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─中央広場─
…あいつがなんつーやつかは知らねぇけど。
急に襲いかかって来た。
[名前を聞く機会は無かった。
聞く必要も無かった。
名を呼ぶ必要が無かったから]
アンタがあいつのことをどう思おうが知らねぇよ。
オレはオレの身を護っただけだ。
[相手の男を見遣る翠の瞳は、昏い]
───繁華街───
[ようやっと道を把握したと気づいたのは、裏通りの銭湯を見つけてからだ]
じいちゃん。死んじゃったのかな。
[そう呟くが、すでに感慨は無い。
今の神楽に、誰かの死などはどうでもいいことだった]
……。
[銭湯を通り過ぎ、人の集まりやすい中央公園に向かって歩いていく途中、何処かの家の玄関で人の気配]
───。
[今、誰かがいるということは、4人の中の誰か。もしも、伽矢か千恵ならば非常にまずいと思い、神楽の警戒しながらそれに慎重に近づき、相手を見定める]
……。
[果たしてそこで出会ったのは、幸か不幸か。人間の可能性が高く、3人グループの1人である百華の姿。しばし、どうしようかと思い悩んだ末に、神楽がそれに近づいていった]
どうしたんです?誰かと待ち合わせですか?
[何度も使える程便利じゃないと、礼斗君は言っていた。
きっと時間がかかるモノ。そう考えて、私は玄関で待ち続けた。
そこへ、コンクリートが擦れる音がする]
礼斗君?
[けれど、かけられた声は女性のものだった]
……あなた。
もういいの? 私の顔は見たくないっていってたのに。
[礼斗君の言う通りなら、この人は司。
警戒する必要はないはずだけれど……
罪悪感が身を強張らせた]
……へぇ。
残念だなぁ、信じてたのに。
[肩を落とすその裏で、「下手な嘘だ」と誰かが嘲る]
それ、腕怪我してんじゃん。
大丈夫?
[軽薄に、危機感の感じられない笑みで。
相手の目を覗き込むように見た]
[そのまま]
……あぁ、そうそう。
さっき、消える前にちらっと見えたんだけどさぁ。
[本当は見る暇等無かったけれど、平然と嘯いた]
「あやみん」、心臓無かったよね。
なんで?
[私は彼女を観察する。
公園で会った時と比べ、澄んだ目をしている。
その瞳は純粋な何かを宿しているように思えた。
私はふう、と溜息をつき答える]
待ち合わせ、といえば待ち合わせよ。
―繁華街・端―
[暫く泣いて、目が本当にうさぎのようになった頃、ようやくぐしぐしと顔を擦り泣き止んだ。]
……ここ、どこだっけ。
[鼻まで真っ赤になりながら、きょとと辺りを見回すと、見覚えのある、繁華街端の端だった。]
……にいちゃ、ねえちゃ、おばちゃ。
[未だ瑞穂の死は知らず。
ほてほてと、瑞穂の家へと歩き出した。
誰か帰ってきたかな、と思いながら。]
[百華の言葉に、小さく首を振る]
そんなこと言ってられる場合じゃないですから。
憑魔を全滅させない限り、同じ悲しみが繰り返される。
それなら、憑魔を率先的に殺し、憑魔の可能性の低いあなたを憎み続けるのは、無駄なことです。
そう。
憑魔は全て滅さなければね。
[その時に浮かんだ感情は、仄暗い───喜び。
司として、憑魔を浄化出来るという役割を果たすことへの感情だった]
あなたもそう思うでしょ?
ああ。それから、ひふみん……礼斗を待っているなら無駄だよ。
何故なら───彼は憑魔に殺されたのだから!
[さて。
私は彼女を何処まで引き込めるのか。それがキーポイントだ。
最悪でも3人グループに少しでも亀裂を巻き起こせなければ、その先は難しいだろうから]
.
─中央広場─
……平気。
死ぬほどじゃない。
[訊ねられ、短く返す。
この状況で相手が浮かべる笑みに、オレは警戒するように翠の瞳を細めた]
心臓なら、抉って、潰した。
あいつがもし憑魔なら、と思って。
どこまでやれば死ぬのか判らなかったし。
[本当は喰ったけど、そんなことを言うはずもない。
相手が本当に見たのかどうかを判ずる術は無い。
下手に逆のことを言うよりは、抉った事実を作った方が良いと判断した]
……もう良いか?
オレ、千恵探さなきゃなんねぇんだ。
[会話を断ち切るように言葉を紡ぐ。
一貫して冷静な態度、慎重な雰囲気。
この緊迫した状況で、軽薄な笑みを浮かべる相手と、オレの態度はどちらが異様に見られるのだろうか]
ああ。それで。
[私に声をかける事にした理由を聞き、頷く。
が、憑魔を滅ぼすと口にした彼女の表情が僅か、変わる。
野心旺盛な男のような顔]
ええ、滅ぼさなくては。
……無駄?
[礼斗君がもたらした情報は、私を大分楽観的にさせていた。
それも、続く言葉を聴くまでだった。
――礼斗君が、憑魔を見つける事ができる人が、死んだ。
私は、返事を返す事もできずに表情を凍らせた]
―中央広場―
……あぁ、そう。
冷静なんだねぇ、見掛けによらず。
[あっさりと身を引く。
余計な一言を付け足したのは挑発か素か]
うん。分かった。
引き止めて悪かったな。
[それ以上引き止めようともせず、両手をポケットに突っ込んだ]
[表情を凍りつかせた彼女に畳み掛けるように私は離しかける]
みずちー……瑞穂も、憑魔に殺されました。
名前は知らないけど、無表情な女の子も死にました。
残っているのは、私とあなたを含めて5人だけです。
[さて。ここからは賭けだ]
ねえ。ひふみんは、最後に何処に向かいましたか?誰に殺されたと思いますか?残っている憑魔は誰だと思っていますか?
私でもない。あなたでもない。残るは3人。
ああでも、あのメガネのお兄さんが憑魔ならば、わざわざ数少ない自身の仲間になりそうな人を殺すかな?
それに確か、あの人は何処かで司だと聞いた気がする。だとすると残っているのって誰なんだろう?そこに憑魔はいるのかな?ねえ。誰だと思います?
[史人が司だと言うことは思いつきの嘘だ。真実かも知れないが、今は確証が無い嘘だ。だが、それでも、こう言えば、あの2人に疑いがほんの少し向けられるだろう。
さて、亀裂はどのくらい浮かぶか?]
─中央広場─
アンタも見かけによらず頭のネジ飛んでんだな。
この状況で良くヘラヘラ笑ってられる。
[挑発に乗ったわけではなく、素直な感想。
口は普段から悪い]
[身を引いた相手から視線を外すと、オレは足を動かし始める。
右手にサバイバルナイフを持ち、左腕は力無く身体の横に垂らしたまま。
けれど、その腕から赤が滴る様子は無い]
[オレは男を警戒しつつも、その傍を離れて行く。
捜すにしてもあては無く、どこから捜そうかと考えながら、駅方面の道へと向かい始めた]
―繁華街→―
[誰もいない道をとぼとぼと、うさぎと一緒に歩いてゆく。]
寂しいね。
[うさぎに話すも、返事はこない。
誰もいない。ひとりぼっち。
それはとても寂しくて。
しょんぼりしながら歩いていたから、誰かの声が聞こえた時、ぱぁと明るい顔になった。]
みずねえちゃ?ももおばちゃ?かやにいちゃ?
[てててと、そっちのほうへと駆け出した。]
……何なんだこいつ。
何か知ってるってのか?
いや、喰らってるところは見られてないはずだ。
………警戒しといた方が良いな。
面倒そうなら喰っちまうか。
うん?
まぁほら、なんかもう笑うしかないじゃん。
俺非力だしさぁ。
[あくまで無能な『人』として振る舞う。
相手の視線が外れても、表情は変わらない。
けれど血の流れない右腕は、しっかりと視界に捉えて]
彼が。死んだ。
[しばらくして我に返ると、顔から段々血の気が引いていく。
更に非情な言葉は続く]
瑞穂ちゃんが。瑞穂ちゃんまで。
無表情な子って、黒江さん?
もう、五人だけ?
[たまらず、顔を伏せる。
そのままくぐもった声を漏らす]
あと一匹が憑いてるのが誰なのかって、私が知りたいわよ……
礼斗君がいなくなってしまったら、当てずっぽうするしか。
彼、誰が憑魔か見分ける事ができるって、言ってたのに。
[彼が出来るとは一言も言っていなかったのを、私は気付いていない]
貴方が司。史さんも司。
私は違う……ねぇ、ちょっと待ってよ。
そしたら、伽矢か千恵ちゃんが憑魔ってこと?!
[大声で叫んでしまった。
少し離れている者にも聴こえてしまっただろうか。
慌てて口元を押さえた]
史さんが司って、本当なの?
[伽矢と千恵ちゃん、どちらかが憑魔である事を否定するには、
そこを否定するしかなかった]
……笑うしかないと思ってるなら、ホントにネジ飛んでんだな。
それか、笑うくらい愉しい状況だと思ってるのか。
[壊れたか、行き当たった結論はそこ。
非力だからと言って笑うその様子は、オレにしてみれば逆に警戒を強める要因にしかならなかった。
それを捨て台詞として、オレは北へ向かう道を歩いて行く]
─ →駅方面─
……たのしくは、ないけどな。
[表情は変わらなかったが、声に色は無かった。
相手の背が見えなくなるまで、手は出さずにただ見つめる]
少しも。
そうだね。当てずっぽうだね。
ただし、考えられる可能性を出来るだけ考えた上での当てずっぽうになるけどね。
[礼斗が見つけるモノだとは初耳だった。
それならば、彼が襲われたのにも納得は行く。
それと同時に、彼ならばそういうカマかけをする可能性もありうるとは思った。
どちらにせよ。彼が司だと思っているのは不都合だ。
もし、本当に史人が司で見つけるモノならば、同じ司が存在することになる。こういう些細な間違いは後々遺恨を残す。礼斗が司だったとしても、すでに意味が無いなら取り上げてしまおう]
───きっと、ひふみんは、他の司を守る為に、身分を偽ったんじゃないかな。それに惑わされた憑魔がひふみんを襲う。そして残るのは司2人……そうならば、彼の命をかけた壮大な嘘は、実をなしたと思わない?
だって、司が2人で、あなたが憑魔じゃないのならば、残る憑魔を滅することが出来る可能性はとても高くなるのだから。
そう。伽矢か、千恵ちゃん。どちらかに宿っていると思われる憑魔をね。
……まさか、人の大事な人を奪っておいて自分だけが全て残したままで終われるなんて夢物語信じていませんよね?
―繁華街→瑞穂の家―
[話し声は、やっぱり瑞穂の家の方からで。
嬉しそうに走る、あと少し、角を曲がれば
「そしたら、伽矢か千恵ちゃんが憑魔ってこと?!」
声に、ぴたり一瞬足を止める。
が、頭が言葉を一瞬、忘れた。
聞いていたけど、聞かなかったことになる。
角を曲がると、人影が見えた。]
あ!
ももおばちゃ!
かぐねえちゃ!
[もう一人、意外と思う人がいたが、そんなことは気にならなかった。
心の隅で、誰かが『つかさ』とぼつりと呟いたけど。
今はそれより、人と会えた事が嬉しかった。
神楽が自分を警戒しているなんて知らないまま―――二人の方に、飛びつこうとして
無邪気に
走りよった。
笑顔で駆け寄る様は、ともすれば脅威に見えるだろうか。]
……。
[百華と話している間も警戒は一時足りとも解いていない。
誰かの足音がする。
こちらに近づいてくるその音は、とても小さい歩幅]
(───まずいな)
[ここでうまく引き込めなかったのならば、2対1になる。そういう状況はあまり望ましくない。
そう考えているうちに、千恵がこちらへと駆け寄ってくる姿が見えた。
私はそれから避けるように、その場から離れだす。少なくとも、千恵が怪しいと言った私の行動は、百華から見て不自然に見えないはずだ]
さて。それじゃ、私は、その史さんを探しに行くよ。
同じ司同士助け合わなければね。
あなたはもう少し、これからのことを考えておいたほうがいいんじゃないかな?
それじゃ、また。
[種は蒔かれた。
それだけを確信すると、神楽は中央公園へと向かい、史人の姿を捜し歩き始める]
─駅方面の通り─
[男の姿が見えなくなった辺りで、オレは歩を止める。
身体の横に垂れ下げていた左腕を持ち上げ、破れたコートの袖を捲った]
……ま、余裕だな。
[腕には既に傷は無い。
会話の間に、少しずつ癒しを加えていたのだ。
自分の血糊はついていたが、それはそのままにしておいた]
さってと、どうすっかな。
見えてない司は捨て置いて、分かってる司喰った方がオレのためにもなるか。
[袖を戻すとオレは中央広場の方へと視線を向けた。
未だ絢爛に咲き誇るシンボルツリーの桜。
全てを喰らわねばここから出ることが出来ず、自分の望みも叶わない]
だったら喰らい続けるしかねぇからな。
まだまだ、オレにはチカラが、要る。
[翠の瞳を細めながら、オレは舌なめずりをした。
足元で何かが小さく弾ける音がする。
それは圧縮した空気が破裂した音。
音がすると同時にオレの身体は宙へと浮いた]
上から見て回るとするか。
[連続して小さな破裂音が鳴る。
破裂する威力に乗り、オレは滑るように宙を翔けた。
仮にこの姿を見られたとしても、繕う手段は考えていた]
……。
[小さく舌打ちして、背を向けた]
流石にそうそう尻尾は出さねぇか。
……ったく。
はっきり判らねぇと、手が出せないってのは不便だな。
[それも制約の一つ]
もう1人の『司』……あいつが上手くやってくれりゃぁ、俺も楽なんだが。
[小さなナイフはポケットの中に残し。
桜の樹のある方向へ、足を進めた]
もちろんよ! 罪の無い人を殺すなんて、まっぴら。
[巫女さん――神楽ちゃんの話に一つ一つ頷く]
ちょっと待って。
礼斗君があえて嘘をつくのはわかる。
でも、司が二人? 司は三人じゃないの?
貴方がそれを知ってるって事は……既に。
[亡くなっているのだろう。
私は神楽ちゃんが死を視る司と言う事しか知らなかった]
礼斗君は憑魔を滅ぼすため、犠牲に。
雪夜君は、貴方の幼馴染だっけ。
……全部残せるなんて、夢物語ね、本当に。
司は、何かあるのかしら。 自身が司だって証明できる方法が。
礼斗君が嘘をついていて、史さんが調べる事のできる司なら、
彼が憑魔を見分ければおしまい。
でも、史さんが司のふりをしていたら?
あ……
[幼い声と共に、千恵ちゃんが現れる。
神楽ちゃんは下がる]
証拠を探すなら、私なりにやってみる。
手伝うわ。
……最後に彼、礼斗君を見たのは。公園よ。
[そう伝えると、神楽ちゃんは公園の方に去っていった]
千恵ちゃん。
[心底嬉しそうな顔で駆け寄ってきた子を拒む事はできなくて、
私は千恵ちゃんをぎゅうと抱きしめた。
もしこの子や伽矢が憑かれているなら。私が出来る事。
いいえ、母として、縁者としてしなくてはならない事は只一つ。
とりつかれた子を解放しなくてはならない]
まぁ、こればっかりは調べるしかねぇわな。
[通りすがりに桜を見上げる。
住宅地へ続く路、その手前まで来て足を止めた]
……まぁ、それはそうと。
いい加減に、自覚してもらえねぇかな。
[声は困惑する内側に向けて]
─上空─
[まずは北地区を旋回し、従妹の姿を捜す。
路地などもくまなく捜したが、見つけることは出来なかった]
……マーキングし忘れたままだったのが痛いな。
つっても、オレのチカラはそれに向かないっぽいんだけどさ。
[軽く眉根を寄せて呟く。
見えぬ壁に沿いながら、今度は住宅街の方へと翔けた]
───中央公園───
……。
[油断無く辺りを見渡して、慎重に周りの気配を探った。
さすがに、上空は警戒範囲外だが。
そして、桜の樹の近くで、待望の姿を見つけた]
史さん!……で、いいんですよね?
[そこに駆け寄りながら、懐から扇子を取り出して、彼に向けて突きつけた]
まず、問います。
あなたは、私の敵?味方?
出来れば、あなたが憑魔だったとしても、今は私と手を組んでくれたほうが得策だと思いますが、如何です?
―瑞穂の家前―
[ぎゅっと百華にされると、心底嬉しそうな顔をする。
あったかい、うれしい。
ごろごろと百華に擦り寄った。]
……ちえ、はやくおうちにかえりたい。
[安心したから、本心はぽつりと零れ落ちた。
神楽が離れてゆくのに気がつくと、あっと小さく声を上げる。]
かぐねえちゃ、どこいくの?
ちえも、かやにいちゃとみずねえちゃ、さがしにいく!
おばちゃもいこう?
[じっとしていられないのは元々の性分で。
去り行く神楽の後を追うように、てってっとうさぎと後を追おうとした。]
[掛かる声を聞いて、ちらとそちらを見る。
が、足は再び進み出した。
向きを変えて、水道のある方向へと進んだ]
……さぁね。
お前と同じ存在であることは確かだが。
まったく話が見えねぇな。
なにが得策だって?
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