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[ザァ――][雨に似た音が耳を覆う]
[他には何も聞こえず、見えない。
熱い湯がこびりついた血を流して、傷口に染みる。
けれど、いない人々はもう、あたたかさも痛みも知ることはないのだ]
そして、
そのうち一つは、
僕が奪った、か。
[確かめるように、言葉にした。
薄く開いていた眼を閉じる]
[*滴が頬を打った*]
―外・薪小屋―
ふむ。やっぱりありませんね
[斧がない]
[困った顔をした]
割ろうと思ってましたのに。
まあまだ…薪はありますか
[それを広間に運んで、*しばらく転寝*]
─森の何処か─
[白い雪の上、点々と続く、四足の足跡。
獣のそれの、その先には。
木にもたれて眠る、蒼い髪の青年。
その表情は、乱れた前髪に隠され、伺う事はできず。
辛うじて見える口元の、歪み。
それが──その心の内を語るのみ]
[『無理をすると、壊れる』。
銀のコエのコトバ。
それは、理解してはいたけれど。
何とか押さえ込もうともがいていた。
血を求める渇き。
肉を求める飢え。
生ける者が自然に持つそれらの欲求は、容易く押さえ込めるものではなく。
限界が、訪れて]
─回想/昨夜─
……つうか……そろそろ、限界ってヤツ……?
[ユリアンを部屋まで送り、自分の部屋まで戻ったものの。
気力が続いたのは、そこまでだった]
はは……飲まず喰わずは、一日が限度って……ナニコノ、不便な身体……。
[零れ落ちたのは。
声か、それともコエか。
分かたれるという選択肢も、従うという道も選ぼうとしない、心とココロ。
軋みが、痛い]
…………。
[軽く、唇を噛む。
ブランデーの瓶を手に取り、中を乾した。
渇きは静まらない。
酔いに浸ることもできない]
……ちっ……。
[苛立ちを帯びた呟き。
瓶を、テーブルの角に叩きつける。
破砕音。誰かはそれを聞いたろうか。
できた破片を掌の中に握り込む。
鋭い痛み。
しかし、それでも、身を焼く疼きは鎮まらず]
はっ……ホントに……厄介……。
[零れる嘆息。
最早、手段が一つしかない事は、理解していたから。
動いた。
緋色の本能の導くままに]
[その際に、幼い頃から知っている少女を選択したのは、何故だったのか。
理由は、はっきりとはわからない。
もしかしたら、聞きたかったのかも知れない。
今、ここで起きている事。
自分たちを捕えている『システム』を。
本気で受け入れているのかを。
その、絡みつく蒼花の定めを]
[『狩り』自体は、酷く単調だった。
元の身体能力においてすら凌駕しているというのに。
そこに、獣の俊敏さが加えられた今、少女を捕えるのは容易く。
押さえ込み、声を上げられぬよう、意識を失わせる。
もしかしたら、無意識の内に少しでも痛みを感じさせぬように、と思ったのかも知れない。
狙いを定める。
柔らかな双丘の一方、その奥で脈打つモノへ。
必要以上の傷をつけようとは思わなかった。
それも、獣ではなく人のココロ故か。
爪のみを具象した手の一撃は、的確に急所を刺し貫き。
鼓動していたそれを引きずり出す。
衝撃に、少女の身体が大きく跳ねる。
血の香りに陶酔した意識に差し込む、不可解な痛み]
……ああ。
[零れる、コエ]
……オシマイ、か。
[コトバと共に、蒼の瞳から、雫が零れて、消えて。
高まるあまい香りに。
意識が酔う]
[突き動かす緋色の衝動。
それに逆らう事はなく。
蒼き風の狼は、自らの意思で得た獲物を喰らう。
鼓動の源は食い尽くされ。
その目はやがて、動かぬ少女の蒼へ。
低い、唸り。
鋭い牙は、蔦のよに伸びたあおを、喰らう]
……あは。
[緋色の意識に、零れるコエ]
あはは……あはははははははっ!
[響く、響く、笑いゴエ。
妙に愉しげで。
酷く哀しげで。
陶酔の中に感じる痛み。
壊れそうな心地がして。
外へと、飛び出した]
─森の何処か─
[どこをどう、駆けたのか。
白と、黒の、森の奥。
しんと静まり返ったその場所で。
蒼の髪の青年は、いつしか眠りに*身を委ね*]
―二階―
[夜明け前、まだ暗い内に神父が戸を叩くのを男は聞いた]
どうした?
[問い返すと、ナターリエかブリジットを探しているという返事と謝罪。詳しい説明はなかった]
[神父が立ち去った後、男はナップザックを手に部屋を出る。廊下の向こうから隠しようも無く漂ってくる濃い血の匂い。引き寄せられるように近付き、僅かに開いていた扉の隙間から、その光景を見る]
………。
[ゆっくりと扉から離れ、神父が戻って来る前に階下へと降りた]
中/
私用中なので顔出しだけ。
ぁー。うん、それは確かにと…。
もどったら前出るようにしていきます…うん自分なりn(弱
そして本日の吊り襲撃はどうしましょう。
吊りは今日も委任のままで、襲撃は一応、ですがイレーネにしてあります。
そして少し離席。。
[男は人目を避け、勝手口から外に出る。目指したのは慰霊の石碑。無論祈りを捧げる為ではない]
無駄なあがきってやつかもしれねえけど、な。
[呟いて、石碑の裏の土を、ダガーを使って掘り返す。簡単に見つからない程には深く。掘り返すに時間がかかり過ぎない程度に浅く。やがて、幾分かの時間をかけて掘られた穴の底に、ナップザックを置く。土をかける前に、自分のコートで覆ってから埋め戻した]
/*
お疲れ様ですー。
んー、待ちの姿勢に入っちゃってるから、周りもつつきにくいんではないかと。
ブリスは今まで後退気味だったから、起爆ポイントがわからないのと、あと、起爆させていいかがわからない(村視点LWがはっきりしてない)から、扱いあぐねてるのかな、とは。
なんで、自分からどっか突っ込んで、弾けるしか。
俺が集会場にいるとみんな突っ込んでくると思うんで(そうなると確実に吊られる気がががが)、しばらく大人しくしてますから。
吊りは現状、取りあえず保留。
襲撃は、イレーネは多分、エンディング分岐のキーになるから残しといて、むしろ本筋取り残され気味のミハエルかな、と。
*/
[シャワーを浴びた後。
広間のソファでぼんやりと膝を抱えていた]
[アーベルに、知らせないと。
暫く経ってから、そう思い当たった。
……本当はもっと早く、真っ先に浮かぶべきだったのに]
[避けていた]
[視界の端で、炎の赤が揺れていた]
……な……俺は…寝てたのか…
[いつ眠ったかも覚えていない。いや、寝ていたことにも気づいていなかったというべきか。そのせいか時間の感覚も薄い
常ならば、眠っていたとしても、周囲に警戒をする余裕は残しているというのに
その感覚は、なんとも懐かしく]
…ふん…偶然で済ませていいものなのかね
[手の平で顔をそっと覆うようにして呟く]
[誰かが広間から出て行くのが見えた]
[追いかけるかどうするか]
[しかしそんなことがすぐには浮かばないくらい、寝ぼけている]
--回想・二階個室--
[この間と同じ配合をした香を、同じように小袋にいれようと袋を開いた所で。][順に扉を叩く音が聞こえた。][手を止め、扉の方を見る。]
[ドアを叩かれるのを暫し待っていたが、それが自分の部屋を訪れることはなかった。]
[音は順に別の部屋のドアを尋ねあるき。][少し離れた場所で、音の後に、ハインリヒの声と、クレメンツの声が聞こえた。]
[そこから、扉を避けていたのが誰だったのか、を知る。]
神父さん、か。
[そして音を立てないように扉をあけて、一人階下へと。]
--→広間--
[暖炉の中に、小袋を放り込み薪を足す。][そこからのぼる煙は、ほとんど何も変わってはいないが。]
[獣と同じ嗅覚を持つ者であれば、僅か引き寄せられるような、甘い蠱惑的な匂いを嗅ぎ取れたろうか。]
[暫く炎を見つめ。][そして、そのまま暖炉の前でうとうとと。]
[二階の廊下。
朧げな記憶を辿り、部屋を探し出す。
一つの扉を、ノックして]
……アーくん?
[静寂。返答はない。
試しにノブを回すと、扉はあっさりと開いた]
/中/
もどりました。諸々お手数おかけします…orz
起爆ポイントは一応、イレーネ辺りを想定してます…(聖痕者だから
他の人にも突っ込まれたりしつつ(ぎぎ
それじゃ襲撃は一応おまかせにしておきます。
--現在・広間--
[誰かが出て行く音と、立ち上がるような音とで目が覚める。]
…神父さん。おはよう、ございます。
[挨拶を紡ぐ彼女の声色は、いつものそれと同じように。]
[人影は、ない。部屋を間違えたのか。
けれど、机の周囲に散らばる煌めき――瓶の破片が、それを否定した]
……。
何、してんだか。
[呆れたような口調。声は、違った。
ざわめくような感覚。嫌になる。過敏になっているだけだ]
[一歩、二歩と近づいて、しゃがみ込み、欠片のひとつに触れる。
べとりと、指先に、何かが付いた]
[ 赤 ]
本当に。
[探している間に彼女の声が後ろから聞こえた]
おはようございます、ブリジット君
[探していた手を止め、微笑む]
よく休めましたか?
/*
お帰りなさいですよ、と。
いやいや、残るならここらでネタ温存しないとなんないんで、俺も。
むしろ、フォローしにくいポイントにいて申し訳なく。
多分、突っ込みくると思いますっ。
マテウスが香ネタとか拾ってたし(確か)。
なので、ファイト!
フラグ足りないようなら、赤サイドからもフォローできるようにロール回していきますのでっ!
*/
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