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……さて、どうするか。
俺にとっての確証は、アーベルと、双花が人である、という事実のみ。
[呟きに、猫が不満げな声を上げる。
見やれば、睨むように見上げる眼]
……わかってる。
家主殿は……信じたいさ。
[零れたのは、小さな本音と微かな笑み。
笑みは、猫にだけ向けるもの。
机の上、眼鏡を収めた小箱を軽く見やり。
ゆっくりと、起き出す。
ここにいても、何も、始まらないから、と思い。
いつものよに猫を肩に乗せ、部屋を出た]
…生きている。
[呟く。]
今日は。
誰か、死んだんだろうか。
[自衛団長以来、犠牲者は出ていない。
単に事実を音にしただけ。
それでも、以前より抵抗がなくなっているのを感じる]
[信じようと信じまいと、終わっていないと、花が報せる。
その手が何処まで伸びているかを見ようとはせず、衣服を変え、階下に向かおうと扉に手をかけた]
─二階・廊下─
[部屋を出て、ふと感じたのは人の気配]
……ん。
[見やった先には、座り込む子供の姿。
あれは誰の部屋だったか、と考えつつ]
何、してるんだ……?
[訝るように呼びかけるも、答えはなく。
とりあえず、そのままにはできまい、とそちらへ足を向ける]
[どうして]
[訊ねられて食事の手が止まる]
[少し前までははきとした理由が思い出せなかった]
[けれど今は]
……昔、病気の子を助けられなかったことがあってね。
自分が病気であると分かっていても、明るく振る舞う子だった。
ベアタと、雰囲気が似てるんだ。
その子を助けられなかった分、君を助けたくて、力になりたくて。
[語る間、真紅はベアトリーチェを捉えず宙を彷徨い]
[かつてのことに思いを馳せるよに瞳は遠くを見る]
[誰かをベアトリーチェに重ねていることは少女にも理解出来ることだろうか]
……おい、どうした?
こんなところで寝ていると、風邪引くぞ?
[歩み寄り投げかけるのは、日常的な言葉。
肩の上の猫も、同意するように一つ鳴く。
微かに開いた扉の向こうに、人の気配があるのも感じて]
大体、そこにいたら、そこの部屋の主が出入りできまいて。
[声をかけるライヒアルトを見上げ、肩ごしに扉を見て、子供はふらりと立ち上がる]
ライヒアルトも食べられていない。
[声は不思議そうに響いただろう]
…そう、なんだ。
[一瞬、視線が泳ぐ。]
へー、責任感があるんだね、ゼルギウスさん。
[なんとなく、面白くない。声もちょっと不自然に棘がでた気がする。]
…。
[別になにがあったわけじゃない。わたしはそう思い直すよう努力して、心を切り替える。]
ねぇ、下にいかない?何が起きてるのか分からないのは不安なの。
[声が二つ。
誰のものか、考えるまでもなく知れる]
…、ずっといたんですか。
[動く気配の後に、戸を開いた。
怪訝な眼差しを向ける]
[立ち上がる子供の言葉。
不思議そうな響きに、一つ、瞬く]
……食べられていない?
[何の事かと。
悩むのは、僅かな時間]
……人狼に襲われた者がいない……のか?
[そう言えば、団長の死の時は感じたものは、未だに感じてはいなかった、と。
今更のように、思い至った]
/中/
今日の襲撃どうしよう。
RP的にはそっちが行くとして、ターゲットは誰にしようか?
時間までに、守護者についてヨハナさんが上手く聞き出したらナターリアさん、そうでないなら、ライヒアルトさん?
責任感と言うよりは、償いに近い、かも。
[病気を治すと言って治せなかった]
[護ると言って護れなかった]
[それを繰り返したくないと]
[強く願う]
[それが人として歪んだものになっていることには]
[未だ気付いていない]
ん、ああ。
何か変化があったかも知れないな。
…でも、大丈夫か?
[昨日のことを思い出す]
[イヴァンに人狼と告発され、震えていた目の前の少女]
[また何か言われぬかと心配を募らせる]
[出てきたウェンデルの問い。
子供の答え。
意識を失った後の事は知らないが]
……あのなぁ……。
もう少し、状況を考えて、動いてくれ……。
[双花は人狼を引き寄せる。
その実例を間近に見ているだけに、ため息まじりの言葉が口をついた]
[昨日のことを思い出す。ふる、と一瞬体が震える。]
[けれど]
…平気。
…じゃ、全然ないけど。でも隠れててもきっと何も解決しないよ。
ううん、多分もっと悪くなる。
…負けちゃ、いけないんだ…。
ウェンデルか、ライヒアルトが食べられると思った。
[ためいきをつくライヒアルトに、子供はやはり淡々と告げる]
ぼくのことを、たぶん、人狼は知らないから。
―厨房―
作る気はするけど、食べる気はしないな。
[呟きの通り、火にかけたハムとザワークラウトのスープも、味見をしたきりそのままで]
果物だけとか。
[置いてあった袋の中から、手ごろな大きさの林檎を取り出して机に置く]
[ライヒアルトの内心は、知る由もない。
彼の答えを期待しているわけでもなかった。
あの力の事を言われるだけと思ったから。
端的に答える子供の、視線を受け止める]
…そうですか。
付いて来ても、何もありませんよ。
貴方の命が危なくなるだけだ。
[言ってすぐに顔を背け、階段へと歩みだす。
食べられる。
その台詞を受け、肩が僅か震えたが、歩は緩めなかった]
[歩き出すウェンデルを子供は黙って見送る。夜が終わり、今はまだ人狼の動く時ではないと知っていたから]
……気をつけて。
[そうと知っていながら、口にした言葉の意味を子供は知らない]
直接、確かめたわけではないが。
……今の所、生命が消える気配を感じては、いない。
[ウェンデルの問いに、返す言葉は簡潔。
しかし、階段へ向かう背に答えは届いたか否か。
子供の答えには、また、大げさにため息をついて]
……知る知らないの問題じゃないだろうが……。
―回想・ライヒアルトの部屋―
そんな言い方をするな。
[タチが悪い。同じ力を持っていた人物の顔が重なりかける。
短く断じたその言葉だけは迷いがなかった。
最後に返されたのは聞こえぬ振りで]
さて…。
[脳裏に浮かぶものがあった。
その場で暫しの逡巡。一つ頷き自室へと戻る。
考え事をしながらの歩みは、他者の存在に気付くことなく]
…うん。
ベアタは違うんだから。
隠れる必要なんてない。
イヴァンが嘘をついてるなら、それを暴かないと大変なことになる。
[ベアトリーチェが人狼であろうが無かろうが関係は無い]
[野放しに出来ないのは、ベアトリーチェに害をなそうとする者]
[自分にとって重要なのは、ただそれだけ]
じゃあ行こうか。
食器も片付けなきゃ。
[食事を終えた皿やカップをトレイに乗せると、それを持ち部屋を出ようと足を向けた]
……守護者……守り手。
[ため息をスルーする様子に、可愛げねぇ、と思ったのは一瞬。
こちらを見つめながらの言葉に、微か、表情は険しさを帯びる]
なるほど、な。
それならば、納得できるか。
[林檎を剥くのに果物ナイフを探す。
これまで使っていた料理用のものでは、僅かにやりにくいだろうと思って]
…折り畳みのも、あるんだ。
[掌に収まる大きさのそれは確かに使い勝手がよさそうで。
一度、滑らかに刃が取り出せる事を確認してから、エプロンのポケットへと入れた]
あ、果物ナイフ。有った。
[改めて、もう一つのナイフを取り出して、それで林檎を剥き始める。
手の動くまま、一個の林檎は8匹の兎へと]
[ライヒアルトの声は届けど、子供の台詞は届かず。
力在るものの事は知れど、ウェンデルは『場』の事は知らない]
…本当にいないのなら、彼が人狼だった?
いや、しかし、それなら、……あの騒ぎは。
[まだ認められずにいる。
罪なきものを殺めたと。
逃げ場を捜すように、呟きを零した]
[広間の近くで歩みを止める。
床板の色とは異なる染みは、残されたまま]
―現在・二階自室―
[木を削る音が響く。何度も何度も]
こんなところか。
[木片を払う。掌大のそこに彫り込まれたのは白百合の花。
本業ではなく趣味の範囲だった。
作品に細工をするのは本来、細工師の仕事で]
師匠のようにもいかないが。
[下に名前を刻んでゆく。Abel=Arendt]
全てが判明するまで、きっと何もしてくれないだろうから。
今はどうかこれで。…許してくれとも、言えないけどな。
[絶望に染まっていた瞳が今更ながらに思い出される。
そう、人間だというのが真実に聞こえるのは。
あの色を見てしまったからもあるのだろう]
……それは、間違いなかろうな。
守り手の存在は、疎ましいはず。
[眉を寄せる様子に、小さく呟いて]
誰、か。
……力の事を知るならば、俺以上に慎重に動くだろうから。
早々、姿は見せんと思うが……。
[窓際に置かれた標。
外にとも思ったが、見咎められるのも面倒だった]
そういや、ご同類だったっけ。
[ポケットから取り出した箱の中身を一本添えて。
もう一本に火をつけると、暫し無言のまま煙を揺らした]
[万年筆は片隅に転がっていた。
しゃがみ、拾い上げる。
暗がりでは、黒ずんだそれは、インクにも見えたが。
それとは異なる、乾き、こびりついた液体]
[結局のところ口に出来たのはたったのひとかけらだけ。
残りは色止めをして、皿に載せる]
今の状態で、人が作ったもの…食べられる人居るのかな。
[呟きは今更のようでもあったけれど。
それを手にして、向かう先は広間]
―→広間前―
ウェンデル。
[広間に程近い所。
柔らかそうな金の髪を見て、名前を呼ぶも。
それ以上は、言の葉に詰まったように口を開けず]
そう簡単にわかるようでは、守り手としてどうかと主うんたが。
……っと。
[あっさりとした様子で、階段へ向かう様子に。
はあ、と零れるのは、ため息]
……態度は正反対だが。
自分に無頓着としか思えん所は……ユーリィそっくりだな。
[ため息混じりに、呟く。
亡き友の愛称を言葉に織り込んだのは、無意識か]
[見るには、ちょうどこちらに向かってきていたようだから。
手に持った林檎の皿に翠玉の眼差しを落とす]
スープ…作ってあるよ。要らないなら良いけど。
[僅かに挟まれる沈黙は、躊躇いの形]
一緒に、広間で食べない?
-回想・廊下-
[ライヒアルトに対するゼルギウスの返答は大方予想もしていた答えで]
あのときのアーベルは普通じゃなかったしな、俺からはなんともいえん。
話はもう聞けない…、死人は口聞かないしな。
[イヴァンの話を聞けば]
たしかに初めて能力?使ったとか言うとき、
エーリッヒが人間じゃないっていったときもいつもと違った様子だったな。
[そう感想を述べて、イヴァンとライヒアルトを信用していない旨を聞けば]
その気持ちはよくわかるわ。
[と応えて、立ち去るゼルギウスを見送った]
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