情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
感謝するのは私の方だわ。
…ありがとう、ヘルムートさん。
[>>25終止符を打ってくれた対たる青年に弱い微笑みを向けた後]
私は、もう少し此処に居るわ。
スープがまだ煮込み足りないから。
[弱火にかけた鍋を指し、厨房に残ると告げる。
画商や牧場主である彼女、神父から話があるならそれに応じるも、音楽家に話した以上の事は答えられなかっただろう。
情報通の少年のことは神父から聞いたからともかく、この場に居ない少年のことは気に掛かったが今は彼の話題に触れることも出来なかった。
それからスープが満足いくまでに煮込めたことを確認すると、消えない程度の細い火を保って部屋へと戻っていった**]
………ウェンデル、気を付けて。
生者を見出す者があなたを探り当てたわ。
[それは死刑宣告にも似た言葉。
いつもよりやや低い声で紡げば、冗談で言っているのではないと言うのは伝わろう]
やっぱり、仕立て上げておいた方が良さそうね。
[彼らがそう捉えてくれるかは分からないが、仕込みはしておいた方が良いと。
エルナはそう判断した]
ウェンデル君が人狼、かぁ…。
[ブリジットが人間だと言ったヘルムートの視点で行けば、その判別結果は矛盾がない。
だが都合が良すぎるとも思う]
ねぇ、ヘルガさん。
どうしてウェンデル君を先に視たんだい?
[その後にヘルムートを視たと言うのは、彼らが昨日相対しているのを目の当たりにしたからだろう。
ならばその前に見た理由は。
それを問い、答えを得られたなら、納得の如何は別としてヘルガの抱く理由として受け止める。
そうしてその時は一旦彼らと行動を別にした]
[食事が用意されるなら少しばかり分けてもらい、思考も含めその日も思い思いに過ごす**]
え...?
[聞こえた聲に、少年は息を呑む。それは、生者を見分ける者だと、名乗り出た時、既に、覚悟していたことではあったけれど]
そうか...見つけられちゃったんだ。
[次に漏れた言葉は危機感よりも、どこかほっとしたような響きの聲]
ありがとう、エルナ。
......仕込んでおくって?
[続いて聞こえた聲に、首を傾げる。エルナは冷静で賢明だから、何か考えついたに違いないとは分かったけれど]
......僕は大丈夫だから、無理はしないでね?
僕を人狼だと言った人が、人狼だっていう結果を出せばいいんだし。
[ヘルムートは勿論、少年を信じはしないだろうし、危険が遠退くとは思われないけれど、少なくとも、他の人には状況は拮抗するだろうから、と、そう口にする]
[生者を見分ける者が、ヘルガであると知れば、その方法は使えないのだと悟ることになるのだが]
どっちにしても、もう、引き返せないんだ。
[それでも、やはり、少年の中に、動揺は少ない。恐れは確かにあるのだけれど...*]
[焦る色のないウェンデルの聲。
既に覚悟していたことだったろうけれど、それは安堵のものに聞こえて、聲を返すまでに少し間が空く]
………ブリジットを人狼と判ずる”死者を見出す者”を。
用意しておこうと思って。
上手く行くかは分からないけれどね。
[問う聲にはそう返した。
具体的なことは言わなかったため、どうするのかは分からなかったかもしれない]
───生者を見出す者を人狼と言うのは無理よ。
ヘルガだもの。
[そう、既に人間だと言ってしまった者。
ウェンデルが真なるならば、人狼ではないのに偽りを語る者となる。
影の護り手の存在を忘れているエルナにその理由付けをするのも難しいところではあるが、偽の死者を見出す者を仕立て上げておけば、混沌とした状況を作り出すことは出来るだろう、と考えている]
[恐らくウェンデルは彼らの手からは逃げられまい。
だがエルナはそれを庇うことは出来ない。
己が生きるために]
そうね、もう引き返すことなんて出来ないわ。
足掻き続けるしか───
[ぽつりと零した言葉はエルナ自身にも当て嵌まった**]
― 寝室 ―
......ヘルガさん、かあ......
[暗い海を眺めながら、少年は呟いた。]
ちょっと、びっくりしたな...
[初めて顔を合わせた時、ウェンデルちゃん、と、小さな子供を呼ぶように少年を呼んだ彼女の声は優しくて、その呼び方に抗議しながらも、どこかで懐かしさのようなものを感じていた]
仕方ないよね。
[金に揺れる瞳の中で、やがて昼の光は薄れ、嵐の名残の雲の間から、月光が海に落ちる]
かあさん...
[「あなたは生きて」......そう言ったひとの声を噛み締めるように、少年は瞳を伏せた*]
― 翌日/二階 客室→図書室 ―
ん、んぅ……リロイ……?
[目が覚めたのは、どれくらいの時間帯か。
ただ事ではない様子の茶白猫に、くたびれだしたシャツとズボンを履いて後をついていく。]
……まさか。
[茶白猫が向かう行先に、嫌な予感を感じて駆け上がる。]
カルル、いるか!?
[駆けあがった勢いのまま、半開きとなっていた図書室の扉を開け、入室する。
室内に溢れる鉄錆びの匂いに、ここで何があったのかを男は悟る。]
……カルル。
[茶白猫の先導によってたどり着いた先には、壁際の机の傍で仰向けになり、
喉には引き裂かれた痕と、心臓と内腑が空になったカルルの遺体があって。
机の前の壁には、喉から噴き出たものと思われる夥しい量の血痕が残されていた。]
……こいつは、また。
Amen.
[掃除が大変そうだな、と意識が現実逃避を行いながら、聖句を唱え、
カルルの傍へと近づくと、カルルの手にはメモ紙が握り締められていて。]
[そ、と、メモ紙を抜き取り、中身を確認すると、
「ブリジット 人狼」と言う走り書きがあるのを認め。]
……間際の間際まで情報収集してたのか、それとも……。
[眉を潜め考えるも、答えは出なくて。
メモ紙はポケットへと仕舞う。
誰かが図書室へ来るようなら]
……カルルが人狼に殺された。
地下に運んでやらなきゃな。
[と、沈痛な面持ちで口にした*]
─ 二階/客室 ─
[厨房を離れた後は一度地下へと降り、そこにある亡骸に黙祷した後気にかけていた楽器のケースを持ちだして客室へと引き上げた]
……あと、どれだけできるやら……という感じだが。
[やれるだけは、と。
そんな思いから、飴色の美しい弦楽器に手を入れて行く。
時折、緩い音色が零れる事も幾度かあったか。
そうする事で気を紛らわせつつ、迎えた翌朝]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新