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─ 森の中 ─
[振るった刃は大蛇を捕え、断ち切る手応えが伝わってくる]
で……できた。
[干渉があった事に気づく余裕はなく。
ただ、これまでほとんど成功してこなかった具象化に至れた、という事実に、呆けた声が上がった]
ん、あ、ああ。
あり、がと。
[跳ね回るミハエルの声>>32に、途切れがちに返した後、は、と大きく息を吐いて]
でも、多分。
上手くいったの、ミハエルのおかげ、だから。
[乱れがちな力の流れを、均衡を求める異なる波動が正してくれた、という感覚はあったから。
そう告げて、ほっとしたように笑って見せた]
[ほっとした所に聞こえた拍手と声>>29に、紫紺の瞳を瞬いてから居住まいを正す。
聞きたかった事は既に聞かれていたから、まずは呼吸を整える方を優先して]
……クレメンス……さん?
俺は、フォルカー、っていいます。
あなたも、光の塊に連れてこられたんです、か?
[相手が人ではない事は、何となくだが感じられる。
だが、その本質まで見通すには、あらゆる意味で若い影精は、こんな問いを投げかける。
肩の小鳥は、何やらもの言いたげにぱた、ぱたた、と羽ばたきを繰り返していた。*]
─ 何処かの湖畔 ─
……ん。
[湖水の下へと伸びた光鎖が微かに揺れる。
その感触に、いつからか閉じていた目をゆっくりと開けた]
なんか、いる……な。
[それが何か、どうすれば動くか。
答えを求め、光鎖が揺れる。
その動きに反応したのか、周囲には白と蒼の光球がふわふわふよふよと集まり始めていた]
……ある意味、素直、と言えるがな……。
[それに、そんな呟きを漏らした後]
[不意を打って跳ね上げた光鎖は、水面近くで変化しようとしていた白の光球を捕らえ、下から上へとくるり、巻きつくように動く。
翼のある魚に転じようとしていたそれは、変化した直後に光の粒子となって散った]
……地形にあわせて変わる、って訳かっ!?
[言いつつ、巡る先端は蒼の光球を追いかけて]
[光球の変化と、光鎖が到達するのはほぼ同時。
僅かに先んじた漆黒の光鎖は巨大なそれを強かに打ち据え、湖面へと落とす。
蒼の魚は、同じ色の粒子となって散っていくが、それが完全に消え去る前に、一片、無限の輪へと乗せて手元に引き寄せた]
……ったく。
確かに、混沌は進化を促す要素だが。
極端すぎるだろ。
[引き寄せた粒子を手に落とし。
感じる力に零れ落ちるのはこんな愚痴。
今の一連の動きを警戒してか、集まって来た光たちはまた少し遠のいていた]
ま、取りあえず、ここに何かいるのは間違いない、と。
だとしたら……。
[動き始めた思考は、ふと感じた気配に止まる。
気のせいにしたいけどできないんだろうなあ、なんて。
ちょっとした達観を覚えつつ、一先ず光鎖を手繰り寄せ、周囲に揺らめかせた。*]
― 草原の一画 ―
[弟ではなく兄弟と言ったのは一応の自重だった。とりあえずそこに突っ込みが入らなかった事には、少しだけほっとして、似てる、という呟きを聞くと>>31あはは、と笑った]
さっき時空竜殿にも言われました。
俺達は、兄弟のメモリーを受け継いでるし、同じ部分も多いですから。
[セレスティンの事を問われると、はい、と嬉しそうに頷いた]
セレスは、今は竜郷に居る事が多いですけど、皆さんの事は忘れていませんよ。
[セレスティンにとっては、人間であるハインリヒは会いたくても二度と会う事のできない筈の人だ。だから、この思わぬ再会を大事にメモリーに刻んで、彼に届けようと機竜の末子は考えていた*]
─ 回想・森の中 ─
[同属だから同じことが出来るんだという納得は、>>1:60フォルカーから頷きを返されたことでビーチェの中では確定となった。
それがあったから>>1:61フォルカーがこちらの属を判じられたのも不思議じゃないと受け止められて]
うん。
さっきの、明るいのはちがった、けど。
こっちの、黒くてあおいのは、お姉ちゃんのと、にてる。
[こちらの返答を聞いたフォルカーが推測した怖さに思い至れる程にはまだ育っていないから、首を振る様子を不思議に見上げた]
やっぱり、そうなんだ。
なんでここ、つれてこられたんだろ、ね?
[>>1:52続いてミハエルから返った肯定で浮かんだ疑問を口にして、ちりりと音を立てながら首を傾げる。
その疑問に気を取られている間に、明るい色と昏い色、二種の光にミハエルとフォルカー双方が動いて]
…フォルカーお兄さん、あぶないっ
[>>1:64鳥の姿に変わった昏い光がフォルカーへと向かっていくのに思わず声をあげて。
手から微かな紅が散ったのが見えると、自分が怪我したみたいに眉を下げた]
[鳥に変じた光はそのまま飛んで逃げていって。
フォルカーを案じるように鳴く小鳥の声に、自分もそちらへ駆け寄ろうとしたのだが。
フォルカーの周りをぐるぐるまわっていたミハエルが他の光に駆け出していくのに気付いて、咄嗟足を止めた]
ミハエルちゃん!
ミハエルちゃんも、けが、しないでね?
[さっきの光は急に形を変えたから、気をつけてと心配して。
無事に捕らえたのを見るとほっと息を落とした後、改めてフォルカーの側までやってきて]
お兄さん、おてて、ばんそーこ、はらなきゃ。
[浄化とか、他の人も捜しにとか話すのは聞いてはいつつも、手当てしようと服の裾を引っ張って。
リュックの外ポケットから出した絆創膏を傷に貼った後]
ミハエルちゃんも、おつかれさま。
がんばった、ね。
[いいこ、とミハエルの毛並みをよしよし撫でて。
>>9>>12>>13自分と似ている強い力を感じるという双方に、ぱちりと瞬いた]
私と、にてる。
…もしかして、お姉ちゃんも、こっち、きた?
[まだ自分達以外の同属とは会った事が無いから、強い同属=姉の誰か、しか思い浮かばなくて。
お姉ちゃんたちだったら元の場所に戻れるかな、とちょっとだけ安心したような嬉しそうな笑顔になって]
私も、いっしょ、行く。
[移動しようというフォルカーとミハエルについて歩いていった**]
─ 森の中 ─
ぅ? ぼく?
[仔犬のお陰だと言うフォルカー>>33に、きょと、としながら首を傾ぐ。
『均衡』の力の発現は意図して行ったが、フォルカーにまで作用していたとは気付けず終い。
けれどフォルカーの力になれたのだと理解すると、笑う彼に合わせてかぱーと口を開けた]
[感じたことのない気配を宿すクレメンス>>40を仔犬はじっと見遣る。
フォルカーが言っていた強い力はこの人物で間違いなさそうだ。
妖精でもなく、フォルカーのような精霊でもない。
無意識の警戒と同時に抱くのは、この人物が何者なのかと言う好奇心]
おじさん、強い力もってる。
おそわれてたのは、そのせいなのかな?
[逆にパワーを与えてしまうと聞いて、それが原因なのだろうかと首を傾いだ]
ぼくなんでここに来たのかわかんないー。
[引き寄せられた>>41としても、幼い仔犬にはその原因等を推測することは出来ず。
そんな風に言いながら、落ち着かない様子で後足で耳の後ろを掻いたり、ぶるぶる身震いしたりした*]
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