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─ 都市の通り ─
……目の前で、消えた。
サリィちゃんも、ミレイユちゃんも、ノクロおにいちゃんも。
どうでもいいって。
[辛すぎた、なんてことを言われて、首を横に振った。
辛い、のか。それがもう、わからない。
まだ、湿った目を覗き込まれて、目をそらすことはなく、
そして引き寄せられて、少し、びっくりしたように身体が固くなる。]
え
…っと
…………花、咲いた、かなぁ。とか。
だ、だいじょうぶ。
[ちょっとあたふたして、離れようとする。大人の身体はちょっと刺激的だった。]
─ 山頂 ─
[呟きながらも、届かぬもの、と見なしていた願い。
それを受けて紡がれた望みに、青に向いていた瞳が僅かに揺らぐ]
……元々、喋るのだって苦手だったんだぜ。
[眸に宿る穏やかさには気づかぬまま、ぽそ、と呟いた。
幼い頃は、大抵姉の後ろに隠れて、話すのも任せていた。
ただ、そのまま護られるだけでいたくない、という思いから、少しずつ、動くようになって、今に至る。
寂しくて、哀しい。
雨の中で泣き濡れるが如き様子は、その評に違和を感じさせなかった]
[投げかけた、素の疑問。
それに紫の双眸が彷徨う様子に、僅かに眉が寄る。
ため息の後に語られた、最初に一節に、え? と短く声を上げた後は、語られる話を静かに聞いた]
…………。
[初めて聞いた昔話。
苦さ残る笑みに、どう返すべきか、と言葉を探す。
同時、今まで向けられた言葉や、やり取りの合間に滲んでいたものの意味が理解に落ちて]
……そ、か。
[最初に口をついたのは、こんな呟き]
[以前にも聞いた、芝居がかった台詞が直に、声として届く。
ぎゅ、としばし、悩むように眉を寄せ、それから]
……ま、確かにさ。
テレーズの声はすげー綺麗で。
語りも上手くて、全然澱みなくて。
語り部として、理想的なのは、間違いなかった、と思う。
可愛げも、あったしな。
[唐突に口にしたのは、滅多に口にしない、他者を褒める物言い]
でも、さ。
俺は、お前の声とか、話し方、好きだ。
だから、気軽に話せるようになった、ってのもあったし……。
[ここで一度、言葉を切って]
えーと、だから、あれだ。
『本』としての形にはなんないけど、俺の綴りたい言葉、覚えててくれるんなら、今からテレーズに頼むよりはお前にやってほしいかな、って。
……そう、思う。
[過ぎた時には何も出来ない。それへの慰めなどは上手く浮かばない。
なら、できるのは、今の肯定。
例え儚く消え行くだけだとしても。
この青を見た思いを、内に秘めたまま消えるよりは、という思いもまた強いから。
それをなすならば、と紡いだ言葉は、先に告げられた望み、それに応える、という答えでもあった。*]
― →メリルの自宅兼工房 ―
[何歩か歩を進めて辿り着いたのは、茶器の受け取りのため何度か足を運んでいた場所だった。
呼ばれるままに乾燥小屋へ向かい、扉を同じように通り抜ける]
こんな風になってるんですね。
[完成前の器が並ぶその場所へは、踏み込むのは初めてだった。
しばし物珍しそうに周囲を眺めた後、示された場所を見る]
……わあ。
[感嘆して、思わず、といった風に顔を綻ばせる]
これ、蓮華草ですよね?
こんな形のカップ、初めてみました。
[手に取って、本来の置き方のように返そうとして。
当然のように指はそれを擦り抜ける]
……見たかったです。完成した所。
[手を名残惜しそうに引っ込めながら、眉尻を下げぽつりと呟いた]
このカップには、どんな香草茶が似合うかなって。
テーブルクロスやナプキンも、その色合いも。
道具とかお茶菓子とか――
たった一席設けるだけでも、考えることって一杯あるんですよね。
[呟きながら、自身の身に咲いた花とよく似たその形を、指先で撫でるように触れる。
脳裏に一瞬で広がった茶席の光景を、形にする術はもうない*]
/*
うん。
確定してから日本語が散歩に出ている事に気づいたが、細かい事は気にするなw てことでひとつ。
しかし、なんというか。
言葉は大量に知ってるだろうに、話すときの語彙が少なすぎるよな、俺ってw
─ 都市の通り ─
……あぁ、そっか。
目の前で見ちゃったのか。
──…どうでもいい?
そう、誰かが言ったの?
[目の前で消えたのは自分も見たから、それを聞いた時には声のトーンが落ちる。
自分は一人だけだったけれど、それが複数なのだとしたら。
ミケルは首を横に振った>>935けれど、きっと、辛かったはずだ。
その後に続いた言葉はミケルの想いには聞こえず、言葉は再び疑問の形を取る]
ん?
あぁ、花は多分、咲いたよ。
扉、開いてたから。
[あたふたするのには思わず小さく笑いが漏れた。
離れようとする動きに逆らわず、ミケルの頭からも手を離す]
/*
ちと離れてた。
自分の馬鹿さに凹んで来たぜ。
……どーっすかね。
とか言ってる前にメリルさんがどうにかしてくれそうな気もする。[観覧もーど]
─ 都市の通り ─
[ユーリとミレイユの話の邪魔にならぬよう、少し離れようとして。
目の前に居たはずのエトとミケルの姿がどこにも見当たらないのに気づいた。
どこに行ったのだろう、と浮かんだ疑問はすぐに消えた]
…また刻が、動いたのね。
[二人も死神に刈られてしまったのだろう、と。
その呟きを耳に拾ったのは、傍らのテレーズ位だったろう。
次いで思ったのは、死神に憑かれているらしいコレットは今どうしているだろうということ。
けれど、それを口に出すのは憚られて。
向かいたい先をテレーズに問おうとしたところで、聞こえた声>>892に視線を向け]
そんなに考えることがあるんだ。
ユーリの仕事って、すごいやりがいがあるものなんだね。
アタシも、ユーリにこのカップが使われるところ、見たかったな。
[ユーリの指先がカップの輪郭をなぞるのを目にする。
この繊細な指が紡ぎ出す憩いの時。
それを見るも感じるも出来ないことは、とても残念に思えた]
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