人狼物語 ─幻夢─


75 花を見上げて君はわらう

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レイス、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 01:48:54

イライダ

人狼なんて話より、よっぽど信憑性があるわよ。

[そんな風に言葉も添えたりはした。
どちらにせよ、眉唾物の話だけれど。と。
少し後ろのレイスに微笑み、たまに少し振り返って話したりしつつ辿り着いた墓地。
声をかけられて、笑った]

そうよ、ユーリー。
なんて言っても、旅人さんより旦那と子供を優先するけどね。
あなたはお参り、終わったところ?

[笑って言うと、そんな風に問いかけて]

旅人さん、残念だったわね。

(101) 2012/05/09(Wed) 01:53:36

ユーリー

[レイスからの短い応えに男は目を細める]

そう。

[葡萄酒の瓶が置かれた新しい墓をつと指差し]

あそこがそうだ。

[目的の場所を示してみせた。
イライダの笑みに言葉に思わず苦笑を浮かべる]

嗚呼、僕は親不孝だね。
両親よりも旅人の御参りを優先させてしまった。

[大仰な口振りには軽口のような響きが混じる。
暗い空気を作りたくないという思いが表れたか。
残念という彼女の声に同意の頷きを向け]

――…本当に。

(102) 2012/05/09(Wed) 02:00:22

イライダ

お供え持ってきてたのね。偉いわ。
私、手ぶらできちゃったもの。

[示された場所を見て、そこにある葡萄酒に思わずといった様子で言葉を重ねる。
墓地という場所には合わないけれど、笑って]

あなたは旅人さんと親しくしていたんでしょう。
なら当然だと思う。ご両親はわかっているんじゃないかしら。
私はあまりお話していなかったもの。

――マクシームが人狼の仕業なんじゃないかって言うのよ。
御伽噺も良いところだわ。

[困った、と言いたげに眉を寄せて。ね。なんてレイスにも同意を求めたりして]

でも、今は犯人探しより、しっかりと弔わなくてはね。無念だったことでしょうし。
お酒も生きて飲めたら、良かったのにね。

(103) 2012/05/09(Wed) 02:09:11

ユーリー

[鮮やかに彩られたイライダのくちびるが弧を描けば
彼女の華やかさを際立てるようだった。
偉いと言われればはたと瞬きをして]

子供の頃とは違って
少しは気が利くようになっただろう?

[首を傾げ尋ねる仕草をみせる]

……ああ、酒を飲みながら外の話を聞くのは
なかなか楽しくて、つい、ね。

[親しく接していた理由をぽつと呟き]

キミが来て呉れただけでも喜ぶんじゃないかな。
――…は、マクシームがそんな事を?
人狼なんてお伽噺だろうに。

[軽く肩を竦める。
犯人探しよりと続けられた言葉にはふと目を伏せ寂しげな色を過ぎらせた]

(104) 2012/05/09(Wed) 02:19:56

ユーリー

――…邪魔をしてしまったね。
僕はそろそろ行くよ。

[レイスとイライダの二人を足止めしてしまった事を詫び
男はゆると頭を下げる]

あんな事があったばかりだ。
余り遅くならないように、……

……と、騎士がついてるなら大丈夫か。
けれど、用心するに越した事はない。

[レイスへと視線向けるが揶揄ゆるような響きはなく
ただ案じるように言葉を残し男は再び歩みだす**]

(105) 2012/05/09(Wed) 02:32:30

イライダ

子供の頃と比べているようじゃまだまだ、なんてね。
嘘よ。良い男になったじゃない。
町に行ったら、きっと若い女の子にナンパされるわ。

[からかい含む調子で言って。つぶやく言葉に、そう、と頷き]

そういう相手が、亡くなるのは辛いわね。

[元気を出せとかそういう言葉はない。変わりに手を伸ばして、ふと止まり]

――本当、大きく育っちゃったわよねぇ。

[呟くようにいう。もちろんレイスも見た。
そんなぼやきの後に、ぽんぽん、と二回、軽く腕を慰めるように叩こうと]

今度皆で一緒に飲みましょうか。ここで、少しでも。
なぁに、うまいことを言うわねえ。喜んでくれるなら良いけれど。

[手が届くにせよ、届かないにせよ、笑ってそう告げる。
御伽噺というのには、そうよねぇ、なんてしっかりと頷いた]

(106) 2012/05/09(Wed) 02:34:56

イライダ

[寂しげな様子には、言葉を続けることはなかった。
死の壁は大きいと知るからこそ]

――邪魔なんかじゃないわよ、ユーリー。
こちらこそ、帰る邪魔をしてごめんね。
あなたも気をつけて帰るのよ。

大丈夫、遅くならないし、レイスは頼りになるわ。
でも、ありがとう。

[墓地を去るのを見送って、それからレイスと墓参りを済ませるのだろう。
来た時は最初に慣れた墓を見るつもりだったのだが、順序は逆になった**]

(107) 2012/05/09(Wed) 02:40:06

イライダ、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 02:41:02

ユーリー

[歩みだす少し前。
イライダのからかうような言葉に微かに苦い顔]

意地悪だね。
その言葉が本心なら僕は嬉しいけど。
町に行くのは止めておこうかな。

[異性に興味がないわけではないが
揶揄る響きに気付き軽く肩を竦める。
大きくなった、との言葉の後、彼女の手が軽く腕に触れる。
慰めようという彼女の気持ちには気付いたようで]

僕らも、もう大人だからね。
――……

[時を重ねる毎に艶を増す彼女を見詰め
僅か困ったように目を細め何も言わぬまま
ふ、と笑みにも似た表情を過ぎらせた]

(108) 2012/05/09(Wed) 02:57:20

ユーリー

嗚呼、皆で一緒に。
此処でなくとも…、いつか近いうちに。

[イライダの提案に頷いて]

邪魔なんかじゃないよ。

[彼女と同じ言葉を返し表情を緩めた]

そうだね。
僕も気をつけるよ。
こちらこそ、ありがとう。

[声掛けた時と同じように軽く手を掲げ
すれ違い様にひら、と振る。
暫し歩んだ先で、一度振り向き墓地にいる二人を見遣るが
ゆると首を振りそのまま広場の方へと歩み行く**]

(109) 2012/05/09(Wed) 02:57:27

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 02:58:34

イヴァン

―― 畑 ――

[傷がついて萎れた花をぷちぷちと摘み取った]

血吸い花ねぇ

[黄色い花弁を掲げてまじまじと見る]

(110) 2012/05/09(Wed) 07:03:20

イヴァン


[遠くから嫁いできた母は、花弁の色が変わるこの花を血吸い花と呼び嫌悪していた。代々の生活を誇る祖母や祖父とそんな彼女が合うはずもなく、幼少期からたった一人の跡取り息子はあちらへこちらへ綱引きのよう]

[やれお大臣になる勉強を。やれ家の手伝いを。
 日々忙しく引っ張りまわされ、それでもぺしゃんとつぶれなかったのはマクシームやユーリーがそれらを抜け出し遊びに行くのを手伝ってくれたからだろう]

[結局盛大な嫁姑戦争は、祖父の死とドラ息子の落第による卒業不可が相次いだことで一応の終焉を見た]

[穏やかで平和な日々だった。
 家族のトラウマでキリル以外の女性は得意でなかったが、一度村を離れたことでだいぶふっきれ、彼女とも懇意になれた。ここ最近は幸福の絶頂だった]

それじゃあ、今年の紅は濃くなるんだろうか

[手の中で根元が赤くなりはじめていた花を弄ぶ**]

(111) 2012/05/09(Wed) 07:03:28

イヴァン、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 07:08:07

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 11:17:59

ロラン

[背でキリルの声>>99を聞き、ゆっくりと顔だけ振り返り頷いた。
車輪を回す手に力を籠める。
キィ、と、車輪が立てる高い音が青い空の下やけに響き、
小石が跳ね、コロコロと転がっていくのを視界の端に過ぎた]


 …――どうせ、さ。

[広場から少し離れた所で、車椅子を止める。
視線をあげると、何処かから黄色い花弁が風に舞う。
その向こうに飛び立つ鳥を見て、視線を落とす膝の上、
自嘲気味た声を落として、口端だけを微かに上げた]

(112) 2012/05/09(Wed) 13:21:55

ロラン、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 13:29:00

キリル

[幼馴染の顔が、こちらを見る>>112
頷く仕草に、ボクは一度は納得をして自分の家へと足を向けた。
けれど不機嫌に見えた仕草が気に掛かって、もう一度振り返る。
止まった車椅子の上、樹を仰ぐらしき姿が見えた]

 ………。

[少し迷って踵を返す。
走らないように気をつけた歩調は、早足になった]


 ロラン、

[呼びかける。
けれど続ける言葉は迷って、一度そこで止まってしまった]

(113) 2012/05/09(Wed) 14:18:02

キリル、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 14:23:37

ロラン

[視線落とした後、名呼ぶ声にはっと顔を上げた。
その表情に既に笑みらしきはもう、欠片も無く]


 …何。

[一度眉を寄せた後、ぽつりと呟きのような声。
女の子らしくない、と気にしている風な幼馴染を見上げ
きゅ、と、車椅子の車輪を握る手に力を籠める]


 ――変な顔。

[迷う様相の続かぬ言葉に、むすっとした侭に呟いた]

(114) 2012/05/09(Wed) 14:34:40

キリル

[はらりと視界の端を、黄色い花弁が風に舞う。
春の色映した花の色、常には心浮き立つはずの色にも、
今は目を向けずに幼馴染の前に立つ。

見上げる烏色の瞳の表情に、ボクは思わず唇の端を下げた。
少し力入るときの癖。昔からの癖だ]

 さっきの態度。気になったから。

[車椅子を握る手に、何気なく視線を落とす。
地面を踏みしめるボクの足と、おんなじだ。
そう思って言葉を続けようと息を吸い込んだところへ、]

(115) 2012/05/09(Wed) 14:48:18

キリル


 …っ、関係ないだろっ!

[意地悪な言葉が聞えて、ボクは思わず言い返した。
むっと、ますます口がへの字に曲がったのを自覚する。
悔しいから、両手を自分の頬に当てた。…これで大丈夫]


 ロランが変だから、こういう顔になる。

[じとりと、幼馴染の黒い目を睨んだ]

(116) 2012/05/09(Wed) 14:48:30

カチューシャ

[ミハイルから分けてもらった肉はとりあえず二人分だけだった。
 全部を解体するには時間が短すぎて。
 野菜を家に届けてくれるといったイヴァンの言葉もあってまずはそれだけもってかえる。

 兄はほかのところもに話をしにいっていたようだった]

 あ、お兄ちゃん。
 ミハイルさんとロランが狼対策のこと話してたよ。

[家に帰る途中で見つけたマクシームに声をかけて、手伝うように言えば、それぐらいならと頷くのが見える]

 うん、あたしはミハイルさんとロランに料理つくりにいってくるから、宜しく。

[手伝うために広場に向かう兄の背を見送って、一度家の中へと入った]

(117) 2012/05/09(Wed) 14:48:56

ロラン


 …俺の態度だって、関係ないだろ。

[キリルが言い返すのに、胡乱げな烏色向けて言い返す。
睨み来る彼女の顔、口端があがるのはほんの微かだが
村にいるもの達にはその変化も読み取れるのだろう]


 俺が変なのはいつもの事。
 知ってるだろ。

[自嘲めいた言葉を零すのは、いつもの事]


 ――…知ってるだろ。

(118) 2012/05/09(Wed) 15:06:36

ロラン

 どうせ何かあったらまず死ぬのは俺さ。
 逃げられやしないだろ。

[続けた言葉は、人狼騒ぎの事について。
ふと向けた視線の先、広場の真ん中に篝火炊くため、
マクシームが台を組もうと丸太を運んでいるのが見えた。
逃げられやしない、手伝っても邪魔になる。
表情薄く意識はキリルに向けた侭、彼の動きを目で追った]

(119) 2012/05/09(Wed) 15:14:31

キリル

 関係ないけど気になったから、ここにいる。

[ボクは負けじと言い返した。
幼馴染のこんな態度には慣れっこだ。
ほんの僅か、笑みの形に唇の端が上がるのを認めても、
ボクは両手を頬から外さなかった。
気を抜くと、また唇の両端が下がってへの字になる]

 いつもより変だったからだよ。
 いつもと同じくらい変なら、気にしていない。

 …。ロランも噂信じてるの。

[烏色の瞳が広場へと向けられる。
その視線を追った見た光景に、ボクは軽く眉を顰めた。
篝火焚く広場の様子は活気があって、一見祭りの来るかのよう。
けれど決して、祭りのように明るいものではない]

(120) 2012/05/09(Wed) 15:25:12

キリル

 それじゃ、騒ぎが収まるまでボクかカチューシャの家に来れば?
 誰かいれば大丈夫だろ、狼なら。
 逃げるのだって、手があればまるで違う。

[視線を広場から幼馴染へと戻す。
ボクよりもずっと濃い黒髪が、陽を弾いて綺麗に揺れた]

(121) 2012/05/09(Wed) 15:25:55

ロラン

[更に言い返してくる気配に、肩を小さく竦める。
車輪握った手を、膝の上へと乗せて落ち着かせた]


 信じてるというか…
 ――俺は楽観的な思考が欠如してるから。

[あの旅人のくれた本は、今でも家の机の上。
かの人が此処にいたのはどれくらいだっただろう、
それでも外の話を沢山聞くことが出来た事はとても最近に感じる]

(122) 2012/05/09(Wed) 15:35:33

ロラン


 キリルかカチューシャの所に?

[いくら幼馴染とは言え、車椅子とは言え。
視線を頬に手当てたままの幼馴染へと向け直し首を傾け]


 …イヴァンとマクシームに怒られる。

[やんわりと頭を横に振った]
 

(123) 2012/05/09(Wed) 15:35:50

カチューシャ

― 自宅 ―

[キッチンで鹿肉の下処理をしながら、キリル>>23が直してくれるといっていた戸棚をみる。
 食器棚の一部、下段の扉のたてつけが悪くなっていた。
 マクシームでも直せるのに、家の中のことはサボる兄を思い返して小さく吐息を零す]

 キリルが直してくれるって言ってたから、いいか。
 でも、あのキリルが、ねえ……

[料理が苦手だった幼馴染が手伝いたいと言い出した事を思い返し。
 その様子>>94を思い返してしみじみつぶやいた]

 恋ってほんとすごい。
 どこまで教えられるか分からないけど、とりあえずレイスさんの表情が変わるところ見てみたいから、がんばろっと。

[キリルの兄の笑顔はほとんど見たことはない。
 お花見とかで一緒してても、他の人と話していて視線がそれている間に、とかだったりするからだった]

(124) 2012/05/09(Wed) 15:51:50

キリル

 …あの人だって、ただ死んだわけじゃない。
 獣だって食べなきゃ生きていけないから、食べられた。
 それだけだろ?ボクたちが鹿を食べるのと同じ。

[僅かに首を振って、考えながら言葉を紡ぐ。
思考の先を追って、幼馴染の指先へと何気なく視線を向けた。
骨ばった手が膝の上に添えられている]

(125) 2012/05/09(Wed) 15:55:52

キリル

 っ、どうしてさ。
 イヴァンは怒らないよ、ちゃんと知ってるもの。
 兄貴だってきっと嫌がらない。
 マクシームだってカチューシャだってそうだ。
 だってずっと、きょうだいみたいにして来ただろ?

[言い募る。眉に力が入って、唇の端がぎゅっと落ちた。
だから対抗するように、両手で両頬を押さえる。
ボクは全力で、車椅子の幼馴染を睨みつけた。

けれどふと、その力が…抜ける。
口を開こうとした。けれども言い出せなくてまた閉じた。
多分さっきよりも、情けない変な顔になってしまった]

(126) 2012/05/09(Wed) 15:56:12

ロラン

 …でも、

[キリルの言葉に、反論を返そうとして。
首を振る様子に続く言葉は紡がずに胃へと落とした。
小さく喉が鳴る。
視線は幼馴染の料理の下手な方を見上げた侭にじっと]


 ――ん。

[息を、吐く]

(127) 2012/05/09(Wed) 16:09:00

ロラン


[全力で睨み、早口で捲し立てるように言う彼女。
対照的に、感情薄い表情のまま、じっと見上げていた。
彼女が頬を抑える手に力を籠める様子。
そして、その力を抜く、表情も]


 …何。

[情けないそれに、少しばかり怪訝な顔をした]

(128) 2012/05/09(Wed) 16:09:15

カチューシャ

 あ。

 ミハイルさんにお肉持ってきてもらうよう頼むの忘れてた。
 ――イヴァンさんもまだみたいだし、ちょっと行ってこよう。

[パン種を作ってる途中でふと思い出した。
 たぶん言わなくても、いつものように持ってきてくれるはずだけれど、ちゃんと頼んでおきたくもある。
 パン種をこねて、発酵させるために暫し置く時間を利用してもう一度外に出る]

 ミハイルさん、おうちに戻っちゃったかな。

[広場のほうへと視線を向けたあと、とりあえず歩き出した**]

(129) 2012/05/09(Wed) 16:20:19

キリル

 でも──…?

[幼馴染の口噤む様子に、ごく小さく首を傾げた。
言葉飲み込む様に疑問の色を向けていたのは少しの間、
続いて向けられる烏色の双眸に、今度はこっちの言葉が詰まる]


 ………うう。

(130) 2012/05/09(Wed) 16:23:28

キリル、一度顔を上げ───ふいと幼馴染から視線を逸らし、

2012/05/09(Wed) 16:24:00

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/09(Wed) 16:24:37

キリル

 …ねえ、ロラン。
 もしかして、さ。まだ怒ってたりする…かな。

[ひどく曖昧な問いを口にした。
口にしたのは随分大昔の話だ。もう14年前。
幼い頃の話。山に行くと言った幼馴染におねだりをした。
山に咲く白い花、斜面に咲く花が庭に欲しいと我儘言った。

彼が何故大怪我をしたのか、本当の事情までは知らないけど、
ボクは、危険を彼に唆した自分を良く知っている]


 だからさ…。だからかと思って。

[違うと思う。そうじゃなきゃ背など叩いてくれないだろう。
それでも不機嫌な表情に、渋る様子に思考は負へと傾く。
ボクは向けていられなくなった視線を、地面に落とした]

(131) 2012/05/09(Wed) 16:25:15

キリル

[あれから。ボクは歩き回るようになった。
元々嫌いじゃなかったけれども、森へだって行く。

兄貴の使う薬草を集めるのだって得意だし、
男の子のするような日曜大工だって、多少の自信は持っている。
それで料理が少し疎かになったのは些細な話だ。

人に頼るよりも自分でやってみようと思った。
女の子らしさが少し欠けた気もするけど、仕方ない]

(132) 2012/05/09(Wed) 16:29:26

ロラン

 まだ、って。

[キリルの言葉に、少しだけ上瞼を引き上げた。
確かに生還した後、お前のせいだ、なんて怒った覚えはある。
だけれどもそれはちゃんと後で謝った、筈だ]


 …何でそんな話しを今するのさ。
 俺はキリルに怒ったりなんか、してない。

[今でも夢に見る。忘れられぬ思い出。
頼まれた白い花を見つけ、斜面に採りに降りたまでは良かった。
家族の楽しい山登りの筈が、不意に変った山の天候。
ざざぶりの雨に崩れる足元と、母の悲鳴。
伸びてくる大きな手、落ちて行く荷物。
父の手が掴んだのは母の細い手だけだった]

(133) 2012/05/09(Wed) 16:42:59

ロラン

[それでも幸か不幸か、ロランは死ななかった。
胸元に白い花を根っこごと抱えて倒れているのを見つけられた。
見捨てたのに、生きていた息子。
生きていたのに、両足の自由を失くした息子。
そんなロランを置いて、両親は逃げるように村を出た。

それでも祖父が亡くなるまでは面倒をみてくれたし、
カチューシャが届けてくれる料理は美味しい。
他の村人たちだって優しいし、――不満なんてない。
それでも、その話を笑ってする事が出来る程、
ロランは大人にはなる事は出来ず――]


 …

[幼馴染達に気を使わせているのは、判って居るのに。
これは甘えだと、自覚もしている]

(134) 2012/05/09(Wed) 16:48:12

ロラン

 …――あの花、まだ、咲いてるの。


[小さく、問いを置いた]

(135) 2012/05/09(Wed) 16:49:35

キリル

 うう゛……

[唸りながら、そろりと顔を上げる。
目が、ロランと地面の間を行き来した。
お前のせいだと幼い少年が怒ったのはもう遠い昔の話。
後に謝られてからずっと、また幼馴染として付き合ってもきたけれど]

 真っ先に死ぬとか言うからだ。
 なのに一緒にもいないなんて、怒ってるかと思うだろ。
 …幼馴染なんだし。

[答えになってないこたえを返して唸る。
谷へと落ちた小さな少年。少年が抱えていたのは白い花。

その白い花を、少年の父から渡された。
泣きながら庭の土を掘って植えた上に、雨が降った。
涙と雨と湿った泥で、小さなボクもぐちゃぐちゃになった]

(136) 2012/05/09(Wed) 17:04:01

キリル

 …うん。

[少し当時を思い出して泣きそうになったから、目を瞑る。
頬に手を当てても、もうへの字を直せているのかも分からない。
再びボクは目を開いた。幼馴染に、こくと頷く]


 ……うん。今も、あるよ。

[敢えてロランに見せようとしたことはないけれど。
兄貴の使う薬草を育てる庭の片隅に、白い花はいつも咲く。
ひっそりと揺れる花は、春先にとても良い香りを放つのだ]

(137) 2012/05/09(Wed) 17:04:54

キリル


 もうじき、咲くよ。


[春の日にやわらかに、夢のような香りを放つのだ]

(138) 2012/05/09(Wed) 17:05:15

ロラン

 逃げ足が遅いのは事実。

[悲観的でも楽観的でもない、と、淡々と告げる。
目を瞑る様子を、頷く様子を見上げた。
ゆっくりと首を傾けると、烏色の髪が視界を縦に割る]

(139) 2012/05/09(Wed) 17:11:06

ロラン

 でも、やっぱり。
 キリルは知らないかもしれないけど、
 俺も一応年頃の男だから。
 君とカチューシャの世間体とか。あるし。

[きょうだいのように育ってきた、その通りだけれど。
家に行けばよい、というのには遠慮すると首を横に振った。
幼馴染で同い年の彼女がイヴァンの前でする女らしい仕草に、
少し置いていかれている感を感じているからなのかも、しれない]

(140) 2012/05/09(Wed) 17:13:07

ロラン


 …俺はキリルに怒ったりしていないよ。

[もう一度、口の中で転がす風に言葉を投げる。
僅かに柔い色を添え、何度か目を瞬いた]


 …そう。 
 ――咲いたら、


[見れるかな。
続く言葉は音にならず、緑色の風に浚われた]

(141) 2012/05/09(Wed) 17:14:14

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生存者 (3)

カチューシャ
167回 残8880pt
ミハイル
70回 残11410pt
ユーリー
104回 残10148pt

犠牲者 (3)

マクシーム(2d)
0回 残13500pt
イライダ(3d)
109回 残10042pt
レイス(4d)
98回 残10714pt

処刑者 (3)

イヴァン(3d)
14回 残13105pt
キリル(4d)
157回 残8633pt
ロラン(5d)
232回 残7470pt

突然死者 (0)

発言種別

通常発言
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