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人狼は伝承の中の存在だと。
昔はいても今はいないと。そう思ってた。
[教会の資料はその実在を感じさせるものがちゃんとあって。
けれど遠い世界の話だと、友人に言ったように思っていたのに]
……そうする。
頭、痛い。
[ゼルギウスには言わなかった事実を一つ伝えた。
これは風邪の症状や熱のそれとは違うと、無意識下では知っている。そう。認めたくない。認めてしまったら]
俺は、神に仕えるものだ。
[今まで積み上げてきたものが無に還るような気がして]
ありがとう、リエル。
[一方で気遣ってくれる「仲間」に感謝をする。その矛盾]
――…そういうものなのですか。
[無駄に健康な女にはエーリッヒの言葉>>128がピンと来なかったようで
一度瞬いて不思議そうに頸を傾げる。
けれど彼が偽りを言っているようにも見えなかったから
やがて素直に頷いてその言葉を受け取った。
ゼルギウスによる診察>>143につとライヒアルトの方へと眼差しを戻し]
お義兄さまも消化にいいものをって言ってたし……
ラーイ、ミルク粥くらいなら、食べられる?
[薬を飲むなら、と、ライヒアルトに問い掛けた]
そんで、ヴァルターさんもやってきて俺が傍に居たら、無言で睨まれるんだろうなぁ。
[なんとなくたやすく想像がつくことにブリジット>>133と同じく苦笑して]
そうそう、病は気からっていうし、悩むより笑ってたほうがお得だ。
無意識で居てもらっても困るが意識しすぎてもダメと難しいけどね。
[表情が少しでも和らいだことにほっとしながら言った]
[ライヒアルトに声をかけて行くヴィリーにオレは小さく肩を竦めた。
迷惑掛けたりはしねぇとは思うけど、どうにも不安が勝るな]
さって、使ったもの片付けるか。
[ゼルギウスに出したマグカップと、ヴィリーに出したグラス。
それとステアに使ったマドラーやお湯を入れたポットと洗いものは少なくない。
それらを持ってオレはカウンターから厨房へと入って行った]
[頸を振るゲルダ>>145に瞬きをした。
伸ばした手は彼女が持つ毛布に届かぬまま。
迷うように視線を彷徨わせるが彼女の厚意を素直に受けることにした]
ありがとうございます、ゲルダさん。
[小さく頭を下げて感謝の言葉を向ける]
まぁまぁほら遠慮せず……って。
えええ!
ねーよ、俺旦那た真反対と思ってたんだケド。
[主の言葉に>>139珍しく群青の目を開いて、素で驚いた後で遠い目をした。
やだなーと思っているのがすぐ分る顔だ。
フォルカーの事は、名前を教えた記憶はなかったが、数度程度なら主の話のネタに持ってきたように思う。大抵狩りの話が中心で、彼女の事情やらは語ることも無かっただろうが。]
そうそ、妹が居るって聞いてたから多分そだろうネ。
会った事無いから、初見じゃ分らなかったけど…。
[性格はともかく、並ぶと流石に似てるもんだねぇとは上を見ながら呟いた。]
そりゃねぇ…うん。
ま、よくなるにこしたことはないってね。
[強い薬は逆に毒になる。というのも含めて難しいのだ。と口には出さずにいって]
んじゃま、ゆっくり休んでね。
[と、二階に行くエーリッヒを見送った]
─二階・個室─
……まったく、もう。
[小さく呟いて、翠を向けるのは机の上に出した書きかけのレポートと、研究資料。
そちらに近づくと、一際目立つ黒の革表紙の本を手に取り、ぱらぱらとページをめくった]
……興味は、あったよ。
だから、知りたいと思った。
けれど……。
[はあ、と。零れ落ちるのは、ため息]
何ができるって訳でもないのに。
……実体験なんて、冗談じゃ……。
[冗談じゃない、と。言うのを遮るように、視界が眩む。
一人になって、緊張が緩んだか。
発作の兆候、と認識するより先に、手から本が滑り落ちて]
……やべ……。
[クレメンス辺りに見つかったら、色々とヤバイ、と思うものの。
胸元基点の痛みと痺れ抑えるための薬に手を伸ばすには遅すぎて。
結局、いつもと同じ対処法──気絶という形で、異変を遮断した**]
[リートのコエにオレは小さく肩を竦める。
ま、そう思うのも無理はねぇか。
同胞だと分かってる奴以外にゃ人狼だーなんて言えねぇからな]
残念ながら、人狼は今でもいる。
少なくともオレは、人狼だ。
[リートもそうだとまでは言わなかった。
今はあまり負担をかけない方が良いだろうから]
おぅ、ゆっくり休んどけ。
[頭撫でてやろうかと思ったけど、離れてたしいきなりやったら不審がられちまうから、オレは柔らかく笑む気配だけを聲に載せた]
ありがとうございます。
後で代金の方も教えてください。
[今度ばかりはきちんと心を込めてゼルギウスに感謝を伝えた。>>143
無償で貰おうとはしないのは、相手もこれを生業とするならばと思えばこそ]
……うん。
食欲はないけど、少しだけなら。
[姉の提案に食べなければ心配するかと頷いて。
申し出てくれた人やクレムの手も借りると、本格的に動けなくなる前に二階へと上がった。
言われたように薬を飲んで布団に入って。程なく記憶は*途切れた*]
[ライヒアルトが隻眼の男性の手を借りて二階に上がっていくのは、心配そうに見送って。
フォルカーとエーファが二階に向かうのは、姉妹仲が良いのね、とこんな時なのになんだか微笑ましく思えた。
エーリッヒの表情とミーレの鳴き声>>144には、ようやく柔らかな笑みで応えることが出来。
彼らが上がっていくのも、お気をつけて、と見送った。
ゼルの苦笑と、やっぱり執事のことを言われるとこちらもくすくすと苦笑交じりに笑みを零し。]
ヴァルター、ゼルに厳しいものね。
…うん、そうね。ありがとう、ゼル。
[続いた言葉には、数度瞬きをした後彼の気遣いに微笑み頷いた。]
いやいや、これも仕事だし、元気になってくれればそれでよし。
お金は終わったらちゃんと請求するから気にしないで大丈夫さ。
[ライヒアルト>>155の感謝に応える。
代金については当然ながらそうするのである。だが今手元にお金があっても仕方ないし今起きてる病気に対して手段を講じたら後払いなどしょっちゅうあることであって]
じゃ、後はよろしく。
[と、食事を取るかを聞いているナターリエ、それにクレメンス、そしてヴィリーへと向けていった]
人狼が、みんなリエルみたいだったら。
それは伝承の方が間違っているんだ。
[こちらのことを含めない優しさに気づく余裕は今はまだない。
それでも人狼だと認めて、その上で気遣ってくれるリエルなら、伝承に聞くような人狼ではないだろうと。期待を混めて囁いた]
うん。おやすみ。
[柔らかな笑みの気配に、ふわりとした笑みをコエにして。
部屋で横になると、今はそれを必要として心も一時*閉ざした*]
[ライヒアルトの応えに眉尻を下げてこくこくと頷く。
具合が悪いにも関わらず気を遣わせてしまっている事が心苦しい]
……ごめんね、ラーイ。
ゆっくり休んで。
[あねという立場にありながら支えられぬもどかしさに
義兄たちの手をかり部屋に戻るライヒアルトの後ろ背を見詰めながら
かなしげにその表情を翳らせた]
[もしもその場でみていたら、気絶は対処法じゃない。とかいったりしてそうだが、そこまで踏み込んでない以上エーリッヒの有様など知ることはなく]
ってか、あれは母さんに嵌められたのをいまだ根に持ってるんじゃないかと思ったりしてる。
[大人気ないよなーといわんばかりにブリジット>>156へと答え]
ん…いや、気にするな。
見習いとはいえ薬師ってのもあるが、これは友人として…ね
それに笑ってるほうが似合ってるしな
/*
中発言も少しだけ。
明日は夜に少し覗けるだけ、明後日も夜になってからしか顔出せなさそうなので、動く時は遠慮なく好きにしてって下さい。
合わせる必要があったら後から補完してきます**
*/
─ →厨房─
[お湯の残りでオレは洗い物を始める]
……ほんっと、面倒事に巻き込まれたよなぁ。
[さっさと村を出てりゃ良かったか。
母親に縋られて出発延期したのは失敗だった]
[ぶつぶつと文句を言いながら、オレはしばらくの間洗い物を片付けて*いた*]
[まあ後は大丈夫かな。と周囲を見て思ったところで]
んじゃ、俺も一休みしてくるかな。
なんかあったら呼んでー
[と、最後は気楽な態度で、二階へと*あがっていった*]
―→ 二階の部屋―
―リネン室→広間→二階―
[反対側は浴室だった。
宿屋の作りははじめて目にしたが、今は浴室に入りたいとも思わずに、広間へと向かう。
片付けを手伝おうかと厨房に目を向けたものの、多分今は無理だと判断するのは早い]
僕も部屋に行くかな。
さすがにまたここで寝るのはね。
[広間にいた人たちに軽く手を振って、二階へあがる。
崖の方は見なかった。一番端の部屋にたどり着くと、ベッドにそのままもぐりこんで、身を丸めた**]
[ゲルダの言葉>>158にこくと頷き
振られる手に釣られるように手を振り返した。
食欲が無いらしい彼にはミルク粥でも少し重いだろうと
食料庫に足を運び林檎を見つけ出すと
洗い物に勤しむエルゼリート>>162の隣で其れを摩り下ろし
カップにそれを注いでスプーンを添えたものを持ち
二階のライヒアルトの部屋の扉を叩いた。
急げば薬を飲む前に間に合っただろうか。
布団に入るまでおとうとの傍を離れようとはしなかったが
彼の意識が無くなれば食器を片付けに一度厨房へと戻る]
[ナターリエとクレメンスもライヒアルトについていったろうか。
ゲルダが毛布を運ぶのは、手伝わなくて良いかしらとは思ったものの結局立ち上がれず見送るのみで。
ゼルが執事について言った言葉>>160には瞬き数度。]
まぁ、ゼルったら。
いくらヴァルターだって、そこまで大人げなくは…
[言いかけて、無いとは言い切れないと気付き視線を彷徨わせた。
そんな様子にゼルだけでなくアーベルからもツッコミを入れられたかもしれない。
けれど続いた言葉には、またきょととした後はにかむような微笑みに変わった。]
…ありがとう。
ゼルも、無理はしないでね。
[二階に上がる彼に、そう声をかけ。
自分も一度部屋に戻ろうか、と傍らのアーベルを見た。]
[伝承が間違っていると言うリートの言葉に、オレは敢えて何も返さなかった。
ただ、笑む気配を返すのみ]
お休み。
……まっさか、オレが知らぬ子に教える羽目になるとはな。
[コエが聞こえなくなるのを確認してからの呟き。
聲に溜息が混じる]
…リート、伝承は間違ってるようで、間違ってねぇんだよ。
ま、オレもまだ体験したことはねぇんだけどな。
[感情の昂りで事を為したことはあったけどよ。
でもそれは事故みたいなもんだったからな。
だから外に居た同胞の一部が体験した感覚はまだ経験していない。
けれど、それも今日までと言う漠然とした感覚が、今オレの中に根付きつつ*あった*]
/*
>>*20
予定了解。
無理なく行きましょう。
こちらも不在時に必要があるなら、好きに動かして貰って構いません**
ね、アーベル。
なんだか此処に暫く居る必要があるみたいだし、一度お部屋に戻らない?
荷物も出しておきたいし、ちょっと休みたくなっちゃったから。
[そう問いかけ首を傾げる。
彼がまだ上がらないと言うなら自分一人で上に上がるつもりで。**]
[再び厨房に足を運ぶ頃には
エルゼリートの片付けも終わってる頃か。
流しでカップとスプーンを洗い布で拭いて元の場所に仕舞う]
……おとうと、だから。
心配になるのは、当然で……
看病するのも……、当然、よ、ね。
[確かめるように呟いて水桶とタオルを用意して
そろそろと階段を上りライヒアルトの部屋を訪れた]
――…ラーイの体調が早くよくなりますように。
[祈るように紡いでかたく絞った濡れタオルを
ライヒアルトの額に宛がう。
備え付けの椅子を寝台の傍に引き寄せて其処に座り
熱が高いようなら幾度かタオルをかえてして――。
いつの間にかそのまま寝台の端に伏せるようにして
うつらうつらと微睡の中へと誘われていった**]
ひっでぇのー。
[口で言いつつもくっくっと表情には笑みが残る。
可愛らしいという様>>161には、まぁねぇと曖昧な同意を見せて。]
まったく可愛いのと美人のとが沢山で選り取りみどりですナ。
[などと軽く言う。
暫くはそこで周囲の様子や、ブリジットの様子を伺っていたが、>>167部屋に戻るという主の声を聞いて。]
そうねェ。一旦休んでまた後で…かな?
[特に今ここでする事が思いつかない。
殆どの人間が上へと上がっていったのもあり、ならって一旦部屋へと戻る事に。
階段を上がる時にまた手を貸そうとしながら、主が部屋に入るのを見届けてから自身も借りた部屋へと戻った**]
― →二階の部屋 ―
ここにすっかな。
[選んだ部屋が、エルザの隣だったのは、多分偶然]
ふあーあ…しかし、人狼の『伝承』ねえ…
[ナップザックをベッドの上に放ると、そのまま寝転んで、あくび混じりに天井を見上げる]
あの金髪のにーちゃんが詳しそうだったなあ…
[さりげなく手をかけているナップザックの底には、固い金属の感触が、ある**]
─厨房─
おっ、こっち使う?
[厨房に来たナターリエ>>165を見て、オレは邪魔かと訊ねた。
大丈夫っぽいんで、オレはそのまま洗い物を続行。
オレが片付け終えるより先にナターリエの作業が終わったようだから、出て行く後ろ姿を見送った]
……人狼なぁ。
聞かない話じゃねぇけど、実感わかねぇ。
[方々旅していれば、自ずと噂話は耳に入る。
特に酒場なんぞで働いてると、酔った客の話─ほとんどが与太話だが─を耳にする機会が多い]
[実感がわかないのは『場』についてのこと。
何かしら変化があるかと思ったが、今のところオレに変調らしき変調は無い]
んー……灯台守の爺さんやったのはどっちだろうな。
リートは覚醒したばっかっぽいから、やっぱオレか?
[記憶が無いのは気が昂ってやっちまったか、やってないかのどちらか。
リートも無意識に、ってのあったりするんかな。
仮にオレがやったんだとしても、酷い罪悪感は感じないんだけどな。
爺さんとは良く話してたけど、それだけだったし]
[しばらく考え込んで居ると、またナターリエが厨房へと戻って来た。>>168
考え込んで居た時間が長くても、洗い物は済まされている。
オレ様偉い。
ナターリエが流しを使うようだったから、オレは場所を空けて水樽と薪の残量を確認した]
ちっと持って来た方が良いか。
暖炉の方も使ってるだろうし。
[水はまだ大丈夫そうだけど、薪は必要そうだな。
後でヴィリーに水やってもらお、オレよりは力あんだろ。
ちょっと情けなさを身に感じつつ、オレは勝手口から外に出て、薪小屋へと向かう]
……あー、風呂用も用意した方が良いか。
つか水運ぶのめんでー…。
女子供と病人多いし、ここは男手集めて…。
……いや、今やらんでも良いか。
とりあえず薪だけ運んどこ。
[でも薪運んだら風呂入りてー…。
木くずとか被ることになるしよ。
考えながら移動してたら、外を見張っていた自衛団員に呼び止められた]
るせっ、薪運んだり水汲むぐらい自由にさせろ!
誰も逃げやしねぇよ!!
[めんどくせぇからホントは逃げてぇけどな。
んなことしたら犯人って決めつけられて追いかけられるのがオチだ。
余計面倒になりそうなことやるもんか]
[勢いで自衛団員を言い負かして、オレは納屋の隣の薪小屋から元宿屋へと薪を何度か運ぶ。
案の定、木くずとか埃を結構被った。
やっぱ風呂に水運んどくか…]
皆休んでるってのにオレは何してんだろうなぁ。
[大抵の奴ら二階に行ったっぽいよなぁ。
ホントにオレ何してんだろうなぁ。でも風呂入りたい。
そんなわけでせっせとオレは浴室の湯船に水を運んで。。
水を張って、浴室の奥にあるちょっとした小部屋になってるところでかまどに火を入れた。
うー、動いてたのに海からの寒風ですっかり身体が冷えたぜ]
………何か天気もあんま良く無さそうだなぁ。
崩れなきゃ良いけど。
[窓から空を見上げながらオレは呟く。
まぁでもこのくらいの天候ならいつもの事か。
これ以上崩れないことを祈るぜ。
十分湯が沸いたのを確認すると、オレはかまどのある小部屋から出て行った]
─ →浴室─
[一旦二階の部屋に着替えを取りに行く。
まだ起きてたりする奴が居たら、扉の開け閉めの音が聞こえたかもな。
着替えを持ったら一階に下りて、リネン室からタオルを拝借してから浴室へと入る]
…洗濯の事も考えなきゃならんかなぁ。
どんくらいここに居させられるんだろ。
[着替えには限りがある。
普段から自分で洗濯して乾かしての作業はしてるから、やるのは問題ねぇんだけど。
先が見えないことに溜息をつきながら、オレは服を脱いで長い髪を上に纏めて湯船へと浸かった]
……あったけぇー。
[しばらく出たくねぇわ、*ここ*]
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