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[キョウヤの質問に答えず、無言ですっと最初にキョウヤを指差した]
……1。
[続いてサキを2、リカを3、アズマを4と数え、次に自分を指差して]
……5。
[最後に携帯を見つめて]
……6人が見えない壁で囲まれているのか。
どしたん?
[マリーの首が傾くのに軽く問いかけ]
家庭科室?またワケわからんトコに。
しかもすぐに来てくれとか、あちらさんにも何かあったのかな?
私も行ってみよう。
[こっちは急ぐ用事でもなし、と頷いて家庭科室へと足を向けた]
あー。
なんだ、お前らもか。
そほいや。
[ 六人、というヒサタカの言葉に、
数が合わないことはさておいて、納得したような頷き。
後の発音が微妙におかしくなったのは、飴の所為 ]
学校内の人間が出られないのかと思ったら、そうでもないらしい。
……さっき生徒会長の従兄弟も見かけたから、もしかしたらあいつも同じかもしれない……。
[と、真面目な台詞を口にしつつ、自分も飴がほしいなぁとぼんやり]
んぁ。ありがと
[リカに飴をもらいながら
幸貴がいっていたもう一人はこの人か。と思いながら地図を広げる様子を見つつ。]
六人って……久鷹…それにマリーもかぁ
[すぐに七人になるなんて知りはしない]
ああ、外出用。
[一応誤解は解けたかも。私服云々に関しては、生徒会役員自身が私服なので言いようが無かったり]
えーと、ここら辺とここら辺とここら辺と…。
この辺り一帯は壁があって通行不可。
で、アタシがぶつかったのがこの辺りでー…。
我妻君と…えーと、璃佳だっけか。
そっちはどうだった?
[許可が出たので壁があった部分をペンで印をつける。手分けして調べてもらったはずの二人にも声をかけ、壁がどんな風になっているのかを明確化しようとする。
そんな中、久鷹が指差し確認よろしく数を数えているのに気付き]
6人?
結構な人数が出れなくなってるんだねぇ。
休みの日には常備してんやん。
て、うちは奇怪生物ちゃうわ!
[場所示してから突っ込んで、他の人の印が埋まっていくのを見る。
生徒会長のイトコ=ミックんには気付いてないので、ほへーとだけ返した。ついでになんか餌をもらえない子犬の雰囲気を感じ取って、目の前で飴を振ってみる]
えーっと、ヒサタんもいるー?
[返事したらあだ名認めるコトになる危険がありますが]
[ケイコの言葉に、そだねと頷き、家庭科室へ。]
(がらがらがらー)
たのもー。
(がらがらがらぴしゃ)
んー、何だか人いっぱいだネ。
それで、ヒサタカ。ココに呼んだのってナンデ?
[首の傾き49度。]
─屋上─
[はあ、と息を吐いて、刀を下段に構える]
……御同輩方、制御の補佐は頼む。
[小さな呟きが声として零れたのは無意識か。
意識に返る、響きに、刀に向けて意識を凝らす]
『天』の『護界操手』が一、『鳳凰』の名において……。
かの地に眠りし、『五神』の御魂。
目覚めて、汝が宿りし拠り代の元へ向かうを請う。
[ふわり、ゆらり。
再び周囲に舞うのは、銀の粒子]
『地』の『護界操手』……『五神』。
『蒼龍』『朱雀』『白虎』『玄武』『黄龍』。
……目覚めて、汝が役目を果たせ……。
封魂、解放!
[言葉の直後、溢れるのは銀の光。
それは学園の下、奥深く。
眠れる御魂を揺り起こし──]
『五神』の拠り代、その資質を持ち合わせる者は、その時。
目の前に揺らめく──瑞獣たちの影を見たろうか。
そして、その、力の波動が。
界の内にある『天魔』に、如何様に働きかけるのかは、当人以外には知る由もなく。
[目の前で振られた飴に、それまでの真面目な表情はあっという間に風化してしまった。視線で飴を左右に追いかけた後]
……頂く。
[と、返事をしてしまった。
あだ名がそれで決定してしまうなど露とも知らず――。
が、すぐにマリーの心地良い声が聞こえて、まるで条件反射のように振り替えると、微笑を称えて出迎えた]
……すまない。呼び出して。
……ケイコも一緒だったんだ?
……さすがに、疲れる、な……。
[はあ、とため息一つついて。
何となく、その場に座り込む。
いつの間に開いたのか、背には銀光沢を帯びた五色の翼]
[どんどん増える家庭科室]
なんだ、全員壁に阻まれてるのかこれは。
[ペンを片手に呟いて。周囲を見回した視線が一瞬だけ天井を向いたか。
書き込んだ地図を改めて見ると、学校を中心に円を描くような形になっている]
遠出には持っといて損ないし。
[ 二人分の疑問に、纏めて答える。
まさか、町内オンリーのはずはない。
それなりに使ってはいるらしく、元からの書き込みも幾つかある。
その上を、ペンが新たに彩っていく。
己の確認した場所も、幾つか告げて ]
……予想と当たってたら、そうだと思ったんだけどなぁ。
[ 描かれていく図形を見ながら、ぽつり。
即ち、学校と、その関係者が囚われているということ ]
……取りあえず、こっちは、終わった。
[さすがにちょっとふらつきつつ。
意識の声を、投げかける]
『隔離の陣』の入り口は、屋上の隅。
中の調整は、落ち着いたらやっとく……。
おやまあ。
どうも、お邪魔しますよってに。
ああ、学校まで戻ってきたら丁度会ってね。
[マリーの後ろから家庭科室の中へと滑り込み。
ヒサタカの微笑にはニッと笑って一歩横へと離れる]
さて、皆様こんなところにお集まり…で……
[どうしました、と言いかけた言葉は不自然に途切れた]
あいよー、ヒサタん。
…彼女等の分もいるんよなー。
[あだ名確定。
飴を取り出し、なにやら飴よりスイートな雰囲気におぉとか思いながら増えた女の子二人の分も足して計3個をヒサタカの方へ置く。
それから自分ももう一個食べようとして、動きが止まった]
………マジで増えた。
[眼鏡を人差し指で押し下げ、裸眼で目の前の奇怪生物を見る。
他の人に見えないとか知らない]
[補佐を。その言葉が伝えられると、すっと瞳を細め意識を集中する。整えた力は屋上で儀を行う鳳凰の下へと]
………。
[儀が終わるまでの間、その集中は続けられ。集中の間、高く聳え立つ岩山を背負う亀の姿が、幸貴とダブって見えただろうか]
お疲れさん。
今は休んでおくのが良いね。
入り口も了解。
[労いの言葉をかけつつ、了承の意を伝える]
あー…なんというか予想通りといえば予想通りなのか。
その人…アズマ先輩がいうには他の学生は出れたらしいですしね
[みなが埋めていった地図の結果と会話の中から名前を勝手に聞きつつ情報を集めみて嘆息
さっぱりわからん]
[ ふ、と。
虚空に視線を向けたのは、ほんの一瞬 ]
マジで、どんどん増えるなぁ。
[ リカの言葉に同意するように呟く。
……意図する方向が異なっていたとは、知っていたか否か ]
マリー来たか。で、その人がケイコ先輩…?
[と久鷹の様子を見て。そちらを見遣り…しばし固まる。
マリーとケイコを見ているようでそれはどこか呆としており]
……ああ。
[休んでおくのがいい、との言葉に、一つ、頷く]
……さすがに、睡眠不足の状態で……これは、効いた。
[何かぽろっと零してます。
物凄く、ぽろっと]
壁に阻まれた?
ここにいる全員?
[首を振ってからその場の面々を確認する。
同級生に、生徒会役員、徽章からして1年生達。
そこに共通性を見つけることは出来ず、軽く片眉が上がる]
バスにも乗れなかったんだよね。実は。
佐鳥経由のに乗る予定だったのが。
[地図が開かれているのを見れば、誰にともなく告げた]
学校関係者、か。
実際今のところ同じ状況になってるのは生徒だけだね。
けどそれも違うのか…。
[悠悟の言葉にむぅと唸った。
そして気付く啓子と璃佳の動き]
ん、何、なんか出た?
−学園/武道場−
[ひゅ、と振られた竹刀が止まる。
ピタリと止まったかと思えば、持ち手はその手をおろして一度収め、窓枠に引っ掛けておいた手ぬぐいを外の蛇口でぬらしたあと少し空気の中に振って冷やす。
気化熱で少し冷えた手ぬぐいを手早く折りたたむと、それを胴着の襟首を少し開いて首の裏筋に当て、ザ・エコロジー精神による体熱の簡易冷却]
…さて。
[朝起きて出かけようと思ったらどういうわけか変な壁に阻まれてしまったので仕方なく胴着を持ってきて練習することにしたのだが。
そろそろ冷えた水分補給を求めて校内に戻ろうと黒の胴着のまま、荷物は部室に残して上履きのぺたぺたという音を響かせながら足は昇降口の自動販売機のほうへ。
その途中にある家庭科室に、まさか人が集まっているとは思わなかったのだが。
見覚えのあるフードが見えれば、ごんごんごん、と扉を叩いてみたりしたわけで]
あー、そういやアズマん見えるんやっけ。
[『マジで増えた』のは不運命共同体のメンバーではなかったけど、違和感少なく続いた会話。
話すべきかどうか悩み、サキの声に唸る]
うーん、夏の暑さに蜃気楼見えたみたいやねん。
つかれてんのかなー。
[憑かれてます、思いっきり]
[ 何だか一部反応の奇妙な皆の代わりに、
叩かれる扉を開きにいって、]
なんだ、また増え……
[ がらがら、ぴしゃん。
閉めました。]
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