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―昨夜―
[ゲルダとマテウス、そしてウェンデルの会話を聞いていると、耳に届く声に懐かしさと、いくばくかの安心をを覚える。
コップの中身を飲み終えるまで耳を傾け、食器を片付けてから、自分も部屋に戻った。
二階に上がり、空いている部屋を探してそこに荷物を下ろす。
窓には白い雪がまだちらついていて。
この分だと積もるなと思いながら、荷を開く。
1番上には古い木箱。それにそっと手を置いた。]
…大丈夫。
すぐにきっと、よくなる。
[細い指を、つ、と箱に這わせ。
自分に言い聞かせるように呟いて、その日はすぐに、眠りに落ちた。
*浅い眠りではあったが。*]
いいえ。
私も食べるところでしたから。
[用意した食事を、ベアトリーチェへと差し出す。
普段通りの行い。気も抜けていた。ゆえに注意は薄く。
袖口から覗く左手の甲の朱の痕は、隠しそびれていた]
……分からないならば、探す。
確かに、その通りだねえ。
普通の人間では、人狼と人間の違いは分からない。
伝説には、そう描かれているのだから。
そう、普通の人間にはね。
[息を一つ吐き、言葉を連ねる]
エーファちゃん。
貴方は、伝説にある通りの、不思議な力を持っているのかい?
そう考えると、エーファちゃんが、「はじまった」と言っていることも、私には納得がいくから。
なんで、こんなものが置いてあるんだか……。
[呟きながらも惹かれるよに近づくのは。
遠い記憶のなせる業、か。
埃を払い、蓋を開いて、鍵盤を弾く。
澄んだ音が、一つ、響いた]
……暇つぶしの種にはなる、か。
貴女の方がベアトリーチェ。
もう一人知らない子が居たら、その子がエーファなのね。
[集まった人々の内、耳慣れない名前はたったの二つだから。
椅子に座って、少なめに盛った食事に手を付け始める]
[内心でひたすらわたわたしながら、ウェンデルさんの差し出した料理を受け取る。]
ありがとぅ...(後半は声にならない)
あれ?ウェンデルさん、怪我してるの?
[ふと、手の甲の朱に気がついて。]
[あれは…]
[子供は、老婆の顔をじっと見つめ、ゆっくりと首を横に振る]
探す力は、ない。
だから、あのこはいなくなった。
でも、またはじまった。
[視線が窓の外へと戻る]
………きっと、ここに来たから。
あ…はい、そうだと思います。あの、もう1人って、昨日乱暴につれてこられてた子、ですよね。
[ゲルダさんの確認に応える。]
[わたしもテーブルに着くと、]
いただきます。
(もぐもぐ)
わぁ…おいしい!
これゲルダさんが作ったの?すごくおいしい!うちのおばあちゃんにも負けてないよ!
[鎖は幾つも絡み合い、浮き上がっては沈んでゆく。
何度目か、それを振り払うよに右手を大きく投げ出した]
っつ。
[掛布が滑り落ち、冷えた空気が肌を撫でる。
翠に映る天井は見慣れた家のものではなく]
…ああ。
影響されすぎだろ。
[自嘲するように息を吐いて起き上がる。
ピシャリと顔を叩き、シャツと上着に手を伸ばした]
え、……ぁ。
[ありありと浮かぶ、しまった、という表情。
料理を渡した後だったのは、幸いな事]
…ええ、いつの間にか。寝ぼけているうちに、何かやってしまったんでしょうか、ね。
寝相は悪くないつもりなんですが。
後で、手当てをしておきます。
[矢継ぎ早に述べ、]
乱暴……
ああ、昨日の子でしょうか。
[名は知らずとも、想起する対象はあった。
話題が移ったのを機とばかり、トレイを用意して]
食事を運んだ方が、いいかもしれませんね。
……そう。
探す力はない。
けれど、他に不思議な力は持っている。と、そういうことね。
[老婆が大きく息を吐いた]
もしかしたら、貴方は『象徴』もしくは、『指導者』―――はたまた、『守護するもの』なのかもしれない。
けれど、それは他の人に言ったら駄目よ。
それを言うことにより、エーファちゃんは『生贄』となるかもしれないのだから。
それはとても危険なこと。
だから、ずっと黙っていなさい。ね?
[老婆が最後に優しく笑った]
じっとしててもおさまらねえよな。そうだ、ゼルギウス。あいつなら。
[ふらふらっと起きあがり、一階広間へと移動。青白い顔で椅子に腰掛けてその場にいた誰に聞くともなくゼルギウスの所在を訪ねた]
[しばらく眩暈を抑えるようにじっとして居たが]
……流石に動くか。
薬飲もう…。
[そのままで居る訳にも行かず]
[身嗜みを整えると仕事道具を肩にかけ]
[そのまま厨房へと足を向ける]
─二階・自室→ 一階・厨房─
[ウェンデルとベアトリーチェの声に微かに首を傾けて]
怪我?
薬師様がいらっしゃるし、後で見せる?
[抑揚の乏しい声。
翠玉はベアトリーチェへと向いた。
語られたのは、自身の知らない昨日の出来事]
乱暴に…なの?本当に災難ね。
[褒め言葉に、こくり、と頷き]
普段から仕事でやっているから。
毎日やれば慣れるよ?
[子供は、老婆の言葉には頷かなかった。その優しい笑みを見ようともせず、じっと白い世界を見つめていた]
ヨハナは、人狼?
[そうして、老婆の言葉が途切れた後、やはり、世間話のような口調で尋ねる]
[手遊びの音色紡ぎは、やがて連なる一つの旋律へ。
足元に降りた猫があわせるように尾を振るのに、微か笑みつつ。
緩やかな音を生み出して行く]
……覚えてる、もんだな。
[零れ落ちたのは、そんな小さな呟き]
いや、平気だよ。
そんなに酷くもないから。
[ゲルダに答えると、厨房の奥へと引っ込み、料理を装った食器をトレイに並べていく。
内までは、音色は届かなかった]
[エーファのその率直な問いに、老婆はしばし目を丸くしていたが、やがて大きく、口に手を当てて笑い出した]
ほっほっほ……。
もしも、私が人狼ならば、このようなこと言いますものか。
そんなこと言い出す前に、貴方をペロリと食べてしまえばよいだけですよ。
それに、エーファちゃんの安否を気にする必要すらありませんから。
[言葉の最後にもう一度微笑み]
大丈夫。私は人狼じゃないですよ。
それでも、私が怖いようならば、他の人に退治してもらいましょうか?ふふ。
[そこまで言うと、ヨハナはよっこいせと立ち上がり、エーファへと手を差し伸べて言った]
それよりも、そろそろお腹空いてきたでしょう?
きっと、下のほうへ行けば、何か食べるものがあるでしょうから、そちらのほうへ移動しましょうか?
[窓を開き、テーブルに置いておいた箱を手に取る。
不快感の残滓を煙と共に外に吐き出す]
ん?
[風に乗って届く音の欠片。
次第に旋律になってゆくそれに耳を傾ける]
誰が弾いてんのかね。
随分と達者なものだ。
うん、なんだか、無理やり連れて来られてた。その…エーファちゃん。
慣れ…かぁ。うん、きっとすてきなお嫁さんになれるね、ゲルダは!
[そこへ、二階から男の人が降りて来た。]
あ、薬師さんなら、まだおやすみじゃないかなぁ。
わ、顔が真っ青ですよ、大丈夫?
─ 一階・厨房─
[ふらりと揺らめくような動きで厨房の扉を開け]
[物音に視線を向けると金の髪が目に入る]
…ウェン君?
何か作ってるのか?
[未だ肌を蒼白にした状態で声をかけた]
そうね。少なくてもスープなら温まるし。
落ち着くと思うから。
[部屋の場所を知らないゆえに、頼むよう頭を下げた]
ピアノの音?
誰が引いてるのかしらね。
[この場所で弾けそうな人間は酷く限られていたが。
馴染みのある声に振り向き、二度瞬く。
普段ならば見れぬ程、顔色が悪いようで]
ゼルギウスはまだ広間には来ていないと思う。
…大丈夫?
人狼じゃ、ない。
[子供は、その言葉を疑いはせず。ただ、僅かに落胆したように肩を落とした]
怖くは、ない。
[人狼ではないなら、という意味なのか、そうであってもという意味なのかは、やはり定かでない言い方で、その言葉を証明するかのように、窓の傍からヨハナの方へと歩み寄った]
おなかは、空いた。
[ベアトリーチェに心配されて力のない愛想笑いを浮かべる]
ああ、あんまり大丈夫じゃねえな。
すまないが、水を一杯持ってきてくれないか。ええと……
[イヴァンは未だ顔見知り以外の名前を知らない]
[イヴァンの姿もここからは見えず、ゼルギウスがやって来たのは広間側とは別の入り口からだったのは、不運と言うべきか]
え。
[叫びはしなかったものの、一瞬固まった]
……おはようございます、ゼルギウスさん。
作ったのは、私じゃなくてゲルダですよ。
それより大丈夫ですか、
[気を取り直して切り出した会話は、ベアトリーチェの大声に遮られた]
はい。
それじゃ、行きましょうか。
……足元に気をつけるんですよ。
なんといっても、昨日は寝たきりだったのですから。
[老婆は優しくエーファの手を引いて、階下へと降りていった]
―2階の部屋→1階 厨房―
おはようございます。
何か、いただけるものはございますか?
[只事ではない様子に、訳のわからぬままにカップに水を汲み取り]
調子が優れないようでしたら、広間で座っていて下さい。
……とも言っていられないでしょうか。
[ゼルギウスに声をかけ、広間に赴く]
ウェンデルさーん!
[厨房に駆け込んだわたしは、そこに目指す薬師さんが、さっきの男の人(そういえば名前を知らない…)と同じ顔色でいるのを見つけて。]
あ、薬師さん!助けてくだ…さ…?
うわぁー…。
[どうすればいいか分からなくて固まった。]
[灰を落とすこと数度。右手の中身を潰すと窓を閉めて]
行くか。
[部屋を出て階段を下りる。
広間には複数の人の気配があった。
何となく避け、二階で聞いた音を追いかけた]
―二階→一階物置―
―広間―
[少なめの食事は、終わるのも早い。
食器を揃え、口許を拭う]
今はヨハナ様が傍にいらっしゃるとか。
それなら、これからは酷い事にはならないと思う。
[名前の呼び捨てを気にした様子は無いが。
すてきなお嫁さん。
子供らしい物言いに、無表情のまま、沈黙が暫し]
…料理だけじゃ、貰い手は多分出ない。
[駆け込んで来たベアトリーチェはすんでのところで避け、]
ああ、ええと。
ベアトリーチェさんはこちらをお願いします。
[端的に指示を出して、広間へ。
辿り着いた先には、イヴァンの姿があり]
……イヴァンさん?
二日酔いじゃあ、ありませんよね。
[つい確認したのは、恐らく幼い頃の恨みの所為]
ん、おはよ。
そっか、ゲルダちゃんか。
なら味の保証は確かだね。
[いつもの笑みを浮かべようとして、逆に弱々しいものが浮かんだ]
[未だ精神の安定が取れていないのだろう]
[ウェンデルに返しながら流しへと向かい、グラスに水を注ぐ]
[薬箱から安定剤を取り出すと、グラスの水で流し込んだ]
…っは…。
ん、何か言った…。
[遮られた言葉を聞き返そうとして]
[聞こえた「倒れそう」との言葉に声のする方に視線を向けた]
…どうも、仕事みたいだな。
俺のはその内戻るから、大丈夫。
[再びウェンデルへと視線を向け、浮かべた笑みはいつものものに少し戻っていた]
平気、今行くよ。
[固まってしまったベアトリーチェに苦笑を漏らし]
[すれ違いざまにその頭にぽんと軽く手を乗せて直ぐ離して]
[幾分しっかりとした足取りで広間へと歩を進めた]
[ヨハナの後について、ゆっくりと、自分の足で階段を降りる。見知らぬ顔ばかりの人々の前に立つと、頭も下げずに、子供は、じっとその一人一人の顔を見つめた]
え、ここをって、えー…
ゼルギウスさん、大丈夫です?が、頑張ってー
[わたしは、自分でも見当違いかなぁ、と思う努力を*続けた*。]
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