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[自分を心配する千恵に笑顔を向けて頭を再度撫でる]
うん、もう大丈夫だよ。
ごめんね、私とろくて。
[伽矢にもそう謝るように向けたのは少し複雑な表情。
心配をかけた申し訳なさと少しばかりの二人への羨望。
伽矢の引いたおみくじの結果も見ると自分のは二人に見せずに一緒に傍の樹の枝に結びつけた]
─神社─
[結んだそれを見遣りながら、オレは翠の瞳を一度瞬く。
直後に聞こえる、オレら以外の声。
視線を投げると、巫女が傍まで来ていた]
…特別仕様、ね。
9割近く凶なんじゃねぇの。
[紡ぐ言葉は辛辣。
三人引いて二人が凶なら、そこまで酷くはないのだが。
厭味も込めて言う]
[ふたりに撫でられると、しょんぼりから一転機嫌よくなって。
開いた紙は、境内の隅の木にくくりつけようとしたが上手くいかず、いとこに代わりにつけてもらう。]
あそんだー。
[どうやら満足したらしい。
もうひとつ、10円を入れておみくじを引いた。こっちは開けずに。]
かやにいちゃ、ももおばちゃにもこれあげにいく。
[と嬉しそうに伽矢を見上げた。]
あっ、静音さん。
[表に出てきたここの神社の巫女さん、神楽に挨拶をする。
おみくじのことは突っ込まないでおいた。
もう慣れたのかもしれない]
良縁…、
[その言葉にはちょっとだけ心惹かれるものがあった]
─中央公園─
…………。
[見上げた先。
確かに、そこには淡い薄紅が見て取れた。
微かに眉を寄せた所に、再度の警告。
それに、はいはい、と気のない声で頷いて、足早にその場を離れた。
それでも、公園からは出ることはなく。
桜から離れ、人も少ない場所で黒の小箱を出して一本抜き取り、銀のライターで火を点けた]
とろい?
[瑞穂の言う意味はわからない。が。
何となく、言葉に良い印象は受けなかったので。]
みずねえちゃはとろいじゃないよ。
ええと、ええと…のろい?とろとろ?
[良い言葉を探そうとして、逆に悪くなる。]
ととろ…。
[それは、おばけの名前だ。]
9割とまではいかないけど、半分ぐらいは凶だよ。
大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶。
って感じに結構細かく分かれているからさ。
でも、凶が出ても悪いことじゃないんだけどね。
「凶のおみくじを利き腕と反対の手で結べば、困難な行いを達成つまり修行をしたことになり、凶が吉に転じる」って言葉もあるし、逆に悪いことを吸収してくれたって考え方もあるのよ。
だから、実は一番悪いのは末吉とか、そこらへんだったり。
ほら。
タロットカードとかでも「死」が一番悪いカードでも無かったりするでしょ?あれと同じようなものよ。
─神社─
んや、俺が千恵を抑えとけば良かったことだし。
悪い。
[謝罪を述べる幼馴染に、オレも謝罪を入れておいた。
こちらを見上げて来る従妹に気付くと]
…そっか。
お袋もきっと喜ぶよ。
[従妹には優しい笑みを向ける。
事実、母親が邪険に扱うことは無いだろう]
お。
みずちー良縁のお守りに興味津々?
[思わず口元がニヤついた]
けっこー、お守りだけはうちの商売道具の中でも人気あるほうなんだよ。結構な頻度で良くなるって。
なにしろ、効かないですたれたら困るから、私が一つ一つ丹精に念を込め上げて作っているからね。
それなりに期待はしてもいいよ。うん。
[樹がつけばもう日も傾き地平線に沈もうかというところ、
高台にある神社から降りればもう日は見えなくなっているだろう]
もうそんな時間なんだね。
[千恵が伽矢におみくじを差し出す様子に]
まだ中央広場にいるかな?
私も一緒に行くから伽矢くんも一緒にいこ?
[一緒にいかないときっと千恵が悲しそうにしそうだったから。
伽矢には視線だけで謝るように]
─神社─
ふぅん……。
そんなに細分化する意味が解らないけど。
タロットとか、って言われても知らないし。
[巫女の説明に、どうでも良い、と言うのを態度で示す。
事実占いには特に興味は無かった]
―繁華街―
店休日だったか。
うっかりしてたな。
[いつも利用している喫茶店の前で、頭を掻いて立ち尽くした。
暫く後に背を向けて、来た道を戻り始める]
……あいつは今頃仕事かな。
[手持ち無沙汰に携帯を開き、閉じる動作を幾度か繰り返す]
あ。かぐ…ねえちゃ。
[うっかりは頑張ってこらえる。]
おまもり?ちえもってるよ。これー。
[うさぎリュックから取り出したお守り。
意味は分からず買っただろうそれには、『安産』の2文字が。]
[千恵が慰めようとする気持ちは伝わったのでその頭をやさしなでながら]
うん、千恵ちゃんはやさしいね。
[神楽の食いつきには頬を赤くしてうつむき加減になりながら]
そ、そんなんじゃないです。
もう静音さんからかわないでください。
[それでも後に続く説明はしっかりと聞いていたりとか。]
─神社─
[一緒に行こう、と言う幼馴染。
軽く眉根を寄せかけたが、翠の瞳を瞼で隠し]
……ああ。
[謝るような視線にオレは、気にするな、と言う態度を返した。
行かないと言えば従妹が悲しむのは目に見えている]
[伽矢に喜ぶといわれると、嬉しそうに笑った。
きゅ、と伽矢の手を握って。]
じゃ、ももおばちゃんとこいく。まだいるかな?
[さっき会った時は公園にいた。
そろそろ暗くもなってきたが、そこに行きたいと二人にせがむ。
きっと帰っても両親はいない。
まだ外で遊びたいなと、口にはしないが心は働く。]
─神社─
どうかな……もう少ししたら仕事の時間になるだろうし。
行くなら、少し急ごうか。
[母親がまだ広場に居るだろうか、と言う話にはやや首を傾げる。
握られた手を握り返し、行くか、と幼馴染にも視線を向けた]
意味は分からなくて、そういうもんだと思っておけばいいのよ。
まあ、多い分だけ、出にくい大吉とかが出たら嬉しいとかそんな感じかしら?
[伽矢にそう答えると、千恵のほうを向き]
や。ちーちゃん。こんにちわ。
おお。お守り持ってるの?
[そのお守りに書かれた文字を見たが、特に表情を崩すことも無く]
うん。良いことだ。
それはね。自分の体。それから、自分の大事な人を守ってくれるためのお守りなんだ。
だから、しっかりと肌身離さず持っておくと、良いことがあると思うよ。
[まあ、確かに安産といっても、産む為だけではないので、この説明でも間違ってはいないし、確かにその通りの効力はあるはずだ]
うん、それじゃあ静音さん私たちは中央広場行ってきますね。
[神楽にそう告げてから傍によって神楽にだけ聞こえるように]
お守りはその、今度にでも。
[視線は自然と伽矢に向いたりとかしながら、
伽矢に知られるのは恥ずかしかったから]
それじゃあ急いで、行こうか。
[伽矢の提案に頷きながら、再びちゃんとついていけるか少し不安だった。]
むふ。
みずちーも青春だねえ。
いやー若い若い。
ま。今度またうちにお茶でも飲みにきなよ。
そんときに、何かあるなら、色々とまた相談に乗ってあげるからさ。
[にひーと笑いながら、何故か親指を一本ぐっと立てた]
「迷信ハ迷信ニ過ぎヌ。
少年、貴様ハ何ヲ望むム?
我ハ貴様ノ望ムモノヲ与エヨウ。
マヤカシナドデハ無ィ、本当ノ能力(ちから)ヲ」
[嘲るコエは続く。
奥底に響くコエ。
ココロを蝕んで行く]
……望み。
オレの、望み。
[オレは『其れ』が何なのか、気にすることは無かった。
否、出来なかった。
望む想いは溢れんばかりに肥大している]
オレの、望みは───。
―繁華街コンビニ前―
[シフトを上がる前にとゴミ箱を片付けていた。
持ち上げようとした袋はどこか引っかかっていて、思いっきり引っ張ったら今度は逆にすっぽ抜けてきた]
わっ。
[バランスを崩して歩道に転んだ。袋の口を握ったままだったのは、ゴミが散らなかった意味では幸い。手をつけなかった意味では不幸]
「大丈夫ー!?」
[レジからも見えたらしく、呆れ混じりの声が届いた]
行き過ぎる人のざわめき。
風が葉を揺らす音。
繁華街からの賑わい。
幾つもの音の交差の中。
響く、響く。
小さな、鈴の音。
はいはい。
そんじゃ、3人とも怪我しないように遊びなさいな。
ああ。そこの男の子は多少怪我してもいいよ。
男なんだし、そんぐらいやんちゃするぐらいで、丁度いい。
ま、他の人に迷惑はかけない程度にね。
それでは、まったね……?
[3人に手を振って見送ろうとして、聞こえてくる鈴の音に耳を傾けた]
(……。
以前桜を見たときに聞こえてきたオト?)
そうなんだ…。
うん、ちえ大事にするね。
[神楽の説明に神妙に、こっくり頷くとおみくじと同じ手で、きゅ、と握る。]
かぐねえちゃ、ちえこれから公園行くから、またあそびにくるね。
[ばいばいと、握っていた手をおもいっきり振り。
伽矢と瑞穂と一緒になって、神社を出ていった。]
─神社─
[お守りの話で向けられている視線は気付かなかった。
その代わり、幼馴染に向けて「行くぞ」と声をかけた]
千恵、転ばないようにゆっくりな。
[急ぐとは言ったが、降りの石段で躓いたら大変なことになる。
幼馴染のことも考え、従妹には急ぎすぎないよう注意を投げた。
そうして石段を降り、中央広場の方へ]
[神楽から帰ってきた返答に少し動揺してみせながら]
もう、静音さん。
[言い返すことはできなかった。
なんだかんだとお世話になっていることに変わりはないのだから]
お願いします。
[神楽にそういい残して「今行く」と伽矢に返しながら、二人の後ろについていくように中央広場に向かった。
今度は伽矢が気を使ってくれたおかげで息切れするようなことはなかった。
途中何か鈴の音のようなものが聞こえた気がして]
んっ?
[千恵のリュックかなとそちらに視線を向けるがそれらしいものは見当たらず、
不思議におもううちに中央広場についた]
─中央公園─
……なんだ?
[不意に、聴こえた音。
一つ、瞬いて周囲を見回す。
周囲を巡った視線はやがて桜と、その傍の女へと。
突然の音色は、彼女の耳にも届いていたのか。
その表情は、更に険しさを増していた]
[3人の姿が見えなくなってから、神楽が思いを巡らせる]
そっか。
もう一つ、鈴の音があったか。
するとキーワードは、
桜。
斑鳩一族。
桜の覡。
鈴の音。
か。
[急いで書庫に引き返して、先程放り投げた本を斜め読みで読み進める]
ゆら、ゆらり。
大気が、揺らぐ。
街の中央、要なす場の桜の周囲で。
揺らめく大気はやがて、気流となり。
赤と緑に彩られた葉を、一際大きく揺らす。
……轟、と、鳴る、風。
それは、木の葉を揺らし、巻き上げ、その全てを天へと運び去る。
―繁華街コンビニ前―
[携帯を閉じてポケットに仕舞う。
ほぼ同時、小さな声が聞こえて足を止める]
……お。
何やってんの、瑶。
[振り返ると転倒したらしき姪の姿。
助け起こすより先に、揶揄い混じりな言葉を掛けた]
[響く音(ね)は耳を掠めるように。
一度翠の瞳を足元から前方へと向ける。
数度の瞬きの後、気のせいと捉えまた足元へと視線を落とした]
─ →中央広場─
[広場についてすぐ、母親の姿を探してみたが、そこには居たのだろうか。
それよりも目に入ったのは、険しい表情をする紅を纏う女性だった]
……何か、あったのかな。
─中央公園─
[中央公園は、昼より人が増えている。
不思議そうにしながら中へ入るものの、人が多くて百華の姿は見つけられない。]
ももおばちゃ、どこだろ…。
ももおばちゃー。
[伽矢の手を握ったまま、こてんと首をまげ。
声は人垣に散らされ、すぐに消えてしまう。]
─家までの道程─
[そうして公園から立ち去り、家路についていたのだが、]
……(ジロッ)
[視線を感じて、そちらにギロリと目を向ける。
その視線の先、好奇の目で見ていた男性は慌てて視線を外すと、そそくさとその場を去る。]
……くそっ、鬱陶しい。
折角、久しぶりに楽しい時が過ごせたと思ったらコレだ。
[チッと舌打ちし、足早にその場を去ろうとする。]
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