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─ 第三階層 通路 ─
そうか、悪い
俺のせいかもしれない
[電子音-vuuu-が響き取り出した記憶は、「お前が悪い」と言うブラウンの声。生存者の中に彼の名はなかった。
次いで「お前が悪いわけではないよ」と言うリディアの声も取り出される。 ――長い電子音-viiiiiiiii-]
冷静な判断か…
やれる事ってーのは、さっきの放送か?
[治療をしてもらうつもりはなかったのでこちらも同じく申し出る事はない。横を抜けようとするスティーヴに、横を抜けた後に、振り返り]
待てよ探してたんだ
[と言った後に、探していた理由を思い出す。響く電子音-vuuuu-。
訊ねたかったのは対処法。先ほど聞こえた放送内容のみが、それなのだろう。けれど訊ねる。]
俺はこれからどうすればいい?
─ 第一階層・通路(艦橋前)─
俺も聞き覚えがない。
SS権限の介入?
……馬鹿にしてる。
[エリカの宿す暗い光に負けず劣らぬ剣呑な光を浮かべた。
頭ごなしの対策を取られて気分良いわけがない。
しかも命を掛けろと強要されるとあれば尚のこと]
うん。俺の名前もちゃんと呼ばれてたよ。面倒なフルネームで。
艦橋、端末だけでも生きてたら解除試してみっか…?
[オーフェン>>128の視線に気づいて頷いた後、沈黙する扉を見て呟くのは誰かに静止されただろうか。
下手打てば速攻で殲滅プログラムが働くかもしれない。その危険性は分かってもいるので半分冗談半分本気の呟きだった。
どこかで見掛けた覚えだけはあった船員の名前をカルロスに教えられて、フランには軽く会釈した]
──…臨時プログラムに従いPMCを駆逐しろ。
殲滅プログラムを作動させらるのもごめんだ。
[そう告げて、視線を機械犬にも向ける]
パトラッシュ、お前もだ。
―第三階層・通路―
<マニュアルに従い、臨時プログラムを起動します>
[機械犬の脳内で流れる機械音声は、放送>>#2とも似たもの。
それに従って、これまであまり使われることのなかった生体脳が動き出す。
これにより、攻撃を受けたからと自動的に報復することはなくなった。
代わりに、生体脳の下す判断を行動に結びつけ、それによっては如何なる相手でも攻撃することが赦された。
もしも嗅覚センサーが働いていたなら、PMCを嗅ぎ分け行動に活かすことが出来たかもしれないが、今は停止しており――]
[それらの変化を内包しながら、2人を見上げる機械犬。
見た目の変化と言えば、瞳の赤い光が明滅から継続点灯に変わった程度。
スティーヴの視線>>139に応えるように、垂れた尾が一度はたりと揺れた**]
とりあえずで争わされる方はたまったものじゃない。
人はこれほど素晴らしいのに、時に酷く愚かだ。
そう思うね。
[軍人が同じような言葉を口にするのを「ノブ」越しに聞いて。また人から見えない角度で哂った]
それに私達が付き合う義理はない。
取り込みきるか、置き土産を壊すか。
どうやら宿主が生き残れたのは私達二人だけのようだし。
これは力をつけながら進まないといけないな。
[ニィと口元を歪ませて囁いた。
力をつける一番手っ取り早い方法は。情報全てを取り込めなくても「捕食」してしまうことだろう]
─ 第三階層 通路 ─
そう言われた
俺が皆を煽ったんだと
[事実どうなのかの認識はしていない。事実の報告と、状況に応じた謝罪というパターンだ。そうか、と短い返答が返ってくると、電子音-vuuuuu-が響いた後、頷いた。]
[臨時プログラムに従い―― その声に、-vuuuuu- ―piiiiii― 響いたのは電子音。]
――― 製作者からの殺人許可を確認。
これよりダブルプロテクトの解除を行います。
[ジョエルはまだ殺人を行っていない。襲われても相手を行動不能にし逃げてきた。もっともその人物らももう居ないようだったが。
一つ目のプロテクトの解除で、人間に対する攻撃が可能になり、二つ目のプロテクトで殺害が可能になる。]
…
[電子音が止むと、ひとつ瞬いた。]
解った、…じゃあ、とりあえずは他の人らと合流か
どこに居るんだろうな、皆
死体だけでも少しつまめたら、ちょっとは違うかな?
[機会があったら後でつまんでみようかなと。
記憶や知識の残滓だけでも手にはいれば儲けもの程度の考え]
うん、協力とかするなってことでしょこれ。
[先ほどの放送が意味することは理解できる]
そんなに殺し合いがいいなら、私達が手伝ってあげるのもいいよね。
[ωに同調するような意識と同時に言葉を伝える。
力をつけること、知識を得ることは武器になる。
また、こんな状況でもやはり互いを思いあう気持ちというのが人間達にあるのなら、遺伝情報を得ることも…一つの武器となるのかもしれない。
必要ならば宿主を操ることを、頑張らないといけないとそのことに意識が強くなるだろうか]
手始めに誰を食べてみる?
[どこか、ゲームの相談事のようにωに話しかける様子は、こんな状況でも楽しそうだった。
彼の息子のように、まだ事態を深刻に捉えるには幼かったせいかもしれない**]
─ 第一階層・通路(艦橋前)─
無理矢理殺しあわされるのも腹立つけど。
殲滅プログラムは洒落にならない。
SS権限なくても、多分まだ一斉連絡通信くらいはできる。
呼ばれた他の人がどこにいるのか確認してみようか。
[言って眼鏡に指を掛けた**]
─ 第三階層 通路 ─
[返事のように揺れる機械犬の尾>>140。
それを確認した後に視線はアンドロイド>>141>>142へと戻った。
電子音が鳴り、しばらくプロテクト解除が行われる]
…ああ、そうなるな。
他の奴らがどこに居るかは分からん。
最悪放送でも掛けて集めりゃ良いだろう。
奴らとて殲滅プログラムで死ぬのは是としねぇだろうからな。
[生き残る可能性があるなら臨時プログラムの手段を選ぶだろうと。
そう判断して言葉を紡ぐ。
アンドロイドと機械犬が着いて来る来ないに関わらず、足をエレベーターホールへと向けた。
歩く度にはためく白衣の裾が、いつの間にか赤く染まっている。
それをも気にせぬままエレベーターホールまで辿り着くと、第二階層へ移動すべくエレベーターを呼び出したの*だった*]
それは試したことがなかったな。
近寄れたらやってみるといい。
[ウサギさんの吸収力は高そうだからいけるかもなと思った]
まったく。
疑心暗鬼を煽ろうとしているとしか思えないな。
[それでも潰さなければいけないと、そこまで警戒されていたのかもしれないけれど。迷惑なのに変わりは無い]
ああ。遺伝情報のお礼として。
誰からにしようか。
心身の損傷が増える前にいただくのも悪くないけど。
[真っ先にリディアを見るのは血匂が刺激したからか。
エリカとフランの方も見て。軍人の方に視線を戻し]
ウサギさんのご希望は?
好みがあればそれを優先してもいい。
[まだエネルギーとしては切羽詰っていないから口調も軽い。
微笑む気配と共に*問いかけた*]
─ エレベーター内 ─
[機械犬も着いて来るならエレベーターへと乗せて。
移動先に第二階層を指定する]
………。
[エレベーターが動き出した時にかけられたアンドロイドからの問い>>145>>146。
見覚えのある表情に人知れず瞳を細めた]
──…俯瞰的に見ればお前とPMCは似た存在と言えるかも知れん。
細かい差分を挙げるなら、お前の姿は俺達によって”与えられた”ものであり、お前自身がオリジナルを殺して姿を奪ったわけではない、と言うことか。
[電子音を鳴らしたままのアンドロイドから視線を外したまま、投げられた疑問に対し思うことを淡々と口にする]
PMCと自分を重ねてんのか?
確かにお前には元になったヒトが居る。
だがお前はお前だろう。
アイツはお前じゃないし、お前はアイツじゃない。
見てくれは似てるが、中身は何一つ似ちゃいねぇ。
重ねる部分なんざありゃしねぇよ。
PMCは、内面すらも真似るらしいからな。
[問いの後に紡いだ言葉。
それは今まで溜め込んでいた、アンドロイドに対する自分の思いでも*あった*]
─ 第一階層・通路(艦橋前)─
フランちゃんもリディアちゃんも待機のために集められてた。
各チーフもそれぞれの部屋にいたかな。
それなら。
[騒ぎになる前の状況を確認しながら睫を伏せて考え]
居住区の集会室なら無人だったんじゃないか。
そこにひとまず集まれば、すぐには殲滅プログラムも働かないかと思う。
何をするにしても情報交換は大切。違う?
[眼鏡から伸ばしたコードを、近くの端末に近づけた**]
……に、しても。
フラン、だいじょーぶ?
[それから、意識が向かうのは、カルロスと共にやって来たフランの方。
ここに来るまでに何があったのか、は大体想像がつくから、余計な事は言わず。
返答の内容や有無に関わらず、浮かべるのは、苦笑めいた笑み]
(あー……まあ、こんな時に取り乱さないウチの方が、珍しいかぁ)
[内心ではこんな事を考えていたりする。
別に、それがどうだ、という言うわけでもないのだが]
知識とか多そうな人がいいな。
[リディアやエリカは今いる中ではかなりいろいろ知っていそうな気がした。
ノブはもちろん例外であり、オーフェンはこの中では一番知識などは薄いだろうと判断。
そのほかの二人と比べ、フランは船の中でもその立場は低いらしいことをコレまで得た知識から察していたので二人の方に軍配が上がっていた。
これからまだ会ってない生存者3人とも会えばまた選択は変わるかもしれないが]
[プログラムをどうこうするとかは完全に自分の専門外なので口出しはしない。
ノブの提案>>149には頷きながら]
そうだな、とりあえず他の生存者3名と会うことにしよう。
何をするにしてもどちらにせよ集まる必要があるしな。
[SS権限に関する話は]
政府からの直接の依頼、しかも裏で動いた金はかなり高額のものなのだろう。
俺のような軍人まで派遣させるような念入りだからな。
[不慮の事故とはいえ、今のような事態を引き起こすような仕事普通じゃないことくらいは伝わるだろうか。
いずれにせよそのような疑問が出るということは割に合う給与は皆に支払われていないのだろうと、思ったことは口にはせずにおいた。
服を掴む息子を安心させるように背中をやさしくぽんぽんと叩く。
普段よりも甘やかすようにするのは、これから息子を生き残らせるために、厳しく、余り望まないことをさせる必要がある為に]
─ エレベーター内 ─
[フランカ=オリヴェーロ、オーフェン=バラーダ、カルロス=バラーダ、エリカ=キルヒェンリート、ノブ=オズヴァルト=フォーラント=アカツキ、パトラッシュ、ジョエル、リディア=ストーン。
先程放送で聞いた名。
覚えのある名もあれば、あまり聞き慣れない名もあった。
名前だけ聞いて顔が一致するものは5名。
名を知らずとも苗字が同じ者は血縁であろうと言うのは容易に想像出来た。
しばらく記憶の中を探っていたが、それも途中で停止する。
知った顔だろうが知らぬ顔だろうが、やることは変わらないと考えたために]
―第一階層 通路(艦橋)―
[フランに話しかけるエリカを見て、知り合いだろうかとは思うものの特に口を出すことは無く。
生存者への一斉送信を試みようというノブの提案には頷いた。]
…そうだな。
もとよりPMC自体が未知のものだ、情報不足にも程がある。
スティーブが何か知っているかもしれないし、まずは合流を。
[担当が違えば全く解らないだろうとは知りつつも、研究員である彼ならば、と淡い希望を口にする。
集合先の提案には、異論は無かった。]
知識か。
私達では取り込めない機械類に一番強いのはリディア嬢だね。
後は学者の名が一つ含まれていたか。
研究主任を喰らい損なった分を補えるかもしれない。
[それはクローディアの知識を多少でも奪えるか試した後でも良いかもしれない。「ノブ」もリディアへ視線を向ける]
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