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─ 集会場 広間→浴室前 ─
知らなーい。
[>>48ゼルギウスにはきっぱりそう言い説明を聞こうとすると、>>72教会のと進められたので視線は自然ローザやライヒアルトへ向く。やりとりに気づいてくれたのか、ローザが>>49歌い始めるのを耳を澄ませて聞いていた。]
ありがと、ローザさん。ゼルさんもありがとね。
ん……まだちょっとよく分かんないけど。
人狼と、他にも何か変な力持ってる人の事が唄われてるのね。
んで、その再現って―――…
[いまいちまだピンときていないような素振りで首を傾げていたが。
>>46ミハエルが伝言を託し終えてこちらに見張りを求めると。]
はーい、ちょっと待っててねタオル持ってくるから。
[そう言いタオルだけ用意してから浴室の前で見張りを兼ねて立っていた。]
─ →1階廊下 ─
[階下に降りる時に擦れ違った者は居たかどうか。
喩え居たとしても、余程でなければ声をかけることはしなかった。
階段から落ちるとか、行き倒れてるとか言うなら話は別だが]
しっかし……やること無さ過ぎるのも問題だな。
[普段であれば子供達の相手や家事など、時間が足りないと言う程だったのだが。
今はそれも無く、酷く手持ち無沙汰になっていた。
一服するにも煙草は尽きていて、結果、何もすることが無い]
─ 集会場 広間 ─
[姉と茶猫とを見送った後、小さく息を吐く。
無意識、右手が服の下に隠した十字架を掴んでいた。
子供の頃から変わらぬ癖のような仕種は、内心が乱れている時に決まってやるもの、と。
知っているのは、幼い頃から見知った者くらいだろうが]
……え?
いや、俺は、大丈夫。
[ブリジットの声>>73に、天鵞絨をひとつ、瞬かせて。
振り返った表情は、どこか苦笑じみたものだった]
─ 二階の茶猫 ─
[とてとて、とついて行った茶猫は、途中から遠慮なく肩へと飛び乗り、なぁ、と一鳴き。
問いかけ>>74の意味はわかってるいるのかいないのか。
なぁう、と鳴いて、尻尾を揺らした。
鳴き声は、聞きようによっては、肯定と取れる響き]
─ 浴室前 ─
はーい、大丈夫。
出てくるまでちゃんと立ってるから。
[>>55ミハエルに安心するようにそう返し、もし誰かが風呂をと尋ねてきても丁重にお断りをする。湯音が聞こえるとふぅと息をついて。]
にしても人狼ねぇ……。
[複雑そうにひとつ息をついて暫く立っていたのだが。
エーリッヒが廊下に出てきたのに>>62気づいて、その声を拾うとえ、と瞳を丸くした。]
えっ、じゃあ何でえーりん石鹸使ってたの。
[問いかけには自分のだからと返ってくるだろうか。]
まいったなぁ。一応荷物の中にはあるんだけど……。
[とか言っていたら>>66ミハエルから声がかかる。
顔を出してくるようなら、慌てて。]
っとわわわ、引っ込んで引っ込んで。
フーくんの玉の肌は、誰にも見せちゃダメなんだからっ。
[なるべく早く彼女を浴室の方へと戻そうとしたが、その間誰かに見られたかどうか。]
ん、ごめんすぐ取ってくるからちょっと待ってて。
[幸い部屋は1階遠くはない。急いで取りに向かった。]
―集会場 広間―
月の、いとしご……?
[修道士から齎された答え。>>52
初めは何だかわからなかったようで、ぱちりと瞬いた]
……人狼のこと、なんだ。
呼び方、色々ありすぎてわかんない。
[すぐにそれと分かったものの、口を尖らせた。修道士のせいではないのだけれども。
幻燈歌の内容は理解できたのかどうか。
いずれにせよ、ベアトリーチェはその後暫くは大人しくて、ローザの傍に寄って行く猫を見ても、今は手を伸ばすことはしなかった]
月に、愛されたもの?
[離れたところからでも聞こえてくるこえに、ちらと部屋の外、斜め上に視線を向けた。
それは奇しくも、修道士からの答えを得たのと殆ど同じ時で]
あれ?
それって……
[どくり、と心臓が高鳴った]
[旅の一座に手紙を出すのを忘れているのは、
やはり気持ちに余裕がないからか。]
……やっぱりそうよねぇ。
[茶猫の喉元近くに指を持っていき、気持ちいいポイントを掻こうと。]
…うん、隣にするわ。
[独り言に近い状態だが、頷くと奥の方の部屋へと入って行った。]
→部屋H
あっ。
[不意に思いだしたかのように声を上げた]
そーだ。泊まれって、言ってたよね。
着替えとか持ってきてない!
[その部分は聞いていたらしい。
玄関に向けて駆けだそうとすれば残っていた自衛団員に止められた。
代わりに持ってくるとは言われたものの]
むぅ、じゃあいいや。……部屋、どこだっけ?
[不満気だったのは多分、悪戯道具も一緒に持ってくるつもりだったのだろう。
ひとまず部屋の確保に向かおうと廊下に出る]
[声を上げたのは、本当は違う理由だった]
……エーリ、にーちゃん。
もしかして、人狼って ……
[少女は最後まで紡がずに、こえを途切らせる]
[思いも寄らない言葉に、顔を上げて丸まった目を自営団長に向けた。
集まった面々からも戸惑いや苛立ちの声が上がるものの、それに気を配る余裕などない。
いつの間にか二階から降りてきていたライヒアルトの問いかけに対しての答えは自分も知りたいもので。
自衛団長の紡ぐ言葉と、出された書簡に目を通したライヒアルトが口にした、『幻燈歌』の再現>>25を望むという団長の表情から固い決意が見えれば知らず詰めていた息を吐いた。
幻燈歌も、人狼の話も、街にいた頃に耳にしたことはあるけれど、あまり耳触りの良いものではなかったように思う。
心細さを感じて視線を動かしたところでゼルギウスと目があうと、さっきまでいなかったのにと驚きを表情に出しつつ軽く手を上げた。]
おじいちゃんが私達を集めた理由はわかったけど…
なんでローザやライヒアルトまで集めるのよ。
…ううん、なんでこの人選なのよ。
[問い詰めるのは他の人達が既にしているから、問う声は独り言のように小さいもの。
亡くなった神父の身内を疑うなんて、と思うのは当然として親友の忘れ形見も親友の兄も、妹や弟のように思える彼らも、無論自分自身もこんなことに集められたくはなかった。]
─ 集会場 広間 ─
いや、そう、言われても……。
[大丈夫、じゃない、と言われて>>84へにゃり、という感じで眉が下がる。
一人で、という言葉に、否定を返そうとしたものの。
何故か、そのための言葉は浮かんでは来なかった]
……そんな心算じゃ、ない。
ただ……。
[しばし空白の時を置いて、ぽつり、と言葉を落とす]
ただ……事の起こりの一端に、教会が絡んでいるなら。
相応、果たすべき責がある、から。
……全部、背負おうとは……してない、心算。
[ざわめきはあれど、話が終われば皆それぞれに動く。
二階へと上がるクレメンスやエーリッヒに声をかけることもできず、入浴に向かうミハエルとユーディットには手を振るくらいしかできなかった。
幻燈歌について問う声にも、自分よりも詳しそうなライヒアルトやローザあたりに視線を向けて説明を頼んで。
自分は椅子に座ったまま、ふ、と息を深く吐き。]
…本当に厄介なことになっちゃったなぁ。
[小さくぼやいた後、あ、と声をあげ。]
私も、何も持ってきてなかったわ。
荷物取ってきてもらわなきゃ。
―部屋H―
[室内に入り、荷物を置くとベッドの端に座る。
扉はいつでも茶猫が外に出れるように薄く開けたまま。]
……ほんと、大変な事になっちゃったなぁ。
[はふ、と息を吐くと、ようやく涙が一つ、二つと流れていく。
我慢していたつもりはないのだが、やはり辛く悲しくて。
疲れて横になってしまうまで泣き続けた。]
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