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[おとうとの視線がブリジットと此方に向けば瞬きをする。
ブリジットが此方へと歩んでくればティーカップを置いて]
………?
[ゼルギウスと彼女を見比べことりと首を傾げた。
ブリジットからの申し出>>141に
ゼルギウスはすかさず助け舟を出すことだろう]
それは勿論構いませんよ。
理由があるのなら尚のこと……
それを聞いて一人にさせるわけには参りません。
……ん。
入浴で気をつけなければいけないことはあるのかしら。
[ブリジットとゼルギウスへと問い掛けて注意点にも耳を傾ける]
―広間・カウンター近く―
[普段なら聞かない会話まで聞いてしまうのは、表面上は穏やかでも、やはり気が立っているからだったろうか。
ブリジットやゼルギウスが近づいてくると、場所を譲るようにナータの前を空けて端の方へと*寄った*]
人がいなくなったら……。
[誰がどうするのか、耳を欹てていた。
元より聴覚には自信がある。その気になれば足音で誰が動いているかを聞き分けられるくらいにまで。
衝動を知られないよう気を張りながら、皆が部屋に戻るのを*待っている*]
そんな風に思ってくれるのはラーイくらいよ。
もっと優しくなれたら良いのだけれど。
[ライヒアルトに対して優しくあれるのだとしたら
それは女にとって彼が大事な存在であるから。
義兄と共に過ごした時間の方が長いけれど
歳近いこともありこのおとうとに懐くのは早くて]
ラーイはあんまり私を甘やかしてはダメよ。
何時まで経ってもおとうと離れ出来なくて……
それだとラーイも困るでしょう?
[小さく微笑み首を傾ぐ。
なら、と続く言葉には体調を案じる言葉は飲み込んで
彼の言葉を信じ一つ頷いてみせた]
今は未だ使用中でしょうから
お風呂が空いたら一緒に行きましょうね。
[ブリジットに声を掛け笑みを向ける。
同性であるからか彼女と一緒に入ることには何ら抵抗ないようだ。
ふと、意識を向けたその場所で何が起こるかなど今は知る由もなく
浴室へと消えたヴィリーの帰りを大人しく待っている]
今のうちに着替えも持ってきた方が良いかしら。
[ぽつと紡ぎブリジットの意見をきく仕草。
場所を譲るライヒアルトへと向き直ると]
待ってなくても大丈夫だから。
眠くなったらちゃんと休むのよ。
[なんて言葉を掛けるけれど無理強いする心算はなく
彼の意志は尊重するはず――**]
……木、倒れたりしなきゃいいんだけどな。
[ふと、零れ落ちるのはこんな呟き。
海から吹き付ける風を文字通り全身で受ける花木。
先に見た、堅い芽の事を思い返しながら、小さく息を吐き]
……起きたら、爺様ともう一回、話すか。
『場』の事も、含めて。
[自衛団がどこまでの情報を得ているかはわからない。
だが、共通の認識は持っておいた方がいいのは確かだから。
そして、それ以外にも、話したい事はなくもないから。
そう、思いながら、眠りに落ちて──翌日]
[嵐は一体いつ止んだのか。
いずれにせよ、朝、目覚めた時には風は止んでいて]
……大分、荒れたみたいだなぁ……。
[半ば凍りついた窓越しに見える外の様子にこんな呟きを漏らしつつ。
上着と、コートも羽織ってしっかり防寒対策を固めると、真白の猫を抱えて部屋を出た]
……ってと。
爺様、どこにいるんだ?
[呟きながら、階段を降りて、下へ。
広間には姿は見えず、浴室やリネン室にも姿はなかった]
……厨房に居るとは思えないし……外?
[風がいつ止んだのかはわからないが。
外の様子を見に行った、というのは十分に考えられるから、外に出る。
早朝の空気は、風が荒れた名残りもあってか、切りつけるように、冷たい。
その空気の中、白い息を吐きながら建物の周囲をぐるりと巡り──]
……え?
[宿の裏手。場所的には、リネン室の外辺りか。
そこに、不自然ないろを、見つけた。
積もった雪と、外壁を染める、異質な黒ずみ。
元の色はなんだったのか。
それを物語るのは、立ち込める異臭]
なに、これ……?
[呟いて、見回す。腕に抱えた猫が、不安げに低く鳴く。
翠が捉えたのは、黒ずんだ壁にもたれかかるよにして座り込む、見慣れた姿]
……じい、さま?
なに、してんの、そんなとこで。
[掠れた声で呼びかけても、答えはない。
近づいて、肩に触れる。
伝わるのは、文字通り氷のような冷たさ]
じい……さま……ちょっと。
冗談だとしても。タチ悪いし。出来も悪い。
[繋がらない。
目の前の事が現実と繋がらない。
けれど。
深く抉られた喉元と、胸元。そこを染めるいろは。
目の前のひとが、生きていないと──死んでいる、と。
とても、端的に、物語っていて]
じ、い……さ……。
[呼びかけが途切れる。
腕の力が抜け、緩んだそこから滑り落ちた猫が不安げに鳴く]
う、あ……あ……わあああああああっ!
[視界がぼやけたのは、眩暈か、それとも他の要因か。
それを判別する余裕はなく。
誰か呼ばないと、と意識のどこかで思いながら。
開いた口をついたのは、言葉にならない叫び声だけだった**]
― 夜/浴室 ―
[湯船に浸かっていた男が脱衣所に人の気配を察知した時、思い付いたのは、先刻暴露報告に抗議の雄叫び?をあげた青年のことで]
やれやれ、風呂まで追ってくるかね?
[それでも相手してやるか、と立ち上がり、戸口まで出た、所で、目の前の扉が開いた]
ありゃ?
[予想外の小さな人影に、きょとんと立ち尽くした男は、いわゆるすっぽんぽんの仁王立ち状態で……多分免疫なんか有ろう筈も無い少女が、悲鳴くらいあげたとしても無理はない]
[どっちかっていうと、襲われた?のは俺の方なんですが、とか、どうせならナターリエとかブリジットとか、もうちょっとこう妙齢の女性の方が嬉しかったなあとか、一瞬の間に色々過りつつ]
あー、いや、すまん。
[騒ぎに気付いて誰かが来る前に、と、手近にあったバスタオルを彼女の身体に巻き付けるようにかけるという機転が働いたのは、多分、経験の賜物だった]
とりあえず落ち着けって、な?
[でもまあ、無理じゃないかな、落ち着くのは。なにせ男の方は、すっぽんぽんのままだし]
― 朝/二階の部屋 ―
[ベッドの上で、ぽり、と頭を掻いて、男は隻眼をゆるりと細める]
ああ、始まったかあ…
[どこか暢気な呟きを、聞いた者はいないだろう**]
―昨夜:広間―
大丈夫ならいいけど。
[ライヒアルトにはそう返した。
が、心配はもちろんナターリエもクレメンスもするだろうと、予想して、あまり言うことはない。
ブリジットの言葉には笑って、首を横に振る。
話している内容なんてわからないから、のんびりと自分は自分で厨房に戻り、お茶を淹れ、飲むこととした。
飲み終われば、自分は湯は明日の朝で良いかと、先に部屋で休むことにして――そして翌朝。]
―朝:二階個室―
[目を覚ますと、いつものように着替え、それからそっと鏡を覗いた。
髪が隠す首の後ろ、つきりと痛む感覚に、眉を顰める。
それが何を意味するのか――わかっている。
人の肌に浮かぶのはおかしな色の花は、確かにそこにあった。
髪の色とちょうど良い長さで隠れてはいるものの。項から左の肩まで走る蒼は、消えるような気配もない。
小さく乾いた笑みが落ちて、それから、いつもの服装にあわせてストールを羽織る。
白ではあるけれど、隠れれば良い。
悲鳴が届くのは、用意を済ませた後で]
―昨夜・カウンター内―
あぁ、そうだラーイ。
何かお腹に入れといたほうがいい。
林檎なら入るか?
[アロマスティックの火を消すと、ラーイに尋ねて。
きっと返答がどちらでも了承を返す。
騒動が浴室から起こればそちらの仲裁に入った。
そして、ラーイやナータ、ブリジット達が寝たり、
お風呂にするならそれを見送ってその後に部屋に入り、
眠りについた。]
[ちょうど、窓の方から聞こえた声。窓を開けて下を覗く。
開けると入り込む臭いに、口元を押さえて。
エーリッヒの姿、彼が見る方向。
座り込んでいるような人影]
……っ
[ぎゅっと口元を押さえて、もう片方の手で窓をしめる。
思ったよりも大きな音がしたけれど、気にすることはできなかった。
部屋の中に戻って数呼吸。少し落ち着かせて、ストールを合わせるピンを取る。留めておけば、見える危険はまた減るだろう。手が震えてなかなかできなかったけれど、それを終えれば、階下へと向かう]
―朝 客室→広間―
[目を覚ましてから、広間に行って暖炉に火を入れておく。
その間にエーリッヒが通ったが、
誰かを…おそらく祖父でもある団長を探しているのだろうと思い声をかけずにいた。
悲鳴が外から聞こえれば、足早に聞こえる方向に向かって惨状を見る。]
………っ、エーリ、中に入るぞ。
[完全に『場』も、『人』も、『時』も揃ってしまったことを悟り、
落ち着かせるようにエーリッヒの背を撫でて、
勝手口から宿屋の中へと戻るように促した。
戻るようなら、一度付き添うように広間まで行くかもしれないが。]
[外に出る気はすぐには持てなくて、それでも暖炉の火を見ては、瞬いた。
いつもの調子を戻さなければと、目を閉じて息を吸う。
それから、厨房へと足を向けて、その先、勝手口を開いた。顔を覗かせた先に、人二人の姿――>>162
クレメンスは気付いただろうか。気付いたようなら頭を下げて、厨房に引き返す。
温かい飲み物を、せめて用意しておくつもりだった。
においはないほうが良いだろう、混ざって気持ちが悪くなる。
白湯だけのほうが良いだろうか。
温かいミルクだろうか。
つらつらと考えながら、とりあえず湯を沸かすのだけは確か。
戻ってきたら、エーリッヒではなくクレメンスに、何が良いかと尋ねる*つもり*]
─昨夜/広間─
ああもう……何でこんなとこでばらされなきゃならんのだ……。
[オレは広間の隅でさめざめと泣いていた。
膝を抱えて壁とお友達になっていた。
あのお偉いさん、存外しつこくてしかも上客だったから無碍にも出来なかったんだよな…。
だってオーナーがうるせーんだもん。
……何で男と分かって良い寄って来るのか、オレには理解出来ん……]
[そんな感じでしばらくめそめそしてたんだが、ゲルダにハーブティを渡されたので、壁の傍でちまちま飲んだ。
その後だったかな、浴室で騒ぎになったのは。
何かあったかと思って、カップをテーブルに置くとオレは急いで浴室へと向かう。
で、その先で見たのが]
─昨夜/ →浴室─
────……お前はなにやっとんじゃあああああああ!!
[まぁあれだ。
乗り込まれたのはヴィリーの方だったかもしれないけど、パッと見悪いのはヴィリーにしか見えない>>154>>155。
そんなわけでオレはヴィリーに対し、さっきの暴露も込めて殴りかかったわけだが、まぁ軽く止められるだろうな]
お前服着ろ!服!!
何で人の前ですっぽんぽんのままなんだよ!!
いつぞやの変態か!!!
[……あ、やべ。自分でばらした。
もうやだ……]
─昨夜/ →二階 自室─
[そんな騒ぎの後、残っていたハーブティを飲んで片付けをして。
皆が二階に戻るのと同じようにオレも部屋へと戻る。
あれこれあって精神的に疲れたもんだから、ベッドに横になるとオレの意識は直ぐに闇へと落ちた]
─翌朝/二階 自室─
[オレの目覚めはやっぱり遅い。
でも、夢現に叫び声が聞こえた気がした]
ん〜……?
[それでも起きるのが遅いのは、普段の生活サイクルのせい*なのだろう*]
─昨夜─
んじゃオレも少し出るかね。
見張りしとくよ。
お前の初めてのご馳走だからな。
誰かに邪魔されるのは嫌だろ?
[どうにか凹みから復活した後、オレはリートのコエに軽く笑うような気配を返す。
甘えるようなコエを心地よく耳にしていた
なんだよコイツー、可愛いなー。わしわししてぇ。
弟ってこんな感じかな。
そんなことを考えていたら、意識は浴室の騒動に向かうわけで。
その間は少し聲が途切れていたかもしれない。
いやだってなぁ……あれは無いだろ]
─真夜中過ぎ─
[ヴィリーのことで予定より遅くなったが、オレとリートは実行に移すためにこっそり部屋を抜け出した]
リート、あの爺がどこに居るか、分かるか?
[オレもその気になれば探せるけど、ここはリートに任せておこう。
自分で獲物見つけられるようにならないといけないしな。
……ん? 風だいぶ弱くなってるか?
嵐抜けたんかね。まぁ良い。
弱くなったと言っても窓を叩く音はまだ大きいしな。
このくらいなら紛れさせることも可能だ]
よし、じゃあ飯喰いに行くかー。
[リートの返事が聞こえたところで、オレはゴーサインを出す。
普通に食事に誘うようなそんな軽い聲*だった*]
― 夜・広間 ―
[悲鳴にが聞こえれば流石に声の主に気付いて広間を出た。
なるべく急ぐように駆けて浴室まで行っのはエルザよりは少し早かった。なにせ浴室の方に気が行っていたので動くのも少し早かっただろう。]
どうした……って。
[たどり着いた先の状況に、群青は一つ瞬いた]
フォルカーお前
[一度視線は、背の低い少女へと落ちる。]
やっぱ女の子なのネ。
[何処を見たかは押して然るべき。]
― 夜・浴室 ―
[その後でエルザの絶叫と、乱闘にならない騒ぎがあったかどうか。
ヴィリーの対応はエルザに任せて、フォルカーの相手をしたが先の弁にまともに話は聞き入れられたか分からない。]
とりあえず、そっちの小部屋で服きとけ?風邪引くヨ。
[何か言われようが、まず奥にある薪をくべる部屋に服と一緒に押し込むようにするだろう。
とにかくフォルカーが着替える間は、エルザとヴィリーのやりとりを、やんやと野次りながら観察していただろう。
ヴィリーの躯の違和には微かに気付いたのか、野次りながら笑みは少し深まった**]
―騒動前―
ありがとう。
うん、味わうならば、存分に。
[素直に頷き、ふんわりと笑う気配を返す。
表では姉達とも会話をしていて、少しばかり上の空だったからリエルの内心は尚更分かりようもなかった。
コエとして聞こえていたらこちらでもまだ剥れたかもしれない。
それはそれで感想を助長したかもしれないけれど。
騒動に関しては何も言わなかった。言えなかったの方が正しいか。
少しばかり毒気を抜かれつつ、目立たないよう一度は引き上げた]
─真夜中過ぎ─
ちょっと待って。……ああ、厨房から今外に出た。
まだ風も弱まってないのに、ご苦労様なことで。
[床に顔をつけて耳を澄ます。
顔を上げて金色の眸でリエルを見つめた。
Goサインが出ると嬉しそうに笑って歩き出した。
足音も殆ど立てずに厨房まで降りて、外への扉を開く。
吹きつける雨風も、ものともせず。軽やかに走り始める]
ギュンターさん。
[食料庫よりも先の建物傍に獲物の姿を見つけた。
不意打ちを仕掛けようと嵐の中に飛び出して方向を変える。
その呟きも不気味な風の音で掻き消えていたはずなのに、彼はこちらを振り向いた]
はっ、流石というべきかな。
[洋灯を掲げる姿に鼻先で笑う]
フゥゥ。
[息を吐くと姿が崩れるように闇に紛れる。
同じ場所には漆黒の毛並みと金の眸を持つ小柄な狼が現れていた。
力強い跳躍で距離を埋め、抜かれたばかりの剣を避けながら首筋に喰らいつく。
声を上げる暇もない自衛団長にのしかかり、壁へと押し付けた。
弾力のある肉に深く食い込む牙。引き裂いたそれをグチュリと音を立て咀嚼する]
んぅ。あ。ぁぁ。
[口の中に広がる鉄の味。
それは何よりも甘露に思えて恍惚としたコエを漏らす。
最期の意地か、動いた剣が背を掠めたが、その痛みすら気にならない]
でも、まだ。もっと。
[顔を上げて爪を振りかざす。
勢い良く左胸に突きこんで、震える鼓動を抉り出した。
ぶちぶちという音と共に鮮血が飛び散る。押さえ込んだ脚の下で大きく痙攣した獲物。
身体中でそれを感じて、戦利品を示すように高く掲げた。
滴り落ちる雫を歓喜の表情で受けて渇きを癒す。
血肉に酔い浸り、周囲への警戒心など微塵も残っていなかった。
人として、修道士としての意識など。言うまでも無かった]
/*
>>*14
先導ありがとうございました。
本日午後は何度か覘ける予定なので、退席つけずにここで一度止めておきます。
分け前もコエ掛けられればちゃんと譲りますのでご遠慮なく。
―前夜―
[広間でお茶を飲んでいれば浴室の方が騒がしくなる>>154>>166
二度三度瞬きをしてブリジットやライヒアルトたちと顔を見合わせた。
何があったのか気になりクレメンス>>160に遅れるかたちで浴室へ。
――行ってから後悔した。
人影でチラとしか見えなかったが男性の裸身>>155があったから。
流石に成人男性の其れは刺激が強すぎた。
目を丸くして、次の瞬間には色白の肌が朱に染まる。
すぐさま顔を背けて廊下で何やら混乱気味の様子。
ややすれば落ち着きを取り戻し手が必要であれば――といっても
主にエーファに関してとなるが――助力は惜しまぬ心算であったが
アーベルが手を貸す様子に其方に任せた方がと思い
一度、エーファへと視線を向けてから一旦浴室から離れた]
―前夜/浴室―
[ばたばたが落ち着く頃、ブリジットを誘い再び浴室へと向かう。
着替えを取りに部屋に戻る際、髪飾りの包みと蜂蜜酒を其方に運び
リネン室でバスタオルを借りてから――
使用中の札を浴室の扉に掛け直しその扉を内側からしっかり閉めた]
……お疲れではないですか?
[気遣うようにブリジットに言葉を掛けヴェールを外す。
人目を気にすることなく衣服を脱ぎ一糸纏わぬ姿となれば
湯の温度を確かめて彼女を手招きする。
左足首には大きな傷跡があるが隠す事も出来ないし隠す心算もなく
彼女に見られてもけろりと昔の怪我と微笑むだろう]
ブリジットさん、お背中流しても構いませんか?
[子供達の背を流す事になれているのか自然と手伝うかたちとなり
彼女が湯につかる間に自らの身体を洗う]
─真夜中過ぎ─
[階段を下りてリートと共に厨房へと向かう。
まぁこのくらいの風だったら窓から出ても良かったんだが、不自然に音が強くなる可能性もあったから良いか。
静かに勝手口へ回ると、先にリートが足取り軽く駆け出した。
風も強いんだから転ぶなよー。
……ぶふぉっ、髪結って来るの忘れたからオレの方が酷いことになった。
めんどくせぇ、姿変えとこう。
ばさりと髪を振り回すように動かして、オレはその身を獣へと変化させる。
身体の大きさの割に尻尾がでかくて毛並みが長いのがオレの獣形体の特徴。
ま、髪伸ばしてる影響かもな。
鉄紺の毛並みに本紫の瞳、闇にも紛れやすいその姿でオレはリートの後を追った]
おーおー、やってんな。
[オレがリートに追いついた頃には、爺は壁へと押し付けられた後だった。
って、あぶねぇ!
……あーびっくりした。掠ったみてぇだが、まぁ大丈夫だろ。
最期の報復をしようとしていた爺の手の動きを見て、オレは闇でも目立たない本紫の瞳を見開く。
けれど大したことがないと分かり、見開いた瞳を戻して安堵の息を漏らした]
夢中になっちゃってまぁ…。
[甘美たる果実を貪るリートにくつりと笑いが漏れた。
あーあ、派手にやっちゃって。
後で自分がやったって知ったらどうなるかな。
周囲への警戒は解いていない。
事が終わるまで、オレの鼻に他の奴らの匂いは届いていなかった]
リート、おい、リィート!
渇きは癒えたか?
風もまだ強ぇし、そろそろ戻っとかねぇと余計な体力使っちまう。
[雨風ってマジで馬鹿に出来ねぇしな。
俺達人狼といえど、自然には逆らえねぇんだぜ。
歓喜に浸るリートに聲をかけ、オレは中に入るよう促した。
オレの取り分は要求しない。
だってこの後また他のを喰えるだろう*からな*]
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