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だって、団長さんはそう望んでいるでしょう。
[中へ入ろうと動き出しながら紡ぐ声は冷たい]
おばあ様も、団長さんと長くお話してたのだから。
もしかしたらこうなる可能性を知っていたかも。それなら。
『故人の意思を尊重しなければ浮かばれない』
[無表情で結んだ言葉は、冷ややかを通り越した機械的な硬さを持っていた]
― 聖堂外 ―
[「約束」と、そう言って結んだ指と声>>141
それとは違う温度を持った声と、落ちた言葉>>143
そっと、イレーネに声を掛けるカルメン>>142を見る。
その言葉に、一つ頷いて、イレーネと共に歩きながら]
イレーネちゃん
団長さんは、そしてシスターも、君がそういう事をするのは望んでいないよ…
君がそういう事は言っちゃいけない。
故人の遺志、なんて本人が残さなきゃわからないだろう?
だから、そんなことは考えちゃいけない。
[言い聞かせるように、それでも優しく。
出来るなら、この小さな手を、そんな罪で穢す事のないようにと]
―談話室―
[冷えた身体をあたためる為、談話室に行くと
空いている席に腰を下ろして息を吐いた。
パチパチと音を立てて燃える薪。
その音を聞きながら、ゆると目を伏せる。]
ああ。
[思い出したような声が漏れた。
結局、シチューをねだる置手紙をしたまま
無断で休んでいる状態の酒場とそのマスターを思う。]
こんなんじゃ仕事なくなっちゃう。
――ううん、そんな心配する状況じゃないんだっけ。
[殺すか殺されるか。
そんな状況を思い出してまた表情が曇る。**]
― 聖堂外→談話室 ―
[見上げる顔は、迷うような、困ったような表情>>149で、かと言って、自分の意見にも根拠があるわけじゃないから]
そうだよ……多分ね。
[その言葉は、彼女をまた悩ませてしまうかもしれないけれど、答えを見つけることが出来るのは多分、イレーネ自身だけだろうからそんな風に言って]
だって、あんなに優しい人たちだもの。
[殺し合いなど、と続けようとした所に落ちてきた言葉>>150に瞬いて、一度だけ首を振る]
誰かが、かも知れないけど、イレーネちゃんがやることじゃないよ。
それに、殺しあわなくていい方法だって、きっとある。
[それは、自分が見た「双花」を根拠にしたものだったけれど、そこまでは言えなかった。
そうして、談話室で気を紛らわせるかのように手伝いに向かう姿を見遣って、空いている椅子に腰掛けて溜息をひとつ、吐いた**]
[――自衛団長を襲い、喰らった。
本能に抗うことなく過ごした夜からまだ一日も経ていない。
ゆえに、抗うことで受ける苦痛も、今は遠い。]
─ 談話室 ─
[起こす者がいたのか、それとも集まりだした人の気配からか、レナーテはようやく目を覚ますと未だ意識胡乱な様子のまま皆の様子を伺い]
場に緊張があるな。
──また誰か死んだか?
[無遠慮にそう言い放った]
やれ誰が殺されただのもいいが、いい加減に自分たちの身を守ろうとは思わないのか?
そうやって思考も行動も止めていれば、犠牲者は出ないとでも?
いるんだぞ、確かにこの中に───犯人-ケモノ-が。
[腰の細剣を抜くと一人一人をその切っ先で指して行く]
おまえか?
おまえか?
それともおまえか?
いるのだろう?人の血肉を食らう化け物がここに。
本性を見せてみろ。
美味かっただろう?
興奮しただろう?
人が番う肉の悦びなど比較にならないほどの快楽を得ただろう?
ならば、なぜ人であり続けようとする?
──本性を見せてみろ。
─ 聖堂外 ─
[>>97マテウスの返答には眉を寄せるも、この場で言い争っても時間が無為に過ぎるだけ。
早く団長を中へ運んだ方が休む時間も作れるだろうと、口を噤んだ。
>>116場を開けてくれたカルメンと、>>100手伝いを承諾してくれたライヒアルトにありがとうと礼を言ってから作業に入った。
もし気にかかる素振りが見えればまた口を出してしまいそうだったので、あえてマテウスの方を見るのは避けて。
だから彼の左手にある赤には気付くことは無く、作業に集中していた為にエーリッヒ達が来ている事にも気付かなかった。
そうしてシーツに包んだ団長を持ち上げようとして、バランスがおかしいことに気付く。
>>108力を入れていないのではなく入らないのだろう男に物言いたげな瞳を向けた後、息を吐いて]
─ 聖堂外 ─
…アタシ達が運ぶから。部屋までの案内をお願いできるかしら?
[やっぱり無理してるんじゃないの、という言葉を飲み込んで。
彼に先導してもらう形で団長を中へと運び込んだ。
そこでようやくエーリッヒ達も外に来ていることに気付き]
アンタ達も、中に戻んなさい。
こんなとこに何時までも居たら、身体が冷えちゃうわよ。
[そんな言葉を残し、けれど彼らも中に入る事までは確認せぬままに横を通りすぎた]
─ 団長の部屋 ─
良いわよ、アタシもギュンター小父様にはお世話になってるもの。
[団長をベッドに寝かせ、>>119マテウスからの礼に小さく頭を振って返す。
まだ過去形にできないのは、老尼僧に続いての死を受け入れ難いから。
>>115ライヒアルトの祈りに続けるよう、マテウスと同じように黙祷を捧げて。
>>122お茶を淹れるという司書に続いて部屋を後にしようとして、足を止め]
ねぇ、マテウスさん。
確かにこれは誰かが背負わなきゃいけない事でしょう。
ギュンター小父様がこうなってしまった以上、貴方が適任なんだろうとアタシも思うわ。
貴方は責任感も強いし、護らなきゃいけない子も此処に居る。
でも、アタシ。今の貴方には背負って欲しくないの。
─ 団長の部屋 ─
だって貴方、自分のことは護ろうと思っていないでしょう?
[マテウスがこちらに意識を向けていてもいなくても、ただ彼を見つめて言い募って]
貴方が背負おうとする心が、間違いだとは思わない。
でも、もう少しだけ余裕、持ちなさいよ。
[そう言うと微か弱い笑みを向けて]
お願いだから。
アンタのこと大事に思ってる人達の気持ちを蔑にするような真似は、しないで頂戴ね。
[そう言うと、ようやく部屋を後にした]
─ 厨房 ─
[団長の部屋を出ると、その足で厨房に向かう。
お茶を淹れると言っていた通り、そこには司書の姿があって。
手伝うと声をかけるより早く、>>133耳に届いた歌声に足が止まった。
歌が終わるか、こちらに彼が気付いたか、歌声が途切れるとようやく我に戻り]
あ、えぇと。
手伝えることはある、かしら?
ほら、昨日言ったでしょう。
[そう申し出をして、茶器の準備なり茶菓子の用意なりを手伝おうとして]
…さっきはごめんなさいね。
空気良くないところに巻き込んじゃって。
[聖堂外で、マテウスと自分の様子に気を遣わせたろうと謝りを入れた**]
アンタに言われずとも、やらなきゃならんことくらい、分かっている。
……けどな。
アンタみてぇに簡単にゃ割り切れねぇんだよ!
[思わず語尾が荒れた。
凄むように相手を睨みつける。
昔の言葉遣いに戻っただけなのだが、知らぬ者には豹変したように見えたかもしれなかった]
脅し?
これはまた呑気な。
[そう零した呟きに被さるように声を荒げたマテウスには驚いた様子を見せる。
だがすぐにその表情は淡白な顔へと戻り]
大の男が割り切れないと喚くのか?
なら誰がやる?
お前の娘にやらせるか?
化け物かもしれない ニンゲン を殺せと。
[飄々とした口調に笑わない目で、これは洒落や冗談ではないと告げる]
確かに、私はここの人間ではないからな。
敵にかける情けは無い。
もし、殺したい相手が決まったら代わりにヤってもいい。
決められないなら決めてやってもいい。
[そう告げて剣を収めると椅子に腰を下ろした。
その態度はどうする?と一同に尋ねるように。]
― 回想/五年前 ―
[両親が死んだのは五年前。
俺に会いに町に来たその帰りに、馬車ごと崖から落ちた。
予定より帰りが遅いのを心配した村の人が探して、見つかった時には、遺体は獣に荒らされていた。
父さんは慎重な人だったし、夜とはいえ慣れた道で馬車の扱いをしくじるような人じゃなかった。
恐らくは、獣か何かに驚いた馬が暴れて、制御し切れなかったのだろう、と人々は言った。
俺が対面した遺体は、そんな理由からかきっちりと布に覆われて、顔だけが俺が見えるようにと晒されて。
その顎の下、布で隠れるぎりぎりの位置に覗いた傷跡……まるで、掻き切ったような抉ったような……
これは、野生の獣の傷なのだろうか?
だけど、その時はそれ以上の事は考えられなかった]
― 回想/五年前 ―
[葬儀が終わって、様々な手続きを終えて町に戻って暫く後。
所属している劇団が、いつも世話になっている地元の教会のバザーで劇をすることになった。
それ自体はよくあることで、教会を訪れ話をすることもよくあることで。
その日も、そんな風に話し合いを終えて]
あ、俺、裏庭見ていくから、先に帰ってて。
[教会の裏庭には花壇があって、普段余り人が居ないのに手入れだけはされていて、その花を見るのが楽しみだった。
いつもなら外から裏に回るのに、何故かその日は近道をしようと教会の中を歩いていった。
普段はあまり使われていないその場所を通り過ぎようとして、足が、止まった]
(………え?)
[聞こえてきたのは話し声。人が居るとは思わなかったその部屋から聞こえてきた、両親の名前]
― 回想/五年前 ―
(なんで、こんな所で、父さんたちの話を……?)
[聞くつもりなんかなかった、だけど、足が動かなかった。
聞こえてくるのはあの事故の事と……]
「人狼」
「自己制御ができていない」
「探せ」
「処分しろ」
[何を言っているのかわからない、だけど、両親の事故が「ただの事故」ではないことは、俺にもわかった。
これは聞いてはいけない、知ってはいけない事だと、頭の中で警告が鳴る。
そして……]
「そこで何をしている!」
[鋭く、険しい声に我に返る。部屋の中の気配が変わる]
― 回想/五年前 ―
………あ……
[逃げ出したいのに、足が泥沼に嵌ったように重くて動かない。
部屋の中から出てきた人々の、鋭い視線に射抜かれて声も出せない。
踏み込んではいけないものに踏み込んだのだ、と。
もう、戻ることは出来ないのだ、と、その時思った]
― 回想・終 ―
― 談話室 ―
[かく、と体が傾いで、はっとして目を開ける。
目を閉じていたのはそう長くはなかったろう。
その目の前に突きつけられていた、剣の切っ先>>154]
うわっ!
[慌てて体を引くが、それにも構わずレナーテが同じ事を、この場の一人一人にやっていく。
見かねたマテウスがそれを制する>161が、レナーテは止めるどころかマテウスに反論>>163を始めて
それに対するマテウスの声>>165にも苛立ちが乗って]
………なにやってんだ、レナーテさん、あんた……
酔ってるんなら。外に行って酔いを醒ましてきたらどうだ?
いくらなんでも、放っては置けないな、そんな暴言は。
[椅子に座ってこちらを見回すレナーテ>164にそう返す]
― 談話室 ―
マテウスさんの言うとおりだ。
レナーテ…あんたの一人の意見で動く気はないよ、俺はね。
今、ここの最年長で、責任がある立場を任せられるのは、マテウスさんだ。
あんたじゃない。
[普段なら、敬称を略す事などしない声が、半ば苛立ちと共に落ちる]
これ以上、勝手なことは言わないで欲しい……
これ以上は、いくら俺でも庇いきれない。
なんなら、酔い覚ましに『ブラックカラントのフレーバードティー』でも淹れようか?
昨日、ドライフルーツを見つけたから、ね。
[最後の言葉は、普段どおりに軽かったけれど、視線はレナーテを睨んだままで**]
─ 前日 ─
[談話室を出た後、男が向かったのは地下の貯蔵庫だった。
持ち出したのはチーズや燻製の類と、酒。
それを持って客室に閉じこもる。
もっとも、このまま篭りきっているつもりはなく]
……なんとかして、ここからずらからねぇと。
[赤毛の少女から向けられた言葉を思い返す。
このままここに居たら命が危うい。
それは、本能的に察知していた。
とはいえ、その日は結局逃げ出す機を逸して──翌日]
─ 客室 ─
[緊張から、浅い眠りと覚醒を繰り返していた男の意識を目覚めさせたのは、外から聞こえた叫び声。
何事かあったか、と、扉に張り付き息を潜める。
とりあえず、男を訪れる者はなく、人の足音や話し声が遠ざかり、静寂が訪れたところで、男は身支度を整えた]
……何が起きたかはわからんが……くずぐすしちゃ、いらんねぇな。
[とにかく、ここから逃げ出す。
道が塞がっている事は聞いていたが、このままここに居るのも危険だ、という警鐘が男を突き動かしていた]
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