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─ 2階 個室E ─
んっとに、随分と懐かれたな、あん時に比べりゃ。
[鞄から右手だけで着替えを引っ張り出しながら思い出すのは、ブリジットを引き取った時のこと。
詳細は知らされず、両親を失った子だと告げられて引き取った当時、全く懐かれず、言うことを聞かず。
そんなブリジットにはほとほと手を焼いた。
当時、自分がまだ保父としての仕事が不慣れだったことを差し引いても、だ]
[それが急に変わったのは、あの子が迷子になった時だったか。
いつまで経っても戻らず、方々を探して、目撃証言からようやく向かった先を知り。
声を張り上げて探し回った末、見つけたブリジットはクレメンスを見て泣いていた。
たった1人で彷徨い歩いて、心細かったのだろう。
クレメンス自身、見つかったことに安堵を覚えていたが、勝手な行動を取ったことに対しては捨て置けず。
「1人になって泣くくれぇなら勝手にどっか行くんじゃねぇ!」とその場で怒鳴ったのだった。
それから泣きじゃくるブリジットを背負い帰路について。
その間、「もうこんなことすんじゃねぇぞ」等といくつか窘めの言葉を向けたことを覚えている]
[翌日、対応が変わりすぎて父と呼ばれたのは衝撃的過ぎたが、今では良き想い出だ]
─ →浴室 ─
[左手は握り込んだまま、腕だけで着替えと石鹸、タオル等を持ち。
階下へ降りると浴室へと直行する。
誰も入っていないのを確認してから、使用中の白い札を下げて中へと入った]
流石にのんびりは入ってられんな。
[脱衣も右手だけで行い、左手は開かない。
服に付くと洗うのが大変だから、と言うとても保父的な理由からだった]
[湯船に浸かる前に手を洗い、石鹸で身体を洗い。
烏の行水が如く手早く済ませた]
………やーだねぇ。
運命(さだめ)なんざクソ食らえだっつーのに。
[もう二度と見ることは無いと思っていたもの。
先程は赤がべっとりと付着していたため見えなかったが、今ははっきりと左掌に浮き出ている]
俺が選ぶ選択肢なんざ、1つしかねぇよ。
[課せられた運命に副うものではない。
たった1つのエゴが、自分を動かす動力源なのだ]
[1〜2分だけ湯船に浸かり、脱衣所に出るとタオルで水気を拭き取り持って来た服に着替える。
今まで着ていたものは脱衣所にある洗面台で軽く手洗し、纏わりついた血の匂いを落とした。
袖を捲くり服を水洗いして、良く絞ってから入浴セットを持って浴室を出る。
進路はそのまま広間へと向けられた]
─ →広間 ─
[広間に戻った頃にはライヒアルト達も戻っていたか。
広間を横断し、洗った服を乾かすために暖炉の前を陣取る。
袖は捲くったままだったから、左二の腕の烙印が顔を覗かせていたが、あまり気にした様子は無かった]
責任なんざ、取る必要ねぇだろよ。
んなこと言ってる状況でもねぇ。
[雪崩の報せの後、ミハエルが言い出した事柄>>114に対し、やや吐き捨てるように言った。
この先きっと、そんなことを気にしている余裕は無くなる。
団長の仮埋葬については異を唱える理由も無く。
それに対しては進んで手を貸すことだろう。
左掌は極力人目に触れぬよう、気を配る*こととなる*]
― 広間(ライ&エリ帰還後) ―
[クレメンスが戻ってくれば、会釈くらいはしただろう。
その腕にある烙印は、父に仕える使用人の数名にもあるものなので、すぐに何かはわかったが、特に言及はしない。
けれど、ふとなにかを思い出しかけた。
昔、幼馴染みの腕に見たなにかと、子供の頃に両親の話を聞いていた事と。
その両方が中途半端にまじって、軽く頭を振る]
ええ、ボクもそう思いますよ。
でも、世間には、現場のことを何一つ考えずに自分の価値観だけを押し付ける、頭の固い人はいるものですから。
念のために言っておくだけです。
[責任なんてとる必要ないという言葉には、そう笑顔で応じる。
そういう輩ほど、権威には弱く。貴族が言ったことであれば、その善悪は考えずに全て肯定するものだ、とは経験上知っている]
― 広間に入る前 ―
[自分では確り立っていた心算でも、年上だからと張った虚勢は通じなかったのだろう。気付けば支えられていた>>113。]
あ、……ごめんね。ミハエル君。
ユーディットも、ごめんなさい。…有難う。
[同じ状況に立っているにも関わらず、周囲を案じる落ち着きを持つミハエルには頭が下がる。情けないと思いつつも有難く手を借り、よろけそうに成った歩みを支えてくれたユーディット>>118にも、謝罪と感謝とを向けるが]
…?
[そのユーディットの細腕は、女性として想像したものよりも力強く感じた気がした。同時に、その腕に昨日刻まれていた蒼い花を思い出す。幻燈歌に、それを思い起こさせる句は無かっただろうか。
昨日は苦笑したユーディット>>116の心の内も解らず、ゼルギウスもユーディットに視線を向けている>>115横で、迷った挙句、案じるようにも相槌を返すだけに反応を留めたけれど。]
─ 集会場への帰り道 ─
そこまで、明確なものはないけど。
……神の使徒としてなすべき事は、口伝として伝えられてる。
[対処マニュアル>>127、という言葉には、わりと呆気なくこんな言葉を返していたとか。
人狼の存在を認められぬ言葉>>128には何も言わなかった。
正確には、言おうとしたらまた、不自然な息苦しさを感じて、言葉が途絶えただけ、なのだけれど。
土産の礼を口にしたのは、その苦しさから逃れたい想いもあった、とは、肩の茶猫だけが知り得るか。
ただ、返された安堵の様子には、こちらも同じ想いを抱いていた、のだけれど]
─ 集会場 外 ─
……ゼル?
[集会場へと戻り、最初に目に入った姿>>122に瞬き一つ]
まさかとは思うが、わざわざ待ってた?
……身体冷やすだろうに。
[呼びかける声には、呆れの響きが乗る。
ともあれ、状況を問われたなら、一つ息を吐き]
……詳細は、皆のいる所で説明するが……雪崩で、道が塞がった。
[端的に、状況を説明する。返されたのは淡々とした反応で。
それに戸惑いながらも、中へ、と二人を促した]
─ 集会場 広間 ─
[中に入り、空気の暖かさにほっと息を吐く。
戻るのと前後して、湯を使っていたらしきクレメンスが戻って来たか]
……遅くなりました。
それで、村への道の事ですが。
[雪崩による状況と、復旧までにかかりそうな時間。
それらについて、端的な説明をする様子は、自衛団長と問答していた時よりも一層冷ややかで。
親しいものであれば、さすがに異変の断片を感じうるか。
その後の、ミハエルとクレメンスの責任云々のやり取りに天鵞絨は僅かに細められ]
……元より、伝承の……『幻燈歌』の再現を求めた時点で、団長殿、並びに自衛団はそこを承認しておられるはず。
中央からの書簡の事もありますし。異論自体出はしないでしょうよ。
[ごく静かなまま、そう、言い切った]
― 広間 ―
[外から戻ったライヒアルトとエーリッヒの傍らには、ゼルギウスも居たか。
帰って来た二人>>126>>129を見て、雪の中飛び出して行った事にようやく気付く。ライヒアルトに案じる視線を向けるのは、理由を知らぬ彼の不調を知るため。唯、約束通り、それを言葉に出すことはしない。]
…雪崩?如何して、こんな時に…。
[冷静な説明と、添えられる前向きな声を聞く。重なる現実の惨さに目を瞑り、ユーディットが用意してくれただろう紅茶のカップに持つ指先にも力が籠った。
その後、上げた視線は暖炉の前に場をとるクレメンス>>136の下へ。その姿がもう血に濡れていない事に安堵の息を零すものの、左手を庇っている――ように見えて、瞬く。原因を探すように姿を眺めたので、二の腕の烙印も僅か見えたが、その場で何とは理解至らなかった。一瞬腰を上げ掛けるも、]
…、ギュンターさん。
[ミハエルの提案によって人々が動くなら、勿論その邪魔をする事はなく。
唯、交わされる会話とミハエルの笑顔>>137には、複雑そうな表情にも成った。]
―部屋J―
[朝。
団長>>7を呼ぶ声は部屋まで届いて、浅い眠りから引き上げられる]
んー……
[目を擦り、ふるふると頭を振った。
未だ完全に目は覚めていないようで、すぐに確認しようと飛び出して行くことはせず、まずは窓の傍に寄る。
ほんの少し開いて]
さむ、
[入って来る空気に身を竦めながら、隙間から下を覗き込んだ。
そこに、白を染める赤いいろはない]
[下には何もない――足跡さえも、既に雪の下。
昨夜この窓から、或る部屋で眠っていたものによく似た毛並みの、一回りほど小さな獣が、この窓から下へと降り立った]
[暫くそうしているうちに、目も徐々に覚めてきた。
窓を閉じる。その掌には絆創膏。
昨夜脅しの割には痛くない治療を受けた後、部屋に戻ってから自分で貼ったらしい]
……帰りたい。
[着替えと共に入っていたそれは、恐らく親が入れてくれたのだろう。
自衛団から知らせを受けた彼らが何を言ったか、ベアトリーチェは知らないが。
呟きと共に、白い息を吐いた]
[“早く”帰りたいとは言えなかった。
もう戻れないと聞いていたから。
絆創膏の下に隠された傷は、既に小さくなっている。不自然な程に]
―→広間―
[ベアトリーチェが広間に顔を覗かせた時には、外で起こった諸々は既に片付いた後。
修道士たちからの報告も伝わった後だったろうか。その詳細は知らずとも、空気の重さくらいは子供にも判る]
……えっと。
[挨拶も忘れ、すぐに中に入ることも躊躇うくらいには**]
─ 広間 ─
[説明している間、向けられていた視線>>143には気づいていたが。
今は成すべき事を、という意識が働いていたから、天鵞絨をそちらに向けはせず。
ただ、肩の上の茶猫がにぃ、とか細く鳴いていた]
…………。
[一通り、話すだけ話した後は、空いている椅子の一つに座って、茶猫を膝の上に乗せる。
見上げる猫を見やる天鵞絨は、僅か、翳りを帯びていた]
― 広間 ―
[広間に戻る前。ブリジットにごめんなさいと言われた>>139その時は、「無理はなさらずに。大概の女性には、この状況は辛いでしょうから」と苦笑して返しただろうか。
その後、自衛団はその辺りを承認している筈という>>142ライヒアルトの言葉には、僅かに目を伏せて]
そうですか。
ではギュンターさんは、ご自分がこうなる覚悟もあったということですね。
[低い声でそう呟き。ため息をついた。
その後、微かな声>>146が聞こえて視線を廊下への扉へと向ければ。
ベアトリーチェが様子を窺っているだろうか]
おはよう、ベアトリーチェ。
良く眠れた?
[そうかける声は、いつもより少し柔らかいものになるよう意識して。
逃げられなければ、昨夜と同じジュースを飲まないかと、促すだろう]
[ベアトリーチェをジュースでおびき寄せる事に成功したなら。
ジュースやお菓子などで気を惹いている隙に、ギュンターの遺体を周囲の血で染まった雪ごとどこかに運んで、雪に埋めるつもりで居る。
あれは子どもに見せていいものじゃありません。
少なくともベアトリーチェをしばらく屋外には逃がさないつもりです]
― 回想 ―
[温かい紅茶を飲みながら、先ほど思い出しかけた事を思い出そうと考えてみる。
ひとつは、すぐに思い出せた。
いつも長袖を着て腕を隠している幼馴染の腕にある青い何かを、何かの弾みで見た事があった。
「それなに?どこかにぶつけたの?」と、青痣だと思って訊ねた時。
幼馴染の挙動がものすごーく不自然になった覚えがある。
なんとなく、自分の胸の蒼花に似ていたような気もしたが、一時的な痣だと思っていたので、すぐに忘れてしまったのだった。
そして、もうひとつは………]
『ミハエラには、伯父さんがいるのよ』
[幼い頃、たしか母がそんな事を言っていたのだったか]
『とってもヤンチャな人でね。だけど、本当はとても優しい人。お父様は、少し兄さ……ミハエラの伯父さんに似ているわね。身長以外は』
[とても懐かしそうにそう語っていた母。
その伯父さんはどこに居るのか、と訊ねたが。母も知らないのだといって、寂しそうに笑っていた]
─ 広間 ─
少なくとも、無事ですむとは。
思っていなかったでしょうね。
[団長の覚悟>>148について紡いだのはそれだけ。
少なくとも、彼らは老神父の亡骸を見て、この状況を選んでいたのだから、と。
自分の中では、そんな結論が出来ていた]
……ん……ああ。
[茶猫を撫でつつの物思いを破ったのは紅茶を、と誘う声。>>151
瞬きの後に上げた天鵞絨は、先よりは静かないろを宿していた]
そう……だ、ね。一杯、もらっておく。
[身体が冷えているのは事実だから、一つ、頷く。
広間の入口から覗き込む少女に気づくのは、やや遅れてのこと。
先に気づいた茶猫は、にぃ、と短く鳴いていたが]
[たしか、母から伯父の存在を聞いたその日の夜だったか。
珍しく母の静養についてきていた父が、自分を寝かせつけようと枕元にいた母に、声を掛けていた。
そのときは殆ど眠りかけていたから、父も母も、自分がまだ眠り切っていないとはきづいていなかったのだろうが。
話し声が聞こえれば、一時的には目が覚めて。こっそり両親の話に聞き耳を立てていた]
『お前の兄に会ったぞ』
『何処に居るかは教えられん。お前たちには教えぬと、そう約束したからな』
[思いっきり捻くれ者で性格も悪いが、約束した事は半分くらいは守る父は、その後も母に伯父の行方は教えなかったようだ。
なお、父が守る約束の半分は『数少ない信用する者と、その者に近しい者』と交わすものだけ。残る半分は、信用に値しない者と交わす、最初っから破るつもりでいるものだ]
『そうですか。兄は、やはり何かの罪を?』
『うむ。私は見なかったが、腕に烙印があるそうだ』
[そこは話さないという約束はしなかったらしい。即答だった]
『そうですか。昔から、ほんっとーーーーーにヤンチャな人でしたからね』
[しみじみと言って、大きなため息を吐いた母。
後にその会話の意味を知った時は、烙印押されるような罪を犯す事まで『ヤンチャ』の一言で片付けるような女性だからこそ、あの父と夫婦なんてできたんだなぁ…と納得した]
(………烙印。
で、伯父さんって母上の兄なんだから、当然この村の出身、だよね)
[思い出した事を考えて、もう一度クレメンスの方に視線を向けたりしたかもしれない]
[目が覚めて、最初に感じるは違和感。]
……なに?
[違和感を強く感じる窓へ近づいて、それを開け放つ。
まだクレメンスの上着がかかった遺体と、
雪に散った赤はそこにあっただろうか?
あったのなら小さく息を呑んでその場に座りこみ。
なかったのなら、]
……ヒッ……!
[視線を室内へと向けた先に見えた物に小さな悲鳴を上げて座りこんだ。]
…………だ、んちょ………さん…………?
[暫くして震える声で紡いだのは下で骸と化した団長で。
普通なら透けては見えない筈の壁が、その姿からは透けて見えて。]
な…んで………?
だんちょ…さん、死んだ…の…?
[小さな声で目の前に見える人へ疑問を投げるも、返事は返る事はなく。
そのまま姿は掻き消えて。]
……か、くにんしなきゃ……!
[開け放した窓を締め、そのまま階下の広間へと早足で向かった**]
― 集会場・広間 ―
[誘いへ頷き>>156が返れば、座っていた椅子から少し腰を浮かした。テーブルの上には未使用のカップと紅茶の入った陶器が未だ残っていたので、用意を整えて彼の前へ置いて。]
どうぞ、ライさん。…、…大丈夫?
[添えるのは在り来りな科白。唯、返答を窺うよう天鵞絨を見詰める目は複雑に。
反応を視界に収めた後になるか、保父が通りかかった際、交わす小さな会話>>159。]
……何とも無い、なら良いんだけど。
[見上げた相手は笑みを返してくれたが。他者を安心させるためような表情を信用出来たかは如何かは、その後左手に暫し視線を向けた事で察して貰えるだろうか。]
― 現在・広間 ―
[ついついクレメンスを凝視してしまっていたが、視線を返されれば>>159、慌てて目をそらしたり視線を彷徨わせたりしただろう。
この上なく不審である]
(まさか、他の人も居る中でいきなり「ボクの伯父さんですか?」とか訊けないし……)
[他の人が居なかったら、間違いなく訊いていた。
他に居るのが、自分の色々を知っているユーディットとアマンダくらいだったなら、確実に訊いていた。
その後、ベアトリーチェに逃げられておらず、さらにジュースやお菓子で気を惹くことができていたなら、少女の事はアマンダかブリジット辺りに任せて、クレメンスと一緒に遺体の仮埋葬に向っただろうか]
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