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『……ナターリエよ。
偽者とは、一体なんだ?』
……は?
[さすがのナターリエも、質問の答えとはとてつもかく遠いものが返ってくるとは思わずに、マヌケな返答を口にした]
……禅問答……かしらぁ?
そういうの、あまり得意じゃないんだけどねぃ。
それでも答えるとするならば……いくら輝いても、決して本物には届かないもの……とでも答えましょうかしらぁ?
『……本物とは、それを生み出すものが作るもの。決して偽者は作れない。自然の中に偽者は生まれないのだ。
偽者とは、今という存在からしか生み出されない。
それだけ、偽者とは貴重。上質な偽者なら、特にだ。
さて……ナターリエよ。我らの属性はなんだ?』
……水。流れ、大らかに、たゆたう水。
『そう。我らは水。
自然の中でも、特異に偽者を作り出せる存在。
蜃気楼……霧……陽炎……。
我らはそこに確かに存在しつつも、幻でもある。
……ナターリエ。お前は、上質な偽者だ』
[そこまで言うと、水竜王はまた口を閉ざす。
まるで、それが先程の答えであったかのように]
……全く。
主様は、本当に水のごとくつかみどころの無いお方ですわぁ。
真実を言われているのか、嘘を言われているのか。私ではまだまだ到底太刀打ちできるレベルではございませんですねぃ。
[ナターリエが嘆息を一つ漏らし、水竜王が歩みを再開したのを見ると、それに続いて歩き出した]
左様でございますか。
出過ぎた真似をいたしまして、申し訳ございませんでした。
[そう言って頭を下げるが、平坦な声ではあまり効果は高くないか。
いや、当人は誠意を持って謝ってるんですがね。]
[掠めた笑みには、こちらも一瞬笑みを浮かべ。
やがてたどり着いた騒動の場、感じるのは慣れた力の波動]
っとー、いたいた!
なぁにやってんだよ、兄貴!
[悠然と立つ嵐竜王に向け、呆れたように怒鳴り。
その背後の気配に、一つ、瞬いた。
ちなみに、怒鳴られた方はやっぱり気にした様子もなく、よう、とか言いつつ手を上げていたり]
村の設定が変更されました。
……あらぁ?
[しばし、黙したまま歩みを続ければ、その先には、なにやら騒ぎの模様]
どういたします、主様ぁ?
『お前に任す』
あぁら。私の好きなように、でいいのねぃ?
[くすりと笑って、小指を舐めた]
答えなど、分かりきっていますでしょうに。
[進めていた歩みを曲げ、その歩みは騒ぎのほうへと向けると―――竜殿にあまり近寄ることも無いナターリエが、珍しく知った顔を見つけた]
あらぁ……ユーディット。
相変わらず、性欲を掻き立てられる顔をしているわねぃ。
御傍にいる、可愛らしい坊ちゃんと、凛々しい青年は、貴方の恋人かしらぁ?
疾風の王サマ。
放浪癖は今更たぁいえ、弟を放って野次馬は、
流石に感心しないねぇ。
[ 王と呼びつつも、まるで相手の立場を気にせぬ口調は、多少なりとも先程とは色を変えていた。幾分荒い科白とは裏腹に、歩みはゆったりとしたもので、紫紺の裾が翻る事も無い。
寄る他の気配は気にした風もなかった。]
[そうして、嵐竜王の後ろに従者のごとく立っていると、嵐竜王に掛けられる怒鳴り声。
それに振り向くと、そこには記憶に在る顔。
検索──該当。]
こんにちわ、ティル。395963時間ぶりです。
[そう言ってティルに体を向け、深く頭を下げる。
ちなみにだいたい45年です。]
[各方向からの突っ込みに、嵐竜王は短く切った髪を掻き]
「や、生憎こっちの美人さんとはそんな仲じゃねぇ」
[流水の気をまとう者に冗談めかして返し]
「そうは言うが、俺もコイツもガキじゃねぇんだから、問題ないと思うぜ。
そっちも細かい事は気にしなさんな、影輝の」
[歩み寄る紫紺に返す言葉は軽い]
[僅か、雰囲気の変わった紫紺を纏う者に微かに戸惑っていた所に投げかけられた挨拶]
はい?
[しばし、思考停止]
あー……あれ、もしかして。
あっちで、死に損なって暴れてたヤツ鎮めた時にいた……?
[死に損なって暴れていたヤツ=ドラゴンゾンビの事らしい。
さすがに、その単語をここで使うのはためらわれるのでぼかしたのだが]
久しぶりっつーか、それ、どーゆー挨拶。
[相変わらずわけわかんねー、とか。
青の瞳をユーディットに向けつつ、過ぎるのはこんな考えなのだが]
[ユーディに近づくと同時に、ノーラの姿が視界に入った]
あらあらぁ。
こちらもまた、見目麗しいお嬢さんですわねぃ。
[と言い、いつもならば、なんらかの誘いをかけるのだが、いまいちその正体が掴みきれなかったので、さすがにそれ以上は言葉にしない。
そして、かけた言葉に嵐竜王の言葉が返ってくれば]
あらまぁ。
貴方が嵐竜王様。
これはとんだ失礼を。
[言いながら、優雅に一礼]
お詫びと言ってはなんですが、今宵の夢。私と一緒にいかがかしらぁ?
[ぺろりと、妖艶に唇を舐めた]
[久方ぶりに見る友は豊かな髭も輝く白となり、稀有なる仔竜を育て上げた労苦と誉れの皺が深く刻まれていた。
短い挨拶と互いの仕事の完遂を願う言葉を交わし、会議場へ向かう少し小さくなった背を僅かな感慨を込めて見送る]
旧友と会うは嬉しく寂しいもの。
けれど彼の掌中の珠を見るは楽しみか。
[皇竜王の随行者として選ばれた養い娘エルザの事を告げた旧友の声に穏やかな誉れを感じ取り、青年は口元の笑みを深めて歩を進める。
気配なく移動する姿は黒に近い紺。詰襟と同じ銀糸の紋様を刺繍された広口の袖と長衣の裾を揺らし、宮殿のテラスへ出た]
[ 返り来た嵐竜王の言葉を受け止め、数歩の間を空けた位置でノーラの動きが止まった。行き交う会話の流れを追うかの如く、片側のみの眼差しが移ろう。
左側に数度ばかり、首が傾いだ。]
[そして新たに聞こえてきた声にも覚えが。
検s─該当。]
こんにちわ、ナターリエ。その節はどうも。
貴女との経験は私にとって非常に学習になりました。
ですが、残念ながらこの方々は私とはそういう関係ではございません。
[そして何故か、申し訳ありませんと続けて頭を下げる。
……経験の内容? ……まあ、色々在ったのさ。]
「あー、それは遠慮するわ。俺、まだ死にたくねぇ」
[今宵の夢、の誘いを嵐竜王は肩を竦めてさらりと受け流す。
何に殺されるかは……推して知るべし]
……しかし。
[なにやら、鈍い反応を見せる女性二人を見て]
揃った花は、揃いも揃って、単独で咲きたがる花ばかりねぃ。
少しは、自分のことを見つめなおして、咲き誇ってみればよいものを。
……フェイクの花びらでも、蜜は、ついているのですから。
お褒めの言葉、ありがとう?
でも……
[ 傾ぐ角度が深くなる。音はない。
口元まで持ち上げた指先が唇の下をなぞり頬に行き着いた。]
貴方のほうが、ずっと、素敵だわぁ。
定まらないもの、移ろうもの、変わるもの。
それゆえに、ねぃ。
[ 水の流れのようにゆったりと紡がれる音。伏せた眼差しが下から上へと動き、流水の竜の姿を収めていく。薄っすらと浮かべられた笑みは艶かしさからは遠かれど、しとりと静謐な水気を帯びているようだったろう。]
―― 竜都・大通り ――
えっと、あのグライダー、ほんとにほっといていいんですか?
[心配そうに見上げる青年に、機竜王は、気にするなとばかりに肩を竦める]
『片付けていたら会議が終わってしまうだろう?後で人をやって片付けてもらえばいい』
それはそうかもしれないですけど。いいのかなあ…
[気になる様子で、もう一度振り返るも、本性であればともかく今の姿であの残骸を片付けるのは確かに無理があった]
―皇竜殿・回廊―
[相変わらず集合が遅いと苛立つ父王を送り出し、やれやれと肩を竦めた。
こういう堅苦しい場を仕切りたがるのは、父の美徳ではあるが…流石に暑苦しい。
儀礼用のゆったりとした長衣は深紅に銀の縫い取り。
首から胸に垂らした白いストールは、歩くたびにひらひらと揺れ動く。]
…ん?
[ふと見た窓の外には、不時着する鉄の翼。]
[ユーディットの言葉に、些か苦笑した]
……良い経験ねぃ。
それを言うなら、私もですわぁ。
綺麗なバラには棘がある……それを思い出させてくれた貴方にねぃ。
[性欲を満たし、次の食欲を満たそうとしたときに、自分でも気づきもしないうちに、赤い杭が自分の胸に突き刺さっていたことは今でも忘れない。
力ある者からの、強烈な一撃を受けて、それでもまだ生き延びているのは、今までの経験。それから、生命の属性の次くらいに、水の属性の生命力が高かったからに他ならない]
うふふ……でも、貴方との一夜は楽しかったわぁ。
思い出したら、また水がしたたり落ちそうよ。
[深い意味は無い。無いったら無い]
出来れば、次はお互い気持ちよく終わりましょう?
[ 泡沫の如く、表情は溶けて失せた。]
ティル。
ナターリエ。
ユーディット。
[ 今しがた思い出したかのように、既知の竜王以外の者の名を綴る。
正しいかとの問いの眼差しをそれぞれに向け、最後に、白き獣で留まった。頬に留まっていた手が地と水平に持ち上がり、口元を覆う。]
[嵐竜王の言葉に、また笑みが漏れる]
あぁら……残念。
ならば、次の機会にお預け、ね。
尤も―――私は、そこの可愛らしいお坊ちゃんとのお相手でもよろしいのですけれでも……うふふ、冗談よ。
[くすくすと、笑みが零れる]
[なんとなくついていけない(行きたくない?)やり取りから、つつつ、と引いた所に名を呼ばれ、ノーラの方を見やり。
その視線が頭上の相棒に向いているのに気づくと、ああ、と手を打って]
こいつは、ピア。
風獣王の眷族だ。
[名を告げると、小猿は短く鳴いた後、よろしく、と言いたげに尻尾を揺らした]
……。
[ノーラのその言葉と仕草に―――ナターリエは背筋がぞくりとするような快感を感じた。思わず、今の形を保てなくなりそうだった]
う、ふふふ……。
貴方……なんとも素晴らしいお方ねぃ……。
嬉しいわぁ。貴方のような方にそのようなこと言われて。
しかも、私のような存在の名前を覚えてくださるなんてねぃ。
案外。
水と影。貴方と私。似たような存在なのかもね。
[言いながら、ナターリエが唇をノーラの耳元に近づける。
そして、特に抵抗が無ければ、そのまま耳に口付けることだろう]
―竜皇殿/テラス―
[眼鏡越しの紺碧の瞳が煙の元を探し彷徨い、青年には心の掴み難い特異な種族である機鋼の気配が二つ離れて行くのを感じ取る]
何か問題でもあったのか。
彼等は無事の様子だが、興味本位に触る者がいては困るな。
流石に爆発はせぬと信じたいが。
[踵を返して宮殿の中へ戻り、誰かやった方がいいかもと告げる。
その向こうに通り往く火炎の気配に青年は顔を上げ、揺れる深紅と白を視界の端に留めた。溜息に似た感嘆を零す若焔に声を掛ける]
……炎竜殿、どうかされましたか。
―― 大通り ――
まあ、仕方ないか。
[切り替えの早さは誰に似たのか、肩の機械竜も黄色い明滅で同意したのを良い事に機竜王について歩き出す]
そういえば他の竜王様達にも随行の方がいるんですよね?どんな方々かなあ。
[すでにすっかり興味はそちらに移行したようだ]
─大通り・酒場前/嵐竜王─
「機会があるかどうかは、わっかんねぇけどな。
……っていうか、コイツはそーゆー方面さっぱりだから、冗談でも言うのやめといてやれや」
[けらり、笑う嵐竜王の草色の瞳が、何か感じたかのように細められる]
「……集まって来たようだし、そろそろ行かんとやべえかねぇ……」
[そもそも寄り道しすぎ、とは言ってはいけない。
かも知れない]
ピアか。よろしく。
オレはエレオノーレ。ノーラでいい。
[ 口を覆うより下に落として顎に当てた手は納得の仕草だ。微かな頷きに応じて、肩に垂らした髪が揺れる。小猿の尾のようにはいかぬが。]
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