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[薪を運び終える頃には、ケトルも湯気を立てポットに注がれて、薄くスライスし火で炙ったパンに栗のクリームが添えられる]
……で、喧嘩の原因は何なんだい?
[大き目のマグに二人分の茶をいれながら、なにやら楽しげな話を聞こうと婆は目を輝かせた*]
―― 村の中 ――
[抜き足、差し足、忍び足]
あいつは、居ないかにゃ?
[きょろきょろきょろ、警戒しているのは薄茶の猫の姿。魔女の箒も天敵だが、この村を縄張りにしている先住猫は、天敵以上に厄介だ。ことにその猫の飼い主が菓子作りの名人とあっては…]
今日こそ、御飯をげっとだにゃっ!
[家の近くに、猫の姿が見えないと判断すると、猫まっしぐら]
―― ヨハナの家の外 ――
[窓から家の中をそおっと覗く。家主は客とお茶の最中…こっそりこそこそ裏口へ、抜き足、差し足、忍び足…]
[キッチンの方からは、甘いマロンクリームの匂いがする。思わず涎がじゅるり]
きゅるるるる…!
[ついでに派手にお腹も鳴って、あわあわあわと壁に貼り付いた]
[どうやら音には気付かれなかったようで、家の中から人の出て来る気配は無い]
しめしめだにゃ。
[くふふ、と笑って裏口に近づく。ごそごそとポケットから取り出したのは一本の猫のヒゲ。猫妖精の魔法の力を持つヒゲで、ちょいちょいと扉の隙間をつつくと、音も無く裏口の戸は開いた]
ふふん、ちょろいもんだにゃ。
[身を低くして、こそこそとキッチンに向かって匍匐前進]
――…ねえ、ヨハナおばあちゃん、何か音しなかった?
[エーリッヒについての悪態を、思いつくまま、並べた。]
[そんな最中、何かの音がしたようで、思わず尋ねる。]
ああ、いいよ。えーと、おれが見てくるよ。
ご馳走になってるしね。
本当においしくって良いな。
今度作り方教えて。旅先でご馳走して、材料貰うんだ。
[順序が逆。]
まあ、見てくる。
こっそりとね。
[音を立てずに、キッチンの方へと、こっそり。]
……
[キッチンにティルを見つけて、しばらく悩んだ。]
[食事泥棒かなと、じぃっと見てから、一歩、二歩。]
何やってるの?
[嬉しそうに鍋に顔を近づける様子に、なんの前触れもなく、声をかけた。]
みぎゃっ!
[突然、背後からかけられた声に飛び上がる。覗きこんでいた鍋に、突っ込みかけて踏みとどまったのは、御飯が大事の本能かも]
お、お前は誰にゃっ!怪しい奴めっ!
[振り返り様、びしいと指を突きつける…居直りと言うにもあんまりです]
いやいや、あやしいのは君だよ、少年。
おれはちゃんとこの家に招かれてきているんだからね。
君は、おじゃましますってちゃんと挨拶した?
挨拶はしなきゃだめだよ。
[どこかずれている。]
で、食べたいの?
食べたいなら、よけいに、ヨハナおばあちゃんに聞かなきゃ。
内緒で食べたら、窃盗だよ。
自衛団に捕まっちゃうよ?
ううう…
[だらだらだらだら、思いっきり冷や汗をかいている。そりゃもうぐうの音もでないとはこのことで]
……おじゃま、します。
[とりあえず、それだけ言ったのは、意味があるのか?]
じゃあ、さよならだにゃ!
[鍋を抱えて逃げ出そうとした、が]
ふみぎゃっ!!
[まだ冷めてなかったみたいです]
あち、あち、あちっ!!
[猫妖精は手足も猫手なので、床の上を飛び跳ねる。ぴょこりぴょこりと猫耳が出たのは言うまでもない]
あ。鍋泥棒。
[真顔で、あつがってるのに言ってみた。]
ダメだよ。おれに言っても。
そっか、猫だったんだ。
熱いものに触っちゃうなんてダメだろう?
んん、反省してもらうためにもちゃんとヨハナおばあちゃんに治療してもらおうかな。
でもまずはほら、こっち、水。
[と水場に近付いて、おいでと呼んだ。]
[熱がってるのを前に、随分と冷静。]
―― 通り ――
[一軒の店から出て来た青年は、小さな紙袋を手にしていた。
内から取り出した飴の包み紙の片端を噛み、反対側を引いて解く。上を向いて淡い黄の球体を口内に送り、紙は握り潰してポケットに突っ込む]
……だるい。
[カチ、と飴玉を歯に当てた]
―― ヨハナの家・キッチン ――
水?!
[まだぴょんぴょんしながら、耳をぴくぴく]
水は嫌いにゃーっ!
[凄い勢いで壁に貼り付いて、ぶんぶん首を振る]
─通り─
……むう。
[雑貨屋の前、何やら悩んでいる様子で立ち尽くし中]
何色がいいかしら……?
[呟く視線が向けられているのは、色とりどりのリボン]
頑張ってくれていますし、そろそろ新調してあげたいのですよねぇ……。
ツィムト。
[舌先で飴玉を軽くつついて箸に寄せて名を呼んだ。
可愛らしさとは程遠い目つきの猫は、耳聡く聞きつけにゃあと鳴く]
食材にされそうになって逃げて来たのか?
だって水じゃないと、やけどは治らないよ。
やけどって水で冷やさないと。
そんなにいやなの?
[悩む表情]
そっか、猫だからだね。
[悩んだ理由は酷かった。]
じゃあ、仕方ないか。
このペン気にいってたんだけどな。
あついのわかったけど、じっとしてて。
[ティルに言いながら、メモ帳を取り出して丸を描いたり、何か描いたり。]
[聞かれても黙ってて、と言って、かきおわったメモを握る。]
「ひやしてあげて」
[妖精の言葉でそう言うと、ひんやりとした空気が、鍋に触ったらしい指にぴたりと触れる。]
学生 リディが村を出て行きました。
8人目、学生 リディ がやってきました。
[ぼんやりと視線は通りを行ったり来たり。]
ん?
[知らない子供がウェーバーさんの家を覗き込んでいるのが見えて、思わず身を乗り出す。
ウェーバーさんの家にあんな子供はいただろうか。]
のぞき魔……?
[子供はそのまま裏口へと回ると、何やらがさごそした後、戸を開けて室内へと滑り込んだ。]
……どろぼう!?
……何してるにゃ?
[どうやら、水をかけられる事は無さそうだと判ると、今度は好奇心がむくむく]
それ、何の印にゃ?にゃにゃにゃ?!?
[ペン先の動きを目で追っていると、ふいに冷んやりとした空気が触れる]
お前、妖精なのにゃ?
[目を丸くして、アーベルを見た。じいいいいいい]
[猫はなんと返答をしたのやら。
熱は案外と思考を鈍らせるものらしい。向こうも悩み中らしく、こちらには気付いていなかった様子だが]
ミリィ、何してんの?
今、結んであげてるのが、緑ですからぁ……。
今度は、青系かしら?
んん、一度帰って、ちゃんと確かめた方がいいですかねぇ……。
[そも、なんに結ぶつもりのリボンなのかと。
口ぶりからして、自分でないのは確かだろうが]
……て、あら?
[ひとまず、戻るべきか、と結論づけたところに声をかけられ]
エーリ。寝てたんじゃないのですか?
[先に森で聞いた話を思い出しつつ、きょと、と瞬き]
寝て起きて買い物。
[傍で脚を留めた猫は彼女を見れば鳥の姿を捜したに違いない。
右手で袋を抱えていた事に気付いて、なんとなく、左に移す。腕にはまだ包帯を巻いているし、シャツの下ではあるけれど]
そっちは……リボン?
[視線の向いていた先を追いかけ、疑問混じりに言った]
ほんとに違うにゃ?
[消えるペンを見ながら、耳がぴくぴく]
も、もともと痛くなんかないにゃ!
[恩人に向かって、ふん、とふんぞり返ってこの態度]
あっと……武器武器!
[食べきった林檎の芯を放り投げると、代わりに戸口に立てかけてあった帚を手に取る。
通りにいる人には目もくれず、ウェーバーさんちの裏口へと。
足音を顰め、中の様子を伺った。]
―店内―
[こきり、と首を鳴らした。
掛けていた眼鏡を外し、手元から視線を離して。
壁に掛かった時計を見れば、あれから5回転程したところ。
椅子を鳴らして立ち上がり、丹念に磨かれた石は作業台の上に。
どうやら休憩に入るらしい]
― →通り―
……ちゃんと、休まないと、ダメですよぉ?
[気だるげにも見える様子に、軽く、首を傾げつつ注意を一つ。
白い鳥は、猫の視線にやや警戒気味の様子]
ええ、リボンですよぉ。
そろそろ、ブルーメのリボンを新しくしてあげようかと思いまして。
ちがうちがう。
違うから。
あのペンはお礼でなくなっちゃったの。
[暫くは使えないかなーなんて思いながら、ポケットにメモをしまいこんだ。]
……痛くなかったの?
そっか。
じゃあもう一度触ってみる? ほら、中にはおいしいのがあるよ?
[耳を仕舞う様子を、微笑ましそうに見る。]
うん、可愛い猫耳だったね。
用事済んだら帰るさ。
[要る?と問うと同時、答えを聞く前に飴玉を一つ、放り投げる]
ああ、なるほど。頑張ってるもんなー。
自分の分はいいのか?
[遠すぎず近すぎずの位置で、薄茶の猫は目つきをますます悪くしつつ、機を窺っているようだった]
むうむうむう…つまり妖精じゃないんだにゃ?
[ほんとに分かったのかどうかは若干怪しい。可愛い耳と言われると、赤くなりながら、顔を顰めた]
可愛くないにゃ!かっこいい耳なんだにゃ!
[こだわってるみたいです]
泥棒め、正義の勇者リディ様が成敗してやる……
[呟きながらそっと裏口の戸をあける。
泥のついた不思議な足跡が、廊下に続いていた。
ふわり、栗の匂いが廊下の先から濃厚に漂う。]
む。今日のおやつは栗の甘露煮かな。
[思わず唾を飲み込んだ時、キッチンの方で物音がするのに気づいた。
びくりとして帚を持つ手に力を込めると、廊下を慎重に進んでいく。]
うん、そうだよ。
かっこいい、というか、やっぱりかわいいだと思うけどな。
君はかっこいい方がいいの?
[不思議そうに見て]
まあ、いいけど。
ほら、食べたいなら、まずはヨハナおばあちゃんにご挨拶。
そうしたらきっと、優しいから、おばあちゃんがちゃんととってくれるよ。
もっと美味しくしてくれるよ?
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