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[殺される前に殺す、そう冷徹とも言える声音で口にするヘルムートを怯えた目で見つめ。
だが、直後に漏らされた、予想もつかない、という言葉に眉を下げた]
そう、ですね、判らないまま...殺す、なんて......
[出来ない、と、言おうとしてまた言葉は途切れた。それでも、生きようとするなら...判らなくとも殺す、そんな風になるのではないかと、思い浮かんだ事を言葉にするのは躊躇われて]
.........見出す力のある人は居ないのかな?
......だったら、僕が見つけた、と言ったら、みんな信じてくれるかな?
[じわり、滲む毒のように、恐れの齎す闇が少年の心を覆い始めている]
エルナ...エルナは、ここに居るよね?
[答えを期待する風でもなく、そう聲を送る。多分、エルナはこの部屋に来ていた。それをほぼ少年は確信している。
だから、ブリジットは「エルナ」ではない]
(だったら.........)
[殺される前に殺す、そうせねばならないなら......よく知らない相手の方が......
ヘルムートが言ったのは、人狼を殺す為の話のはずだった。
けれど、少年の中で、それは逆転して、
無意識に広がる、毒]
[ギュンターが為そうとしたことを続ける。
死にたくないのであれば、選択としては間違っていないだろう。
何もしないのなら、こちらが喰らい尽すだけの話なのだから]
さぁて、と。
ここからよね。
[どう切り抜けていくか。
ただ襲うだけではいけない、これは駆け引きにも近いのだ]
ウェンデル、今日の体調はどう?
餓えが少ないなら今夜は大人しくしてましょ。
[槍玉に上がった者が上手く皆の対象となったなら、誰も襲われなかったことは大きな意味を持つ。
ただし、彼女が「見出す者の一人」であれば、の話だが]
― →浴場 ―
あっ、うん。
リネン室にあるから、取ってくるよ。
[ひとまず浴場まで付き添ってから、一度一人で二階へと上がり。
乞われた通りに着替えの服を抱えて、再び一階へと戻る]
よいしょっ……着替え持ってきたよー。
置いておくねー。
[浴場の中に声を掛けて、脱衣所の籠の中に持ってきた服を入れる。
なお複数あるのはサイズを聞き忘れたためだ。
そうして彼女の着替えが終わるまでの間、しばらくをその場で過ごした]
隠れているかも...
[エルナの言葉は少年に不安を抱かせたが、それは、ヘルムートの言葉に抱いた恐れを凌駕するほどの力は持たない。
やってみるか、と、問われれば、うん、と返事を返した]
うまく出来るかは判らないけど......もし僕が疑われても、エルナは大丈夫だよね?
[浸食する闇と同時に、少年の中に育ち始めているものがある。それは、唯一の「仲間」である、エルナを生き延びさせたいという気持ち。
今はまだ、無意識の内の願いだったけれど]
今日は、大丈夫だよ。
[朱の花を喰らったせいだろうか、飢えも渇きも、まだ遠いままだ。
出来れば、このまま、誰も喰らうことなく過ごしたい、と、心の奥で思ってしまっているのは、口にはしなかった]
─ 地下 ─
[基準、と口にしたものの、そもそれがないに等しい。
そんな状況で文字通りの命をかけた選択をしろ、というのだから、無茶に過ぎる……とは、口にしない。
した所でどうにかなるわけではないから、というのが主な理由だが]
文字通り、やってみるしかない、という所か。
探す術がわからぬのであれば、他に方法もないのだしな。
[思案の果て、辿りついたのはそこだった。
探すことはできないが、『確かめる』事はできるかもしれない。
それが過ちを導く可能性からは目を背けた。
綺麗事だけで生きられないのは、今の道に進んでから幾度となく思い知っている。
それを、この状況に当てはめるのはいささかズレている……というのも、横に置いた]
ま、ここで唸っていても仕方なし……戻りましょう。
[一先ず思考を打ちきってクレメンスに声をかけ、もう一度亡骸に礼をしてから地下を出る。
女性陣の方が落ちついているようなら、湯を使わせてもらうか、などと考えながら一階へと上がり]
……に、しても。
[ふと思い返すのは、己が言葉に対し何事か言いかけていた少年>>91の様子。
向けられた瞳に宿るもの>>92までは、完全には把握できていなかったが]
…………。
[途中で途切れた言葉。
確かに、通常であれば忌避すべきものではある、が。
この異常な状況においては、それすらも是としなくてはならない、という意志は固まりつつある]
『一つの力は生ある者を。
一つの力は死せる者を。
それぞれ見極め、導となさん。』
……か。
[小さく諳んじるのは、見極める者、の部分。
わからぬままでも手を下す事を厭わぬ論拠。
問題はそれをどこに向けるか……なのだが]
……そう言えば。
今一つ、何をしているのかわからん方がいた、な。
[ふと浮かんだのは、先の騒動でも姿を見せなかった女性。
出てこなかった理由などは知る由もなく。
ともあれ、一度話を聞くべきか、と思いつつ、足を速めた]
……そうね。
[自分が疑われても。
そう囁くウェンデルに、間は空いたものの偽りなく是を返す。
彼が無意識に抱くものには気付きようもない。
ただ、その言葉は一種死を覚悟しているもののように思えて、エルナは心中で溜息をつく。
幼い時と同じことを、年下にされるなど思いもしなかった]
やるなら最後までやり切るのよ。
中途半端では人は動かせないわ。
[ウェンデルがそれを選択するなら、エルナに止める権利はない。
茨の道ではあろうが、それでもウェンデルは生きるために行動しようとしているのだ]
そう、それじゃあ今夜はゆっくりしましょ。
[餓えが少ないことを確認して、今夜の行動を控えることに。
これが吉と出るか凶と出るか。
それは夜が明けてからのお楽しみ]
─ ギュンターの部屋 ─
うん、分かったからさ。
[最早口しか動かさなくなったカルルにそろそろイラついてきて、モップを掴んでいた右手で彼の頭を鷲掴む]
手、動かせ、な?
[瞳を瞼で隠したにこやかな笑み───俗に言ういい笑顔を向けて掃除の再開を促した。
口を閉じてコクコクと首を縦に動かすカルルを確認した後、手を離してエーリッヒも作業へと戻る]
あの子、半年前に来たのか。
じゃあまだ村にも慣れきってはないんだろうなぁ。
[カルルが口にしていたことを反芻しながら、この場に現れなかった理由を考える。
様々考えられるが、現状では疑いに向いてしまうのは已む無し、と言うところだった]
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