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―宿・一階―
[ライヒアルトとオトフリートが遺体を運ぶのを見送り。
フォルカー>>63に場所を譲り、二人の近くにいるまま、ベアトリーチェ>>61の言葉に答える]
……できそうもない人ばかりのこったからねえ……
[ヘルムートと仲のよさそうな薬師は違うだろうと思い。
ベアトリーチェやフォルカーにも出来ないだろうと思う。
そうなるとライヒアルトが疑われそうなところだが怪我をして治ってもいないのに出来るのかどうかと疑問が残る。
オトフリートはあまり親しくないから良くわからず]
学者先生が殺しておいて、丁寧に処置するのもちがうだろうしねえ……
[そして結局疑えなくて思考はループするのだった]
……そうだね。
まだ、終わってくれない。
だから、人狼をさがして……
[処断する者を選ばなくてはいけない。
時間が刻々と迫るのを感じ少女は憂鬱さを感じる。
フォルカーの指先がいつもあったブローチの場所をかけば>>63
そろりと其方に手を伸ばす素振りを見せ]
ブローチ、無いと何だか寂しいね。
…。
[学者であるだけに友人は聡い。
下手に付き合いが長いのにも問題はあった。
何か勘付いたかね、とは思うものの、どうするかまだ行動には出れない。
「殺すならここだ」という内側の囁きが聞こえて頭を振った。]
─宿・二階 個室─
[鷹揚に返される、問い>>64。
その動きを辿る深緑は、ごく静か]
端的に言えば、今、起きている事について。
……なんっか、なぁ。引っかかるんだよ。
お前がさ、アーベルくんを殺した事。
理由聞いて、納得できなくはないんだけど。
……あんな怪我するリスク負ってまで、ってのが、どーにも、ね。
先が読めない状況で取る行動として、どーなのかな、と。
……その辺りから始まって、色々と引っかかってるんだよねー、ずっと。
[緩く首を傾げて。
言葉を選びながら、疑問を形にして、投げてゆく]
[イレーネができそうにない人ばかりと言えば>>65]
誰も、出来そうに見えなかった、よ。
[客観的にみれば元歌姫も洗濯女も
どちらも人をバラバラにするような者には見えなかった]
……、……見た目ではきっと判断できないの。
イレーネさんが、ゲルダさんの事信じてなかったなら
私の事も、疑った方がいいの。
[少女には誰が人狼か知れないから
人狼を探すことをやめないでほしいと思うからか
そんなことを口にして少しだけ困ったような表情をみせる]
― 宿一階 ―
クロさんだって、できそうになかったよ。
だから全然分からない。
[行商人>>65を窺うように見る]
うん。
ずっと着けてたから、何か物足りない気分。
[母親の形見でありお守りだった。
少女>>66の指が伸びてきて触れ合い、ドキッとした]
─ 宿二階・個室 ─
[納得しとけよ馬鹿野郎、と表情に出るが。
はぁと一つ息をついて。
『別に、もう少し易く殺せるかと思ったんだよ。
勘の鈍りは否めねぇな。』
静かな緑から目を逸らして、手だけを動かした。
それも嘘ではない真実の一つだが、無論守護者だと当たりつけて殺しにかかった事の方が大きい。
が、当然友人に言う事はしないというか、出来ない。
色々引っかかるという口元は見えたが、視線は合わさなかった。
動揺はないが、逐一問われるこの状況には内心眉を寄せていた。
他には何があるんだよ、というような視線で少しだけ目を合わせる。]
[器用なゲルダが居ればフォルカーのブローチも直っただろうか。
考えても詮無いことだが彼女の遺体を見たのに
信じたくないからか時折彼女の居た日常を思い出す]
――…直せるといいんだけど。
[他に直せそうな人物が思い当たらず。
フォルカーの手指>>69と触れ合えばピクと指先を跳ねさせ
そろと手を引っ込めてしまう]
─ 宿・二階 個室 ─
お前。俺の稼業、忘れてるだろ。
疑問を放置してたら、そこで終わりの『学者さん』だぜ?
[表情に出た思いに、きっぱりと言い切った]
……確かに、ここでの暮らしは、色々と鈍らせてたかも知れないなー。
まあ、そこで論じても仕方なさそうだから、さっくりというか。
正直なところ、あの前の日に誰も襲われていなかった、ってところから、アーベルくんが守護者で、ゲルダ嬢を護って、っていうのが、俺的には一番考え易かった。
……っていうか、まあ、要素が揃えば、誰でもふつーに考え付きそうではあるんだが。
それだけに、さ。
お前がその可能性を廃してた、ってのが、なんか引っかかる。
力あるものについての話、聞かれる前だったら、なんとも思わなかったんだけど、な……。
――…疑えない、の?
でも、人狼を見つけなきゃ……
大事な人たちが、団長さんやゲルダさん、
ヘルムートさんみたいに、……なっちゃう。
[イレーネの言葉>>72にやはり困ったような相貌。
大事を思い浮かべて見詰めるはフォルカーの双眸。
今、此処にはいないけれど、
家に残してきた少女の母親も、少女にとっては守りたい者で]
探すの、続けてくれるなら、良かった。
[イレーネの答えに僅か安堵をみせるのは
先の事が頭をちらつくからに他ならず]
― 宿一階 ―
うん。
[少女>>71に頷く。
加工師に頼めたら。でなければもっと教われていたら。
デザイナーの言っていた新作が完成していたら。
どれももう叶わないと思うと溜息が零れた。
触れた指が離れていく。腹の前に下ろしながらぎゅっと握った]
余所者とか、関係ないし。
村の中にもいたんだもん。
[行商人>>72の呟きに眉を寄せる。
生き残りたくないなら、とか頭に浮かんで更に眉が寄った]
─ 宿二階・個室 ─
[稼業の事を言われ>>73少し口の端が上がった。
そうだなお前は、違いない、そんな様子で。
視線は逸らしたままだが、相手の唇を読むために結局顔は見る事になり。澱みなく出る問いかけに、まぁよく湧くもんだと感心もした。
力ある者の話の事まで及ぶと、やっぱり聡いなと思う。
あれを聞いて余計に確信もった事もまた事実。
厳しさ帯びる瞳に晒されてもまた>>74
無い可能性だってあった、と。
そう言う心づもりだった。
だが]
[ふっと息をついた後に、唇の端が上がった。]
ぉマエつて奴あ。
どぅシてこぅも、痛ぃとコ突ぃてクるかねえ。
[浮かべた笑みは乾いていた。]
こどもじゃないのに。
[二人を子ども扱いするイレーネ>>76に少しだけ拗ねた顔をみせる。
あと何日かで月が替わる。
そうしたら少女も十六歳となり父親も戻ってくるはず。
そういえば、村の入口はどうなっただろう。
復旧作業は進んでいるのだろうか。
ちらと窓のほうを見遣ればその先には自衛団員の姿が垣間見えた]
見つけられなきゃ、
誰も、いなくなっちゃうかもしれない。
[外から此方を見ている自衛団員でさえ。
大事を守る為に少女は人狼を探さなければと、思っている]
[フォルカーの襟元に視線を向ける。
少年の母親の形見であるブローチが無ければ
若しかすると彼の方が危うかったのかもしれない。
ブローチが彼を守ってくれたのではないかと思い]
銀は人狼が嫌うんだっけ。
……ブローチ、つけられなくても、
離さないでね、フォル。
[少女は彼の無事を願うからお守りとなるものを
持つ事を望む言葉を口にした]
─ 宿・二階 個室 ─
[感心やら、聡いと思われているやら。
そんな、内心の動き>>78は知る由無く]
……おー?
そんなにいいとこ、突いてた?
[上がる口の端が形作る乾いた笑み>>79に、こちらも僅か、口の端を上げた]
……予測していて、その上で。
『守護者』を排するために取った、行動。
そういう事で、いいのか、な?
[確かめるような問いを投げて、緩く、腕を組む。
深緑の険しさは消え、あるのは静かな光のみ]
─ 宿二階・個室 ─
サぁて、ね。
[それでも、友人の声に>>82そうだとは言わない。
おそらく意地だろう、どこか子供じみた。
乾いた笑みを浮かべたまま。
ゆらと、オトフリートに向かい立ち。]
で、どぅすンだ、そレを知って。
そぅだとシタら、俺がぃつたぃ何の為にそぅしタか。
予想はっクか?ぉトふリート。
[獲物は遠い。すぐには手の届かない場所にある。
かといって、手元にあれば友人を殺せるかと問われれば――]
― 宿一階 ―
イレーネさんも優しいね。
[行商人>>76が続けた言葉に、寄っていた眉は少し戻った。
子供扱いされると、いつもなら少女>>80に同調したけれど、今はしないまま情けなさそうな顔になった]
そうか、あれ銀の飾りがあるから。
部屋に置いてきちゃった。
[少女>>81の願いに目を丸くした。
眠る時にそうするように枕元には置いて、そのままになっていた。
取ってきた方がいいかと厨房の方を見た。部屋はその奥だった]
─ 宿・二階 個室 ─
この後に及んでその態度とは可愛げのない。
[呆れたように眉を寄せて、さらり、と言いつつ。
向かい立ち、向けられた問い>>83に、一つ、息を吐いた]
知ってどうする、ってのは、愚問でしょーに。
……これ以上、何もわからないまま、生死かけて右往左往なんてしたくないのは皆同じなんだから。
『生かすため』の手掛かりは、一つでも多く、ほしい。
[自分が生きる、とは口にしない。
その辺りは、一度生きる事を本気で投げ出しかけた影響もあるのだが]
……アーベルくんを手にかけた、直接の理由は、夜明け後の状況が答えかな。ただ……。
[ここで一度、言葉をきり]
お前が、『そうする事を選択した』理由は。
……推測はついても、確信がない。
[拗ねた顔を見せるベアトリーチェ>>80にごめんよ、と軽く苦笑してかえす。
誰もいなくなる、という言葉にそれは困るなあ、と小さく呟き]
まあ……できることをするだけだね。
[肩をすくめて。
フォルカー>>84にはそんなことないよと小さく笑って]
おや、それなら行っといで。
[ブローチのことを話題にする二人にしばらく黙っていたが、取りに行くのならいっといでとすすめ。
ベアトリーチェがついていくのも見送り、二人からはなれる。
リーゼロッテは一階にいただろうか、どちらにしても話を聞くためにその姿を探すように視線をさまよわせた]
うん。持ってきておこうかな。
[また使うのは勇気がいるけど必要だと思った。
少女>>85に頷いて、行商人に断りを入れると厨房奥に向かった。
狭い狭い部屋にはベッドと灯り置きの棚と小窓しかない]
【業務連絡】
村建ても個人連絡等は頂いていませんので。
今回は48時間更新も視野に入れながらと思います。
問題があればメモ・Wiki等で教えて下さい。
─ 宿二階・個室 ─
ぉレに可愛サ求めテどーすルよ、どぁホぅガ。
[呆れには>>86、はっと息ついて笑う。
愚問と告げられ、口の端が上がった。違いない、と唇が動く。
言い回しには気づいたが、それには少し眉を動かしただけで触れず。
アーベルについての答えには、答えぬよう表情変えないまま。
切れた後の言葉には]
……言ゎネえのか?ぉレが人狼だとは。
[笑みは消えて、似た色の瞳をを見やった。]
[イレーネにぺこりと頭を下げてからその場を離れた]
――…私も何か持っていた方がいいのかな。
[フォルカーの後を追って厨房を通りかかった時
銀色のナイフが見えてぽつとそんな事を零す。
自分の腕では敵わないかもしれないけれど
銀で傷をつければ、もしかすると
それが手がかりになるかもしれないと思ったようだった]
フォルのお部屋、久しぶりだね。
[小さい頃は遊びに来たような気がする。
その時はあまり感じなかったけれど
今は彼にとってはその部屋が狭いように思われた]
─ 宿・二階 個室 ─
ま、確かに不気味だな。
[入った突っ込み>>89には、自分でオチをつけて。
違いない、との返しに、薄く笑うものの、その笑みは投げかけられた言葉に、消える]
……正直、その点には迷いがある。
フォルカーくんを信じるなら、狂い人は、力ある者を名乗る事をしていない、という事になるからな。
表立たずに人狼を補佐している、としたら、それに合致するのはお前なんだよ。
とーはいえ……。
[言葉を途切れさせるのは、大げさなため息。
緩く組んでいた腕を解き、後ろ頭をがじ、と掻いた]
……今、一番その可能性が見えるのも、お前なわけで。
お陰さまで、どーしたもんか、と悩んでるわけですよ。
[リーゼロッテを探して話をきこうと思った。
ヘルムートを手にかけた人狼が仲良さそうだったリーゼロッテだとは思えないけれど。
ライヒアルトを疑うことをせず、オトフリートはどうなのか迷っている現状では、リーゼロッテにまず話を聞かないことには判断がつかなかったというのもある。
彼女をみつけたら、その様子をすこしたしかめてから声をかける]
― 宿一階→厨房奥・自室 ―
はい。いってきます。
[行商人>>87に答えて厨房に入る。
父親がどうした?と首を傾げるけれど、なんでもないと手を振った]
あれは銀じゃないよ。
でも確か、配膳台の隣に飾ってあるセットは銀製だったような。
[持っておくのも良いかもしれないと、少女>>90の呟きに頷いた。
部屋の小窓のカーテンが薄汚れているのに気がついて、なんだか恥ずかしくなった]
うん。
雨の日に一緒に本読んだりもしたよね。
[あの頃はベッドに二人で座っても広く感じられたように思う。
そんな風には遊ばなくなってどれくらい経っていただろう]
─ 宿二階・個室 ─
[自己オチ>>91には、「たりメえダ」と呟いて返し。
続けられた言葉に、そういえばクロエは黒と判じられたんだっけか、とは今更思い出す。
昨日のフォルカーの様子やら諸々から、クロエはどうやら霊能者を吹聴していたらしいのにも気づた。
だとしたらオトフリートの結論は相違ない。そしてそれは正解で。
視点漏れ、とでもいえば良いのか。
失敗したなとは胸中で。
だが最後に続いた言葉に、薄く笑った。]
そぅ思ぅンだつたラ、迷ゎず殺シとけ。
そレが一番、案牌だ。
[ゆると喉を触りながら告げる。
友人との会話に、こんなに喋るのは久しぶりな気がした。
こんな荒れた声でも、言葉で伝えておきたいのだろうかと、どこかで感じながら。]
[ナイフを見ていた事に気付いたフォルカーの言葉>>93に
少女は一瞬驚いたようにはたりと瞬く]
あ、そうなんだ。
配膳台の隣の……?
でもそれっておじさんが大事にしてるのじゃなかったっけ?
――…もし、それを使って汚しちゃったら、悪い気がする。
[迷うように少女は呟いて
少年の部屋の入口で立ち止まるのは
子供ではないという少女なりの自覚ゆえか]
ん、懐かしいね。
フォルと一緒に本を読むの好きだったな。
[今ではそんな事もなくなってしまったけれど
大事な楽しかった思い出のひとつで]
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