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そういやそっちの大穴から入れねぇの?
マテウス。
[今は塞がってるかも知れないが]
入れんならわざわざ扉壊す必要もねーと思うんだが。
……あのね、そこな君。
[笑うような鳴き声に気づいてか、ちらりとそちらを見やりつつ]
人事だからって、気楽に……。
[実際人事なのだが。
つい、こんな言葉が口をついた]
[猫二匹の様子にすぐ手を離して。後は猫同士におまかせ。
自分の分のお魚をもぐもぐ。甘いもの以外もやっぱり美味しい]
…でも壊しちゃうと後で困りそう。
[エルザがユーディットに声を掛けるのを聞いてぽつり。
先程取り分けておいたババロアとスフレのお皿に持ち替えた]
[マテウスが蜂蜜付きの手を振ったお陰で近くに居たハインリヒにしっかりぶっかかる]
うお!?
ぎゃー、べたべたするー。
[幸いムニエルは食べ終わっていて、甘ったるいムニエルを食べることになるのは避けられたが]
< 猫まっしぐら☆
もちろん、白猫も、黒猫がだいじです。すりすりされて、嬉しそうににゃあ。
でも、ちょっとバランスくずれて、座って、ぺろぺろ。おかえしに、黒猫の首筋もなめました。感謝のきもち。 >
ありがとう
< すりすり。あったかくて、白猫、うれしいです。 >
[マテウスへの言葉は、少し意味を取り違えられたようで]
ああ、そうだね。
[けれど、その答えの方が正しいと、判ったので頷いた]
< 白猫、オトフリートの言葉に、にゃあ、とかえします。 >
心配、かけるから、悪い
< お前もだ、って、つっこまれそうです。 >
そうですか?
ならいいのですけど。
食べるものが足りないようでしたら言ってくださいね。
[飛び散る蜂蜜を見てくすりと笑い、指をひとつ弾くと蜂蜜の粒は氷結し床へと落ちる。音をたてて転がる粒を器用に集め小皿に集め。こともなげに言う。]
床についてしまうと大変ですからね。
[エルザへと振り返り]
マテウスさんが玄関から入れないようなのでサイズを広げてみようかと思ったんです。
でも、大丈夫だそうですのでやめておきました。
玄関を直せるような術は使えませんし。
これ以上、広間を寒くしてしまうと困る人が多いでしょうから。
[言葉は通じないが、響きは伝わったらしく。
ふい、と、異眸は陰りを帯びる]
……ほんとに……人事だと思って。
[大げさなため息と共に、右手は額へ。
左手は、未だにてちぺち継続中の従魔の頭をぽふり、と撫でて]
[問われる声に、私は沈んでいた意識を取り戻す。
躊躇いつつも口を開くは、声音に宿るが純粋な心配であったが故]
私では…余りお役に立てぬのが……
己の非力が哀しくて…
[何があったかはわからねど、落ち込んでいるは伝わろうか]
< 玄関を広く、とか、ようやくそういう言葉が聞こえてきて、
猫はそんなのいやだと思いました。
だって、寒いじゃないですか。
こたつがあれば、別ですけれど。 >
[ぴったりと歩くミリィに、ちらちらと視線を寄越しながら
反対側、アーベルの右後ろを足早に追いかける。
と、屋敷が見えてきたことで、ほっと安堵の息を零した。]
――よかった、戻ってこれた。
[多分、一人じゃどうだったか判んない。後で、お礼言わなきゃ。
ふと、屋敷前に、人影が見えてきょとんと瞬いた。]
えーと、ユリアンと、…クマさん?
[…雷鳴の精霊は、動物ともお友達?]
んー、やっぱり美味しい!
[ババロア用のスプーンを手にご満悦の表情。
けれど機鋼の気配を感じれば手を止めて目を瞬く]
えっと。
[屋敷の灯りが見えてくるころ]
……それで。今日はどうするの?
私? やー、実は例の試作弾、ちょっと威力大きすぎて着弾点の半径1.5メートル程度の範囲にあるものを全部取り込んじゃってさ
ギュンター……だっけあの機精の。あの時も、装置ひとつ一緒に廃棄エリア送りにしちゃったから
一応、そこら辺解決した実用弾も完成したんだけど、ロールアウトまでもう少し時間かかるんだ
だから。今日は、アーベルに任せたいんだけど。いいかな?
[あらら、あらら。ごめんねごめんね?
黒猫は白猫たおしちゃったからあわててみーみー鳴いただろう。
白猫になめられたらくすぐったくって、黒猫は笑った。にゃうー。
すりすり。すりすり。あったかぽかぽか。
黒猫の飼い主は陽光の精霊だから、きっと一緒にいたら陽だまりぽっかぽかよ。
気にすることなんてないのよ、だって猫だもの。
猫は猫のしたいようにするに決まってるのだから]
< 時空の竜のようすに、ちょっと猫は首をかしげました。
元気だったら、ぱたぱたとんでいって、その頭の上にのれたんでしょうけど……今はそんな元気もなくて。 >
ごめんなさい
< ちょっと申し訳ない、と思って、猫はそういいました。ナァ。 >
あ、すまんすまん。
大変なのか、そっちもすまん。
回ってきても、中では天井に頭つかえて窮屈だからなぁ。
[ハインリヒにあやまり、ユーディットにあやまり。
中の天井を見上げて、ハインリヒに言った。]
…んー?
やっば相変わらずなんすか?オトさん。
[フォークくわえて、じー。
…どっちもどっちってのはやっぱり遙か高い棚にあげまくるとして。]
[くっ付いた蜂蜜(凍結)を溶かし洗い落として安堵の息を漏らす]
凍傷になるとこだった…。
[広間に戻ってくればマテウスに]
あー、結局は無理か。
戻れるまでは外だなぁ。
ううん。
大丈夫、多分アーベルさんが戻ってきたんだよね。
[ユーディットに聞かれれば慌ててそちらに首を振って。
けれどまだどこか表情が硬いかもしれない]
[走り去ったハインリヒの気配を感じぽつりと呟く]
もう少し制御の訓練をするべきでしょうか。
あまり使わないうちに衰えているかもしれません。
ああ……ま、いいんだ。
俺の自業自得でもあるし。
[済まなそうな様子に、向けるのは苦笑。
それから、若竜の視線を感じれば、一つ、息を吐いて]
相変わらずって、何ですか。
大体、君は人の事がいえるのかと。
[ちょっとジト目っぽいのは、多分気のせいじゃない]
< それでも、ごめんなさいってしても、黒猫と一緒でぽかぽかぽかぽか。猫はうれしくて、喉がなってしまいます。
すりすりり。
黒猫に羽根がぶつからないように、しっかり閉じて、なかよしなかよし。
白と黒は、ふかふか。いっしょにいるとき、抱いたら、きっとその人はとってもぽっかぽかで、気持ちがいいんじゃないかしら。
こうやってやってる、猫にとってもとっても、気持ちいいんですもの。 >
[そうしてたどり着いた屋敷。声を掛けられれば、こちらも手を振り返すか]
ただいまー。ご飯は何ですかー?
[ちなみに、道中チラチラと見てくるイレーネの視線は敢えて無視してましたが、何か]
[にゃーにゃー鳴く黒猫は可愛いのだけども。それでもこればかりはどうにもならないようで。ティーカップを手に、困ったような表情でじゃれあう二匹の猫を眺めてながら。]
まー、そのうちまた壊されちゃいそうだし、マテウスさんが不便だし、壊しちゃってもいいとは思うのだけどね。
[そうして、紅茶を飲み干し、かたりと立ち上がり。]
ご馳走様。
……ちょっと出てくるわ。
[入れ替わりやってきた者たちに手を振りながら広間を出て行く。]
えっと、ただいま。
[…ただいま? でも、おかえりの返事はただいま。だよね。
自分の家じゃないから何だか不思議だけど、まーいいか。
ユリアンが元気に手を振ってるので、お返しに手を振りながら、
ふとクマさんから、何だか覚えの有る気配を感じて、思わず瞬き。
あれ?この大地の「声」、聞いたこと、ある。]
…マテウスの、おじさん?
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