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……兄貴……そこ、羨ましがるとこかい。
[空白を経て、零れたのは小さな呟き]
俺からすれば……なんぼか。
そっちの方が。
[自分の触れられぬ領域の繋がりを、幼馴染たちと持てていた彼の方が羨ましかったと。
口にしないのは、その繋がりを拒んだのも自分自身だから。
望まれて。自身も、全く望まなかったとは、言えない。
けれど]
……ま。
今更、か。
[もう一つの「大切」を、裏切る事はできなかったから。
受け入れる事はできなかった。
だから──選ばなかった事は、悔いてはいない。
後ろ向きに、ただ悔いる事はしないと。
それは、裏通りで生きると決めた日に、誓った事だから]
…………。
[蒼を、上へ。
空へと向ける。
人でも獣でもない器から解き放たれた今、自分はなんなのだろうか、と。
ふと、そんな事を考える、けれど]
意味、ねぇか。
[すぐに、その考えは振り捨てる。
少なくとも、今は。
独りではない事だけは、わかっていたから**]
/*
おぉう。アル君からお返事ついた。
あれかしらね、折角食べたから、
そこを拾いたい意味かなぁと>誰かに似ている
中の人は泥沼属性なのでwktk色んな妄想ができるけど(←
ゼルギウスの辞書には浮気はないからなぁ(妻に対しても
もし、そうだとしても、ネガティブには受け止めないです。
パターンとしては2つくらいしか思い浮かばない。
大ボケパターン→あ、私って普通に生まれてたら黒髪だったんだ。そういえば両親のどちらかは黒髪だったような。みたいな。
君の全てを受け入れるよパターン。
―金の映す世界―
[漆黒の獣は己の動かなくなった器と幼馴染の姿を映す。
金色の眸は固く閉ざされて只の躯と成り果てている。
其れでも幼馴染を離さんとするのは自らの獲物と思っての事。
同胞の手>>871が漆黒へと触れる。
引き剥がし銀の埋まる胸に同胞の貌が寄せられ名が紡がれた]
――…グラォシルヴ
[小さな頃から見詰め見守ってきた同胞。
一つ年下の幼くも元気な少女。
同じと知った時からリヒトにとって彼女は特別であった。
特別の意味も知らず同胞であり相棒だからと結論付けた女性。
彼女にだけは欲を向ける事はなかった。
何故なら、何時しか彼女は守るべき者になっていたから]
―金の映す世界―
[頬を寄せる同胞>>872の様は何時かのじゃれあいを思わせる。
人狼の血を持つ者をリヒトは彼女しか知らない。
両親の存在も同じ姿の兄がいることもリヒトは知らなかった]
『今だけは許せ、ヴァイス。
彼女をグラォと呼ぶ事を。
――…どうせ、届かねぇンだ。良いだろ』
[死してから聞いた聲の主に向けて小さく紡いだ。
同胞が何をしようとしているのか直ぐに知れたから――。
漆黒を喰らう同胞>>874から小さな呻きが聞こえる]
『――…グラォ!』
[慌てるのは傍に銀があったからか
彼女の苦しげな声が心を締め付けるからか]
―金の映す世界―
[漆黒の奥に眠る赤い果実が同胞の中へと取り込まれる。
危険を承知でなす彼女に小さく吐息を零し
漆黒の獣の、金の眸は彼女だけを映す。
赤の意識に響く聲に困ったようなそんな空気を滲ませて]
『俺もグラォの心臓は喰いたくねぇな。
グラォ……、グラォ……』
[同胞の胃に落ちた命の源は彼女の糧となり
彼女の育む子の一部となれるだろうか。
嫁にと望んだ彼女の子の為となれるなら悪くは無い]
『――…ありがとよ、グラォ』
[漆黒の獣はグルと咽喉を鳴らして金の眸を細めた**]
/*
何処まで返せるかわからんけど、ひっそりとこんにちは。
>>1695
wwwwwwwwwwww
酷いものをみた。
IFでしかねぇなぁ。
─墓地─
[ゲルダからの抱擁と言葉をただ黙って受け取り。
自分を支えられる存在で在りたいと聞けば、嬉しさを込めて背に回す手に力を込めた]
[抱擁を解いた後、”僕”を返すと聞いて翡翠が一度瞬く。
ゲルダの視線は自分から墓石へ。
それにつられて翡翠も墓石へと向けられた]
[語りかけるように紡がれる言葉。
弟に向けてのもの。
やがて紡がれる言葉に変化が現れ、ゲルダの意図をようやく理解した]
[口調が変われど、表情が変われど、大切な人であることに変わりなく。
献花をしようと言われ、微笑んで快諾した。
差し伸べられた手に自分の手を重ね。
並んで墓へと花を供えた]
[墓地を満たす花の香り。
生者の願いと想いを載せ、眠る彼らを優しく*包んだ*]
─修道院・院長室─
────そう言う訳ですので、ご報告を。
[人払いされた修道院の院長室。
ミハエルは院長を相手に、ライヒアルトの遺体の行方を伝えていた。
告げた時、院長がどんな表情をしていたかは定かではない。
翡翠は敢えて、院長の顔を捉えずに居た]
弔いたいのでしたら、何かしら理由をつけて訪問して頂ければご案内します。
家の者にもそう伝えておきますので。
[声は事務的な音を含み、感情は込めていない。
院長の返事は短く了承を示すものだった]
では僕はこれで。
……ああ、図書室を自由に使わせて頂いても良いでしょうか。
今まで、ライヒアルトに頼んで本を借りていたもので。
代わりと言っては何ですが、こちらからもいくつか本を寄贈しましょう。
[交渉する態で言葉を紡ぎ。
返された承諾の言葉に感謝の礼を述べ。
そうして院長室を辞して行った]
─修道院・図書室─
[利用の許可を貰った図書室。
その中に足を踏み入れ、並ぶ本棚に翡翠を向けた。
何か借りるつもりは無かったが、並べられている背表紙を一つ一つ眺めて行く。
その中にブリジットが執筆した物も混ざっていて、背表紙の著者名を一度撫でたりもした]
そう言えば彼女の本は読んだことが無かったな。
いつか、借りてみようか。
[今はまだライヒアルトが選んでくれた伝記があったから、その場では借りずに。
読み終わった後にでも借りる心算で小さく呟いた。
それからもしばらくの間、何の本があるか目を通して。
満足した頃、静かに図書室を後にした]
─修道院・廊下─
[廊下に出て直ぐ、右から駆けて来た何かにぶつかる。
短い悲鳴が口から漏れたが、転ぶようなことは無く。
廊下にひっくり返っている、脚にぶつかって正体に翡翠を向けた]
───大丈夫か?
[そこに居たのは10にも満たない歳の少年。
立ち上がらせようとして手を差し伸べて。
少年はミハエルと差し出された手を交互に見ていたが、にへらと笑ってその手を取った。
その様子に小さく笑んだ時に、少年の後ろから駆けて来る姿を見た]
ああ……僕にぶつかって転んでしまったのだ。
いや、怪我は無い。
[事情を聞いて謝罪して来るのは、ミハエルと同じ年頃の少年。
謝罪に首を横に振った後、幼い少年は笑いながら、もう一人の少年から逃げるように奥へと走って行ってしまった。
少年はそれを見て、転ぶなよ、と注意を背に投げかける]
──仲が良いのだな。
[駆け行く幼い少年に翡翠を細めて呟く。
それを聞いた少年が、いつも困らされて大変だけどね、なんて言って笑った。
そうなのか、と笑い返しすと、不意に少年の表情が翳るのを見る]
……どうした?
───……。
[変じた様子に訊ねかけると、少し遠慮がちに問う声が紡がれた。
例の騒動の時、ライヒアルトどうなってしまったのか、と。
問いに返ったのは長い沈黙。
思考するように翡翠が閉じられた。
直ぐに答えてくれないミハエルに少年は、偶然自衛団員が話している会話を聞いてしまった事を口にする。
空の墓を作ったことに対する愚痴についてを]
………………。
[それを聞いてもしばらく黙っていたが、徐に翡翠を覗かせると、一歩少年へと近付いて]
…真実を知る覚悟があるなら、僕の家に来ると良い。
その時に、教えよう。
[他には聞かれぬよう注意を払いながら囁いた。
その返答を聞く前に踵を返し、出入り口へと向かって行く。
少年はしばし呆然と、立ち去るミハエルを*見詰めていた*]
―見詰める先/追記―
[風に白銀を遊ばせていた男は、
見詰めていた“3”の元に幾多が加わるを見届けると
ゆっくりと紅を“3”のうちの1つに向けた。]
ん。それは大丈夫だと思うよ。
グラォが、リヒトが……こんな状況で狩りを続けたのは、
グラォと子どもが生きるためだし。
それに、約束したから……―――
[言葉には出来なかったけれど、最期触れた先の“2”つに。
――……生きてと。
それは白銀だけの想いでなく、
灰銀をずっと照らし続けていた光もそうであろう。
銀に、同胞の赤い実を齧り苦悶の表情を見せる灰銀に、
心配の言葉を向けなかったのは
―――……グラォと呼ぶを許せと問われたから。
だから、彼女を心配するをリヒトに任せた。
だから、喰われなかった己という存在が少し揺らぐ。
けれど、―――……アーベルに謂う様に、
リヒトを羨ましいとは謂えない。
グラォ、その呼び名に込められた意味合いを、少し判るから。]
アーベル君と私は、少し似ていたのかもね。
[リヒトに何も謂えぬ代わりのように
獣と人の狭間にいたということは、似ていると
蒼をその色に似た天へ向ける人にポツリ告げる。
違うのは、赤に求められて応えたかどうか。
違うのは、想いを向けた先への願い。
違うのは、……―――――――――。
でも、同じなのは、誰かに生きて欲しいと、今在ること。
3を形成する頂点は幾多重なり合い、複雑な模様を見せる。
その広がりに思い馳せるように、紅は蒼を追う様に天を仰いだ*]
中
ミハエル君も時間泥棒に負けずに乙…!複線わくり。
ごはんいってらっしゃい
でもって旦那様も…!
ちゃんと食べたよ!食べるよ!と言いたくなる伝わらないもどかしさ。
/*
最初、実は私の子じゃない可能性を
ものっそ考えていました。
というのは、独り語とでも呟いていますが(*ノノ)
なんで黒かは、ちょっと想うことがあるけど、
あたってるかどうかは、どうかな?
謂ってもあれなので、黙ってマテの体勢。
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