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[アマンダはティルが少しでも楽なように、その背をソファーへと凭れさせる。
そうしてから、彼の視線に気づき小首を傾げた。その表情の意味までは判らない]
ん? どうかした…ああ、先に水分かな。
ハーヴ、何か飲み物を…
[乾いた唇と小さな声に、水分補給が先かと判断し立ち上がろうと]
[アマンダは首を振るティルに、不思議そう。
けれど、手際よくカウンターに準備された二つのグラスの涼しげな音が小さく響けば、受け取るために足を踏み出し]
あ、そうだ。これ、届け物
[手が埋まっていてはグラスが持てぬと、ティルの手にそれを渡して]
もう、失くさないようにね
[それだけ言って、ソファーに背を向ける]
−中央部・広場−
[ベアトリーチェは広場に置かれたベンチのひとつに座って居りました。膝の上にはスケッチブックがあり、手の中には鉛筆がありましたが、肝心の紙はまっ白で、そこにはなんにもありませんでした。
眼は行交う人びとに向られていましたが、ここではないどこかを見ているようでもありました。]
[返された小瓶を見て、その瞳からふたたび涙があふれる。
それはしあわせそうでも……かなしそうにも*見えたかもしれない*]
ありがとう
[そうしておりますと、黒の猫がするり人ごみを抜けて、足もとまでやって来ました。左の手を延ばして触れ、ベアトリーチェはゆっくりとまたたきをしました。生きたものではないそれはあたたかいのかもよくわからず、ただ、きみょうな感覚がありました。]
[アマンダは耳に届いた声に、少しだけ振り返る。
翠樹から零れ落ちそうな透明な雫と、その表情に微かに息を呑んで]
……ん
[一つだけ頷いて、水分補給の為のグラスを取りに行く。
しあわせそうな、かなしそうなその表情に、気付かない振りをして]
[使い魔を通して視えた光景。
翠樹の魔の持っていた小さな瓶。
彼と以前に交わした会話を思い出す。
苗床たる少年は、変化を厭うのだと言っていた。
神の御子と呼ばれる少女は、厭わないと答えた。
それは、自分がこの世界にあり、生きているからだと。
確かに少女は、世界が好きだった。好きだった、はずだ。
けれども、自らの真実を知った現在は、解らなくなってしまった]
[地に届かない足を、ぱたりと揺らします。]
……お腹が空いた。
[なんとなく声に出して云いますと、白い紙に円く線を引いてゆきます。今の季節にはない、赤の果物。ベアトリーチェはよく、そのままに齧ついていたのでした。]
[音のすぐあと、透明な光が舞ったのが見えた人は居なかったでしょうか。気附くとベアトリーチェの小さなてのひらには、すきとおるような赤いいろの果実が収まっていたのでした。]
[アマンダはティルの傍のテーブルに、そっとグラスを置いて離れる。邪魔をしないために。
手を貸して欲しいと呼ばれれば、直に傍へと戻るだろう。
そしてグラス片手にいつもの席へと戻り、喉を潤す。
岩清水は冷たく、喉の奥へと滑り落ちていく]
…や、おはよう?
[身を起こす気配に肩越しに振り向いて、空いた手を振る。
尻尾のような長い髪も、緩く弧を描いて揺れた]
―Kirschbaum―
[からん、と扉を開けて入ってきた...
翠樹の少年がソファーに座っているのを見て驚くが
すぐに駆け寄って、持っていた茶色の紙袋を手渡す]
これ、土産。
[流れ落ちる雫には気づくも...は話題に触れず
ただ袖口でごしごし擦って雫を拭き取る]
…おはよ。
[くしくしと、寝ぼけた目をこすると、乾いた血がぱらぱら落ちた。]
おなかすいた。
[相変わらず、緊張感のない反応。]
[久しぶりにエプロンをつけ、Kirschbaumの厨房にたつ]
ダーヴィットさん、もう「おそよう」の時間だよ。
何食べたい?さくっと作るよ。
[季節外れのそれがどうしていま手もとにあるのだろうとへんに思いながらも、ベアトリーチェはスケッチブックを畳みますと、腰を上げて一歩足を前へと出しました。あゆみながら大きく口を開けて、赤い実にかぶりつきます。しゃりりと音がするとともに、甘酸っぱいような味が口の中を満してゆきました。
お日さまは一日の役目を終えて地平線に下り始め、そらは柘榴石よりも昏い赤に染まってゆきます。あとわずかすれば、*六時を告げる鐘が鳴渡ることでしょう。*]
[完璧に虚をつかれた顔であけた紙袋からかれへと、苗床は視線をずらした]
いや。
だから
…………
[なんであんぱんと牛乳なのかと*問いたくなった*]
や、こんにちは。昨夜はどうも。
[アマンダは、ドアベルを鳴らし入ってきた少年にも手を振る。
直に翠樹へと駆け寄る様には、仲がいいなと小さく呟いたかもしれない。
ダーヴの発言には小さく笑う]
なら、何か頼めばいい。
[既にハーヴは何やらいい匂いを漂わせ始めているようだった]
いや、適当とか一番厄介だから。
今日のダーヴィットさん限定おすすめ「親子丼デラックス大盛」でいい?
[今適当に名付けた料理名を言う...
とティルが変な顔をして見ているのに気づき]
ん?一個じゃ足りなかった?
ごめんな。僕今金欠だからこれ以上は無理だよ。
バイト代入ったらね。
[本人は至って真顔]
[アマンダは(驚きのあまり)泣き止んだティルとユリアンを見やる]
本当に、仲がいいね。
[紙袋の中の真実なんて、気付かない]
[...はダーヴィットには巨大親子丼二つを持ってきた]
さて、これで足りる?
アマンダさんにもサービス。
[アマンダの前にはクランベリージャムが一杯かかったスコーンと石清水]
[アマンダは目の前に置かれた美味しそうな品に目を丸くする。
果実を好むアマンダには、とても魅力的な品だけど、どうやって食べればいいのかよく判らない]
あ、うん。ありがと?
[幾度か目を瞬いて、フォークはないので手に取って齧り付く。
甘酸っぱいクランベリージャムが口の中に広がり、美味しそうに目を細めて嚥下する]
ん、美味し。
[唇に紅のように付いたジャムまで舌先で舐め取り、*ご満悦*]
[フライドポテトをつまみ食いしながら、
アマンダの言葉に返事する]
うん。仲良しさんで羨ましいでしょう。
[ふふふと笑いかけようとすると、
丁度アマンダが唇を舐めるのが目に入り、
自分でも理由がわからないのに顔が*赤くなった*]
あぁ、さんきゅ。
[大きな丼ふたつを受け取ると、箸をつける。
給仕の思春期らしい素直な反応をほほえましげに見守りつつ、確実に目の前の小山を片付けていく。]
─昨夜・???─
[ブリジットと別れたあとも教会には帰る気が起きず、光の届かぬ路地裏を当てもなく彷徨う
彼女と別れたあと、影輝からの影響が消えたせいか、再びナターリエの脳裏には呪言が響き渡る]
うるさ…い。私は……そんなこと望んで……ない
[蹲り、頭を抱え拒絶の意思を示そうとする]
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