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─二階・自室/昨夜─
[屋敷に戻り、状況を聞いて。
色々とため息をついたりなんだりしつつ、セレスを連れて自室へと]
……て。
なんですか、コレ?
[それで、差し出された物にちょっときょとりとしていたりとかは、緊張の中でののんびりとした一コマ]
まだ、貰っていないものがあるから。
一つ目の目的は達したけれどね。
[宙を彷徨う手][眺める眼差し][冷たい。]
嗚呼。
そう。
解ったから、“僕”が此処に居る。
君達の言う“アーベル”はその為のものだったから。
あのまま自我が育ったら、困った事になったけれどね。
君達の、ちから。
[伸ばされた手]
[眉を顰め、]
[躊躇い無く 払った。]
……触らないで呉れる?
“僕”も“彼”も、
アーベルと呼ばれる存在だ。
同じで、違う。
[その後、いくつか言葉を交わして。
……セレスは少し、機嫌を損ねたりもしたようではあったけれど。
それを笑って受け流しつつ、眠りに落ちて──翌日]
─二階・自室─
[目を覚まし、最初に確かめたのは呪印の具合。
痛みはなく、それなりに安定している様子に、一つ安堵の息を吐く]
……ヴィンター、悪い。少し、頼む。
「……まったく」
[処置なし、と言わんばかりにばさりと羽ばたく白梟に苦笑しつつ、癒しの光を印に受け、痛みを抑える]
さて……んじゃ、どうしたもんかね。
[落ち着いたところでぽつり、零れたのはこんな呟き]
……嗚呼。
精神の竜か。
あれには、礼を言わないとね。
おかげで、思い出せた/解った。
けれど、あれとは、また違うよ。
君に理解出来るように説明するのは時間の浪費だ。
故意であれ無自覚であれ、
己を消そうとした存在を好きになれるものか。
“彼”こそ、僕にとっては理解出来ない事だらけだ。
[不意に、セレスがぴくり、と身を震わせる。
同時に感じる、気配]
……おやま。
堂々と、いらっしゃった事で。
[くすり、と笑みつつ立ち上がる。左肩に舞い降りる白梟と、右肩に飛び乗る碧の獣]
……んじゃ、行きますか。
[口調は軽く。どこかに散歩にでも向かうような、そんな感じで]
─…→広間─
―自室―
[寝台の上に仰向けに転がり、閉じていた目をぱちりと見開いた]
………
[寝台を降り、廊下に出ると、天聖の麒麟の部屋の前へ]
気をつけてください。
[ドア越しに声をかける]
[逃げろとは言わなかった。多分、それは意味がない]
……、
[ゆるり、][振り向く]
[異なる青の双眸が、黒を見据えた]
やあ。
[返すのは淡々としたものではなく]
[静かながら感情の篭められた声]
……久方振りというべきかな。
「虚のいとし子」。
[呼ばれた名は、竜郷での通り名。皇竜により、つけられし物]
……ま、そう言うべきなのかな?
[にこり、と笑う。それは、旧知の友にでも向けるような笑み。
ただし、見据える異眸は鋭さを失いはせずに。
肩のセレスは、やや首を傾げてじ、と青を見つめて]
―二階個室―
[広間へ降りる前、一度部屋に戻りて亜麻色の布を置きかけて――]
…あ……
[不意に変わった『何か』に、私は小さな声を上げる。]
そこにかけられたのは、雷精の声]
………はい。
[始まるのだと――私は籠に眠りし紫の羽竜を両手に掬い上げる。
恐らくは何処に居ようと同じ。
それに――隠れていようとは、思わなかった]
[オトフリートを呼ぶ名に、その表情に、僅か、目を伏せる]
[言葉は差し挟まず、静かに対峙する二人を鋼の瞳で見つめている]
[合わせるように][微かな笑みを含む]
[返す視線には親しみなど微塵も無いが]
折角の再会だ。
のんびりと茶でも飲み交わす、
というわけには行かないけれどね。
[集まる気配に気付いたか、眼を細めた]
さすがに、この状況じゃ、俺も呑気に茶を淹れる気にはなれんしね。
[ふ、と笑む。集まる気配は気づいていても、振り返りはせずに]
……さて。
ご用件は?
嗚呼。
今更、言う事でも無いのだけれどね。
界の軋みは、既に感知しているのだろう。
影輝の精霊が抑えはしたようだけれど、
長くは持たないに違いないから。
その前に、纏めて「頂こう」かと思って。
纏めて、ねぇ……。
世に満ちし、十五の属。
その全てを得て……何を、望む?
ついでに一応聞いとくが、機鋼界が崩壊したらどうなるかは、わかってんのかな?
『纏めてって、風呂敷包みじゃないんですから…』
[ぼそりと、ものすごくローカルな突っ込み。風呂敷を知ってる者が何人居るやら]
その様子だと、わかっていないよーで。
[困ったもんだ、と肩を竦めて]
精霊界は力の中枢であり、源。
源が消えたらどうなるか、なんてのは、言わずもがな、と思いますが。
ま、何にせよ……。
[言いつつ、す、と右手を横へと伸ばす。
乗っていたセレスがするり、と滑り落ち。
ゆらり、絡みつくのは漆黒の光鎖]
道理を知らない子供の我がままにゃ、いつまでも付き合ってられんのでね。
……そろそろ、『器』を止めに行きたいんですが?
嗚呼。
それはそれで、構わないよ。
[いともあっさりと。]
――紛い物で居続けるくらいならば。
数多のちからがあれば、変われるかとも思ったけれどね。
[じゃらり、]
[左の腕を持ち上げる][鎖が鳴った]
永遠の反抗期に、どうこう言われたくはないな。
―広間―
[辿り着いた先で目に入りしは、対峙する青と黒。その肩の碧と白。
少し下がりて見守る紫黒より、更に後にて私は藤と共に見守る]
………
[あおを見やる淡い菫色には、哀しみが揺れて]
そっちは構わなくても、こっちにゃ一大事、なんだけどねぇ。
[実際には、誰にとっても『人事』ではないのだけれど、言った所で水掛け論、と口にはせずに]
って、紛い物……?
[短い言葉に首を傾げるも。続いた言葉に、くく、と思わず笑みをもらし]
何せ、無限存在ですから?
常に何かに反抗していないと、ただ、流されるだけになっちまうんでねぇ。
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