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[ふわふわ3匹を袋に放り込み、ずるずるともふらいおんを引きずり徘徊再開]
またあの力か。
間に合いそうにねぇが……
[不意に感じた気配に、もふらいおんを引きずったまま全力疾走。
途中で気配は見失ったが、どうやら対象は無事な様子だったので、まあいいか]
いよぅ、ゼル導師。
[ついでに、でっかいもふらいおんをまた押し付けよう**]
ぅ? くろ えー?
だいじょぶ?
[意識下で叫び声が聞こえた気がして、声を返します。
今居る場所からはクロエが確認出来なかったため、どうなったかは分からないようです]
― ちょっと前 ―
[いろいろちからつきて倒れていたら、にくきゅうにぶみぶみ踏まれていた>>13]
…………
[へんじがないただのしかばねのようd…]
…大丈夫、じゃ、ない。
[地を這うような声を絞り出して、使い魔の言葉に答えると、ごろんと仰向けに寝返りをうった]
痛…
[額に出来たたんこぶをさすりながら、傍で申し訳無さそうにしている白狼を見上げる]
導師の使い魔か…タマとか言ったな。乗せてくれるなら助かる。
ああ、踏んだのは気にするな、こんなところで寝ていた俺が悪い。
[背中に乗せると言われると、遠慮なく身体をひきずるようにしてその背にしがみついた。正直、まだまともに歩けるかが怪しい。これ以上ふわだまりに埋まるのも遠慮したかったから選択肢は他に無かったとも言う]
─ 結界内・何処か ─
[さて、それじゃあここからどうするか、と。
考え始めた矢先、かけられた声>>22にそちらを振り返る]
ああ、ハイン導師……って、また、大物を。
[ずりずり引き摺ってるものを見て、瞬き一つ。
それで済ませたのは、もふらいおんの強化版であるはいもふらいおんがそれよりも更に巨大になる傾向にある、と聞いていたから]
で、例によって、なわけか。
……しっかし、なんだって導師だけがそうなんだか……。
[呟きながら、さすがにでかいので、『魔本』の力も用いて時空間の狭間に放り込んでおいた]
─ 結界内のどこか ─
[仔熊の姿でティルはとっとこ歩きます。
目指すはもふらいおん、さっきのお返しをするのが目的です]
ぅ、 ぅ、 ぐるぅ。
[どこにいるかな、と言う風にティルは喉で鳴きました。
もふらいおんを探して視線が左右に動きます]
[導師の剣の回復効果のおかげか、徐々に目眩は治まってふわふわ達の中に不自然なパステルカラーの塊が顔を出しているのに気付いた]
……Accitus……
[まだ白狼の背に掴まったまま唱えるのは召喚の呪。僅かに間を置いて、左手を上に向けると、ふいに空中から現れた一振りのブロードソードが、その手に握られる]
…Nos eques deae
…Nos gladius deae
[続いて旋律に乗せた聖句が唇から零れ]
タマ、そのまま走れ。
[白狼に告げてから、その背を踏んで飛び降りた]
[まだ完全には復調していないせいか、狙いが定まらず、剣はもふらいおんのタテガミを僅かに掠めただけ。だが、女神の力を乗せているおかげで、ダメージとはなったようで、その足を止めるのには成功した]
[タマが願い通り、そのまま走っていれば、ふわふわ達と引き離すことは出来た筈]
─ 結界内のどこか ─
[じぃぃぃぃぃぃっと見詰めた先で、ふわ溜まりがもこもこと動くのが見えました]
ぅ。
[ティルはぽふ、と人型になると小声で呪を紡ぎます]
あし うさぎ、 うで くま、 ちから える。
[自分の手足に強化魔法をかけます。
足には脚力強化の魔法を、腕には腕力強化の魔法を。
捕獲袋を地面に置くと、ゆっくりと静かにふわ溜まりへと近付きました]
[強化した脚力の射程圏内にふわ溜まりが入ると、ティルは足に力を込めて地面を蹴ります。
ウサギのようなジャンプ力で一気にふわ溜まりとの距離を縮めました]
えいっ!!
[奇襲に似た行動、強化されたティルの腕は、ふわ溜まりに紛れていたもふらいおんへと振り下ろされます]
―結界内、端の方―
[もふを捕まえようと歩いていると、
背中に何かが勢いよく直撃します。
何が当たったかを考える余裕なんて、あるはず無くて…]
っと、とと、わーっ!?
[腕をぶんぶん振って立て直そうとするも、
六割ほど倒れてる状態でやったところで…]
いっつぅ・・・
何ですか、今の…
[地面にうつぶせに倒れたままで、顔だけ起こしてため息をつきました。]
…えーと、一応大丈夫です。
なんか背中に直撃して痛かったけど、
ぎっくり腰になるほどじゃないですし。
[跳ね返されたなんて知る由もないから、
ふわふわ辺りがぶつかったのだろうと気楽なもので。
多分詳細を知ってたら、全力ダッシュで逃げていました。]
[もふらいおんは、警戒した様子で、こちらを見ている。相変わらず見た目はぬいぐるみ以外の何者でもない辺り、甚だしく気の抜ける光景だったが、男は、それも気にならぬ程……不機嫌だった]
良いところへ…
[ぐるりと頭上で剣を回し、駆け出すと同時に、袈裟懸けに振り下ろす]
出てくれたなっ!
─ 結界内のどこか ─
[落下威力を載せた一撃、のはずでしたが]
きゃうっ!
[寸でのところでもふらいおんが飛び退り、逃げる時の蹴り足が振り下ろしたティルの腕に当たりました。
もふらいおんにも掠りはしたものの、大したダメージにはなっていないみたい]
ま てー!
[逃げるもふらいおんを追い、もう一度大きな跳躍をします]
― ゼルギウスんトコ・本人 ―
何か『力』がコッチ向ってたみたいだが、無事なようで何よりだ。
ゼル導師が追い出された日にゃ、どうやって解決すんだかわからん。
[こちらを振り返ったゼルギウス>>24に、そんな事を言ってから。
もふらいおんについては]
さて、なんでだろうな。
『全ての魔力を封印した上に武器もなしの肉弾戦オンリーで倒した』例が他になければ、そのせいかもしれんし。
もしかすっと、コイツの核になってる欠片ってのの大本の性質が、俺ら種族の性質に近いとかなんとか、根本的な問題があるのかもしれん。
[この騒動が終わった後、他の面々が回収した欠片について、自分もちょっと調べてみようかなぁ…とか考えてる]
─ 結界内のどこか ─
[蹴り足が当たったのは、もふらいおんの背中。
上から踏みつけるように足を落とします。
が、]
わ、 わわ、 わ!
[体重の軽いティルのこと、見事蹴りが決まっても、踏み潰して動きを止める、とまでは行きませんでした。
ダメージを受けて唸り声を上げたもふらいおんが、前足を跳ね上げて一時的に立ち上がるような姿になります。
ティルはバランスを崩し、背中から地面へと落ちました]
きゃんっ!
…ぅー、 やった なー!
[ぐるる、と唸り声を上げながら、ティルはもふらいおんを睨みつけます。
だいぶ闘争本能に火が付いてるみたいですね。
ティルは目の前にあるもふらいおんの後ろ足を、強化された手でがっちりと掴みました]
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