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ええ、その方が喜ぶと思います。
[クロエの言葉に小さく微笑み、心配してくれる人、悲しんでくれる人のいるカルメンの冥福を祈る。
良い人であったことをそれらが示すのを感じながら]
ありがとうございます。
[埋葬の準備や広間の掃除にはエーリッヒの他にアーベルや他の人も手伝ってくれただろうか。
アメリアのこともそのときに聞き、そちらにもいくことになるか。
二人の冥福を祈り、もろもろが終わると]
私は、一旦部屋に戻ります。
[それまで、ドジはなかったが…、
みんなと別れる直後盛大にすべって転びしりもちをついた。
支えるライヒアルトはいなかった為に盛大にうったとか**]
─ 夜 ─
[泣きすぎて、頭がぼんやりとしていた。
あれから過ごした記憶は少し曖昧だ。
ただ最後に、
アーベルから案ずる言葉がかけられたのを覚えている。
こくりと頷いて、大丈夫とだけ告げた。
───もう終わらせてしまいたい。逃げ出したい。
そんなことを思うと、きりりと心臓が痛む。
当たり前だと思った。
そんなことでは、犠牲になった者らが救われはしない。
それに、自分は彼を…蒼き花、
双花聖痕を支えると決めたのだから]
だから…大丈夫。
今夜こそは、見つけてみせるからね。
[心配をかけないように彼に微笑を見せたかったけど、
それは上手く出来なかった。
おやすみ、と。穏やかに言葉交わして別れた。
それが最後になるなんて、思いも、───しなかった]
─ 夢 ─
[”それ”が発現するのは、決まって夜だ。
それがどういう仕組みなのかを、クロエは知らない。
ただぼんやりとした意識の中に、思う人の姿の輪郭を見る。
夢の風景が曖昧なように、その状況もまた曖昧だ。
ただ、クロエは夢で確信を得る。
それが月のいとし子であるか、そうではないか。
今までは違う──と、穏やかに判じた]
[ その夢が 恐怖の色に 染まる ─── ]
……ハ ……ッ
[目を覚ました瞬間、ここがどこだか分からなかった。
薄闇の中に漆黒の瞳が見開かれた。
うすく開いた唇から、荒く息が吐き出される]
ハ……
…はぁっ… …
…、 みつけ た───…
知らせ…、ないと。
[ふ。と、意識が蒼を宿す彼へと向いた。
彼に、この知らせを届けなくてはいけない。
そういえば、今朝はまだ彼のノックがない。
彼も疲れているのだろうか。
ならばと身支度を整えて、
今日はこちらから彼の元へと赴くことにした]
─ 2階廊下・アーベルの部屋前/翌朝 ─
[ノックは正しく2回。
それに続いて声を掛け、少し廊下で待つことにする]
…アーベル?
[声がなかった。
寝ているのかも知れない。
けれど、昨日のミリィはどうだったか?
胸騒ぎがして、再び今度は少し強くノックをする。
それでも反応がないのに、思わずドアノブに手を伸ばす。
あっさりと開いた室内は冷えて、人の気配を感じさせなかった]
っ、
[慌てて閉じて、まずは広間へと向かった──いない。
そのまま厨房へと駆け込む──ここにもいない。
勝手口を開いて外へも出てみる。
彼は確か、ここから一度帰ってきて……いない。
一度中へと入って、大浴場、リネン室と回った──いない。
冷たい予感が、ひたひたと胸を浸していく。
それでも諦めるのは嫌で、必死に辺りを見回した。
思いついて階段を3階まで駆け上がる。
ギュンターの部屋を覗いてみた。───いない]
どこ…… …?
[不安に、じわりと涙が目に浮かんだ。
それを堪えて、今度は階段を駆け下りる。
念のために、もう一度アーベルの部屋を覗いてみた]
[───やはり、いない]
橋を…、…?
[見に行ったのかも知れない。
一縷の儚い望みに自らの誤魔化しを感じながら、
上着を引っ掛けて、玄関から外に飛び出した。
冷たい風が、雪を白く巻き上げている。
ぶるりと震えながら、積もった雪を漕いで橋へと向かう。
既に旅人が結んだ布とてないそこに、人の気配はない]
…アーベル、
[名前を呼ぶと、泣きそうになる。
こんな顔を見られたら、また心配をさせてしまうだろう。
ひょっとしたら、笑いながらすぐ彼が現れるかも知れない。
そうしたら、どんな顔を見せればいいのだろう。
親しい友人だ───…いや。
友人以上の感情を、心に自覚し始めている]
[きゅっと口を引き結んで道を戻る。
屋敷の周りをぐるりと周りはじめてから暫く、
裏手に回って森の近くに差し掛かったところで、
異変に気付いた。
足跡もなく綺麗だった雪の上に、足跡が僅かについている。
風と雪で消えかかっていたけれども足跡だ。
それが続く方へと導かれるように奥へ足を進めて、
木々の少し開けた小広場の中央に、
─── 見たくなかったものを、目に 映した ]
──────…
[漆黒は見開いたまま、
恐れるように仰向けに倒れる人影を見つめている。
確かめたくはなかった。
彼なのだと、知りたくはなかった。
なのに心を裏切るように、足が前へと進んでいく。
───確かめたかった。
彼ではないと、知りたかったのに、]
い……、や…
[目の前にあるのは]
……アーベル… …!!
[肩を掴むと、抵抗なく彼の身体が揺れた。
胸にぽかりと、心臓を抉り出した穴が開いている。
それでも彼の頬に手を寄せた。
頬を手で挟みこむようにして、呼びかける]
目を開けて。お願い…目を開けて。
[ぽたりぽたりと、熱い雫が彼の額に落ちかかる。
頬の冷たさが、とうに命など失われていることを知らせるけれど]
やだ……
… やだよ。
[彼の身体を動かした時、
身体の上に置かれてあったものが滑り落ちた。
失われていた鞘だ。
それを目に映す先、昨日リボンを調えてくれた右の手が、
蒼きアイリスを咲き誇らせていた手が、
無残に失われているのを知った。
他にも傷を負っている様子は、誰の目にも明らかだろう]
守りたいって…言った、じゃない。
なのに…、どう、して……
─────アーベル……!
[彼の名を呼んで、
その肩に顔を埋めるようにして泣き崩れた。
しんしんと心も身体も冷えていく。
静かな雪の森に、暫しクロエの嗚咽の声だけが響き*続けた*]
[準備をする表情は憔悴したものがうかんでいただろうが。
準備している途中、エーリッヒから話しかけられる>>57と、きょと。となった。
感情は僅かかもしれないが、戻りかけている。]
だって、でも。
[プスプスといい募ろうとしたものの、きっぱり言い切られてしまった。
渋々ではあったが、了承して。
頼まれごとを済ませると、広間の隅に纏めていた毛布などをエーリッヒの部屋に持ち込んでから、眠りについた。*]
―エーリッヒの部屋―
う、ぁ…あっ…いっ、たぁ……!
や、ぁ…!
[眠りについたあと。
突如、感じたことない痛みに襲われて。
それが自分の片割れである蒼花が、失われたものだとは分からず。
布団や毛布をぎゅぅ、と握って痛みをまぎらわせようと。
その痛みが過ぎ去ると、意識は再び眠りへと落ちて。
目覚めはクロエの叫びによって施され。
着替えて外へと向かって。
少女の痣は背の全面に拡がり、色は緋色へと変化していた。]
クロエ、お姉ちゃん?
[そ、とその背に声をかけた。**]
─ 前日/ライヒアルトの部屋 ─
[広間の掃除やら何やらの間は黙々と作業をして、ほとんど口を開くことはなく。
一段落後に盛大に滑ったナターリエ>>59を見た時は、さすがに、あー、という顔をして安否を問うたりもしたが。
ともあれ、終わった後に一人、向かったのは先に訪れるを告げておいたライヒアルトの部屋。
扉をノックして入室の是非を請うた後、了解が返れば中へと踏み込み]
……ライヒさん……あのさ。
なんで?
[最初に向けたのは、唐突な問いかけ。
修道士をじ、と見つめる翠には、仄かに異なる色──紅の影が覗く]
彼女が『違う』のは、知ってたんだろ?
あっちが、『そう』なのも。
なのに、なんで、ああいう言い方した……わけ?
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