音楽家 ヘルムートは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 03:01:50
―夕方―
[せまる時間とともにナターリエが一度教会へと戻る様子>>63に、その姿はどこか思いつめてるように見えた。
戻ってきたときの様子はさらにもっとそう感じて、でもそのときに声を掛けることはできずにいた。
だから全てが終わった後>>69に、ヘルムートお兄ちゃんかあるいは誰かがとめたから自分はその部屋に通してもらうことはできなかったけど]
なんで……
[そう口にしながら、答えなんて本当はなんとなくわかっていたのかもしれない。
でも、そう*言わずにいられなかった*]
(80) 2013/08/20(Tue) 03:05:59
うん、ナターリエお姉ちゃんががんばったんだし。私も。
[ただ、自分のはその本質や目的が全く違った、
けれどもどちらも生きるという結論につながる行動。
応える聲は…少し、何かを楽しみにするようなそんなものだった]
(*8) 2013/08/20(Tue) 03:16:57
―深夜―
[思った以上に、飢えている自分に気付く…、乾く…血と肉が足りていない……、
そんな様子の自分はどこか具合がおかしくも見えたかもしれない。
コンコンと短く回りの人には気付かれないようにノックをする。
何度目かで、部屋の主は幸い気付いてくれて]
あのね、ゼルギウスおじちゃん…ちょっといいかな?
[こんな夜更けに子供の自分がくることは不自然でもあったけど、その様子から医者である彼は不信感よりも心配をしてくれただろうか]
(*9) 2013/08/20(Tue) 03:17:11
[ちょっと気になるもの見つけて、見て欲しくてと外の方へと彼の返事も待たずに歩きだす。
自分を放っておくわけにもいかないゼルギウスは自分の後についてきてくれて、
玄関を出て少しして追いつかれて、呼び止められ肩をつかまれ]
ゼルギウスおじちゃん…………
[振り返り飛びつくように首に手を回して、それは抱きつくように見えて、ゼルギウスは一瞬驚く表情を浮かべていたか、あるいはもっと別のものだったか。
よく覚えていない、乾きと飢えに、そこからはだいぶ衝動的な行動だったから。
ゼルギウスを見つめる目は、金色に輝いて獲物を狙う獣のものになっていて、向こうが反応するよりも早く声を奪うべく、喉を噛み砕く。
勢いのまま玄関に押し倒し、その腰の上の辺りに跨りながら噛み砕いた喉を引きちぎり]
あはぁ…おいしいぃ……
[自分の下にいるゼルギウスは急激に命の色を失ないながら、自分の肉を租借するこちらを見ているのを感じる。
何を思ってるのか、その声は漏れる息とともに、聞こえずに]
(*10) 2013/08/20(Tue) 03:17:24
ごめん、聞こえないよゼルギウスおじちゃん。
でも、ちゃんとおいしく食べるから……いいでしょ?
[それが当たり前だというように、言い放つ様子はいろんなショックを彼に与えることになったかはわからない。
死にゆく姿を見ていると、強い渇きが潤されて…、別のもっと衝動も沸きそうになりながら]
えっと、楽しんじゃう気持ちをなるべく抑えて、
苦しめるのは少しにしてあげるのが、レディの嗜みなんだって。
[そう伝えながら、鋭い爪の生えた腕で胸板を貫き、心臓をえぐりだしてとどめをさす。
ゼルギウスが死ぬのを確認するよりも、飢えの方が勝りとりたての獲物を口に運んでいき……
気付けば胸から腹部にかけてをごっそり失ったゼルギウスの姿が見える]
(*11) 2013/08/20(Tue) 03:17:32
ごちそうさま。
お部屋にもどしてあげたほうがいいかな?
[特に深い理由なんてない行動だった。
先ほどよりも軽くなったその体をひきずっていきながら、廊下の途中で人の気配を感じて、
見つかったらまずいと、別に運ぶことは重要なことじゃなかったので死体はそのまま置き去りに、
仲間のものに比べれば、拙い狩はそこで終わり、部屋へもどると綺麗に血のあと拭っていく。
身支度を整えるのも、立派なレディーの嗜み]
ゼルギウスおじちゃん、おいしいかったよ。
でもちょっとだけ…かなしいね。
[改めて知り合いを食べたことを思うと急にそんな思いがわいてくる。
飢えや渇きがいくらか満たされたからかもしれない。
満腹になって身も綺麗になると早々に今度は自分が眠気に襲われる番になって]
おやすみなさい。
[そのまま眠りについた**]
(*12) 2013/08/20(Tue) 03:20:33
孤児 ロミは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 08:08:36
― 夕方/黒珊瑚亭 ―
[部屋をととのえたあとは父親とともに夕食の支度を行なう。
ナターリエ>>64が父親に問いかける様子にゆるりと瞬き。
それでもその時はまだ、疑うこともなく見送った。
彼女の決意も何も知らぬままに。
そして聞こえてきた物音>>69に父親と顔を見合わせて厨房から出る。
そのころにはゼルギウスやヘルムート>>75、他にも人がいただろうか]
なに、……っ!
ゲルダっ
[血の匂いに、喧嘩だろうかと思い。
覗きこんだ先に見えた結果に息を飲んだ]
(81) 2013/08/20(Tue) 09:42:52
どう、して……
[駆け寄ったゲルダにはシーツがかかっている。
座り込んでいたシスターが誰かに連れられて出て行くのにも気づかぬまま。
周囲を冷静にみることもできずにぼろぼろと涙を零して、ただ友人の死を嘆く。
ナターリエが殺したのか、殺そうとして反撃をうけたのかすらも考えられるままにその日は嘆いて嘆いて。
誰かに慰められでもしなければ、父親に連れられて自室に戻り、その日は一度も部屋から出ず]
(82) 2013/08/20(Tue) 09:42:59
― 翌朝 ―
[泣きながら眠ったせいか、酷く頭が重い。
顔を洗いに部屋から出た時には日が昇りはじめたところで。
ふと、夜にはいつも閉めるはずの玄関が開いている気がした]
……もう、誰か、起きた……?
[ふら、とした足取りで向かう。
寝起きながらもいつもと同じようなワンピースを身に付けて、玄関へと向かう廊下を歩く。
食堂をでてすぐのところで、血の匂いを感じて]
(83) 2013/08/20(Tue) 09:56:33
――!
[その場に倒れている人に、大きく瞳を見開いた]
ゼル、せんせ……?
[幼いときから医者としてみてもらっていた。
父親が表にはださないものの、どこか旅人と同じ扱いをしていることは知っていたけれど。
物心ついたときからお薬をもらいにいくのはゼルギウスのところで。
昨日だって、ゲルダのことやナターリエの傷の手当てなどを、していたはずで。
それが、どうして]
(84) 2013/08/20(Tue) 09:56:39
―あ、あ……きゃあああっ!!
[どろりと流れている赤い色がある。
最初見えた顔だけと、そこから先の違いに認識が追いつかず。
赤黒い色をみせている、それが服の色でもなんでもなく、血の匂いの元であり。
からっぽになった、身体の中だと思考が追いついたとき、悲鳴をあげた。
へたり、とその場に座り込んで動くこともできないまま誰かが来るまで、ただその氏を見つめ続けた**]
(85) 2013/08/20(Tue) 09:56:44
黒珊瑚亭 ユーディットは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 09:58:08
黒珊瑚亭 ユーディットは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 10:00:52
― 黒珊瑚亭―
………?
[案じているだのだろうヘルムート>>35>>46と、
カルメンのやりとり>>41を、
微かに心配の滲む眼差しで見守っていたが。
カルメンの言葉>>50と、ユリアンがカルメンの名を呼び、
次いで首を左右に振ったのに、不思議そうに小さく首を傾げ]
堂々巡り…か。そうだね。
もし命懸けで出てきてくれても、信じられるかどうか、
皆の判断が一致するかは、また別問題のようだし……ね。
[天井を見上げるヘルムート>>62に、
微かに疲れの滲む嘆息を零しつつ頷いて]
(86) 2013/08/20(Tue) 10:54:17
─ 夕方/黒珊瑚亭 ─
[首を振る仕種>>76に、もう一度瞬いて。
けれど、それ以上何も言われぬのなら、問いを重ねる事もなく]
もう、ルゥお兄の心配性。
[向けられた苦笑>>62に、ほんの少し膨れる仕種を返した後、残っていたお茶を飲んで、二階へと]
…………。
[考えなければならない事が多いのに、それは上手くまとまらない。
気を紛らわせるべくスケッチブックを開くものの、何を描けばいいか、それも浮かばず、結局、ぼんやりと時間を過ごして]
(87) 2013/08/20(Tue) 11:11:16
……んん?
な、なに?
[我に返ったのは、隣りの部屋から只ならぬ物音>>67が聞こえた時]
あ、あれ?
隣りって、確か……ゲルダ、ちゃん?
[ユーディットに言われた事を思い出して、立ち上がろうとするものの、人狼疑惑を聞いてからまともに休めていない体はすぐに動くのを拒絶し。
ようやく動けるようになったと思えた矢先──視界に強く霞がかかった]
やっ……また……なん、でっ……?
[震える声に返るのは、案ずるような白猫の鳴き声。
擦り寄る温もりを手で探して撫でながら、霞が晴れるのを待つものの]
(88) 2013/08/20(Tue) 11:11:24
……ま、た?
[霞み晴れた視界に色はなく、ただ、白い炎のようなものが揺らめいて。
それは壁をすり抜けるようにして、隣室へと消えた。
行きたくない、という意思と、行かなくては、という意志が鬩ぎあい──また、勝ったのは、後者。
覚束ない足取りで部屋を出て、ゲルダの部屋へと向かう頃には他の皆もそこにいて。
部屋に入るのを止める声があっても、現に焦点合わせぬ瞳はそちらを顧みる事はせず。
室内で唯一色を帯びて視えるものを、動かぬゲルダの亡骸を、みて]
……白い、火。
[その周囲にめぐる色をはきと認識し、口にした所で灰色だった世界に色が戻り、崩れるようにその場に座り込んだ]
(89) 2013/08/20(Tue) 11:11:28
……だい、じょう、ぶ。
ぼくより、シスターさんと、ユディ、ちゃん。
[誰かに案ずる声を投げかけられたなら、返すのは途切れがちの言葉。
大丈夫、と言ってはみても、身体の震えは止まらなくて、羽織っていたショールをぎゅ、とかきあわせてそれが鎮まるのをじっと待った]
(……ぼく、は……)
[無自覚の認識が、自覚までの距離を詰める。
それでもこの時にはまだ、二つの間に距離は開いていた。
認識を拒否する気持ちが、自覚を阻んでいて──けれど。
その逃避が赦されることではない、と知るのは、翌日の夜明けの後。*]
(90) 2013/08/20(Tue) 11:11:36
画家 カルメンは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 11:13:46
―2日目/黒珊瑚亭―
そうだね…。
自分なりの答えを出さなきゃいけない時は、必ず来る。
僕達には、あまり時間もないし、ね。
[目を伏せるユリアン>>73に、
時刻を推しはかるように、窓外の陽の傾きに目をやり、
苦し気な表情で眉を顰め]
(91) 2013/08/20(Tue) 11:34:03
―2日目/黒珊瑚亭―
信じられる相手に相談……?
[ユリアンの言葉とまっすぐに向けられた双眸>>73に、
海色の瞳が微かに見開かれ。
一瞬だけ、ふっと泣き笑いのような表情が浮かぶも、すぐに消える]
……信じている、よ。
ありがとう…。
[ユリアンの眸を見つめたまま、零れたのは小さな囁き。]
………。
[ユリアンの途中までの言葉>>74は耳に届いてはいて。
自分に向けられた視線を感じはしても、
瞳を合わせることはできなかった]
(92) 2013/08/20(Tue) 11:35:45
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 11:39:17
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
夕方までに、か…。
[自衛団員の話と決定>>40を聴き終えれば、
重苦し気な嘆息を漏らして]
ヘルがさっき言ってくれたように、
疲れた頭で考えてもよくない、ね…。
僕も、部屋で少し休んで……考えを、まとめるよ。
[考え――誰を選ぶか、を。
カルメン以外の者にも向けられた様子だった、
ヘルムートの配慮>>62を思い出し、自室へ戻って]
(93) 2013/08/20(Tue) 12:06:28
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
……身を守る、ね…。
自分の身を、とは考えたこともなかった、な…。
誰かの身を守る為なら、ともかく…。
[自室に戻れば、昨夜机の上に置きっぱなしだった、
研究書>>2:136を荷物に戻そうとして。
ふと、ヘルムートとのやりとり>>2:169>>10>>19を思い出し]
(94) 2013/08/20(Tue) 12:09:13
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
……牙や爪よりは、痛みはましだろうけれど、ね…。
[荷物>>2:136の中、研究の為に持ち歩いている実験器具から、
解剖用の細身のナイフをひとつ取り出す。
陽に晒せば、銀色の鋭い刃がきらりと光を放つが、
勿論、銀製ではない。
何度となく、人体や獣の臓腑を切り刻んだ馴染の刃先を、
そっと指先に滑らせれば。
すうっと一筋の赤が滲み、滴り落ちる]
……勿体ない。
[思わずのように唇を寄せて。
ナイフをハンカチで包むと、ポケットにしまった]
(95) 2013/08/20(Tue) 12:13:42
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
………!?
何の音……っ。シスター!?
[階下に下りる途中、何か大きな物音>>67が聴こえ、
どの部屋からだろうと、少し迷ってから駆けつければ。
ヘルムート>>75と、他にも誰かいただろうか。
両手から血を流し、泣いているシスターと、
揉み合ったような有様の室内>>68。そして――…]
……ゲルダ?
どうして……紅い…?
[茫然とした呟きが、唇から零れ落ちた]
(96) 2013/08/20(Tue) 12:49:04
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
[タオルとシスターのことは、誰に頼んだのだったか。
ヘルムートの指示>>75に頷いて、
許しがあったなら共に室内に入り、ゲルダの死と創傷を確認した]
二人ともに、揉みあったような痕跡があったね…。
刺創も多い…でも逡巡創というには少し深いか…?
致命創は心臓か…。
……どうして、こんなことに…。
[状況から読み取れることもあるが、専門ではないし、
ナターリエから話を聞くまでは、何が起こったのかの判断は控え。
ヘルムートがゲルダの身体にシーツを掛けるのを見て、
ゲルダの瞳が開いていたなら、そっと瞼を閉じる。
まだ残っていただろうゲルダの温もりが指先を掠めれば。
ふいに視界が海の中のように潤んで揺れ――…歪んだ]
(97) 2013/08/20(Tue) 12:56:38
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
……ゼル先生。
[人体の内部は専門だが、
外部損傷や死因には確証が持てる程詳しくはない。
ゼルギウスは既にそこにいただろうか。
いなければ、呼んでもらい、後はゼルギウスに任せ>>84]
……ロミ?
見ちゃだめだ! ……だめだよ…。
[気持ちを落ち着けようと一度部屋を出かけて、
近くにロミの姿>>80が見えたなら。
彼女が部屋に入る前に止めようと、慌てて駆け寄った。
それでも何がしかは、見えるか悟られてしまっただろうか]
(98) 2013/08/20(Tue) 13:13:11
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 15:03:18
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