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[壊れかけた建造物から出てきた影の表情はどこまでも硬い。まるで仮面のように。
舞い踊る白はしかし周囲で軌道を逸らされてゆく。
展開した磁場はそれまでの比ではなく]
いくよ。
[小さな呟きもどこか冷たい色を宿して。旋律の源へと駆け出した]
/*
一緒に仕事したことになっていますから、構いません。
ただ、以前とは使い方が大分異なりますが。
基本的に人(精神のあるもの)対象なので、無機物に被害はなく。
*/
Weil es die Sache gibt, die ich in der Seite schutzen will.
Ich kann keinen Art von hotness gebaren.
Diese unersetzliche Warme.
Wenn setzt fort, es zu schutzen; in diesem Himmel.
Ich werde versprechen….
[旋律が、止まる。
それまでは静かだった蒼が、険しさを帯びた]
……さて。
[行くか、と。声に出しはしないものの、呟いて。
鍵盤の蓋を閉めると、ふらり、外へと歩き出す]
…人が居なくて、よかった。
[冷気によって少し冷えた指先を握り込みながら、ポツリと呟く。
――何故寒そうなのかと問われかねない。
今誰かが来たところで、降り注ぐ六花は“見えていない”のだろうから]
/*
了解です。
とりあえず、俺本人にだけ感覚作用が有ると考えれば良いかな。
…何処まで、表で出して良いものか悩みますが。
[既に事後報告な予感]
*/
何もかも、消してしまう程に。
降り頻ればいいのに。
冷たくて、寒くて、
何も感じられなくなるくらいに――
<呼応するように、降る白が強まる。
ほんの一時、それは、吹雪の如くに>
『ああ、駄目だ』
[ふるりと、頭を振る。
自身まで、凍えてしまいかねない。]
……優しく。柔らかく。
<勢いは、収まる>[傘をくるりと回す]<白が舞い散った>
[やって来た姿に、微か、笑んで]
……よ。
[ひらり、右手を振る。
手首には、鮮やかな朱の紋様]
随分と、元気がいいねぇ……黒妖犬。
[先ほどとは、明らかに違う様子に、蒼は険しさを増すが、口調は常と変わらず、飄々として]
―回想―
[決着や如何に、小競り合い程度のものだったのか
すぐにティルが立ち去ったのを見て何故か安堵する。
緊張を緩めたところでアーベルからの声に、窓に足をかけて
飛び立つと彼の元へと降り立つ]
大丈夫、なら。
[良かった、と頬を緩めるが。
勝負、という単語には僅かに表情を曇らせた]
…靴ぐらい、履いてこい。
[あきれ混じりに呟くと、ちらりと日碧の方を申し訳なさそうに見て]
…悪い、先に戻る。
[小さく肩をすくめ。
屈んだまま李雪に背を向ける。
乗っかれ、とばかりに]
[アーベルが廃墟の奥へと向かえば、それに着いて行く。
そこにあったのは、洋琴――ピアノ。
彼の音が聴けるのか、と悟れば邪魔をせぬよう部屋の片隅に
大人しく鎮座して流れる旋律に耳を傾ける。
やがて、窓の外にちらつく雪を見れば]
――ふゆってほんとはあったかい。
[と、ぽつり呟いただろうか。
それは、彼女の言葉ではない借り物だけど。
きっと彼女は彼女なりにその言葉の意味を知っている]
銀翼の孤狼。
[相手の名を呼ぶ声も響きを変えて。
応えるように上げた左手から銀刃が覘く]
時を進めよう。
全てが手遅れになる前に。
[口元の笑みは作られたもののように。
告げると同時、伸びる銀は雷光を帯びた]
[ふらり。
方角も分からぬまま足を向けたのは南の方向。
あと少し移動すれば廃墟から砂の広がる熱所へ辿り着く。
その境目、砂地へ足を踏み入れる直前。
ひらりと舞い落ちる白]
…紅とも、黒とも対比されしもの。
時には全てを覆い尽くすもの。
そして──何にでも染められ易きもの。
無垢なる者もいずれは何かに染められる。
まっさらであるからこそ、影響されやすい。
[脳裏に浮かぶのは昨日言い合った少女。
彼女の純真さは、背に生える白き翼が象徴しているようにも見えた]
ふ……ならば対立するのも当然。
紅でもあり、黒でもある私ならば、尚更。
彼女は一体どんな色に染まるのかね。
絶望の色に染まって欲しいところではあるが。
[宙を舞う白をひとひら、その手に収めて握り締める。
柔らかなそれはすぐに手の中で水と化し、色が無くなる。
黒き燕尾服に白き雪が舞い降り、覆っていく。
それを厭うかのように砂地へと足を踏み入れた。
気温の高い南部・砂漠。
黒を覆った白はすぐに消え失せた]
[声の響きの違い。
そこに込められたものは何か。
そこまで考えはしない、けれど]
……手遅れだかなんだか知らんが、このまま止まったまんまじゃどうにもならんのは、同意だしな……。
[口元に浮かぶのは、孤狼の笑み]
Ein Faden geworden die Klinge…….
[糸に加えられるのは、刃]
……始めると……するかっ!
[言葉と共に、糸が舞う。
まず左へ、そこから右へ、大きく腕が振られ。
糸は一度たわんだ後、左から右に抜ける鋭い斬撃を放つ]
[アーベルが鍵盤の蓋を閉め、外へと向かう。
その後を追うでなしに、そっとピアノに近付くと
見よう見まねで鍵盤の上に指を滑らせてみた。
彼女の知る歌は少ない。
その少ない歌の一つが、彼の奏でる歌。
外の様子も露知らず、右手の人差し指だけが鍵盤を辿る]
進まねば手に入らない。
[右より襲い来る糸に向けて刃を跳ね上げる。
絡まる前に、強度のあるうちに弾くように上空へと振り抜いて]
そうだろう?
[静かな問いを口にしながら、半歩左へ。
しなやかに右手が半円を描き、二条の電撃が時間差を持って糸の使い手へと襲い掛かる]
<薄っすらと雪が、地面を白く染めていく。
けれども積もることはなく、ただ、色を変えるだけ。
靴の爪先が、細かな結晶を蹴る>
[本物と、まるで変わりはない。
旋律からつたない音へと変わった音を探すように、足は廃墟の奥に向いた。
その発生源のある場所は、一度赴いた事があった。
ゆえに、辿り着くのは容易。
途中の争いの音は聞こえたが、立ち止まりはしなかった。]
…………。
[白い球体が少女の瞬きにあわせ明滅する。
目の前にはユリアンとユリアンのおともだち。
目線を合わせるユリアンにおずおずと。
…靴のことを言われても、
それが何かを知っていても、少女自身用は持っておらず。
困ったように眉を八の字。]
[背中を向けられれば、瞬間泣きそうになる。
……発された言葉に、言われたとおりしがみついて
泣きそうになったのとは違う理由で泣きはじめ]
[冷えた指先を、一度握って、緩める。
モニタを操作するボードへと、歩み寄って。
撫ぜるように触れると、何処か慣れた手つきで操り始めた。
幾つも並ぶモニタに映し出されるのは、各エリアの中継。
散らばる人影を追う様に、視点を切り替えながら
必要な映像だけ、拾い上げてゆく。
接続を切り替えて、録画。転送。]
……こんなもんですかね。
[点滅するDL完了の文字。悴む指先でキーを叩いて、画面を終了させる。
――と、僅かに強まった白の舞に、小さく舌打ちを零した。]
[跳ね上げられた糸を、引き戻し]
ああ……立ち止まってたら、何にも掴めやしない。
[だからこそ]
俺は、先に進む……それを阻むなら、ぶち破るのみ!
[言葉と共に、迫る雷撃に、舌打ち一つ。
一条は避けられたものの、時間差で来るもう一条は、態勢的に完全には避けきれず]
ちっ……。
Tanzen Sie einen Faden!
[念を強めた糸を叩きつけるように舞わせ、力の拡散を試みつつ、後退して、直撃だけは回避した。
それでも、伝わる衝撃はかなり、大きい]
[ぽつぽつと紡がれる歌声は発音も危うげで。
到底彼のものと似ても似付きやしないけど。
そういえば、アーベルは何処へ行っただろう。
遠くなければ、空から探せば見つけられる。
そう思い、窓にまた足をかけようとして寒さにふると震える]
――さむ、い。
[近付く者の気配には、まだ気付かずに]
……、だから。
[――室内で凍死する心算は、無いんですがね。
直ぐに弱まった六花の舞を見上げて、眉を寄せる。
この降り頻る白の原因も、仕掛けも判っては居るのだが――
判っていたところで、少なくとも現状対処する術は
…残念ながら、持ち合わせて居ないのだし。]
――、…。
[溜息を零して。再び、キーを叩く。
再度モニタに映し出されるのは、――白を降らした少女。
右下に表示された、場所を示す数値を記憶に入れると
素早い手付きで――僅か苛立ち交じりに、画面を閉じた。]
[背中で泣き出した李雪についてきたらしい藍苺が若干気まずそうに姿をあらわしたのを見れば、僅かに苦笑する。
猫はするすると定位置の肩に乗り、ちらりと金の少女のほうを振り向いたが尻尾をくるりとくねらせれば、どっちもどっち、とばかりににゃーと鳴いた]
…じゃ、お先。お前も風邪引く前に戻れよー。
[李雪を背負って立ち上がると、手を触れない主の変わりに黒い仔猫は尻尾を間歩く振ってにゃあと鳴き。
しばらくして、二人の姿はメディカルルームへと移り、ベッドの上に李雪を降ろせば、無言のまま手当てを始める]
−そしてメディカルルームへ−
破れるものならね。
[雷撃の軌道を追うようにして距離を縮める。
刃に纏わせた雷光の音が高くなり、白色の光となる]
こちらも掴みたいものがある。
[後退し糸で迎撃するのを見て、更に一歩踏み込む。
浮揚に回していた力が一時下がり、片足が地面についた。
そのまま左手の刃を突き込むようにアーベルへと伸ばす]
簡単に破れるとは思うな。
生き物たちは肩を寄せ合って、
厳しい冬の寒さにも耐えていく。
けれど、ひとりぼっちの子は?
雪をにくいと怨むのでしょうか、
それともきれいと思うでしょうか。
<灰色の空を舞う白はうつくしい。
生を奪う冷たさを有しているなど思えぬほどに>
……寒いのなら、暖めてあげようか。
[声は、イレーネの背後から。]
[背後からの声に、室内を振り向く。
謎かけのように紡がれる言葉には]
ううん、別に――良い。
このくらいならまだ凍えないもの。
それに、寒い時はね。
温かいものをいっぱい感じられるんだよ。
[そう言って、手を自分の頬に当てて見せる。
冷たい指先は頬の熱を温かいと感じ、
掌の中心に触れる頬は掌を温かいと感じる]
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