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― 浜 ―
……。 ええ、死者、のようですね。
[呼び声>>#1に応じて自衛団員の集まってくる、ただならぬ様子に、
周囲のにも緊張が走ったかのように感じられたが。
こういう事態にも慣れているのか、傍らの老人が、
「恐らく死者じゃろう…」と痛まし気に言うのに、一つ頷く]
…………。
[老人が片手で十字を切り、死者の魂の安らかなることを祈り始める。暫くその場に佇み、自衛団員達が遺体を運ぼうとする様を眺めていると。
祈り終えた老人が、遺体を検分している自衛団員達の様子と、
指示を出している自衛団長らしき男性の険しい表情に、
訝しげに目を凝らし、何か変じゃのう…と不安気に呟いた]
……変、とは?
[尋ね、老人の表情を確認しようと右側に振り向いた時、
足早に駆け寄ってくるゼルギウスの姿>>66が目に入った]
― 翌朝/黒珊瑚亭 ―
[目覚めてから起き上がるまでに時間がかかった。
動きだせるようになった時には、窓の外にも忙しく動き回る人の姿が見えるようになっていた。
鞄から薬を取り出し、飲み下して息を吐く]
おはようございます。
[食事を終えたゲルダに声をかける。
昨日と変わらずマイペースそうな様子に、冴えなかった顔色が少し戻った]
─ 翌日/浜 ─
……それはそれとして、とぉ。
[先の自衛団員を呼ぶ声はなんだったのか。
そちらが気にかかって、声が聞こえた方へと歩みを進める。
足元に気をつけるように、という注意に従えば、自然、近づく歩みは遅くなる。
たどり着いた頃には、既に団員の姿も見えるか]
……何があったのぉ?
[緩く首を傾いで近くにいた者に問えば、遺体が上がったらしい、との話。
知らず、眉が寄るのは、嵐の後の死者、に思う所があるが故]
― 翌日/教会 ―
しゃーねーじゃん!
ワザと帰らなかったんじゃねーって!
戸があかなかったんだから仕方ねーじゃんって
もーさっきから言ってんだろー!
[「どれだけ心配をかけたのか」と懇々と言い聞かせられても達者に返す様からは相変わらず反省した様子はない。こっちだってびしょびしょだわ疲れたはハラは減ったわと文句を言うと呆れたように、本日朝食昼食抜きの刑に処されて大いにわめいたが極刑は覆らなかった。
飯は抜かれたが、汚れた体は洗って来て良いと言われたので、それにはしぶしぶ従う。風呂は好きではないしそれより腹は減ってるが、べとべとの体は気持ち悪い。
使い古されたタオルと着替えをもって風呂場に向かう途中。]
おい、ナタねーとロミは?
[見えない姿に年下の子供をひっ捕まえて尋ねると、出かけたらしいというのが返ってきた。]
ちぇ、二人して遊びに出かけてやんの。
[それは違うだろうという突っ込みは小さい子には出来なかった。]
― 現在/黒珊瑚亭→工房 ―
じゃ、おじさんご馳走様でした!
[諸々の御代を置いて黒珊瑚亭から出ると、一路、工房に向かって被害の様子を見に行く。]
…ん、植木鉢が何個かダメになったくらいか。
[数個の植木鉢が無残な姿になっていたものの、それ以上の被害はなく。
あたしは胸をなでおろした。]
……あ、とーは……、他の所がどうなってるか、だよね。
[何か手伝えることがあるかもしれない。
そう思ったあたしは、村の中を見て回った後、海岸へと向かった。]
― 嵐の翌日/工房 ―
[仮眠用にと置かれたソファは人ひとりが眠るには十分な大きさ。
けれど背もたれに向き合うように眠る男の背は些か窮屈そうにある。
寝入る男の腰には細くしなやかな女の手が伸びた。
悪戯に脇腹をなぞる女の指先に、男は小さな唸りと共に身動ぐ。
そこで漸く、男の意識は浮上する。
紺色の双眸に映り込むのは嵐が怖いと昨夜訪れた既知の女の顔]
おはよ。
よく眠れた?
[共寝をしたものの彼女とは特別な間柄ではない。
頼られれば嫌とは言えぬ性格で招き入れはしたが――]
……なに?
[婀娜な眼差しを感じユリアンはゆるやかに目を細める。
肌蹴た胸板に寄せられた唇が一片の花弁散らせるも
男は身動ぎするだけで返しはせぬまま相手が飽くのを待つ]
― 工房 ―
[白む空は徐々に青を濃くしてゆく。
女の好きにさせていた男がもぞりと身を起こした。
柔らかな巻き毛を梳き撫でてから、そっと手を差し出す]
もう朝だよ。
そろそろ店を開けなきゃいけないんだ。
[だから名残惜しいけど、と女の耳朶に一つ囁いて
彼女の起きるのを手伝い、身支度済めば内鍵を解いて外まで送る。
少しすれば起きだす母親の気配がした。
おはようの挨拶とともにユリアンは朝食の支度を手伝う]
─ 浜 ─
[漁師だった父が亡くなったのは、漁に出ている最中に嵐に巻き込まれたから、と聞いていた。
亡骸は奇跡的に浜へと打ち揚げられたらしいけれど、それが母の心に与えた影響も聞いていて。
それが、帰郷を急いだ一番の理由だった]
…………。
[僅か目を伏せ、祈りの言葉を小さく紡ぐ。
直後にまた、視界に霞がかったような気がして、数度、瞬いた]
んー……疲れ目、かなぁ。
[霞はすぐに消えて、視界は晴れる。
その原因に思い当たる節は他になく、小さく呟いた]
─ 浜→広場 ─
……こんなんじゃ、ここにいても邪魔かしらねぇ。
[突然視界が霞むような状態では、浜の掃除も覚束ないかも知れない。
そう判じて、一度、引き上げる事に決めた]
ちゃんと、休んでるんだけどなぁ……。
[根を詰めても、望む色はのせられるものではない、とは師の口癖。だから、休息はちゃんと取るし、食事を抜く事もしない。
それだけに、この状況の意味がわからなくて。
ぶつぶつと呟きながら、一先ず広場まで戻った]
― 浜 ―
は、はい。
大丈夫ですか…? ゆっくりでいいですからね。
[駆け寄ってきてくれたゼルギウスに、名乗る間もなく。
てきぱきとした指示に咄嗟に従う]
[向けられた視線は、見知らぬ者へのそれで。
ゼルギウスにも思い出して貰えないのか…と、
胸の奥に鋭い痛みを覚えたが。
なんとか老人を支えるようにして、傷に障らぬようそっと座らせた。それでも、老人は微かに眉を顰め、呻きを噛み殺した様子で]
ゼル先生、ありがとうございます。
手伝えることがあれば、何でも言いつけて下さい。
[ゼルギウスが道具を手に戻って来たなら、
名乗ることは後でもできるから…今は治療が第一と、
微かに傷ついた気持ちを切り替えるように、そう告げる]
― 黒珊瑚亭 ―
ええ、空は高く澄んでて綺麗ですね。
[不思議そうに言うゲルダのペースに癒される。
これはゲルダにもやはり忘れられているんだなと苦笑しながら]
あ、家の様子を見に戻るところを呼び止めてしまったかな。
申し訳ない。
─ 広場 ─
あら、カルメンさんおはようございます。
[浜から上がってきたカルメン>>86を見つけ、挨拶がてら声をかける]
浜の状態は如何でしたか…?
[浜に居たと言うことはその状況も知っているだろうと思い、気になっていたことを問いかけて。
僅かに首を傾げながらカルメンを見た]
― 自宅 ―
[パンとサラダ、スープといった簡素な食卓を囲む。
対面にいる母親が雨の音で寝付けなかったと零した。
まじまじと見詰めてみれば確かにいつもより顔色が優れないよう]
大丈夫?
今日は店番いいからさ、休んでなよ。
片付けもやっとくから。
[一人で大丈夫かと問う声がすると
困ったような笑みを浮かべて]
もう子供じゃないんだからそれくらい出来るって。
いつまでたっても過保護だなぁ。
[いつまでたっても子供よ、と返る声。
そりゃそうだけど、と言葉に詰まりながらも
心配だからの一言で母親も渋々部屋に戻ってゆく]
― 教会→ ―
[さっぱりしたら、お腹がなった。]
はらへった…神父のじじーめ。
育ち盛りからめしを抜くなんて人狼よりたちワリーぜ。
[神父の年齢が如何程か、子供は聞いたことが無かったが、いくつであろうとじじい呼びするのは、好きか嫌いかで言えば嫌いだからである。
加えて子供にとっては最大級の悪口を言ってから、むくれたまま鍋帽子を被って外に出た。あわよくばナターリエや誰かから、何か貰えないかとか、そんな知恵が回った末の事だった。
一夜にして洗い流された村のあちこちが洗われすぎてボロボロになっていた。教会もそういえば>>44壁とか屋根とかボロになったり壊れていたりした気がすると歩きながら思い出した。
歩きながら、そういえばナターリエ達が何処にいったのかは聞いてはいなかった。]
何処いったんだろ。
[と言いつつも、そんなに広くはない村の中。歩いていればそのうち会えるかと、適当にぷらぷら歩いていた。
足元に落ちていた、折れたばかりの小枝を拾って、指揮者のようにぶんぶん振って歩く。先に残っていた葉っぱが、空気を切ってひゅっと音を鳴らしていた。]
─ 広場 ─
やはりそうでしたか…。
先程ちらとお聞きした時も、船や小屋に被害が出ていると仰っていましたもので。
落ち着くまで出入りは難しいようですね。
漁師の方々もお仕事が出来ませんでしょうし…。
[ロミの手を引く手とは逆の手を頬に添え、憐憫の情を表情に出した]
カルメンさんのところは大丈夫でしたか?
教会も枝や飛ばされた物で、壁に傷を負ってしまいましたの。
[浜での騒ぎは聞こえていても、遺体のことまでは耳に届いていなくて。
話題は身の周りについてに移り変わっていく]
― 浜 ―
[手伝うなどと申し出たが、その必要は全くなさそうで。
老人の身体を支えるようにしながら、
患者の治療に集中する様に見入っていると]
……どうかお気になさらず。
はい。昔、この島に住んでいました。
[声を掛けられ、微かに瞳を瞠るも、
12年もたてば忘れられても仕方がない、と微笑する]
いえ、12年も前のことですから、
覚えておられなくても、無理はありません。
エーリッヒ・ガウナーといいます。
家族が、先生のお薬を頂いていました。
[視線を同じく老人に向け、呟くように名を告げた]
― 翌朝 ―
[昨夜の嵐では音に怯えて殆ど寝ることができなかった。
それでも父親の部屋にいったりしない程度には成長している]
……おはよう。
[すでに起きて仕事を始めていた父に声をかけながら、寝ぼけた顔を洗い。
嵐の惨状にうわあ、と顔をしかめた]
これは大変だ……
[片付けとかを思ってため息を一つ。
宿の窓が破れなかっただけありがたいと思いながら庭にでて片づけをはじめ。
朝食ができたころに降りてきた人たちに朝ごはんを提供しながら嵐の酷さについて軽く言葉をかわして]
あー、あたしもこっちの手があいたら浜にむかうねー。
[そういって外を見にいく人たちを見送った]
― 表通り ―
[細工師の店舗は比較的人通りのある表通りに面している。
嵐で飛んできたらしい木片などのゴミを片付けて
歪んだ看板の位置を正し、建物に傷みがないかを確かめる]
ん、問題なさそうかな。
[村の中心部にあるためか我が家への被害は少ないようだった。
臨時休業の札を表の扉に掛けて、浜辺に向かう]
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